ニュース : 福島でチョウの羽や目に異常=原発事故被ばくで遺伝子に傷か

原発事故の影響で羽や目に異常が発生した蝶のヤマトシジミ

投稿者: 司 宮二

チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か-琉球大
時事通信2012/08/10

 東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。

 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。

 研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらのチョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
司宮二souka
基本的にROMっているおじさんですが、ネット巡回中に気になった記事や情報などを紹介したいと思います。苦情などは連絡フォームから、司宮二宛と明記の上で送ってください。草加さんにすべてをぶんなげですがよろしく(笑)。