山行体験記4)それは雪山の入門書の購入から始まった:上州武尊山行
頭の中には何もうかんでこない。寒くて眠れない。朝がくるのをただひたすら待ちながら時計ばかりをみていた。幸い気温がそれほど下がらずなんとか生きて朝を迎えた。Bさんも眠れなかったと言っていたが、ほとんどイビキをかいていた。
頭の中には何もうかんでこない。寒くて眠れない。朝がくるのをただひたすら待ちながら時計ばかりをみていた。幸い気温がそれほど下がらずなんとか生きて朝を迎えた。Bさんも眠れなかったと言っていたが、ほとんどイビキをかいていた。
いざ極限的な状況に追い込まれたとき、ブルジョア社会で育まれてきた女として作られた性へと回帰していったりする。「女だからできなくても何も言われないだろう」とか……手の感触がない。よく見ると手が赤黒くなり、ぷっくりとふくれあがっている。痛い。だが、離したら落ちてしまう。
岩によいしょ!と登った瞬間、大きいと思っていた岩は実は小さく、すぐさま二千メートル下までスッキリ見渡せてしまったのだ。足のふるえが止まらない。
「もうダメ、落ちる」彼女の体重がかかってくる。支えている私自身が今にもずり落ちそうだ。
「ダメなら落ちていい!」と怒鳴った自分にびっくりしていた。・・・
厳冬期中級山岳の縦走を貫徹!全体総括と登山記録の概要。ルートマップなども。
当時の私達は、我々はこのまま前進し続けると信じて疑わなかった・・・。
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勤労青年山の会同窓会の目次に戻る < 懐古的資料室の目次にもどる 勤労青年山の会とは、戦旗・共産同が組織山行の時に使っていた名称で、実態はイコール戦旗派ですね。山行以外でも地区で会議室とかを借りる時などにこの名称を使っ...
懐古的資料室の目次にもどる 目次 ■勤労青年山の会とは?(草加耕助) ■われらが長征をたたかいとれ-なぜ山に登りつづけるのか 特集:上州武尊山行 ■武尊山 組織山行の背景事情(草加耕助) ■概要・全体総括 ■参加者個...