昨年12月に沖縄の若い世代の研究者の方々が『つながる沖縄近現代史-沖縄のいまを考えるための十五章と二十のコラム』という本を出版しました。
年明けの琉球新報に掲載された平良次子さん(南風原文化センター学芸員)の書評で、本書は「自分の立つ地軸から経験しえない時代をもはっきり知っておきたいと考える真面目な冒険家たち(研究者)が、一生懸命研究を積み上げ」「『歴史を過去に固定せず、未来への展望のために現在の問題や課題と結びつけて考え続けなければ』と随所で指摘し」「私たちは歴史を何から、誰からどう学び、自分の生き方につなげるかという命題も含む進化した歴史学習の入門書だ。」と評されています。
1968年に行われた戦後初の琉球政府主席公選において、基地の「即時無条件全面返還」をかかげた屋良朝苗氏が勝利したにもかかわらず、沖縄の日本復帰は日米両政府によって米軍の基地機能に影響を与えない施政権返還という合意のもとに行われました。その日本政府の姿勢は今もまったく変わることなく、沖縄の人々に大きな荷物を背負わせたまま、「アメとムチ」で分断し続けています。
また「本土」に暮らす人々の多くは無関心で、そんな政府の姿勢を容認、後押ししています。かつて復帰を望んだ「祖国」日本の姿は、あまりにいびつであると言わざるを得ません。沖縄の現在(いま)が、私たち一人ひとりにその姿を問うています。
沖縄が日本へ復帰して50年の今年、著者のお一人で沖縄近現代史の研究者である古波藏契さんから「まったく新しい視点で沖縄の歴史をつなぐ」お話をおききします。多くの方の参加をお待ちしています。
■ 日時:2022年5月28日(土)18時30分開場 19時開会
■ 会場:Coconeri3階 練馬区民・産業プラザ研修室1
〒176-0001 東京都練馬区練馬1丁目17−1
西武池袋線・都営大江戸線練馬駅中央北口下車徒歩1分
1階スーパーマーケットLIFE、2階UNIQLOが入っているビル
https://www.nerima-idc.or.jp/plaza/info/information.html
■ お話:古波藏 契さん 歴史社会学(沖縄近現代史)研究者
■ 資料費:500円(オンライン参加は無料)
★ オンライン参加:
下記サイトより5月26日(木)19時までお申込みください。zoomのインビテーションをお送りします。
予約サイト https://forms.gle/uMjjzjFWWpwFUJWs7
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古波藏 契(こはぐら けい)さんプロフィール
1990年沖縄県生まれ 明治学院大学社会学部付属研究所研究員、法政大学沖縄文化研究所国内研究員 専門は歴史社会学(沖縄近現代史)。
主著に『つながる沖縄近現代史』(ボーダーインク/2021年)、『シリーズ 戦争と社会 第3巻 総力戦・帝国崩壊・占領』「基地社会の形成と変容―沖縄占領体制とその遺産」(岩波書店、2022年3月)など
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https://www.facebook.com/events/3025746834331014/
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★会場へのご参加に際してのお願い
・発熱がある場合、体調が悪い場合は来場をご遠慮ください。
・入場の際の検温、手指消毒にご協力ください。
・会場内では必ずマスクの着用をお願いいたします。
・受付でお渡しする参加者カードに氏名、電話番号等の連絡先をご記入ください。
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「語やびら沖縄」もあい練馬
【お問い合わせ】kashiwa09autumn@gmail.com 090-8311-6678(柏木)
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