講座:福島第1原発の廃炉をどうするのか 筒井哲郎さん/水道橋


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福島第1原発、定義なき「廃炉」10年経ても手探り、遅れる作業(毎日新聞)
出典:毎日新聞 福島第1原発、定義なき「廃炉」10年経ても手探り、遅れる作業

(予約必要)オルタナティブな日本をめざして(第63回):「福島第1原発の廃炉をどうするか」(筒井哲郎さん:2021年8月25日)

 福島原発事故以来、メルトダウンした3 基の事故炉の後始末が大きな技術上の難問となっています。政府および東京電力は事故炉の後始末について「中長期ロードマップ」を定め、それに基づいて作業を進めています。

 その計画の中心課題は燃料デブリの取り出しです。地元周辺住民が事故時にメルトダウンに伴う放射能飛散のために大規模な避難行動を余儀なくされた経験から、そのような事態が再発しないようにデブリを取り出してサイトから搬出してほしいと地元自治体などが要望し、政府と東電がそのことを約束しています。

 しかしその実現性に技術的裏付けがあるわけではありません。その後10年間、デブリの位置・形状に係る現場調査や取出しのためのロボット開発が営々と積み重ねられてきました。しかし、未だにその技術は確立していません。むしろその困難性が一層鮮明になってきましたが、研究機関や関連企業は希望的な目標に固執して多額の費用と多大な労力を投入し続けています(以上、原子力市民委員会報告書要約)。

 はたして福島原発事故の後始末や廃炉の方針は今のままでいいのでしょうか。今回は原子力市民委員会などでご活躍のプラント技術者・筒井哲郎さんに「福島第一原発
の廃炉問題」について詳しくお話をしていただきます(なお、この日は主催者側から国際放射線防護委員会(ICRP)の3つの勧告についてプレゼンを行います)。是
非ご参加ください。

■ 日 時:2021年8月25日(水)18時~21時(開場17時30分) 

■ 会 場:スペースたんぽぽ
 東京都千代田区三崎町3-1-1  高橋セーフビル1F
 JR水道橋駅西口から5分
 https://www.tanpoposya.com/アクセス/

■ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)

「新ちょぼゼミ」予約の受付窓口)
 たんぽぽ舎(水道橋):TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
(上記にお電話していただき「受付番号」をもらってください)

■ 講師:筒井哲郎(つつい てつろう)さん
 プロフィール: 1941年石川県生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業。プラント技術者の会会員、原子力市民委員会委員

<筒井哲郎さんのご著書>
   

・『廃炉への現実的道筋を提起する(上):汚染水の海洋放出は必要ない:デブリ保管をめぐって』(筒井哲郎『世界2021.2』)
・『廃炉への現実的道筋を提起する(下):誰が廃炉にするのか?』(筒井哲郎『世界 2021.4』)
・『原発事故の収束作業は誰が担っているのか?』(筒井哲郎『世界 2013.10』)

 <原子力市民委員会 報告書:筒井哲郎さん執筆>
(1)原子力市民委員会 特別レポート8『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言 ―実
現性のない取出し方針からの転換― 』 – 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=11973
(2)特別レポート1 『100年以上隔離保管後の「後始末」 』2017改訂版 – 原子力
市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=7900
(3)原子力市民委員会 特別レポート7『減容化施設と木質バイオマス発電――肥
大化する除染ビジネス、拡大するリスク』 – 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=11419

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

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