2021年2月1日のミャンマーにおける軍事クーデターから9か月。ヤンゴンやマンダレーの通りで治安部隊の銃によって若い命が奪われ、アウンサンスーチー国家顧問を初めとして、今も7,240人の人びとが捕らわれたままです(10月13日時点)。看護師や教員など多くの人が市民不服従運動で国軍に抵抗し続けています。あるいは都市部から少数民族の地域に逃亡して国軍に立ち向かっています。
パルシックはクーデター以降、アジアの隣人であるミャンマーでつらい思いをしている人びとのために何ができるか、現地の団体や専門家との相談を重ねてきました。そして、ヤンゴンで、市民不服従運動に参加したために、職や収入を失った女性たちの生活を支援する寄付キャンペーンを開始することにしました。また同時に、様々な立場でミャンマーと関わる方たちをお招きするオンライン連続講座を企画しました。
<~知る・繋がる~ミャンマー連続講座>
第1回 クーデター後のミャンマーの市民社会
第2回 在日ミャンマー人たちの活動
第3回 ミャンマーの少数民族
第4回 ミャンマー仏教
第5回 ミャンマーの現状と女性たち
第1回はビルマ専門家であり、クーデター直後からミャンマーの人びとへの連帯を呼び掛けてこられた根本敬さんにご登壇いただきます。
オンラインで開催しますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
寄付キャンペーンへのご協力も、ぜひ、よろしくお願いいたします。
■ 日時:2021年11月4日(木)19:30~20:30
■ 場所:オンライン(ZOOM)
■ 参加費 : 無料(要予約)
■ 講師:根本 敬(上智大学総合グローバル学部教授)
内容:クーデター後のミャンマーの市民社会:不服従から新しい連邦国家の創設へ
■ お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://myanmar20211.peatix.com/
<寄付キャンペーン>
市民のつながりでミャンマーの人たちに支援の手を
市民不服従運動で仕事を失ったヤンゴンの女性たちを支援します。
お申込みいただいた方に、別途メールにて2日前までにZOOMのURLをお送りします。
スピーカーのご紹介
根本 敬 上智大学総合グローバル学部教授
ビルマ近現代史の専門家、クーデター直後に「緊急支援:クーデター下のミャンマー市民へ医療・食料支援を」というクラウドファンディングを立ち上げて、多くの支援を届けた。
主著に、「物語ビルマの歴史-王朝時代から現代まで」(中公新書、2014年)、「アウンサンスーチーのビルマ:民主化と国民和解への道」(岩波書店、2015年)「(新版)東南アジアの歴史ー人・物・文化の交流史」(共著)(有斐閣、2019年)。
根本 敬さんの著書
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