2010.04.25 沖縄県民大会に呼応する東京集会とキャンドルの波

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 昨日25日は沖縄県読谷村で開催の普天間米軍基地撤去を求める県民集会に呼応して、全国各地で様々な行動が取り組まれました。私も国会近くの三宅坂ホールで開催された「沖縄県民大会とともに声をあげよう東京集会」に参加してきました。(→画像アルバム)

 集会後のデモにも参加し、国会と官邸の周辺をデモ行進した後、夜には明治公園で、沖縄と連帯する「歌とスピーチとキャンドルで人文字を作る行動」に駆けつけ、ギリギリで人文字の完成に間に合いました。

東京集会の報告

 昼間の東京集会は「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」と「東京沖縄県人会」が主催されたものです。開会とほぼ同時間に到着しましたが、すでに席はなく、通路まで満杯の状態で中に入ることもできませんでした。定員688席がキャパの会館にはすでに1000名以上の市民が押し寄せ、中に入りきれない人でロビーまでいっぱいになっています。すでに受け付けも停止されていて、入り口では「どんどん奥へ進んでください!」と係の方が必死に叫んでおられました。

沖縄県民集会に連帯する東京行動1 会場に入りきれないくらいの人が集まった

 人がいっぱいで舞台も見えない下の入り口をさけ、あまり人のいない上の出入り口があるのを見つけまして、ようやっとそこから会場を覗き込んだ時には、すでに冒頭の「勝連沖の海中映像」上映と、反戦地主会の主催者挨拶も終わり、各地の沖縄県人会からのメッセージが代読されているところでした。続いて沖縄県民大会の会場からネット中継で現場の様子が映し出されました。ちょうど沖縄県議会の高嶺議長が挨拶されているところでした。

 高嶺県会議長は、基地問題を沖縄の問題とせず、日本全体の問題として解決しないといけないこと、その意味で、全国の地方自治体の首長の間で、「沖縄の負担軽減」について理解が得られつつあることを評価されつつ、結局は、「日米安保は安全保障のために必要だ。だが(自分のところに)海兵隊がくるのは嫌だ」という、沖縄に対する身勝手で冷たい態度が主流であることに苦言を呈されていました。これは安保容認論者の方にこそ、そんな冷酷なわがままが、はたしていつまで通るものか、是非とも考えていただきたいところです。沖縄の我慢と怒りはもう爆発寸前の限界にきています。それをなめてはいけないと思います。

 また、同時に県会議長は、テニアン議会が沖縄の基地移転先として、全会一致で誘致に名乗りをあげたことを指摘し、かつてラムズフェルド国防長官がした「歓迎されないところに基地はおかない」という発言をふりかえり、今こそその実現をはかってほしいと訴えられました。これは左翼ではない既成の政治家の「移設」を前提としたギリギリの発言でしょう。私(たち)は「移設」ではちっとも軍縮になりませんし、移設先のテニアンなりグァムの人々がこれから受ける苦しみを思えば、手放しで「そうだそうだ」とは言えません。それでも沖縄の民意の一つとして、安全で高いところから気軽に「ナンセンス!」と言うことは私にはできないです。

 続いて集会への賛同団体を代表して3人が挨拶にたたれました。それぞれ、普天間基地はハーグ陸戦規定やジュネーブ条約などの国際法に違反し、敗戦のどさくさで日本が土地を盗られた違法な施設であり、その返還を要求することは自然であること、現在のこじれた状態の原因は、とりわけ「1万2千人の海兵隊を1万8千人だと嘘をついて辺野古基地建設を約束してしまった」自民党前政権をはじめ、腰をすえて米軍と返還協議をはじめない日本政府の責任であること、また、「軍隊による抑止力」という軍事一辺倒の発想では、かえって戦争の危険を増し、国民を危険にさらしてしまうので、古い安全保障観を克服する必要性があるという訴えが続きました。

 私も「抑止力=軍隊で敵に勝つ」という発想は、あまりに非現実的であることが、21世紀には明らかになりつつあると思います。ましてやそういう20世紀的な発想の最後(であってほしい)の発露であったブッシュ-小泉の「テロとの戦争」が、最大限のところで失敗を体現したことによって、古い冷戦時代の発想は最終的に破綻・終焉したと思っています。イラク戦争などで明らかになったことは、圧倒的な軍事力で個別の「敵」に勝つことは可能でも、民衆の抵抗そのものを平定してしまうことは決してできない、悪無限的にいつまでも戦い続ける道に踏み込んでいくしかなくなるということです。

 沖縄の米軍は「日本を守る」ためではなく、イラクやベトナムへの殴りこみ部隊として存在してきました。イラク戦争で最も批判されたファルージャ虐殺に、沖縄の部隊が主力として派遣されています。そういう悪無限的なアメリカの戦いに、日本が全面協力していつまでも追随し続けること、それが日本の国民を守ることになるのか?逆に中東をはじめとする民衆から憎まれ、危険な道を歩ませることにしかなっていないのではないか?「民衆の抵抗」というのは、それが勝利することはあっても、逆にそれを完全に平定しつくすことができるなどという軍事頭に凝り固まった発想は、完全に非現実的で誤っています。「軍事」は手段であって目的ではなく、軍事からではなくて歴史の流れから大局的に考えることができる発想こそが「政治」には求められています。そのことを、21世紀の流れは教えてくれていると思います。政治に従属してこそ軍事の「専門家」の唯一の存在意義があるのであって、決してその逆の発想に陥っては絶対になりません。沖縄の基地問題も、そういう大きな視点から考えるべきです。

 ただ、平和フォーラムの方が挨拶の中で、野党時代の鳩山さんの発言を紹介しつつ、「鳩山首相を非難するような状況ではない!」と声を張り上げておっしゃった点については、素直に「?」と思いました。確かに「今の状況」は自民党政権が作り出したもので、鳩山さんはそれを批判し、必ず正す「最低でも県外」だと約束して政権につきました。しかし、だからこそ、いつまでもフラフラして、その約束を断固たる態度で履行しない、あまつさえ約束を破棄しかねないような態度を繰り返すからこそ、鳩山さんが非難されているわけですからね。

 連帯発言に続いては、沖縄県民大会の会場から、うるま市民協議会の崎原さんのネット中継を使った発言があり、カンパ要請、今後の運動への呼びかけと続きました。今後の運動については、緊急意見広告運動への呼びかけ、翌日に東京に来られる沖縄県民大会代表団との交流集会への参加などが呼びかけられました。また、当日の夜にキャンドルの灯で人文字をつくるという沖縄連帯アクションTokyoへの参加が呼びかけられました。同アクションの主催の方は、「最低でも1000人での人文字を準備しています」とおっしゃられましたので、私は素直に「それは無理だろう」とその時は思ったのですが……。

デモ行進に参加

沖縄県民集会に連帯する東京行動 デモ

 集会後はデモ行進にうつります。会場の正面玄関前で、集会に参加しておられた中野由紀子さんにお会いしたので合流しました。私は東京ではさっぱり知り合いがいませんが、中野さんは人気者で、あちこちで声をかけられていたらしい。それはともかく、あまり組織動員もないので、きっちりしたデモの梯団わけもなく、私らも適当に参加できるのがありがたかったです。みんなてんでに好きな旗をだしていろんな人がいました。

 実は中野さんも「三里塚勝手連」の旗を持ってこられていた(エライ!)のですが、「三里塚派勢力の殴りこみ」みたいに思われたら、いろいろ迷惑をかけるかもと、自意識過剰に考えてしまいまして、とりあえず旗は出さずに出発しました。けれども、私たちが入った梯団は、とりわけいろんな人がたくさんおられまして、出ている旗も数人単位で各種ありました。それを見ているうちに、別にいいだろうと、歩きながらゴソゴソと準備して旗をたてました。三里塚の農民は個別農家の利害を超えて「反戦の砦」たらんことを宣言し、沖縄の基地闘争にも積極的に支援・連帯を打ち出しておられるのですから、三里塚の旗を出すのはむしろ当然のことです。

 このように、デモ全体はとっても自由な雰囲気で、上手に言えないけれどもみんな自発的でとっても元気なデモでした。すごく長いコースで、しかもいわゆる「ゆるい」デモでしたから、こういう場合は時にすごく疲れることがあるんですけど、最後までちっとも疲れなかった。持ってきたラジカセで沖縄の音楽を流す人もおられました。また、沿道からデモに合流してくる人もいた。なんと言うか、京都の私から見たら、東京の沿道の通行人はデモに慣れているというか「スレている」んですが、沖縄県民大会のニュースや同情もあるせいか、反応が良かったように思います。京都や大阪での連帯行動の報告を読んでも、沿道の方の反応はかなりよかったようです。確かに何かが変わってきていることを実感しました。

 解散地点では、勝手連の旗を見て、何人かの方に話しかけていただきました。昔はいわゆる戦旗西田派(私が所属していた団体とは最も仲が悪かったところ)にいたという方に話しかけていただいたのは嬉しかったです。また、全共闘運動から三里塚の強制代執行阻止闘争にも参加しておられたという、「大先輩」のおじさんにも声をかけていただくことができ、いろいろと考えさせていただきました。それはまた別の話とさせていただきますね。

 そのうち人もまばらになってきました。そのまま帰るかどうかちょっと迷いましたが、キャンドルの行動に向かうことにしました。とにかくちょっとでも人がいないと、しょぼい人文字になってしまうと思ったんですよ。なんでも共同通信が撮影のためにヘリまで飛ばすということですから、そこから見えないようなしょぼいものになったらいかんしなあと思ったのです。

感動したキャンドルでの人文字

沖縄県民集会連帯アクション キャンドルの人文字

 中野さんも誘ってキャンドル行動の会場である明治公園に向かいました。途中で中野さんと話したのですが、

 私「1000人は集まらないとできないくらいの人文字って言ってたよねえ」
 中「集まるのかな」
 私「昼の集会の全員がこっちの行動に来たとしても、それでやっと1000人だよ」
 中「うーん、半分くらいは来てるんじゃない?」
 私「・・・(そんなにも来ないだろう)」

 昼の集会では「遅くとも午後7時までには点灯します」と言っておられました。最寄り駅について時計を見るとすでに7時半近くです。しばらく歩くと上空を飛ぶヘリの音が聞こえました。きっとせいぜい500から700人くらいで四苦八苦しているだろうから、一人でも多く、早く行ってあげねばと急ぎます。ようやく会場に到着しまして、植え込みを抜けて全体を一望できるようになった…

 視界いっぱいに光の渦でした( ゚ O ゚ )

 息を呑みました。脳天に一撃をくらったようなショックと感動を受けた。人が足らないなんてとんでもない!なんと1200人もの人々がこの行動に集まっていたのです。公園内に駆け下りていく中野さんも目に入らず、胸がいっぱいになって、私は高台になった場所から夢中で写真を撮っていました。目がうるんでくるのさえ感じた。恥ずかしいので、それがおさまるまで公園内に降りていくことができなかった。

沖縄県民集会連帯アクション キャンドルの人文字

 私の写真の腕では、ましてや携帯電話のデジカメ機能では、こんなしょぼい写真しか撮れないのがもどかしい!最後にアクションの公式サイトから写真を転載させていただきました。手前の大型のバンや、奥のビルと比べて見ていただければ、これがどれくらい巨大な人文字かわかるでしょう。これだけの人々が、沖縄の人々と連帯したい、その自分の気持ちを示したいという思いで、交通費を払い、その場でキャンドルのお金をカンパして集まったのです。

 最後に「花」を歌ってこの日の行動を終えました。歌のサビの部分はみんなで合唱した。とても幻想的で感動的な光景でした。

 ♪ 泣きなさい 笑いなさい
 ♪ いつの日にか いつの日にか 花を咲かそうよ

 以前に同じ趣旨の行動があったように思います。その時は確か「NO BASE HENOKO」だったと思います。それが今回は「NO BASE OKINAWA」です。確かに何かが変わりはじめている。そう確信しました。

参考リンク

◇基地:沖縄にいらない 国内外 広がる連帯(毎日新聞・魚拓)
◇全国から賛同の後押し 光文字で基地「NO」(琉球新報・魚拓)
◇普天間移設 ろうそくで基地反対の人文字 東京・明治公園(毎日新聞・魚拓)

◇沖縄県民大会に連帯し、東京で1000人以上が結集(レイバーネット)
◇「普天間基地はいらない! 新基地建設を許さない!」東京で2つの集会が開催(平和フォーラム)
◇NO BASE!OKINAWA in TOKYO(かめよん写真館)
◇沖縄に基地はいらない 全国同時アクション 公式サイト

◇(動画)沖縄県民大会に連帯し、東京で1000人以上が結集(UnionTube)
◇明治公園ではキャンドルによる「NO BASE OKINAWA」の人文字が完成(レイバーネット)
◇4.25 東京で二つの沖縄連帯アクション(虹とモンスーン)
◇4.25反基地・東京明治公園集会(志村建世のブログ)

◇沖縄闘争連帯!県民大会に同盟旗立つ(三里塚反対同盟(事務局長・北原鉱治))
◇沖縄・読谷での県民大会(関実・三里塚)
◇沖縄と三里塚の合流を実現(三里塚反対同盟(事務局長・北原鉱治))
◇改めて普天間移設ではなく撤去を これは沖縄ではなく日本の問題だ(アフガン・イラク・北朝鮮と日本)
◇我々はこうした・こうする(土佐高知の雑記帳)

◇京でも集会と行進 普天間移設 沖縄県民大会に連帯(京都新聞・魚拓)
◇京都集会に300人超!大成功、御礼(Kyoto Action)
◇基地をおしつけたくない(壊れる前に…)
◇基地、日本の問題(朝日新聞・魚拓)
◇新基地に反対 沖縄県民大会に合わせ京で集会(毎日新聞・魚拓)

   

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12件のコメント

ロウソク代の500円が頭にまわって、行きたくとも行けなかったが、詳細なレポート、どうも、ありがとう。

今日の国会座り込みには、久しぶりに沖縄の熱い血潮に触れたいと、これからゆくところ。

 「みんななかよく」のkuronekoです。
 「コメント」ありがとうございます。
 今日の午後5時から、有楽町・マリオン前で緊急街頭演説会があるそうですね。
 沖縄からの要請行動団に合わせた企画とか。

私は行けなかったですが、あきらかに「時代が動いている」というのを感じますね。
実際の映像を見て、涙が出ました。
私は高校生の発言に胸をうたれました。
民主党政権は、この問題で下手を踏めばどんなことになるか身をもって分かるでしょうね。
あまりにも馬鹿にしすぎた、国民を。
(自民党は問題外ですが)

普天間基地包囲行動

昨日紹介した三里塚現地闘争と同じ日に、普天間基地包囲行動が行われる。
まず、15日から・・・

5・15平和とくらしを守る県民大会
 とき:5月15日(土)午後3時30分~5時
 ところ:宜野湾市海浜公園

5・16普天間基地包囲行動
 とき:5月16日(日)午後1時~2時
 ところ:普天間飛行場外周
 主催:5・15平和行動実行委員会
    普天間基地包囲行動実行委員会
 事務局 沖縄平和運動センター

とのことです。

いや~先日の25日は、私は何もしなかったからな…

おつかれさまです
キャンドル行動の報告、本当に大きな動きだったのですね。
この間何にもできませんでしたが、これから5月にかけて、いろんな取り組みが成されます。なんかやりたいです。

はい、かなり疲れています。
この集会にも参加できるような体調ではなかったのですが・・・。

またレス不精になっちゃってごめんね>ALL
もう少し調子がもどったらまとめて書こうと思っています。

よく知らないけど抑止力① 「冷戦」

 「普天間基地」の機能をどこに持ってくかで、「抑止力」があれこれ取りざたされています。

 ここでは、冷戦時代から考えてみましょう。
 このブログを始めて、わりと初期に書いたエントリーを一部再録して話を進めます。

どっちも正しい  2006.8.15
 (引用)
 前略 ソ連や中国だって、アメリカがいないからといってわざわざ日本に軍事行使をして、リスクを負うかな。少なくとも日本に親ソ政権ができるアテがあるとか、友好政権を無理やりつくって維持するだけのコストに見合うメリットが得られると判断した場合…

「さあ、踏み出すぞ」と、国会前座り込み

居座るやつらの一番すみっこにあぐらをかき、腹がへっていたので、さっそくかーちゃんにこさえてもらったにぎりめしをぱくついた。
腹がくちくなると、至極ご機嫌だ。

そうなると、食後の一服はどうしたってやめられな…

こんにちは。
連帯の炎、すごいですね。
勝手連も新たな歴史を歩みだしたようで…
次の三里塚集会には元活の近所のおじさんも連れて行けたらと思います。

緊急署名・沖縄の民意に応えてください

● 連休中に【緊急署名・沖縄の民意に応えてください】にご賛同下さい!!
● メールでの署名を心から呼びかけます!!

 ◆メールでの署名集約の期限は5月5日(水・休日)です。どうか、ご協力を!!

 みなさん! 普天間基地をめぐる情勢が急速に煮詰まって…

あさって歴史が変わる

緊急、毎週金曜日連続首相官邸前行動に、多くのご参加を!

 ”今こそ、沖縄の民意を最優先すべきです
   名護市辺野古への基地建設断念を求めます
   「キャンプ・シュワブ陸上案」も論外です
    普天間基地の無条件返還を求めます”
   *署名の最終提出日です 

場所  首相官邸前向かいの国会記者会館前集合…

ネットでも沖縄の放送が見られるの?

メーリングリストで回ってきたんですが。

 QAB開局15周年記念 報道特別番組
 どうなる普天間移設 ~朝まで徹底生激論
 5月14日(金) 深夜1時25分~

 というのがあるそうです。

http://www.qab.co.jp/asanama/

 ご意見をお寄せくださいですと…

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