移住者と連帯する全国フォーラム・東京2019
であう、感じる多民族多文化共生社会 ~いっしょに考え、ともにつくろう
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2019年6月1日と2日、20年ぶりに東京で全国フォーラムを開催します!
- 東京オリンピック・パラリンピック2020開催を前に、人権が尊重される社会の実現に向けた取り組みを日本社会、世界へ発信します。
- 東京を中心とした関東圏の多民族・多文化共生社会に関わる個人や団体のネットワーク作りを目指します。
- 「移民社会を支えるための提案(仮称)」を日本社会に発信します。
- 日時:2019年6月1日(土)~6月2日(日)
- 場所:日本教育会館
〒101-0003 千代田区一ツ橋2-6-2
アクセス→http://www.jec.or.jp/koutuu/
概要
昨今、4月からスタートした新たな外国人労働者受入れをはじめとして、日本国内の移民・外国人労働者の話題に注目が高まっています。でもこうした移民・外国人労働者の方々が、実は80年代後半からすでに日本に移住し始めていたことはご存知でしょうか。
それから30年以上がたったいま、日本はすでに移民社会です。私たちは友人であり、同僚であり、クラスメートであり、隣人であり、家族です。一方で、いまだに移民・外国人労働者の権利保障や民族的・文化的アイデンティティの尊重、差別禁止など、共に生きるための法的基盤は未整備のまま…
世界各国から多様な人々を迎える2020 年の東京オリンピック・パラリンピック開催を前に、まずは「ここにいる」多様な人々の存在に目を向ける必要があるのではないでしょうか。このフォーラムでは、日本における「移民」や「外国人労働者」を取り巻く状況、多様な人々が共に生きる多民族・多文化共生社会について、ともに考え、議論します。
プログラム
■6月1日(土)受付 12:45-/13:15~17:00
- 13:30~15:00 ダイアローグ
「わたしたちは ここにいる ~多民族・多文化共生社会の今、そしてこれから」- メインスピーカー
サヘル・ローズ さん (女優・タレント・キャスター)
矢野 デイビット さん (ミュージシャン・Enije 代表・明星大学客員講師) - ファシリテーター
金朋央 さん(NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク理事・NPO法人コリアNGOセンター東京事務局長・
「よりそいホットライン」外国語専門ラインコーディネーター)
- メインスピーカー
- 15:15~17:00 分科会(15分科会)
入門編/移住女性/医療・福祉、社会保障
技能実習/子ども・若者/自治体施策
多様なルーツ/難民/日本語教育/労働
出入国管理/ビジネスと人権/LGBT
ヘイトスピーチ・人種差別/母国語教育と外国人の生活 - 終了後、交流会(会場:連合会館、事前申込制)
———
■6月2日(日)受付8:45-/9:15~11:45
- 9:30~ 全体会「どうなる、どうする移民政策」
- スピーカー
アンジェロ・イシ (在東京ブラジル総領事館市民代表者会議評議員/武蔵大学教授)
李善姫 (東北大学東北アジア研究センター専門研究員)
金竜介 (弁護士/在日コリアン弁護士協会) - ファシリテーター
鈴木江理子 (NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク/国士舘大学教授)
- スピーカー
メインスピーカー紹介
サヘル・ローズさん(女優・タレント・キャスター)
1985年、イラン生まれ。幼少時代を孤児院で過ごし、8歳で養母と来日。
様々な苦難を乗り越えながら、高校時代から芸能活動を始め、J-WAVEでラジオDJデビューし、女優、タレント、キャスターとしてTV、ラジオ、映画、舞台と活動中。日本語、ペルシャ語、ダリー語、タジキ語を話し、趣味・特技はテニスや絨毯織りと多彩。
主演を務めた「冷たい床-Cold Feet-」では様々な国際映画祭で正式出品され、主演女優賞にノミネートされるなど、女優としても幅広く活動を展開。芸能活動以外にも、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務め、児童養護施設や里親制度に関わる講演会に招聘されるなど、講演のテーマは多岐に渡る。
また、日本の施設への支援活動など、自らの取り組みが認められ、2018年、第9回若者力大賞(社会をより良くするため活躍する若者に送られる賞)を受賞。夢はイランに児童養護施設をつくることで、同じ境遇に苦しんでいる施設の子どもたちを支援し、子どもたちに夢を与えようとしている。
矢野デイビットさん(ミュージシャン・ Enije 代表・明星大学客員講師)
日本人の父とガーナ人の母との間にガーナで生まれる。6歳の時、ガーナで集団強盗に一家が襲われたことをきっかけに日本へ移住。8歳~18歳まで児童養護施設で育つ。
学生時代からモデルやCM の仕事を始め、その傍ら、好きだったピアノを通して音楽活動を行う。現在ではソロ活動のほか、元Jリーガーで作詞作曲家の兄と、薬剤師の弟とのヴォーカルユニットYANOBROTHERSとしてもライブ活動を展開。NHK・Eテレ「ハートネットTV」、日テレ「チカラウタ」などにも出演。
25歳の時、ガーナでのとあるストリートチルドレンとの出会いをきっかけに「誰にも守ってもらえない子供たちを守りたい」という想いを抱く。自立支援団体Enijeを設立。2012年に一般社団法人化し、教育を柱にガーナで学校建設や教育する側の教育、運動会やサッカー大会を行いながら支援を続けている。
支援とは自尊心を育てることという信念のもと、現地のコミュニティーと自立に向けた活動を行う。また国内では楽しんだ代価をチャリティーにする味の素スタジアムでのチャリティーフットサルイベント等を主催。
よびかけ
第二次安倍政権発足以降、成長戦略の名のもとに「外国人材の活用」が推進され、2019年4月には、外国人労働者の新たな受入れが予定されています。その一方で、「移民政策ではない」という主張を堅持する現政権は、すでに日本で暮らし、働き、学んでいる移民・外国人の存在に真摯に向き合うことなく、それゆえ、移民・外国人の権利保障や民族的・文化的アイデンティティの尊重、差別禁止など、共に生きるための法的基盤は未整備のままです。
しかし、実際には、すでに日本は移民社会です。2018年6月末現在の在留外国人数は2,637,251人。敗戦後のサンフランシスコ講和条約発効の1952年4月から2017年までに日本国籍を取得した外国人は累積550,715人。1987年から2017年までに生まれた外国ルーツの日本人は累積610,344人。2017年に日本で生まれた外国人は16,666 人——。日本は、確実に多民族・多文化社会になっています。私たちは友人であり、同僚であり、クラスメートであり、隣人であり、そして家族です。
世界各国から多様な人々を迎える2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を前に、まずは「ここにいる」多様な人々の存在に目を向け、多様な人々の思いや状況を理解することで、共に生きる社会をつくっていく必要があるのではないでしょうか。そのためには、一人ひとりが心を拓き、「日本人」を中心とした社会制度を見直す必要があるでしょう。政府が背を向けているのであれば、私たち市民の手で移民政策をつくっていかなければいけません。
そのような強い思いから、移住者と連帯する全国フォーラム・東京2019を開催することにしました。
【主催】
移住者と連帯する全国フォーラム・東京2019実行委員会
〒110-0005 東京台東区上野1-12-6 3階 移住連気付
Tel:03-3837-2316 Fax:03-3837-2317
E-mail:tokyoforum2019@migrants.jp
https://tokyoforum2019.jimdofree.com/
【共催】特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワークSMJ
【後援】東京都
東京ボランティア・市民活動センター
朝日新聞社
共同通信社
西日本新聞社
毎日新聞社
移民政策学会
在日コリアン弁護士協会
(一財)自治体国際化協会
(一社)市民セクター政策機構
全国難民弁護団連絡会議
日本労働弁護団
労働者住民医療機関連絡会議
(2019年5月3日現在)
※日本には191の国・地域から256万人の外国人が生活しています。
移住連は国際交流、外国人の支援活動に関わっている団体、個人の全国ネットワークです。
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