#Remember0428 上野アクション「4.28は何の日?」沖縄屈辱の日に

#Remember0428 上野アクション

 4月28日は沖縄が正式に日本から切り離された「沖縄屈辱の日(沖縄デー)」であり、また3年前に 二十歳の女性が元米兵に強かん目的で連れ去られ惨殺された日です。あなたはおぼえていますか?

沖縄の悲劇を忘れてはいけない

#Remember0428 上野アクション

 かつて沖縄の本土復帰前後は、本土でも4・28(ヨン・ニッパ)にマスコミ報道も含めて様々な取り組みがあり、考える機会もありましたが、近年の本土では大きく報じられることもなく、風化していく「屈辱の日」。特に今年は天皇フィーバーの10連休の中に埋もれてしまおうとしています。

 「こんなことではいけない」「沖縄の悲劇を知ってほしい、忘れないでほしい」「少しでも何かしたい」そんな思いで 沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志 の皆さんが4月21日に「#Remember0428上野アクション」を呼びかけられました。

 私も前々日くらいに連絡をいただいて途中から参加しました。同じくその呼びかけに心動かされた人たちが、入れかわり立ちかわりで、延べ30人近い参加となりました。私は下の写真にあるジグザグ会のプラカードを持参しました。

 市民有志の皆さんは、政治的なスローガンではなく、ただ「4.28は何の日?」と問いかける横断幕を掲げて、ビラとマイク一つを手に、通りかかる人たちに問いかけ、自分の思いを訴えておられました。

#Remember0428 上野アクション

 昼から夕方までの長丁場の中、前半は沖縄が日本から切り離された「屈辱の日」と沖縄の苦難の歴史について、後半は3年前に元米兵に殺された女性への追悼と、沖縄をそのような状態に置き続けた私たち自身ができることについて考え、二部構成でスタンディングしました。

 用意されたチラシも二部構成にあわせて、表裏でそれぞれの「4.28」について考えるものになっていました。語りかけながらまいたので、そんなにたくさんの枚数ははけませんでしたが、それでも話しかけたうち300人の方々が自らチラシを受け取って考えてくれました。

 以下、市民有志の方々作成のチラシの内容を転載し、写真とあわせて一部、二部の様子を紹介したいと思います。

第一部 4・28沖縄屈辱の日

主権回復の日=屈辱の日

#Remember0428 上野アクション 第一部チラシ

 4月28日はかつて「沖縄デ一」と坪ばれていました。1952年4月28日、日本と米国との「サンフランシスコ講和条約」によって、日本の主権は回復されました。しかし沖縄は日本から切り離され、米軍統治が継続。沖縄にとっては「屈辱の日」です。

 さらに日本での反基地闘争を受けて海兵隊が沖縄へ移転したため,基地建設のために沖縄の人たちの家や畑は問答無用で奪われました。沖縄が「本土復帰」したのは72年のことです。

沖縄の歴史をかえりみない安倍政権

 安倍政権は2013年のこの日、「主権回復の日」式典を催しました。沖縄にとっては「屈辱の日」にこのような式典を平然と行うって、沖縄への愚弄じゃないでしょうか。

本土と分離された北緯27度線で毎年「愎帰」を めざし行われた海上大会(1963年4月28日)

 そもそも「本土復帰」後、沖縄の負担はへったのでしようか。復帰から47年たつ今も、国土土面積の0.6%しかない沖縄に在日米軍(専用施設)の約7割が集中しています。

 さらに安倍政権は、沖縄の民意に反して辺野古への新基地建設を強行しています。その方便として、岩屋毅防衛相は今年2月、「沖縄には沖縄の、国には国の民主主義がある」と言ってのけました。沖縄の民意を切り捨てることを正当化する差別的な発言ではないでしょうか。

沖縄と10連休と天皇制

 10連休騒ぎのなかで「4・28」のことはほとんど報じられないでしょう。そもそもなぜ10連休になったのかというと……。

沖縄現地では、1972年5月15日の本土「復帰」まで「祖国復帰要求大行進」がしばしば行われた

 えっ、「新天皇の即位を国民こぞってお祝いしましょうということでしよ?何か問題でも?」ですって?ちよっと待って!プレイバック!パ力にしないでよ!戦後の占領下、「国体(天皇制)護持(延命)」と引き換えに、沖縄を米国に差し出したのは誰なのさ!

 沖縄戦だって「大日本帝国」を延命させるために沖縄を「捨て石j にしなければ、あれほど多大な犠牲者を出さずにすんだはずなのに!

 沖縄の人たちは、この日本国にず~っと不信感を抱いてきたはず。それに対して、私たちは知らないふりして「10連休フィーバー」「新天皇万歳」でよいのでしようか。

考えるのはあなた

 考え方は人それぞれですが、「4・28」が何の日かは覚えていてほしい。こんなときだからこそ、沖縄がたどった歴史や現状を、そして私たちが沖縄に犠牲を押し付けていることを、一緒に考えてみませんか。

ーーーチラシ表面転載ここまで

 第一部と第二部の合間に、上野公園の入口付近を歩きました。チャンゴ(だよね?)の皆さん(ごめん、楽団名を忘れた ( ;´Д`) も駆けつけてくださり、賑やかな雰囲気で、公園内の皆さんには普通に好評。特に観光客らしい皆さんからは笑顔で写真をたくさん撮られた。

 以下、第二部、チラシ裏面の転載です。

第二部 追悼 #Remenber0428

#Remember0428 上野アクション

追悼

#Remember0428 上野アクション 第二部チラシ

 2016年4月28日、沖縄県うるま市の20歲の女性が自宅近くをウォーキング中、 行方不明になりました。元米兵に強姦目的で殴られ、ナイフで刺され、雑木林に遺棄されたのです。遺体が発見されたのは同年5月19日のことでした。

基地あるがゆえの性暴力被害

 沖縄では基地あるがゆえの性暴力被害が繰り返されています。もし、あなたの地域で同じことが起きたらと想像してみてください。彼女は「あなた」だったかもしれません。でも、そう感じる「本土」(沖縄県以外の日本)の人は少ないでしょう。在日米軍基地の7割が沖縄に集中しているため、同じような事件が身近で起こる可能性が低いからです。

あなたも当事者

#Remember0428 上野アクション

 今、沖縄に駐留する米軍の約6割を占める「海兵隊」は、かつて静岡や岐阜に駐留していましたが、戦後の反基地闘争の結果、米軍統治下の沖縄に移転されたものです。「本土」の人は、自分の意思でなくても、だれもが沖縄に「基地」と「基地被害」を押し付けているのです。

 学校にたとえるなら特定の子だけに長年、危険を負わせて、ほかの子は安心して過ごしている状況です。これは差別ですよね。それが政府の方針でも、NO!の声を上げなければ、あなたも加担者になってしまいます。今、NO!の声はとても弱いです。その結果、悲劇が繰り返されていることに気づいてください。

できること

 3年前に亡くなつた20歲の女性の生涯を思い、追悼してください。今年4月にも米兵によって沖縄の女性が殺害されました。沖縄では戦中から戦後までずっと軍隊による性暴力被害が続いていることに思いをめぐらせ、追悼し、状況を变えるために、それぞれの一歩を踏み出してください。

沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志
沖縄の米軍建設反対運助を誹謗中傷した「ニュース女子」問題に取り組む市民の集まりです。沖縄差別の当事者であること向き合い、状況を変えるために情宣活動を行っています。沖縄差の当事者である^と向き合い、状況を変えるために街宣活動も行なっています。
nonewsjyoshi@gmail.com Twitter @nonewsjydshi

発行:2019 年4 月

ーーーチラシ裏面転載ここまで

 安保反対とかそういうスローガン一切なしで、「4.29は何の日」と書いた手作り横断幕は、参加者の思いや気持ちを表現していたと思う。横断幕と楽団の方が公園内を歩いた時も、じぅと見つめて「なんだっけ?」みたいに考えてくれたり、「オレの誕生日だけどな」という人もいたとか。

#Remember0428 上野アクション 撤収中
長時間おつかれさま 撤収作業

 まるまる半日で、くってかかってきた右翼っぽい人は一人だけだった。チラシにあるように、考え方は人それぞれなので、穏やかに対処して帰ってもらってようでした。自分と考えの違う他人の意見を脅している暇があったら、右の人も右の人なりに、どうすれば沖縄の人たちの民意に応えて犠牲をなくし、沖縄問題を解決できるか自分の立場から考えてほしい。犠牲を押し付けておけばいいと言うなら、それは意見と呼ぶにすら値しない暴論だけども。

 それとは逆に「これって沖縄のことですよね?」と知っていて、いろいろ励ましてくれる方が何人かおられた。それでもまだまだ本土での声は不充分ですよね。世論調査で本土でも賛否が逆転して「辺野古基地建設反対」のほうが多数ではあるというけど、それは明確な「反対」というより「もうやめてあげたらいいじゃない。このままじゃ泥沼だし」という、沖縄への同情のニュアンスが強いように思います。

 本当は「沖縄の問題」じゃなくて、沖縄に基地と犠牲を押し付け、「日米安保」を目に見えないようにしてきた、見ないようにしてきた「私たち日本人の問題」なんですよね。

 仕事と集会で丸一日休みの日がなかなかなくて、週に一日は必ず休むが信条の私は、この日は行くかどうか迷っていたのですが、参加してみて、かつての「みんなの優しさを束ねて非道と闘う」という、三里塚闘争の精神とスローガンを思い出しました。あらためてその精神を確認できたようで、行ってよかったと思います。誘ってくださった方には感謝します。ありがとうございました。

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