2017年通常国会で主要農作物種子法の廃止が可決成立してしまいました。現場からの要求も農水省からの要望もなく、内閣府の規制改革委員会農業ワーキンググループからの提案で閣議決定され、新たな法案もなく、日本の種子の開発・普及を任務とした法律が廃止されてしまいました。世界の種子独占を目論む多国籍化学農薬企業に日本の種子生産システムを売り渡すための「露払い」という事件です。
今回の公開シンポは、特別企画として、種子法廃止の真相を明らかにしながら、日本の種子を守り、主要農作物の国内生産を飛躍的に高めるために、私たちが進めなければならない課題を明らかにする集会としたいと思います。是非ご参加下さい。
2017民間稲作研究所シンポジウムチラシ
参加のお申し込み・お問合せは
お問合せページより、題名に「シンポジウムについて」とご記入のうえ、お問合せください。
■会 場:コンセーレ(財団法人栃木県青年会館)
栃木県宇都宮市駒生1丁目1−6
http://www7b.biglobe.ne.jp/~tskf1972/concere/access.html
■日 時:2018年2月17日(土) 12:00 ~ 2月18日(日) 13:30
■日 程:
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2月17日(土)
12:30~13:20 第1回 映画上映「狂った蜂」
13:00~13:30 受付
13:30 開会あいさつ・来賓あいさつ
第Ⅰ部 主要農作物種子法廃止の真実と循環型有機農業による主要農作物の増産運動
13:35~17:30 (進行 斉藤一治・館野廣幸)
・基調提案
イネ・麦・大豆・油脂作物の輪作による循環型有機農業の拠点づくりと有機農業自給圏の提案
/稲葉光國(NPO法人民間稲作研究所理事長)
・報告1
主要農作物種子法の廃止で食の未来は・そして生協運動はどう対処するか
/山本伸司(日本の種を守る会 事務局長 元パルシステム理事長)
・報告2
主要農作物種子法廃止の真実 国際的動向から (映画「種子」上映と講演)
/印鑰智哉(オルター・トレード・ジャパン政策室室長)
15:30〜17:30 全国各地の会員農家からのリレートークとパネルデスカッション
関西における循環型有機農業の展開と地産地消
奥村次一(草津パイオニア代表 交渉中)
関東における循環型有機農業の展開と地産地消運動
古谷慶一(NPO法人民間稲作研究所理事)
東北における循環型有機農業の新展開
小島幸喜(一ノ関有機農業推進協議会代表)
北海道における循環型有機農業による主要農作物の生産拡大構想
土井弘一(環ネットワーク代表)
総合討論 有機農業による主要農作物の生産振興をめぐって)
コーデネータ 谷口吉光 秋田県立大学教授
18:00~18:30 チェックイン手続き
18:40~21:00 有機食材を味わう夕食懇親会&報告会
(ブータン王国 草の根支援活動報告 田坂興亜他)
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2月18日(日)
第Ⅱ部 主要農作物の有機加工食品の現状と発展の可能性
― 子供たち・そして生き物の未来のために ー
9:00〜13:30(進行 谷口吉光・田坂興亜)
・開会あいさつ
・基調提案
主要農作物種子法廃止がもたらすもの:議員立法による食料主権法案の検討と署名活動について
/山田正彦(弁護士・元農水大臣)
・提案1
地域生協の地産地消運動と主要農作物の有機農業による生産振興について
/倉持まゆみ(よつ葉生協 理事長)
リレートークとパネルデスカッション
―主要農作物の生産振興と加工業界の現状と発展-
10:30〜12:30コーデネータ 田坂興亜・大木一俊
・報告1 有機大豆の加工(醤油、豆腐、味噌)づくりの現場から
/弓削田醤油(弓削田洋一) 大豆乃館(大谷洋二) 鎌田醤油(鎌田雅敬)
・報告2 有機小麦の加工(パン・うどん)の加工の現場から
/ベッカライ・ブロートツァイト(交渉中)・黒沢製麺所(交渉中)
・報告3 なたねの栽培面積拡大と植物油の生産・普及の課題
/グリーンオイルプロジェクト(国弘雄二)
・特別報告 学校給食100%有機を実現した千葉県いすみ市:その先に目指すものは
/(いすみ市関係者 交渉中)
総合討論
― 有機農産物の地域自給システムづくりと学校給食への提供の意義と可能性
コーデネータ 田坂興亜・大木一俊
閉会のあいさつ:館野廣幸(NPO法人民間稲作研究所 副理事長)
昼食:12:30~13:30(台北テレビ 「狂った蜂」上映)
■参加費:
17日昼食(弁当)・・・1,000円
第Ⅰ部・・・4,000円(研究所会員割引あり)
試食・懇親会・・・5,000円
宿泊・・・5,000円
第Ⅱ部・・・3,000円
18日昼食(弁当)・・・1,000円
■問合せ先 NPO法人 民間稲作研究所 栃木県河内郡上三川町鞘堂 72
https://inasaku.org/
℡/fax0285-53-1133 メール urata@inasaku.or.tv 担当 斉藤・稲葉
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