五月一日は天皇の日じゃない労働者の日だ メーデー/つくば市


イベント詳細


五月一日たちは働かなければ生きていけない私の日であって、天皇の日ではありません。十連休のど真ん中に、働かなければ生きていけない私たちのメーデーを!

五月一日は天皇の日じゃない労働者の日だ メーデー/つくば市

 十連休なんて非正規労働者にはただの地獄だ。時給制なら休めばその分収入は減り、日払いなら支払いが十日止まることになる。比喩じゃなくて生きていけない。仕事があればあったで遊んでる者を横目に安い賃金の重労働。やってらんないよ。
 戦後最長の好景気なんて嘘に決まってる。政府の統計がインチキだったと次々に明らかになって、なのに官僚は首相に忖度、そんな政府の言うことを真に受けてたら馬鹿を見るだけさ。
 偉そうなこと言うんなら、せめて最低賃金二千円に上げてみろよ。こっちは一丁二十九円の水ぶくれした豆腐、百グラム六十九円のカナダ産豚小間、一袋十九円のもやし、一缶八十八円の悪酔いする缶チューハイでどうにか生きてるんだから。
 仕事もないし金もない。仕方ないからメーデーでも行ってみようか。ところでメーデーってなんだっけ?

■ 日 時:2019年5月1日(水) 
 ・集会 13時~16時
 ・デモ 16時半~ つくば駅周辺

■ 場 所:つくば市立竹園交流センターホール
 茨城県つくば市竹園3-19-2

■ 集会のお話:
「戦前の労働運動と天皇制」伊藤晃さん(日本近代史研究者)
「労働組合、現在の戦い」中村洋子さん(東日本NTT関連合同労働組茨城支部)
「生活保護から天皇制を考えてみた」富田翔さん(茨城不安定労働組合)
その後、会場で議論

■ 参加費:500円(困窮者無料)

■ 主催:五月一日は天皇の日じゃない労働者の日だメーデー実行委員会
 連絡先090-8441-1457(加藤)

 五月一日はメーデーです。メーデーは百三十三年前に、八時間労働を求めた労働者が虐殺されたことへの抗議として始まりました。労働者が権利を勝ち取るために戦う日、それがメーデーです。労働者とは、親譲りの財産もなく、毎日働いて収入を得なければ生きていけない者、つまり私やあなたのことです。もちろん働くことができず、社会保障で生活している人も含みます。メーデーは私たちが声を上げて戦う日、私たちの日です。

 今年の五月一日に新しい天皇が即位します。この百五十年で初めての生前退位であり、即位日は恣意的に決められました。天皇とは「日本国の象徴」であり「国民統合の象徴」ですが、同時に身分差別の象徴であり、排外主義的差別の象徴であり、女性がその地位につけず、女性に男子出産の重圧を担わせるという意味でも女性差別の象徴であり、生きているだけでその一族は「品位を保つため」に金銭を支給される(未成年で年二百十三万五千円です。非正規労働者の平均年収は百七十五万円です。)、この国の格差・不平等の象徴です。

 「爾俸爾禄、民膏民脂」という言葉があります。「なんじのほう、なんじのろくは、たみのこう、たみのしなり」。「官の給料は市民が汗水流して納めた税金で賄われている。市民に感謝し労わりなさい」というほどの意味です。官には公務員だけでなく貴族も含まれます。漢籍に由来し、江戸時代には武士が自らを戒める言葉として、現代では官僚や政治家を戒める言葉として用いられています。この言葉を本当に理解しているのなら、天皇も政府も五月一日に即位などできないはずです。皇位継承関連の式典で百六十六億円が使われるのだそうです。五月一日は働かなければ生きていけない私たちの日であって、天皇の日ではありません。

 十連休のど真ん中に、働かなければ生きていけない私たちのメーデーを!

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