2015年の戦争法の成立でアメリカの侵略戦争・武力行使への自衛隊加担が現実になり、日本が本格的な戦争国家に踏み出したいま、天皇の代替わりが行われる。
日本の私たち民衆は、「明治」以来の戦争の歴史と戦後もふりかえるとき、心穏やかでおれない。
天皇裕仁が日米安保の土台をつくり、天皇明仁がアフガニスタン戦争への参戦など自衛隊の外国派兵の地ならしに大きな役割を発揮したことを直視したとき、米日の支配層は新天皇徳仁に何を期待しているのか。
まさにこの時、安倍政権は天皇即位後の第一番目の国賓にトランプ米大統領を招くことにした。
現在日米で5月あるいは6月の日程調整が行われている。
日米同盟を盤石にするためである。
そのために日本として天皇を引っ張り出し国家最高のおもてなしを行うのだ。
いうまでもなく日米同盟とは、戦争同盟であり、安倍政権は中国や朝鮮民主主義人民共和国をにらんだ戦争態勢の飛躍的強化に余念がない。
新天皇をまさに「戦争天皇」として登場させたいのだ。
こうしたなかで、天皇明仁を「平和天皇」として持ち上げるだけではなく、支配階級は『朝日』の元旦号からのスクープに見られるように、裕仁を「平和のために心を痛めた天皇」とするキャンペーンを行った。
これまでも祝日「昭和の日」の創設によって天皇裕仁の「偉業」、つまり戦後復興と繁栄をつくったとする「終戦の聖断」⇒「平和天皇」を人民に叩き込んできた。
支配階級にあっては、「戦争天皇」を「平和天皇」とする歴史的な改憲の手法が、新たな天皇にも必要なのだろう。
「平和」を口にしながら戦争を進める「戦争天皇」をなんとしても欲しいのだ。
トランプ・新天皇会談はその象徴としてある。
私たちは、いまだからこそ「昭和の日」を弾劾せねばならない。
■ 日 時:2019年4月29日(月)13時30分~16時30分
※集会後デモ
■ 場 所:国労大阪会館
〒530-0034 大阪府大阪市北区錦町2-2
JR大阪環状線「天満」駅下車徒歩3分
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-1hwEthTP5Ko/map/
■ 講 師:山田朗さん
明治大学教員/明治大学平和教育登戸研究所資料館館長
■ 参加費:1000円(経済的事情のある方は受付まで)
■ 主 催:参戦と天皇制に反対する連続行動
連絡先:大阪市淀川区十三東3-16-12
TEL・FAX 06(6303)0449
4・29集会に賛同を
賛同費は個人・団体とも1000円
「4・29」集会と明記を
郵便振込:00900-8-168991 口座名称 反戦反天皇制労働者ネットワーク
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