石破茂 著『保守政治家』を読んで
裏金問題を放り出した拙速総選挙だった 自民党議員の内部では今一つの人気だった石破茂が総裁になった。石破は自分が総裁に選ばれることはないという想定の上で、もし自分が総裁に選ばれるなら「自民党がどうにもならなくなった時」と...
裏金問題を放り出した拙速総選挙だった 自民党議員の内部では今一つの人気だった石破茂が総裁になった。石破は自分が総裁に選ばれることはないという想定の上で、もし自分が総裁に選ばれるなら「自民党がどうにもならなくなった時」と...
by 味岡 修 「戦争を信じなかった2月」 ある新聞の社説に「誰も戦争を信じなかった2月」とあった。その冒頭にはこうある「戦争を予見する人はほとんどいなかった。起きないと誰も信じていた」。僕もそうだった。期待...
by 味岡修@『流砂』編集部 諸事情で発刊が延びていた「流砂21号」ですが、現在発売中です。 流砂21号は巻頭論文の「展望は何処にあるか」と巻末の論考「満足な野辺送りもままならぬ時世だが」ともに三上治をはじ...
by 味岡 修 本書がとりあげる射程 左翼史で最も重要な1960年~1972年 戦後史の中で左派(左翼)の運動が最も輝いていたというか、光彩を放っていたのは1960年代の後半から1970年代の前半までだった。...
by 味岡 修 左翼総括の方法論的アプローチ 「左翼」総括の難しさ 以前、1968年から50年目(2018年)の節目を迎えることになるというので、左翼の現在と未来についての議論が起こるだろうと言われたことがあ...
by 味岡 修 少し前のことだが、佐藤愛子は『九十歳。何がめでたい』というベストセラー本の中で、「新幹線」(のぞみ)が東京―大阪間の走行時間を三分短縮したことを称賛しているのに対して、「何がめでたい」とかみつ...
『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』は伝説のヤクザともいうべき安藤昇の評伝である。僕らは若いころ愚連隊という言葉を聞いており、安藤昇という名は知っていたと思うが、特別に興味はなかった。1965年ころと思うが、安藤昇が主演の映画『血と掟』を見たことは記憶している。
彼女らはいずれも百年を前後する時代の人たちたち、あるいはそのころの事件の人なのだが、読んでいて、そういう時代の意識は感じなかった。読みながら何故だろうか、と思ったのだが、これは…
by 味岡 修 今年は天皇退位や参院選挙などがあって政治の動きも何かと慌ただしいのでは予測されている。その中で人々が静かであるが注視しているものに改憲の動きがある。より具体的にいえば国会での改憲の発議と国民投票がなされ...