by 戸田ひさよし
連帯ユニオン議員ネット代表の門真市の戸田から各方面の方々へ。
(拡散大歓迎。重複ご容赦)
連帯カンナマへの逮捕起訴や裁判は非常に多岐に渡っていて、現状把握がしにくい面がありますが、「労組潰しは許さない 勝手連しが」の稲村さんが、都度都度に弾圧情報や裁判情報を精密に発信してくれています。
今回はその稲村さんメールの、12/13~12/19の間のメールを改行整理したり、行間を空けたりして読みやすく紹介しますので、ぜひご覧下さい。
・・・・特に【12/19発信メール】は、反転攻勢の芽を感じさせる情報です!
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12/13発信
◎12月21日(土)10:30~京都拘置所への抗議行動を反弾圧京滋実行委員会で実施します。
湯川副委員長が不当勾留されています。
地下鉄烏丸線くいな橋駅下車北に橋を渡り徒歩5分です。行動は午前中で終了です。その後の土曜抗議行動は後日協議します。
☆12月19日と12月24日の公判は大津地裁本館1号法廷とのことです。
<憲法28条の破壊 警察・検察の暴挙関ナマ事件>
大津地裁 公判傍聴記 ≪番外編≫
12月10日付の東京新聞「本音のコラム」に、鎌田慧氏が関ナマ事件を再度取り上げている。
「関西生コン支部への警察の大弾圧は、委員長が6回、副委員長が8回の(逮捕・再逮捕の)タライ回し。それぞれ勾留460日間となっている」
「憲法28条と労働組合法によって法的に認められている労組活動を、威力業務妨害と恐喝未遂の疑いで逮捕、勾留する警察権の乱用は、民主主義破壊と言える」
「労組は骨抜きにされ、筋を通す労組は徹底的に弾圧されている」
同じ10日。立命館や中央大の労働法研究者らが全国の大学や研究機関に所属する研究者に呼びかけ、今回の関ナマ弾圧は「正当な労組の活動を処罰するものだ」との抗議声明を出している。
さらにさかのぼって10月10日には、参議員議員会館で武委員長、湯川副委員長への長期勾留は憲法違反だとする「憲法違反の保釈条件、組合活動を禁止する裁判所」と題した院内集会も開かれている。
長期勾留を続ける裁判所への批判が、日に日に高まっている現況です。
12/16発信(1)
大阪府労委が労組勝利命令!&2.18京滋集会開催
1.加茂生コン不当労働行為事件
12/12 大阪府労委が組合勝利命令!「事業再開・承継の有無、組合員の取扱い等につき団交を行え」
12 月 12 日、大阪府労働委員会が、加茂生コン不当労働行為事件で会社の団交拒否など不当労働行為を認め、組合の勝利命令を下した。
詳細添付ニュース・・・他:長崎平和センターが関生弾圧問題学習会、静岡で支援する組織結成
2.反弾圧京滋集会の開催(仮称)
・詳細時刻決定はこれから。ただし内容大筋は決定済
日時は⇒2020年2月18日(火)の18:30~となりました
内容は⇒ドキュメンタリー映画 『棘』(TOGE)上映と吉田美喜夫・立命館大学名誉教授(労働法専攻で労働法学会有志の声明を出された前・立命館総長)の講演
※映画上映も講師もOKいただいています。
会場は⇒ハートピア京都大会議室
(200人収容・京都市中京区烏丸丸太町下ル、地下鉄烏丸線丸太町駅下車)
よろしくご予定ください。
12/16発信(2)
★立て続けにこれも勝利!かんなま弾圧
「村田商事」による団交拒否が府労委で不当労働行為認定された。
一連の関西生コン弾圧で、「正社員として雇用するよう不当に要求した疑い」(京都新聞)として、強要未遂に仕立てあげられた件だ。
労働委員会が不当労働行為として認める件で弾圧するという、京都府警の異常さがよくわかる。
12/19発信(1)
12/21行動中止のお知らせ・・反弾圧闘争
諸般の都合にて、12月21日午前10:30京都拘置所前抗議行動は中止します。以後の行動提起は別途要請いたします。よろしくお願いいたします。
反弾圧京滋実行委員会の野村さんの代理稲村守でした。
・・・参考資料下記2点・・・・
1.ジャーナリスト北健一さん ツイート
正社員化要求などを理由に組合員7人を逮捕、5人を起訴した加茂生コン事件に関連し大阪府労委は12月10日、団交拒否を断罪し救済命令を出しました。
加茂生コンを運営していたのは村田建材で組合結成後「倒産」。
村田商事がすべてを引き継いだため、命令は村田商事あてです。
加茂生コン事件について京都地検は、組合が会社を脅したかのような構図を描いて5人を起訴しましたが、現場で起きたことは団交拒否など、労働組合法が禁じる不当労働行為だったことが大阪府労委命令ではっきり。
起訴状ストーリーに、公的機関から疑問符が投げかけられた形です。
組合員は「請負」で正社員化要求は「不当」と警察は言ってきましたが、府労委は「労組法上の労働者」と認定。
組合結成後の会社閉鎖(村田商事への吸収)についても、団交応諾義務は村田商事に引き継がれるとして同社に団交を命じました。
権利回復を図るとともに弾圧の不当性を浮き彫りにする命令です。
https://twitter.com/k_kitaken1965/status/1205677808078295040??
2.小谷 野毅さん 関生弾圧〉大阪府労委が救済命令
広域協主導の排除に風穴
関西生コン弾圧事件の流れが変わり始めた。
そのひとつは10月21日、株式会社徳島という大阪市内の生コン輸送会社の不当労働行為事件で、大阪府労働委員会が組合勝利の救済命令を下したことだ。
徳島は大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)のいくつかの生コン工場の輸送業務を請負っているが、実態は常用雇用の運転手たちに日雇い手帳を持たせていた。
3年前に関西地区生コン支部の分会が結成され、労働条件改善交渉がすすんでいたが、昨年(2018年)3月以降、大阪広域協組の「関生支部排除」方針に従って、関生支部の日々雇用労働者を就労させず、団体交渉も拒否に転じていた。
大阪府労委は、これら会社の行為を労働組合法7条1ないし3号違反の不当労働行為と認定。
(1) 組合員2名を雇用、就労させること、
(2)就労させるまで賃金相当額5割の支払い、
(3) 団交応諾、
(4)*ポストノーチス
を命じた。
同様の不当労働行為事件は徳島以外にも10数件にのぼり、年末から年明けにかけて順次命令が下される見込み。
府労委命令は徳島1社にとどまらず、大阪広域協組が主導してきた「関生支部排除」という大がかりな不当労働行為政策に風穴をあける一撃という意義をもつ。
ふたつめは11月7日、大阪府豊中市の木村真市議ほか、粟原富夫(神戸市議)、井奥雅樹(高砂市議)、大島淡紅子(宝塚市議)ら近畿圏の市議12人が呼びかけた、「民主主義の危機です!連帯ユニオン関生支部への大弾圧に反対する自治体議員の声明」が発表されたことだ。
北海道から鹿児島まで26都道府県の府県議9人、市区町議112人が賛同(11月2日の時点)。現在も賛同人がふえていて、翌日の朝日新聞(大阪版)は声明の内容と記者会見の様子を大きく取り上げた。
京都新聞も同様の記事を書いている。
弾圧事件を批判的に扱った報道が主要紙に掲載されたのはおそらく初めて。
だが、こうした変化をぶち壊すかのように11月14日、18回目の逮捕劇がおきた。それに対し11月16日、「声を上げよう!弾圧許すな!11・16全国集会」が大阪で開かれた。
平和フォーラム共同代表の藤本泰成さん、甲南大学名誉教授の熊沢誠さん、ジャーナリストの竹信三恵子さんらが呼びかけた実行委員会が主催して1200人が参加。
沖縄平和運動センター議長の山城博治さんらが熱烈に連帯を訴え、市内をデモ行進した。
*ポストノーティスとは:
不当労働行為について労働委員会が発する付加的救済命令のこと。本来の救済内容を記した命令書または労働委員会が命じる趣旨の文章 (不当労働行為の事実を認め,かつ今後そのような行為をしないとの意を述べた陳謝文的内容)を労働委員会の指定する場所に掲示するよう使用者に命じる。
小谷 野毅(全日建運輸連帯労働組合書記長)
http://www.rodojoho.org/tatakai988.html#a4
12/19発信(2) 反弾圧公判傍聴記
憲法28条の破壊 警察・検察の暴挙関ナマ 大津協組事件
大津地裁 公判傍聴記 ≪11≫
「憲法28条と労働組合法によって法的に認められている労組活動を、威力業務妨害と恐喝未遂の疑いとする警察権の乱用は、民主主義破壊といえる」
ルポライター 鎌田 慧
*事件数、被告人が多いため、審理の併合協議が進んでいます。
湖東・大津協組と分けず、来年の1月10日の公判からは、証人に関係する被告人だけが出廷する。これに伴い、武委員長の審理は大阪地裁のみになりました。
19日。元・連帯労組のK氏(旧姓M氏で過去にも証言)が証言台へ。
検察側の尋問に従って、コンプライアンス活動について再度の証言。
証人:「コンプラ活動はアウト、イン(協同組合加盟)の双方に行っていたが、インに対しての活動はカムフラージュ」
検察側:「工事現場、ブロック会議などへの参加者名は?」
証人:「ブロック会議の主導者は萱原さん。チェリオの工事現場へいったのは○○、○○、××、××さん」、と10数名の名をスラスラ述べる。
反対尋問・弁護側
「2年半前のことですよ。こんなにスラスラと人の名前が出るのは少し不自然では?」
証人:「メモしてますから」
弁護側:「じゃあ、現場の件で萱原さんの名前が出なかったのは?」
証人:「うーん」 答えず。
弁護側:「2017年に裁判でコンプラ活動は合法と認められました。木下さんも知っていた。あなたは?」
証人:「知っていました」
弁護側:「コンプラ活動は違反のないところに行っていない。違反のある現場、企業に批判を向けている。この事実でいいですね」
証人:うなづく。
裁判官:「コンプライアンスは、守らなくてはいけない。という認識はありましたか?」
証人:「はい」
裁判官:「工事現場は近くに小学校もあり、人が入り込まないという保証はない。その認識は?」
証人:「はい。ありました」
↑K氏、2度目の証言は、裁判官の正当な尋問を誘う結果に。
関ナマ事件 次回公判予定 12月24日(火)10時~17時
☆傍聴抽選の手続きは、開廷の1時間前になっています。
傍聴の申し出、抽選は21号法廷前。その後、本館1号法廷に移動になります。
労働組合つぶしの大弾圧を許さない!元旦行動
師走の今も、武委員長、湯川副委員長の2人が不当な獄中生活を強いられている事に怒りを!
◆2020年1/1には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない!元旦行動」があります!ぜひご参加を!
https://kannama-tokai.jimdofree.com/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-%E5%A0%B1%E5%91%8A/
と き:2020年1月1日(水)10時~11時半(集合9時半)
ところ:大阪城公園 教育塔前広場
プログラム
■新春決起集会
生支部からの報告/・支援・連帯あいさつ
■大阪府警グルグルデモ
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