フィルタリングソフトを入れたらネトウヨ系サイトが見れなくなった話

■今どきよくある話なんですが……

スパム・ヘイト・荒し うちの娘は小学校低学年の娘がいたりするんだけど、昼間はよく近所にある私の父の家(つまりおじいちゃんち)に遊びに行ってます。それは昼間は誰も使う人がいないパソコンが目当てなのですね。

 どこの家でもパソコンやネットは、使う時間や使う機能、見るサイトなどが親によって制限されているのが普通です。ところがおじいちゃんちではそれがない。誰もそばについていないので、使い放題のつなぎ放題の見放題だったわけです。

 一応はおじいちゃんも口頭で注意はしてくれているようですが、あまり小さな子供にはよろしくない「2ちゃんねる系」のサイトも見ている痕跡があると心配していました。

 さらにはパソコンの操作も、パソコン歴10年のおじいちゃんより、小さな娘の方がたけてしまって、この頃はいつのまにか勝手にスカイプをインストールしたみたい。スカイプは同時に数人と会議通話もできるのですが、ネットで知り合った人たちと時間をあわせて同時通話を楽しんでいるそうです(さすがわしの娘!なんちゃって)。

 まあ、相手はほとんどが同じ小学生の女の子同士みたいだから、そこまでならいいと言えばいいのですが、なんかその中の常連に、大人の男性がたまにまじっているようで、これはよくないなあと。つーか、小学生の女子のグループに混ざりたがる大人の男って、それだけでもう背筋が凍るくらいキモイすよ。

■フィルタリングソフトを試してみました

 そんなこんなでうちの父が、ブラウザのフィルタリング機能を稼動させてくれました。「アダルトや暴力的表現」があったらアクセスできないってやつです。そしたらなんか、いつも入っているチャットルームに入れなくなったらしくて、いつのまにか小学校低学年の子供が自分でチョイチョイとフィルタリング機能を解除していました
 どこでおぼえてくるのかと思ったら、どうもスカイプ友達でそういうことばかり教えあっているらしい。「子供は外では悪いことから順におぼえてくるの法則」はネットでも健在です。

 24時間見張っているわけにもいかんし、やみくもにパソコンを禁止しても、今やどこにでもネット環境はありますからね。まずは親の責任でちゃんとした教育(しつけ)をしないといかんと思っているのですが、それだけでは足りません。子供のせいばかりにして怒るだけでも足りない。ネットが「大人の世界」と地続きの環境なのがダメなのです。
 第一そのへんはちゃんと住み分けないとお互いに迷惑でしょう。そう思って、「おまけ機能」ではない、フィルタリングの専用ソフトを導入することにしました。まずは体験版で物色です。

 とりあえずよさそうなものをインストール後にエロっぽいキーワードでいろいろ検索。出てきた検索結果に片っ端からアクセスしてみます。おお、ちゃんと見事にブロックされて表示できません。「おうちのひとにそうだんしてね」とか言われます(笑

■ネトウヨ系サイトは全滅

 それでまあ、アダルトサイトを見ることもないからと思って、しばらくインストールしたままにしておいたのね。そしたらなんと個人で開設しているような右派系(というよりネトウヨ系)のサイトのほとんどにアクセスできなくなってしまったという(笑)。

 たとえばBlogRankingサイトの政治部門では、そういうサイトが2ちゃんねるなどを通じて有名になったり固定のファンがついたりして上位を独占しています。そういったサイトのほとんどすべてがブロックされて表示できない。とりあえずトップ10のサイトは天木さんのサイトをのぞいて「おうちのひとにそうだんしてね」で全滅だった。

 決してこのソフトが政治的内容でフィルタリングしているわけではないですよ。だって日本の右翼運動の総元締めである「日本会議」のサイトはちゃんと見れるし、三浦小太郎さん一水会のサイトも全部見れる。要するに右派ではなくネトウヨ系個人サイトを中心に見れない。きっと罵倒語や差別用語などの「暴力的表現」でブロックしているのでしょう。つまりアダルト(卑猥)もヘイトサイト(暴力・差別)も機械的には同じ扱いをされるということ。

 では、左派系サイトはどうだろう……。

 とりあえず私のお友達関係のサイトを巡回してみたら全部見れた。ただ、試し忘れたんだけど、おそらく「アンチ・ネトウヨ」系のサイトだとブロックされていたと思う。逆に左右問わず、団体が作っているようなサイトは全く問題なく表示される。それどころか「勝共連合」や「統一教会」のページまで表示されてしまうのは困ったもんだ。つまりヘイトは駄目だがカルトはブロックされない。

 まあ、どういう言葉でブロックするかが難しいですもんね。もっとも私が試した時は、規制を一番ゆるくしていたので、もっと強度をあげれば、これらのサイトも表示されなくなるかもしれません。試しに中核派HPにアクセスしたらちゃんと見れた(爆)。これが20年前の中核派なら確実にブロックされていたでしょうがねえ。

 まあ、日本の現状では「過激派」は今や左派よりも右派にこそ存在しているというのが、考えてみれば当たり前といえば当たり前のような気もします。言論ではネトウヨ系の皆さんが、行動では民間右翼を押さえて公安警察の皆さんが「過激さ比べ」では一人勝ちというところでしょうか。

■ヘイトサイトの世界に行くなよ

 こうして見てみますと、ネトウヨ系およびアンチ・ネトウヨ系(総じてヘイトサイト)の皆さんは、子供がいてもフィルタリングソフトは使えないよね。だって自分のサイトにアクセスできなくなっちゃうんだから(笑)。こういうのは損だと思うけどなあ。
 まあ、私のサイトを含めて、別に子供を対象にはしてないし、あえて見せるようなもんでもないかもしれんけど(ゲームくらいか?)。

 まあ、だいたいヘイトサイトは中高生くらいの10代の子供に(悪)影響を与えることで勢力を拡大していくというのが、洋の東西を問わずに相場なわけで、これを正確にガードしてくれるのは親としては普通にありがたいです。

 わが子が右翼になろうが共産党になろうが、意見は言うし討論もするけど強制的には止めようがない。ただし反社会(=反人権)的な活動の場合は別。他人を害する行為ですから。だからわが子がネトウヨやネトサヨになって他人のサイトを荒していたら、親の義務としてパソコンをぶち壊します。

 では、社会の人々や人権を守るために国家権力と体を張って闘う場合はどうか?これは難しい。本当に崇高な意思と行動ならわが子を誇りに思うかもしれないけれど、「若さゆえ」に暴走しているように見えたら「もっと自分を大事にしてほしい」と思うかもしれない。自分の過去が過去だけに文句言えないというのもありますなあ(笑)。その時にならないとわからないよ。ただあんまり(絶対?)党派には入ってほしくないというのがホンネ。

 閑話休題。

 とにかく、わが子に限らず誰にせよ、ネトウヨだろうが、その裏返しのネトサヨだろうが、ヘイトサイトの世界に行っちゃったらダメですよ。普遍的な妥当性が失われてしまうと思うんですよね。よしんばネット上で人気が出たとしても、そんなもの砂上楼閣にすぎません。

 あるいはリアルの社会を顕在意識とすれば、ネット自体が社会の集合無意識みたいなもんなわけで、ヘイトスピーチはそこにおけるリビドーみたいなものです。リビドーはどんなに努力してもなくなりませんが、顕在意識そのものにとってかわることはありません。万が一にでもとってかわったら、その個体(社会)は破滅でしょう。まあ、ヒトラーみたいな人でも選挙で合法的に政権とったんですから、何があるかはわかりませんが、あんまり極端なのは勘弁してほしいです。

 政治サイトを持っている方は、ひとつの目安にすぎませんが、一度フィルタリングソフトの体験版で自分のサイトが「ヘイトサイト」に分類されるかどうか試してみるのもいいんじゃないでしょうか。

<参考>

政治ブログランキングを世間の常識ランク並みに変えたいなぁ(笑)(らんきーブログ)

8 件のコメント

  • ↑大丈夫です。ちゃんと見れます(笑
    つーか、わざわざこのために再インストールしちゃったよ。
    でも、このソフトはかなり規制が緩いみたい。これで見れないサイトはよっぽどです。小学生というより高校生でちょうどいいくらいの規制レベルかな。

    反対に、Yahoo!キッズのフィルターは異常に厳しいようです。「なんで私のサイトがブロックされるの?子供にも見てほしいのに」みたいな話を(主にアニメ系サイトの管理人さんから)よくネットで見かけましたよ。「著作権侵害」でブロックされるみたい。以前は検索はされるが表示されない設定だったのですが、最近は検索すらされない。当然に「旗旗」も表示されません。喜八さんとこも駄目でした。

    ここのあんしんネットは無料にして強力なソフトなのでいいのですが、これをインストールしたら、いつも見ているサイトが左右問わずに全滅することは明らかです(笑

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  • > ↑大丈夫です。ちゃんと見れます(笑
    > つーか、わざわざこのために再インストールしちゃったよ。

    スミマセン&ありがとうございます。m(__)m
    ひと安心しました。

    > あ!謎の憂国者「r」さんのブログはブロックされてしまいました。

    あのブログも私(喜八)が製作しているんですよ。
    「r」氏は謎の人物なので表面にはでません~(笑)。

  • こんにちは。
    「ネトウヨコメント分類学」というカテゴリーで若干アンチネトウヨ的な内容も含まれる私の秘書課広報室は大丈夫でしたでしょうか?(^^;
    私自身は罵倒語や差別語は使っていないはずですが…。

  • 村野瀬さま>
     大丈夫です。見れます(^^)/
     やはり汚い言葉はほどほどにしたほうがいいですね。「お行儀」とかではなくて、文章が大変に読みにくくなって、読み手に「考えてもらう」力が半減し、ただでさえ私の底の浅い文章が、ますます薄っぺらなものになってしまいますから。

    (追記)ーーー

     まあ、汚い言葉って、一種の洗脳効果があるというか、同じ思想傾向の人をどんどん気持ちよくさせて引き込んでいく効果はあるとは思います。

     しかし逆に言えばそれだけの効果しかないようなレベルの低い文章を、「世相を斬りまくります」とかわけわからんナルシズムを根拠にしてネットに残しておく価値なんてほとんどない。むしろ有害で危険です(特に中高生などの未成年に対して)。

     まだブログペット(画面のペットがブログの言葉を断片的につぶやくアクセサリー)が出始めのころ、とある右派政治系ブログを書いておられる方(ネトウヨではない)が、「政治系ブログではペットが汚い言葉ばかりしゃべるようになるので使えないですよね」とか書いておられました。つか、それは別に政治系とかそういう問題ではないだろうと(笑)。

     もちろんこれは人を批判するというよりは自戒をこめて書いているわけなんですが、最近はそんなナルシストの文章ばかりが左右ともに「人気」を得ているようで本当に嫌になりますね。

     このあたりは評論家や学者の一部のテレビ映えする人が「論客」と言われてもてはやされたり、「若者が本を読んで自分で考えなくなった」とか言われはじめたのと符合するように思われます。みんな簡単で断言的な「結論」を、ネットやテレビでお手軽に手にいれようとしている。本を読むとしても、そうして得た結論にそって、もっと気持ちよくなるために読んでいるだけ。

     ネットでヘイトサイトを巡回して「真実がわかりました!」とか言っている中高生を見ると呆れるというか、背筋が寒くなります。ネットに”しか”ない主張は、まず疑ってかかるのが普通の感性だと思うのですけれどねえ。

     そんなヘイトサイトがネットで力をつけて、現実の世界にヘイト本やヘイトビジネスとして輸出されていく。「この右翼の手法を見習うべき」とかいう左派の人もいますが、最後は日本の民衆を信じたい私としては、いくら儲かってもそういう人をバカにしたようなヘイトビジネスや愚民政策はどうかと思っているんですけれども……。

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