戦いはこれから!岩国行動2017


イベント詳細


※チラシダウンロード(PDF)
 
■2017年11月25日(土)
 午後 14 時から 17 時
 岩国国際連帯集会 (海外招請:韓国を予定)
 終了後、労働者反戦交流集会・各種交流会・分科会
 会場:岩国市福祉会館

■2017年11月26日(日)
(朝)岩国基地フィールドワーク
(午前)屋外ミニ集会とデモ

共催 :アジア共同行動(AWC)日本連絡会議・岩国・労働者反戦交流集会実行委員会
連絡先:0774-43-8721(AWC日本連)

厚木からの艦載機移転が始まった!

 7月11日岩国市と山口県が「艦載機移転容認」を国に報告。8月6日に艦載機移転開始が報道され、8月9日にロナルド・レーガン艦載機の「E2D早期警戒機」5機が岩国基地に到着しました。こともあろうに広島と長崎に原爆が投下されたその日にです!

 FA18スーパーホーネット等は11月から移転開始、来年5月までに全61機の配備が完了。基地内760戸の住宅新設と別に、愛宕山には262戸の将校用米軍住宅(アタゴヒルズ)が完成し、愛宕山開発跡地は「米軍基地」になりました。一戸7~8千万円という住宅には「地下施設」が完備、「核シェルター」だと市民の怒りを買っています。

 「滑走路沖合移設」で拡張された岩国基地には6千億円以上の思いやり予算が投入されました。また国はこの間岩国市に防衛予算をばらまいて「基地との共存」を演出し、山口県への基地交付金を倍以上に増額し、今後10年にわたり毎年50億円が投入されることに。こうして岩国市と山口県の「移転容認」が作られました。これらの血税は本来、福祉や教育に使うべきで、ゼネコンに儲けさせ、市民の口をふさぐのに使うべきではありません。

広域化・無制限化する戦闘機騒音、相次ぐ事故、そして米軍犯罪

 米軍の戦闘機騒音や事故は増える一方です。7月10日には訓練空域ではない岩国市街上空を飛ぶF35Bと思しき戦闘機爆音が深夜10時頃まで続き、一晩で過去最大の155件もの苦情が市役所に殺到したそうです。これらの訓練は市街地を撮影して攻撃目標を定めるという、市民を敵とみなした訓練です。本来飛行できないお盆期間にも飛行訓練が行われ、市民の批判は高まっています。

 岩国に移駐されたKC130空中給油機は沖縄での訓練を続けており、「沖縄の負担軽減」は大ウソです。7月には同型機が米国で16人死亡の墜落事故を起こしました。昨年12月の岩国基地所属FA18ホーネット高知沖墜落死亡事故の原因は不明で、F35Bは昨年12月市長が米国視察した直後に、米国でクラスAの事故を起こしていたことが判明。今年8月5日にオーストラリアで死亡事故を起こした沖縄普天間基地所属のオスプレイの運用拠点は岩国基地です。8月29日大分で白煙と炎を上げたオスプレイは前日、岩国基地で駐機中にも白煙を上げるなど米軍は事故ラッシュです。8月17日には米軍と同居する海自岩国基地の自衛隊ヘリまで横転大破する事故!

 アタゴヒルズから出勤する米軍による交通事故問題では、米軍属の無謀運転による住民の死が痛切に想起されます。2007年の広島事件のような岩国米兵による女性への性暴力など米軍犯罪の増加・広域化も危惧されています。

トランプと安倍による朝鮮半島の戦争重圧と岩国基地の大強化

 今年1月から岩国に配備(米国外で初)された最新鋭F35Bステルス戦闘機(10機、第2陣6機は9月以降配備)は、朝鮮半島北部まで20分で飛来するといいます。3月には韓米合同軍事演習で岩国のF35Bが朝鮮半島に初飛来し、精密爆撃訓練を行いました。8月31日には朝鮮民主主義人民共和国に戦争重圧をかけるために、グアムのB1B戦略爆撃機と岩国基地のF35Bが空自F15とともに日米共同訓練を行い、その後B1BとF35Bは韓米合同演習に参加し爆弾投下訓練をしています。大規模軍事演習は実戦と紙一重です。この間の軍事的緊張を高めている主犯はトランプと安倍ではないでしょうか。

 さらに岩国基地の大強化は、他の米軍・自衛隊基地の強化を呼び起こします。8月5日にオーストラリアで事故を起こしたオスプレイは佐世保基地所属の強襲揚陸艦から離陸した後に墜落しました。岩国に初配備されたF35Bは佐世保に新たに投入される強襲揚陸艦に搭載することがもくろまれています。岩国基地の強化は、佐世保など他の米軍基地の強化や、空中給油のために自衛隊基地の強化を生み出しています。

8年目に入った「愛宕山見守りの集い」、そして「異議あり!基地との共存」の闘い

 岩国市民の闘いは粘り強く続けられています。「愛宕山見守りの集い」は毎月3回雨の日も風の日も続けられ、岩国市内以外にも爆音の被害を受ける周防大島、広島西部からも参加してさまざまな報告が行われる大切な運動の拠点になっています。私たちも海外の仲間とともに機会あるごとに参加してきました。防衛予算をバラまかれ、岩国市長は「基地との共存」を掲げていますが、岩国市民たちは“異議あり!「基地との共存」市民行動実行委員会”を立ち上げて、運動を広げていこうとしています。5月21日には「朝鮮半島情勢と米軍岩国基地」講演会も盛況に行われました。

2006年の住民投票が示した基地強化に反対する87%もの圧倒的な市民の意思は、今もしっかりと生きています。
闘いはこれから!岩国から東アジアの平和を創る「岩国行動 2017」に今年も全国から集まろう!

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