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空港会社の生き残りを賭けた暴走
今、山崎さんから報告があったように、空港は30万回も便数を増やして、さらに、どんどんどんどん世界の格安航空の中で生き残っていこうということで、あいかわらず一方で環境問題とか、温暖化の問題とかで、要するに「持続できる社会」ということを一方で言いながらも、なお手荒にまだ腹一杯食おうとする。それで飛行機をどんどんどんどん飛ばそうとする。非常におかしなことをやってます。
その中で、それを達成するためには、反対同盟の持っている共有地を裁判で盗ろうと。強制買い上げ、これはいわば、強制代執行というのは今でこそないんだけども、形を変えた強制収奪であるということ、これは間違いない。
農民との約束を反故にする政府の態度
これは1991年から、反対同盟としては「話し合い」ということで、政府と話し合いをしてきました。その話し合いの前提となる約束事として「政府はいかなる状況であっても強制的手段はとらない」と、これはもう、当時の村岡(運輸)大臣の約束であって、村岡大臣がその発言をするにあたっては、当事の、その、内閣は忘れちゃったけれども(注:第2次海部内閣)、いわゆるその、閣議報告で「了承」という形で、閣議でもちゃんと認められて、そしてその村岡発言になったものです。これは政府の約束なんですよね。
で、それからすれば、今回の彼らの所業というのは、明らかにそういう政府の約束を反故にするような、そういう内容の意味ではあるということです。
それに対して、一昨年、今回の裁判(注:共有地強奪裁判)の問題がおきましたので、政府(民主党・鳩山政権)に回答を求めました。で、その時は、小沢幹事長であって、政府への要求や陳情は幹事長室を通さないと、そこから先には進めないというルールを作っていて、そこで当事の(前原)運輸大臣(国交大臣)と、鳩山(首相)にも会おうとしたんですけど、そこまで行けなかったと。
ただ反対同盟としての文書は届いてはいます。それは公(おおやけ)ではないけど届いていて、こちらの今私が言ったような見解を述べて、回答を求めていますけれども、なんせ非公式なもので、回答はきていませんが、でも私たちのこういう意見というのは、決して間違った意見でははなくて、約束事ですから、これを守らないというのは向こうがおかしいわけだから。
筋をとおし魂を貫く
で、そういう意味では、裁判が今後どんどん進められて、2月の24日にもあるんですけども、裁判所が強制収奪の結論を出した時には、今までの平和的な解決という問題については、非常に懸念が生じるということになると思います。そういう意味では、今は人数も少なくなっちゃったけれども、それでももし闘う必要があれば、血を流しても闘う必要があれば、私はそれを呼びかけたいと思います。それは筋ですから。
そういう意味で2011年は、どういう年になるかはわからないですけれども、それでもやっぱり、ただただ平穏な2011年ではないような気がするんで、みなさん、私もそうで歳をとりましたけれども、やっぱり今までやってきたみんなの「魂」ってもんがあるわけですから、これをやっぱりきちっと貫くということは、今の世の中だからこそ大事なことだと私は思います。そういう意味で、今年も頑張っていきたいと思います。共に頑張りましょう。
関連書籍
-2- 柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)の挨拶
-3- 加瀬勉さん(反対同盟大地共有委員会2)の発言
-4- 清井礼司さん(弁護士)からの裁判報告
-5- 「続」木の根物語プロジェクトからの報告
-6- 高見圭司さん(元社会党青年部長・運転労働者)
-7- 小山広明さん(大阪府泉南市議)の発言
-8- 横堀鉄塔の現地調査
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ブログ記事:参加報告(前編)
ブログ記事:参加報告(後編)
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