何が成し遂げられたというのか 西部邁さんの『保守の遺言』を読んで
by 味岡 修 まだ寒さは強い。オーバーを手放すには時間がいる。でも、もうどこかに春の気配も感じたれる。どこか気分を浮きたたせるところもある。やはり、自然というか、季節はすごいと思う。それにしちゃ、人間の社会というか、...
by 味岡 修 まだ寒さは強い。オーバーを手放すには時間がいる。でも、もうどこかに春の気配も感じたれる。どこか気分を浮きたたせるところもある。やはり、自然というか、季節はすごいと思う。それにしちゃ、人間の社会というか、...
西部さんは共産主義者同盟(ブント)の代表的なアジテーターとして「政治の世界」に登場した人です。私も政治的な運動に入ったのは、ブント系の一員としてですから、いわば西部さんは(冗談ではなく)私の先輩にあたる人なわけです。現役活動家時代には、こういう人のことはさっぱり理解できなかったし、もともと自己に拘泥する極端な個人主義者が、思想的に脆弱だった結果ではないかとか思っていたわけです。