2016.03.27 三里塚全国集会に参加

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3.27 三里塚全国集会に「三里塚勝手連」にて参加してきました。

チラシ2016.03.27 三里塚全国集会

3・27三里塚全国総決起集会
~最高裁による強制収用許すな!
 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!~
日時:2016年3月27日(日)12時~集会 15時~デモ
場所:成田市赤坂公園
主催:三里塚・芝山連合空港反対同盟(北原事務局長)

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※以下、画像クリックで拡大

開会の少し前。今回は初の試みだと思うのですが、正式開会前の準備中にオープンマイクのフリートークを受け付けておられました(左)。発言者は本集会で発言枠のとれなかった党派系の方が多かったかな。え?私?絶対無理ですって(笑)。

会場の後方では50年目の三里塚の歴史を振り返る写真パネル展が公開されていました(右)。あらためて三里塚闘争のすごさと国家権力の非道さに思いをいたす写真の数々でした。

フリートークもそろそろ終盤で、この頃にはもろ党派の方々の発言が続きます。以前は本集会の最後に組み込まれていたのですけど、集会前のフリー枠にまとめたのかな?この間に会場の中を見て回ったりしてたので、あんまり聞いてなかった(ごめん!)

左の写真↑はこれ全員が公安私服刑事です。つか、そのほんの一部。実際はこの何倍もいます。80年代は今の半分くらいしかいなかったんですけどね。なんで闘争が「沈静化」して仕事が減るにつれ、逆に人数が増えていくのか謎です。官僚機構の弊害を感じますね。
公安って一種の聖域ですからね。言われるがままに予算が増えていくという。「聖域なき行政改革」とやらはどこにいったのかと。刑事さんたちを今の税金泥棒から救い出すためにも、この人数に見合う闘争をしないといけませんね(^O^)。

右は三里塚空港反対同盟の幟旗。以前は大きな通常の反対同盟旗しかなったのですが、何年か前からこういう幟(のぼり)を多数用意されて、各種の集会に参加する時にも使い勝手がよく目立つようになりました。

集会開始前に見て回っている間に撮った会場の様子。
参加者数はざっと800人くらいかなと思ったのですが、主催者発表では740人でした。デモに出る時にカウンター片手に数えておられましたから、集会場からデモへの過程で少し減ったんでしょう。
会場後方にはわれらが「三里塚勝手連」の旗が(((o(*゚▽゚*)o)))

フリートークの最後に共産同(統一委)からのアピール。勝手連の旗もひるがえる中、まもなく集会も開始です。

本集会開始です。いつもは最初に北原事務局長からの主催者挨拶からはじまるのですが、現在は体調を崩しておられ、ご高齢ということもあって、大事をとって文書アピールの代読という形になりました。

続いて北原さんのかわりに萩原富夫さんから主催者挨拶がありました。亡くなられた萩原進さんのかわりでもありますから、集会の基調的な発言でもあります。
安倍政権による市東さんの農地取り上げとの闘いや、TPP、沖縄との連帯など農民としての立場からの提起が続きますが、後半に「反対同盟(旧熱田派)との共同」を打ち出されたのは驚きました→発言内容(関実ブログ)

80年代の闘争分裂時に、熱田派に行った人たちとも一緒にやりたいというのは、北原派でも闘争分裂以降に参加した若い世代を中心に底流ではもはや主流的な思いだと感じていました。ですが中核派などのいわば表面的な組織・団体としての色分け的には、熱田派を今でも「脱落派」などと蔑称で呼ぶのが一般的で、この蔑称を使わないと中核派の中央指導部からは睨まれるような状況の中、よくぞ思い切って代弁してくれたなと。

しかしいずれにせよ、これは支援の問題である以前に、農民内部のデリケートな問題だと思う。農民以外の外部の人間が口をはさんだり、妨害したり、影響力を行使して自分の思うように持っていこうとする態度は慎み、農民が自由にものを言って行動できるように見守っていきたいと思っています。

関西実行委、動労千葉などに続いて、関生労組の西山直洋さんが挨拶にたたれました。
西山さんは「三里塚闘争の未来が切り拓かれた」と萩原さんの提起を高く評価し、同時に生産の現場でストライキを辞さない労働者の闘いなくして、あらゆる闘いの勝利の展望はないこと、大阪では戦争法反対の政治ストライキを闘い、辺野古闘争にも生コン車で駆けつけて連帯しつつ闘ったことなどを報告されました。→発言内容(関実ブログ)

↑動労福島からの発言です。
演壇側からも会場を撮ってみました。

2016.03.27 三里塚全国集会

集会第一部(福島・沖縄・三里塚をひとつに)の最後に、沖縄から、名護市政の与党議員で「市東さんの農地を守る沖縄の会」メンバーでもある川野純治名護市議が登壇。大きな拍手で迎えられました。→発言内容(関実ブログ)

あとで聞いたのですが、川野さんは前回選挙では基地賛成の利権派から、学生時代に沖縄闘争にかかわった経歴(本人もすっかり忘れていたそうですがw)から、「元過激派」だ、「極左」だと激しい誹謗をうけたところ、なんとその宣伝のせいで逆に票が増えたそうです。痛快ですね。

フリートーク、連帯挨拶、第一部(福島・沖縄・三里塚をひとつに)と続いて、本集会も半ばを迎えたところで、歌のコーナーがあり、一息をいれました。手拍子、合唱、踊りだす人もいました。(↓動画)

後半は市東さんの農地取り上げに抗する農地裁判勝利に向けての発言となりました。最初に市東孝雄さんが発言に立つと、会場から大きな拍手がおこります。

市東さんからは耕す農地を守る裁判闘争の現状と高裁に向けた署名運動などが語られ、署名や傍聴への協力が呼びかけられました。また、沖縄の辺野古の闘い、この前日に代々木公園で行われた反原発統一行動への参加の体験などから、「国策と闘う幅広い人たちと連携し沖縄・福島・三里塚を一つに闘いたい、根っこは同じだ」と決意を語られました。→発言内容(関実ブログ)

続いて、反対同盟弁護団からの発言。

上左から一ノ瀬敬一郎弁護士、大口昭彦弁護士、葉山岳夫弁護士からの報告。

↑「市東さんの農地取り上げに反対する会」のみなさんからの挨拶。
最初に発言に立ったやまぐちちはるさんからは「皆さん方は本気で市東さんの農地を守る気があるのですか」と厳しい声が出ました。

故萩原進さんの最後の演説も「君たちは勇ましいことばかり言うが具体的に農地を守る気があるのか」みたいなものだったと思う。自分らの主張や「路線」にこだわって宣伝し、勇ましい演説ばかりするのもいいが、どうやったら闘争の輪を広げて農地を守れるのか、ここでも「沖縄のように闘おう」の合言葉は生きてくると思う。萩原富夫さんの(そして進さんの)ある種苦悩にも似た提起を念頭においたものだったと思う。受け止めたい。

↑全国農民会議からの発言。
集会もそろそろ終盤です。

最後に全員でシュプレヒコールをあげてデモに出発します。今回は普段の空港敷地内ではなく、前回に続いて成田市内デモで訴えます。

↑成田市内を進むデモ隊列(指が写っててゴメン)。

先頭を進む反対同盟の宣伝カーに続いて反対同盟と全国農民会議の隊列。

反対同盟らの隊列の後ろに障碍者、住民団体、市民隊列が続きます。私たち三里塚勝手連もこのへんに入れてもらいました。

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ここまで読んでいただいてありがとうございます!