ブログ旗旗 » » ウヨ・サヨ論関係
サイト内検索
アーカイブ
人気記事(最近)
twitter
トップリンク

小説・三里塚

小説・三里塚 戦後最大の住民闘争、三里塚。実在の開拓農家をモデルに、敗戦、開拓、闘争と、その波乱の道のりを感動で描く。

市東さんの農地取り上げに反対する会

市東さんの農地取り上げに反対する会 親子3代90年も耕してきた農地を、違法に取り上げる動きを見過ごすことができません。

結衣ちゃんは革命家

結衣ちゃんは革命家 誰でも遊べるブラウザゲーム。ヒロインの声は声優さんによるフルボイス。君はエンディングを見ることができるか?

mixi 三里塚勝手連

三里塚勝手連 当コミュは三里塚闘争に共感し、様々な形で農民を応援していきたいと考えている有志の集まりです。

戦旗派コレクション

戦旗派コレクション 20世紀、1970~80年代を駆け抜けた「戦旗派」の写真集。かつての同志たちへ、そして……。

過激派への100の質問

現役活動家時代に一般の方からよく聞かれた質問、100問100答集。過激派FAQ。
今週の予定
予定はありません
オンライン状況
45 人の同志が革命的にオンライン中です。 (1 人の同志が ブログ旗旗 を参照しています。 )

登録会員: 0
シンパ: 45
カウンター
本日
昨日
累計
FROM 2004/5/01
  カテゴリー ‘ウヨ・サヨ論関係’ のアーカイブ
1 / 3123

議論するのはいいことだ(下)-形式や流行でなく運動の中身の議論を

【討論会】経産省前テントひろばを守ろう
 前回の続きです。こちらのエントリからお読みください。

◆すでにテントは「全国民的」だ

 さて、問題提起の後は休憩をはさんで全体討論にうつります。お三方それぞれの提起を中心に、質問や各自の問題意識、具体的な取り組みや報告、提案など活発な議論が行われました。そのなかでも、前半の針谷さんの「刺激的」な提起について、しばらくやりとりが続く場面がありました。

 先に書いたように、針谷さんの言いたいことは、「テント村は左翼だけの運動にせずに全国民的な運動にするべきだ」ということなのでしょうが、すでにテント村に参加しているのは左翼だけではありません。その左翼の人にしたって、運動の内容を自分たちの主張で独占しようなどとは考えていません。つまり、テントはすでに針谷さんが言うような「全国民的な運動」になっています。なにより「9条改憲阻止の会」が、福島のお母さんら、後から来た非左翼市民の人々に運営を明け渡し、自分たちは裏方に徹して支えているという、テント村成立の経緯がそのことを雄弁に物語っています。門戸は広く開かれているのです。

◆「右翼ぶりっこ」をするべきという提起にイライラ

 ところが針谷さんは具体的なイメージが頭にあるようで、現状がそうなっていないという点について非常に能弁に語られました。針谷さんに悪気はなくて、また、その場にいる左翼の人に失礼になるまいと気を使っておられるのも伝わってはきましたが、語れば語るほどにその内容はエスカレートしてきて、聞いている私はだんだんとイライラしてきました。

 曰く、左翼的な雰囲気のスローガンや団体名、それらの入った旗などはいっさい出さないで、原発反対以外のことは言ってはいけないなどと、どっかで聞いたような話にはじまり、ついには「護憲集会などの帰りにテントに寄る人は、まっすぐテントに行かずにどこかで巻いてから来てください」とまで真顔で言い出された時には、会場の非左翼市民の方からも失笑がもれました。それに対して針谷さんは「いや、そこまでしないとダメなんです!」と一段と大きな声で、「右翼というのは『左翼をつぶす』というのが目的みたいなところがあるから、私がいくら止めても、『そういう集会の奴らがテントに参加している』というだけのことで襲撃対象になって潰されてしまう」とおっしゃる。これじゃいつの間にか「全国民的な開かれた運動」ではなく「右翼に目をつけられない運動」へと論点がすり替わっています。

 そこで市民運動の女性が小首をかしげて「9条改憲に反対すると左翼なんですか?」と質問されると、針谷さんは一瞬虚をつかれて黙られましたが、一呼吸おいてから「…右翼にとってはそうです」とおっしゃったので、会場からは「ええ~~っ?!」という驚きと共に、互いに顔を見合わせるシーンもありました。

 ついには針谷さんの「右からの反原発デモ」に参加しておられる非右翼市民の方から、何の悪気もなく「じゃあテントに日の丸を掲げておけばいいんじゃないでしょうか」という「アイデア」が出され、これに対して針谷さんは「それはとてもいい考えで、私もテントのスタッフにぜひ日の丸を掲げようと提案しているんだけれど、スタッフから『いやそれだけはムリ』と断られているんだよね」と応じられました。話がどんどんおかしな方向にいくので、黙って聞いているつもりだった私も、とうとう辛抱が堪らずに手をあげて発言を求め、針谷さんではなく江田忠雄さんへの質問として、控えめに以下のように述べました。

この投稿の続きを読む »

議論するのはいいことだ(上)-「テント村を守ろう討論会」に参加

【討論会】経産省前テントひろばを守ろう
 去る2月2日に「たんぽぽ舎」で開催された「討論会・経産省前テントひろばを守ろう」に参加してきました。これも2月頃に途中まで書いて放置されていたエントリですが、詳しい報告は大幅に省略して特に印象に残ったことだけを書く事にします(→アルバム)。

◆「そんな話にのれんなあ」と…

 実は私は翌日に大阪で開催される「関西大弾圧跳ね返そう!全国集会」に参加するつもりで、安い夜行バスなど予約していたこともあり、さほど大々的に呼びかけられていたわけでもない、こちらの討論会に参加するつもりはありませんでした。ただ、討論会のゲストスピーカのお一人として、右翼の針谷大輔さんのお名前があることで、何やらもめているというか、ツイッターなどで執拗にたんぽぽ舎に抗議している人がおられるというのは聞いていました。それで私はてっきり、「針谷さんが右翼だから」という理由で抗議されておられるのだと思っていたし、6・11新宿集会の時みたいに会場に乗り込んで実力行使みたいなことにならない限りは、「右翼(団体)との共闘」に原則的な疑問や批判が出るのはむしろ当然というか普通のことだと思っていたのです。

 ところがたまたまだったのかもしれませんが、私が見たツィートでは、反対の論拠として、針谷さんが「暴力主義的政治団体の議長だから」という理由(だけ)が強調されていました。針谷さん自身はあんまり「暴力的で恐い人」に見えないわけですが、ブログだかWebだかの昔の文章へのリンクを貼ってその根拠としておられました。んでまあ、右翼だからというならともかく、そんな警察の過激派キャンペーンみたいな話にはのれんわなあ、と思ったわけです(→参照「反G8デモの禁止と参加者逮捕を弾劾する」)。

 なんというかなあ、「ドヤッ!これなら右とか左とかの思想で排除してることにならんやろ」と言われてるみたいで、なんかすごく違和感をもった。はっきり言うと反感を感じた。暴力的という理由で排除するのなら、たとえば運動内部での仲間内への言動が暴力的(内ゲバ主義的)というのならわかるし、6・11新宿のときはそれゆえに批判したんだけど、そうではなくて思想や政治主張が暴力的というところまで拡大してしまうと、もう歯止めがないというか、じゃあ直接行動はどうなんだとか、いくらでも人によって判断の基準が伸び縮みしてしまい、かえってよくないと思う。だいたいそれじゃ俺も排除されかねんし(笑)。

 そんでまあ、いろいろ引っかかるものを感じてしまって、あれこれ考えているうちに、「考えてばかりいてもしゃあない、そんなにけしからん、けしからんと言うのなら、いったいどんなにけしからんか、自分の目で見てやろう」と思ったわけです。あ、もちろん「テント村を守りたい。そのためにいろいろしたい」という気持ちもありましたよ。そうでなきゃ、単に「原発を考える」とか「政治を語る」みたいな一般的な討論会だったら、きっとわざわざ足を運ぼうとまでは思わなかったろうから。

この投稿の続きを読む »

左翼コンニャク問答

先日、三里塚勝手連や、木の根ペンションとかの関係で、yukikoさんとスカイプでのチャットを使って打ち合わせをする機会がありました。その打ち合わせ終了後の若干の雑談がちょっと面白く(?)感じたので、ここの真似をして(レベルは遥かに低いが)、その部分のログをここに残しておきます。

The Fool◆これからは相対主義が大切

草加:彼は面倒見のいい、良い人だよ。ただ、自分の感性が一番と思うところが玉にきずかなー。

yuki:だったら私はあわないタイプかなー

草加:これからは「相対主義」が大切だと思う

yuki:なにそれ

草加:彼もいいが、私もいい。私がいい、ゆえに彼は間違いだというのは「絶対主義」

yuki:間違ってはいないけど、合う合わないはある

草加:合うところだけ合わせればいい。ダメなのは、合うところも合わせなくなること。左翼はずっと絶対主義だった。お互いの合わないところばかりさがしあって、喧嘩ばかりしてきた

yuki:うーん、わかるけど。理想かな。たとえば右翼と話なんかしないし

草加:合うところだけ合わせればいいよ。喧嘩する相手は、権力 警察 機動隊 空港会社

yuki:あうとこなんかないよ。あってもおんなじじゃない。似てるだけで根本から違う。かかわりたくない。けんかもしないけどね。

草加:権力や空港会社と喧嘩するのだ。喧嘩したり批判する相手を間違えてはいけない。エネルギーの無駄使い。「敵の中に味方をつくる」のであって、「味方の中に敵をつくる」ではいけない

yuki:エネルギー使うほどそんな人のこと考えてないよ。けんかでもなくて、味方でもないんじゃない?

草加:要するに右翼も左翼もただの人、普通の人にすぎない。自分と感性があわない、わかる人だけついてくればいいでは、尊大だと思う

この投稿の続きを読む »

「反中・外国人排斥行動の実態」というメールをいただいて

 前のエントリーで私は、「日本国内で(中国政府を強く批判している人を含めて)中国人に対する感情的な反感や、大きな差別事件が顕在化しないことは、誰にとっても大きな救いだと思います。日本人はそのことを誇ってもいいと思う」とか、能天気なことを言っていたのですが、巻末の資料に掲げたようなメール(「反中・外国人排斥行動の実態」)が回ってきました。とりあえずそのまんま掲載しておきます。

 まあ、私が知らないくらいだから、一般にはもっと知られていないだろうし、全体として見る限りにおいて、日本でこのような人種差別のヘイトスピーチは孤立していると思います。身近な人の様子を見ていますと、だいたいおしなべてみんな中国の強引さには強い反発を感じています。けれども、誰かが極端な表現で中国を罵倒すると、それには白けたり、無視したり、たしなめたりします。そしてそんな極端な罵倒をしていたその本人でさえ、日本で働いている中国人労働者とは普通に笑顔で接している。

 私の狭い経験ですから、あらゆるところでそうだとまでは言いませんが、だいたいこれが平均的な日本人のメンタリティではないでしょうか。これは中国の「反日デモ」から感じるメンタリティと比較しても、やはり「日本人の美徳」と言ってもいいと思います。ですから私が前のエントリの中で言ったことは、今のところまだ撤回する必要はないと思う。むしろ何世代も前から日本で生まれ育った在日朝鮮人に対する差別のほうが、解決すべきより深刻な問題だろうと思います。

 さらに、当ブログにもよくコメントをいただく、右翼活動家出身(現在は「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」代表)である三浦小太郎さんが、「守る会」のサイトに以下のような文章を寄せておられました。

……パリでの難民救援デモに、反共右派は「共産主義者は人殺しだ、インドシナ難民を救出しよう」というメッセージを掲げたといいます。私は、このメッセージは政治的に過ぎますし、不適切だったと感じます。しかし、より立派だったのは、かってのベトナム反戦運動を闘った左派の方々が、彼らと同じデモに、おそらくは不快だったとは思いますが共に行進し、インドシナ難民救援という一点を訴えたことです。
(中略)「とりあえず応援している運動家や政治家の意見には私は関心が無い。私に関心があるのは北朝鮮で苦しんでいる人々の生命と人権だけだ」という視点に立っていただくことが、人権や救援を語るときには最も重要な視点ではないでしょうか。
(「我々に関心があるのは政治的意見ではなく被害者の生命と人権だけだ」より)


 北朝鮮難民や拉致被害者の救援運動や集会は、壇上に極右の政治家ばかりをずらりと並べ、主催者は右翼色の強い人ばかり。これでは純粋に救援したいと考えている一般市民は引いてしまうし、左派などは最初から参加できないようにされている…これは、そんな懸念に対する反論もしくは左派への提言として書かれた部分です。私も以前にこの問題点については考察したことがあるのですが(→「対北朝鮮人権運動の全人民化を希求します」)、三浦さんの提言を読ませていただいて、本当にその通りだなあと思いました。

 私ごときが言うのはおこがましいのですが、まずは、あらためて三浦さんのスタンスには思想の違いを超えて深い敬意を表します。それと、巻末の資料の中にありますが、3千人のデモ隊の前に、「ヘイトスピーチ・排外主義反対」を掲げてたった二人で座り込んだ青年がいます。このお二人の捨て身とも言える勇気と良心に最大限の賛辞と尊敬と、そして連帯をおくらせてください。この3千人全員が民族排外主義の差別者だったとは思いませんが、私のようなヘタレで弱虫で揉め事が嫌いというより単に苦手な人間には、逆立ちしたって絶対にできないことです。こういう若者がいる限り、まだまだ日本も捨てたものではないと思います。

 さて、それだからこそと言うべきか、あるいは、しかしながらと言うべきか、決して反論というわけではないのですが、この三浦さんの上記の文章と、巻末の報告の両者を読んだ上で、私なりに思うことを少し書いておこうと思います。

この投稿の続きを読む »

負け犬の遠吠えにならないために – まる・いさんへのお返事

新社会党 三里塚闘争の参加報告を書く前に、いただいたコメントへのレスをまとめて書いてしまおうとしたんですが、新社会党を支持しているとおっしゃるまる・いさんのコメントへのレスが例によって長文になってしまいましたので、エントリーとしてあげておきます。

 何にでも真正面からお返事すると長文になってしまうのは当然のことですが、言葉は悪いけれども時には軽く流すことも必要かと思います。私にはなかなかそれができない(能力がない)ので、こうして「もはやレスではない」超長文になったり、時間的にそんなものを書く余裕がない時は極度の「レス不精」になってしまいます。今回もやってしまって、そんな両極端というのもちょっとどうかと自分でも思いますが、よろしければおつきあい願います。

>なによりも残念なのは、いわゆる「左派」に共感する人たちが、いわゆる「保守」の人たちには少しでも共通しそうなところがあれば賞賛する一方で、他の左派勢力に対してはいくらでも非難する材料を見つけてきて熱心に強調する、ということです。
>共産党と新社会党がいくつもの地方選挙で共闘し、国政や県議会レベルの選挙でも個々に協力しているケースもまた、いくつもあります。こうした積み重ねが、しばしば共産党に近い立場からの発言ではほとんど考慮されず、新社会党への敵意を露わにした言葉ばかりが並べられることには、しばしば悲しい思いをしております。


 共産党への指摘にとどまらず、まさに左翼全体にとって耳の痛い話ですね。保守や右翼とは思想を超えて仲良くなれる人でも、こと同じ左翼内で考えの違う人とは激しく罵倒しあう・・・よく聞く話ですね。いわゆる「近親憎悪」ってやつですかね。そうなってしまう心情もわからないことはないですよね。ただ、現在的に保守の発言でも評価できるようになったのは、単に自分が弱ってふらふらになっているから、保守の人がちょっといいことを言ったら、それにさえ飛びついているだけの話だと思いますがね。もっと元気なときは「欺瞞だ!だまされるな」くらいの勢いだったのに、病気の時に受けた情けは身にしみるよねみたいな(笑)。それはともかく、旧来の左翼にありがちな体質ということで考えてみました。そこでは近親憎悪みたいな感情的なこと以外にも、いくつか政治的な理由も考えられます。

◆共産党にとっての新左翼体験のトラウマ

 まる・いさんのおっしゃる「支持層はある程度重なるし、票をあまり持っていないし、共闘する相手としてあまり魅力がない」そして「社民党や共産党とあまり違いはないじゃないか、と常々言われている状況で、綱領で他党との考え方の違いを明示するのはむしろ必要なこと」というのは、実は共産党から見れば新左翼とも共通する特徴なんですね。

 その新左翼(主にブントについてですが)は登場当時、共産党中央からさんざんに統制された若い党員たちが、ついに新党をたちあげて独立したという経緯をたどっています。そしてそれに共感する部分が大量にそこに合流し、非常に短期間で成長していった。まさしくなだれをうつようにです。そのため、組織体制も資金も規模の急拡大に全くついていけず、そのことがあとからボディブローのように効いてくるわけですが、それはまあ別の話で、ともかく、その最初の数ヶ月は共産党中央にとって肝が凍りつくような思いだったと思う。その後も、彼らにしてみれば「共産党にくるべき人々がだまされて」、最初から共産党を素通りして新左翼に大量に流れていった。これはもう、徹底的に批判して、潰してしまわないといけない、断固として潰す、あらゆる手段で潰す、こと新左翼を潰すということについては絶対にあいまいな態度はとらない。共産党がそう考えたのも政治的なリアリズムとしては「正しい」組織戦術だったのかもしれません。

 また、新左翼側も共産党に対して妥協的な態度をとらなかった。そんなあいまいな態度ではおそらく潰されていたかもしれませんし、新左翼にとって共産党は、「左翼の理想をおろして敵と妥協した裏切り者」で、現象的には自分たちが分派でも、その旗は自分たちこそが継承して裏切り者の元から持って出たと思っていますからね。そういう文字とおりの近親憎悪があった。そこにもってきて、どうしても「他党との考え方の違いを明示」する必要がありますから、共産党を批判して、自分たちの違いを示し、「社共総評などではなく、自分たちの潮流にこそ結集せよ」という流れになる。そして特に登場初期においては、それに一定成功してきたという体験もある。もともとが非妥協的なレーニン主義の体質にプラスして、さらにこういった関係性が日本の左翼文化の土壌を決定していく。

 だから大昔の新左翼系のビラを読みますと、だいたいその最初の枕か最後の締あたりに、社共両党に対する批判がある。やつらを支持しても勝利はないからこっちに来なさいというわけです。これは党派によってかなり濃淡が違いますが、とりわけ「他党派解体路線」のカクマルなどは、権力と闘うよりもせっせと共産党批判ばかりしている特異な体質の党派(現場的には右翼となんら変わらない)でした。それで「共産党の新左翼批判」といえば、この新左翼の中では極めて特殊なカクマルの論調をもって、新左翼全体を代表させることがしばしばです。まあ、はっきり言ってそれは読者の無知につけこんだデマに近いと思いますけどね。

◆共産党自身がやってきたこと

 これは特に京都でよく聞かされる話なんですが、かつては(つーても大昔ですが)社会党の牙城だった京都が、いつのまにか共産党の拠点になっている。その経過で社会党の人はいつも「ひさしを貸して母屋をとられた!」といっていたわけです。社会党は革新共闘のために共産党と組み続け、居場所を与えてそれなりに気も使ったわけですけど、それは主流派政治というよりも、単にお人よしで貫徹力がなかっただけかもしれませんね。共闘というのはその中でどちらがよく闘うのかを競うという側面から見れば、本来の意味での正しい党派闘争の形態こそが共闘だと思うのです。そして社会党はその党派闘争に負けただけのことです。いつのまにか、京都の社会党はすごく小さくなって、共産党に全部地盤をとられてしまった。そういう体験的な反発もあって、京都の社会党内部は右派がすごく強い地区になっちゃった。

 もちろん、社会党を敵の側に追いやってしまった共産党の側も批判されるべきで、やはりそこにも主流派政治という観点はまったくない。まずは「正しい主張」を掲げて、敵か味方かを選別し、敵と選別したらあとは徹底的に叩くのみ。そういう少数派根性の政治を打っているようにしか見えません。社会党はこれに有効に反論して競わなかったし、お互いに批判しあいながらも、自民党に対しては共に闘うという豊かな関係を、どちらの党も作れなかった。

 共産党のやり方は、これもまた政治的なリアリズムとしては正しかったのかもしれませんが、いつまでもそういう発想しかもっていないと周辺からは嫌われて近親憎悪を拡大再生産し続けてしまう。新左翼並みに小さくてあまり相手にしてもらえない時代は、それくらいのトンガリ具合でちょうどいいと思いますが、やはりどこかの時点でそういう政治からは脱却しないといけない。共産党は過去の成功体験や失敗体験にとらわれて、そういう視点を失ってしまったように思えます。しかしいつまでたってもそういうトンガリ体質の党に国政をゆだねるなんて恐くてとてもできません。

 昔の共産党と社会党の関係を考えてみれば、まさしく今の新社会党と共産党との関係はそのミニチュア版だといえます。そして共産党は昔の社会党ほど甘くはない。絶対に「ひさしを貸す」ことはしない。そういうことだと思います。むしろどちらかといえば、小さいうちに潰してしまいたいくらいの(本当に潰しにかかるとは思いませんが)気分でいると思います。現在の社民党にとってもそう。自分たちにとっては何のメリットもないですからね。ただしある程度、新社会党が地方議員などを抱えて基礎票が読める地域では、これを取り込むメリットがあるので、調子よくそこでだけは共闘するということでしょう。この場合は実は少数派の新社会党のほうが多数派の社共にひさしを貸しているからこそ成り立っている関係なのです。ただしそれもまた本来の意味での共闘ではなく、単に切羽詰った少数派同士がやむなく手を組んでいるにすぎないように見えます。

この投稿の続きを読む »

対北朝鮮人権運動の全人民化を希求します

皆様よいお年を いよいよ大晦日ですが、皆様にはいかがおすごしでしょうか。
 今年もいろいろなことがありましたが、私にとって一番大きなニュースだったのは、仕事の都合で東京に引っ越したことでしょうか。
 実は収入はシャレにならんくらい、がくんと下がりました(泣)。個人的には生活していければそれで不満はないんですが、そこここにお金を送ることができなくなったのがつらい。親にもお金を送ることができないのが一番つらいです。住む所もない人からみたら「贅沢な悩み」に見えるかもしれませんが、自分のことより、他人様への義理を果たせないことや、親を助けてあげられないことのほうがよっぽど辛いものです。来年はこのあたりをなんとかしたいです。

 あと、せっかく東京に来たのだから、今まであまり参加する機会もなかったような場所にも顔をだしてみたい、いろいろ見聞を広めて勉強し、思索や人間の幅を広げられたらなあと、漠然と考えています。たとえば純粋な左派系以外にも、反貧困関係のボランティア活動とか、北朝鮮難民の支援活動とかです。とりわけ北朝鮮関係は、拉致問題が表面化して以降、たとえば靖国護持や歴史修正要求などの右翼が取り仕切っている印象が強すぎて、こういうイデオロギー的な政治思想に同意できない(その仲間だと思われたくない)一般の人間には敷居が高いものになってきました。本来なら、北朝鮮の人権侵害に反対することや、拉致被害者の救援は、左右を問わずに同意できる課題であり、もっと大きな運動になってもいいはずなのに、今ひとつ広がりを欠いています。本当にもったいないことだと思います。

 全民衆的な幅広い同情の存在と、運動の右翼による独占というネジレが、個別日本におけるこの問題の進展を様々に特徴づけてきました。右翼の政治戦略で考えてみれば、今後ともこういう分野から左派・リベラル・中道派を締め出し、自分たちの運動の基盤、新規参加者を獲得する動員源にしておいたほうが得策です。そのせいで参加できずに締め出された人に「北朝鮮はどうしたw」とか言っておけばいいのですから楽ですよね。けど、やっぱりそのせいで広がりを欠いて頭打ちになっているのは事実だと思いますし、本当に北朝鮮の被害者のことをこそ第一に考えるのであれば、それではいけないと思うのですよ。こうして北朝鮮問題への取り組みが広がるどころか狭まっていく中で、人種や国境を越えた普遍的な人権問題として広めていくどころか、その全く逆に、狭量な国粋主義(民族対立・レイシズム・「嫌韓」など)の具に貶めてしまう勢力が培養されてきました。

 これではいけません。これではますます一般の人が参加も賛同もできなくなっていく。そういう構造をなかば意図的に作り出しておきながら、左派も含めた広範に存在する北朝鮮への批判を、極右派は、あたかも自分たちだけが独占して代表しているようなイリュージョンを作り出して政治利用してきたのではないでしょうか。それは左派自身が反省すべき諸点とは別問題として、厳然としてある事実です。

 しかしながら、運動の一部には、本当なら広範な基盤を持っているはずなのに、今ひとつ爆発的な盛り上がりにいたらない現状を反省する人々もでています。とりわけ拉致問題の取り組みへの反省からそういうことを口にする人も多く、チベット支援ではその成果もあって、左派の参加者を多く取り込むことができました。しかしまだこういう流れも一部分にとどまっています。
 私は別に右派の人々が、その主張を取り下げることを要求する気は無いし、第一、右派の人がいくらハードルを下げたり本来の主張を隠してみたところで、彼ら(に限らず特定の政治主張を持つ人々)が広範で全市民的な運動の中心になることはできません。本当なら「右派の統一戦線」と「左派の統一戦線」があって、その上に、それこそ右は鈴木邦男のような極右から、左は世間で過激派扱いされているような「極左」まで、当人が参加しようと思えば誰でも参加できる幅広い「国民戦線」が形成されることが、運動論的に言えば理想ということになるでしょうか。

 そのためには、まず第一段階として、運動が「右翼運動」に閉塞してきた中で、そこを金城湯池として発生・培養されてしまった、いわば鬼っ子としてのレイシズム潮流を、右派の人々がちゃんと排除してくれることが先決です。左派のみならず一般市民として考えても、こういう人たちを間接的にでも応援することはできません。それは欧米で言えば「ネオナチが重要な一角を占める運動」ということであり、そんなものが「全国民的な運動」になるはずもなく、まともな神経を持った人なら応援どころか、かかわりを持つことさえ虫唾が走るというものです。「全国民的」になるということは、日本人のみならず、同時にどこの国、どんな民族や人種の人にとっても、心から同意できる普遍的な内容を持った運動や主張にならなければ絶対に不可能です。全体に占めるパーセンテージで言えば無視できるくらいの人数にすぎない「ネット上でクリック率の高い人」に頼っているようでは、惨敗を喫した麻生さんの二の舞です。

 別の言い方をするならば、最初は右派から言い出して発生したものであっても、ついには左派までも同意して主張・参加するまでくらいにならないと、到底、一般市民の参加など望めないということです。右派の枠内にとどめている限りは、「参加する=右派の人間」ということになるからです。そう思うのでいまいち私だって参加できない。左派でなくてもそういう人は山のようにいるはずなのに。もしすべての勢力が参加する(できる)運動なら、そういうレッテルがつくことなく参加できる。そこに左派や右派がいても関係ない。沖縄の県民大会などの例も参考になると思います。

 たとえば、左派市民運動でも、20数年前に中核派が三里塚闘争をめぐり、運動の内部で暴力をふるった時には、ほとんどの市民運動・反戦運動の大きな枠組からは、極めて短期間に中核派は排除されてしまいました。その後、同派がそういう姿勢を収束させた今にいたるまで、20年以上がたった今でもそうなのです。同派から分裂し、この時の「内ゲバ」について、まがりなりにも自己批判を出した未来派でさえ、未だに各種の統一戦線に復帰しきれない原状があるのです。「在特会」などに対して、右派が同じことができるか、できるとしてもいったいいつまでかかっているのか、それとも「在特会」のような人間こそが右派の本質(本流)にすぎないのか、左派が持っている自浄能力を右派も持っているのかどうか、そういうことに今後の広がりがかかっています。

 だいたい右派の人は、「もちろん幼稚な在特会なんかには同意しないが」と一言だけ枕言葉として置いて、それで自分は免罪された自由な存在と考えている人が多い。しかしながら、左派が20年前の中核派に対して示した迅速な態度と比較してみれば、そんな程度のことですまないのは一目瞭然です。「在特会には同意しない」結構。しかしそんなのは当たり前の前提。それで?ということです。現状では、同意しないだけでは「中立」あるいはもはや「容認」と同じ結果しかもたらしていないと知るべきです。

 そういう点に注目しつつ、来年は北朝鮮関係の集会や催しにも顔をだして、この場でその内容や感じたことなどを、左派の人たちの参考に紹介していきたいと考えています。同時に何よりも、北朝鮮(中国を含む)の人権侵害の被害者の方たちを第一に考え、その心情に寄り添うことができるような、かつ左派独自の立場に立った発想や思考回路を模索していきたいと考えています。

この投稿の続きを読む »

正しければいいのか-日本赤軍の経験から

赤軍―1969→2001 (KAWADE夢ムック)
 えーと、たまには「元過激派」らしいタイトルをつけてみたかったのですが、タイトルと本文はあんまり関係ありません(笑。

 さて、前のエントリー(「普天間は『移設』でなく『閉鎖』せよ!『鳩山首相への緊急提案』に連名を!」)をトラバしたところ、GO@あるみさんがご自身のブログに賛同要請を転載してくれました。そのエントリーにGOさんが書いておられた以下の感想を読んで、少し思うことがありました。

ま、鳩山政権への「お願い」運動も、今年いっぱいぐらいかな~
四の五の言っていると、新年早々から「打倒」するからね
普天間基地なんぞ、本当は民衆の力で包囲して、解放しなければなるまい


 わずか数行のごく素朴な感想に対してまで大きな意味付与をするつもりはありませんし、以下、私が思ったことも、GOさんのふとした一言から芋づる式に私の脳髄からわいて出たことであり、GOさんはこういう人なんだと言いたいわけでも、論争をふっかけているわけでもありませんのでご注意ください。

 さて、まず要求・要請運動は別に自民党政権の時代からやっていたことであるからして、民主党政権になったからって、ことさら「鳩山さんへのお願い運動」と卑屈に考える必要はないだろうと思いますよ。まあ、最初っから民衆の願いなんて聞く耳もたねえだろうなとわかっていた自民党政権にくらべて、多少は聞く耳くらいはもっているかもという、世間一般的な鳩山政権への評価からそういう言い方になるんでしょうけど。

 しかしそんな「原則的」なこと言い出したら裁判闘争もできなくなりますし、不当な逮捕には「獄舎を突き破っての奪還」以外の方針は全部日和見主義になってしまいます。そういうのを左翼小児病というのではないでしょうか。また、場合によっては辺野古の闘いは日和見的な「麻生さんへのお願い運動」だったことにされかねません。実際、中核派の指導部(いわゆる中央派)の反貧困運動に対する評価などを読みますと、彼らにはそういう感性があると思わざるを得ません。

 ここでは「お願い運動」に「普天間包囲・占拠・解放」を対置しておられますが、同時にこの「要請」を転載していただいているのですから、これはGOさん一流のちょっと斜にかまえた左翼ノリであるわけです。でも大昔はわりとこういうスローガンを大真面目に打ち出すことで既成左翼との差別化をはかる-だけなら良いけど「中間主義的な市民運動」を頭ごなしに否定するような感性としてありがちだったわけですね。

 私自身はそういう感性にはついていけないというか、それではかえって民衆からの反発やリアクションを生み出してしまい、「本当は民衆の力で包囲して、解放しなければなるまい」という考え方をも宙に浮いた空念仏にかえてしまうのではないでしょうか。別の言い方をすれば、こういう感性は、民衆の苦闘や実存から遊離した学生共産主義者の観念主義にすぎないと思いますし、それでは「地元密着の地道な運動」を対置して、実際には「民衆の力による包囲」に敵対するだけの部分にも対抗できないと思います。さらに私たちは最も過激な方針を提起する人が、ちょっと挫折すると、たちまち極端な経済主義者や市民主義者に(場合によっては右翼にさえ)宗旨がえしてしまうことがあるのを知っているのではないのでしょうか。要するに両者は同じコインの裏表にすぎないのだと。

 それがどんな「コイン」かと言えば、先に書いたように、民衆の苦闘や実存から遊離した観念的なあり方、別の言い方をすれば民衆への愛や信頼というものの欠如だと思います。さらに言うなら自己存在やその世界へのこだわりかな。新左翼の裏返し版である『在特会』に、ニートやヒッキーが多いとされているのも、決して偶然ではありません。

 これは「過激な方針」を批判しているのではなくて、こういう傾向は「地元密着」を主張している人の中にも(むしろそういう人にこそ)多く見られます。つまり、今現在あるがまんまの民衆に受け入れられる運動や主張しかしてはいけないというのがそれであり、彼らは現実の民衆が部分的にでも自分の思惑を乗り越えて「過激化」した場合にはあわてふためき、そこに民衆の可能性を見るのではなく、逆に必死になって運動に枠をはめようとすることで、容易に民衆の敵対物に成り下がります。まあ、本人はそうして自分を乗り越えていった民衆こそが「人民の敵」に見えるようですが。

 で、一番問題なのは、左翼の常識で「正しい」方針をアプリオリにそれとして持ち込んで押し付ける「紅衛兵」な路線にしろ、あるがままの民衆に迎合する大衆運動至上主義者にしろ、どちらもその根っこには、民衆を自己の主張に従わせたり操縦しようとする発想、すなわちあの「遅れた大衆」という発想があるということです。それこそがスターリン主義なのであり、両者は同じものがどういう形態で発現したかの違いにすぎないということです。

 申し訳ないですが、私は戦時共産主義だのNEPだのはスターリン主義発生の研究対象としては外せないとしても、そういう政策的なレベルでスターリン主義は語れないと思います。それよりもっと、政治思想的なレベルでの実践的な克服が求められると思いますし、そうでなければいくらスターリン主義を批判しても、実践的にはあんまり意味がありません。その意味では日本共産党も中核派も、それぞれスターリン主義内部の右翼と左翼としての発現にすぎないと思います。

 たとえば左翼スターリン主義の中核(本部)派は、年越し派遣村や、民主党政権入りした湯浅誠さんらを「資本主義の延命に手を貸す者」として批判し、右翼スターリン主義の日本共産党は議員らが派遣村を訪問して「頑張ります」と表明したわけですが、煎じ詰めてみれば中核派は「中核派系に結集して労働運動で革命やろう」、共産党は「わが党を支持して一票入れてください」以上のことは言えていません。政治党派なんだからそれも一定は当然で仕方のないことではあるんですが、派遣村に限らず寒空に震える派遣労働者を、どうしても支持者や票田以上には見られない。

 党なんだからまあそれはいいんですよ。ですがそこで「遅れた」派遣労働者からこそ、「前衛」である自分が学ぼうという姿勢(主体形成)がどれだけあるかなんです。民衆の実存に寄り添ってそこから学ばない「人民の前衛」なんてただの独裁予備軍であって、そんなものはいらないのです。
 次に、単に便乗したり批判したりだけでなく、湯浅さんや派遣村を越えるような、労働者大衆を守る闘いを実践で作り上げていくという努力なり試行錯誤なりをやりぬく気持ちがあるのかということです。念のために言えばそれは運動の規模とか世間の注目度という意味ではありませんよ。少なくとも注目度という観点から見れば、中核派と派遣村を比べるほうがおかしいくらいの差がありますから。

 実際には運動実践において、むしろ自分たちこそが民衆から見たら湯浅さんよりはるかに遅れた場所にいるという謙虚な自覚が必要なのではないでしょうか。そしてそれは湯浅さんに対する理論的な批判では置き換えることはできないと思います。反貧困運動は別に湯浅さんの専売特許じゃないし、ほんの数人でも地道に続いている運動がたくさんあるわけですが、そういう人たちが、中核派の労働運動と、湯浅さんの運動の両方を熟知したとして、はたしてどちらに魅力を感じるでしょうか。「資本主義の延命に手を貸している」という批判も原理的には間違っているとは思わないし、「革命やろう」でもいいんだけれど、便乗する人にしろ批判する人にしろ、そこで党派でも左翼でもない「遅れた民衆」の反貧困運動の実践から学ぼうという姿勢がないだろうと思うのです。それじゃ中核派がさんざんに批判してきたカクマルの姿勢と変わらないじゃないですか。

 その意味で言いますと、反貧困運動の中でも、学生活動家あがりの人なんかは、湯浅さんが政権に参画したことに不快感を示したり、批判することが多いみたいなんですけれど、私はむしろそういう「正しい批判」のほうに感情的には反感を感じてしまいます。湯浅さんは左翼でもましてや党派の代表者でもない人なのですから、それは彼の生き方としては変節ではなくてむしろ一貫しているのですね。先日の労働者派遣法の日比谷集会で湯浅さんは、「派遣村でも内閣でも、私のやることは一緒だ」と言っておられました。そういうことなんだと思います。

 今後は湯浅さんが変節または妥協して政権に残り続けるのか、保守政権のほうが耐え切れずに湯浅さんを放り出したり棚上げするのか、それとも鳩山政権が左傾化して民衆のための内閣になるのか(これはありえんか 笑)それは知りませんが、湯浅さんを批判するのであれば、たとえ世間の注目度でかなわなくても、たとえば中核派だったら「革命やろう」を掲げて、派遣村以上に魅力的でいきいきして自由な運動を作り上げることに力をそいだほうがいいし、そのためには湯浅さんの運動からさえ学ぶべきことはたくさんあるように思えてなりません。湯浅さんが「資本主義延命運動にすぎない」というのなら、なおさらその時にこそはじめて、人はその実践における比較において「なるほどそういうことか」と納得するのではないでしょうか。常に実践における態度で見せてもらわないなら紅衛兵の空論にすぎません。人はみな、数十年前の学生さんみたいに、理論の「正しさ」だけではついてきません。もし私が現時点で二者択一を迫られるなら、中核派(的)な運動より、喜んで湯浅さん(的)な運動のほうに行くでしょう。

 たとえば三里塚闘争(成田空港反対闘争)について、本当に論評したければ、現地に入って反対運動している農民と話してみるしかない。こんなことは、三里塚闘争を知っている私たちだからこそ、もうほとんど常識としてわかりますけれど、それが派遣村についてだったらちょっと反発を感じてしまうんでしょうね。でもそんなに「革命」したければ、まず、派遣村なんかの労働者の前で、派遣村を批判する演説をしてみたらいい。そしてどう思うか聞いてみたらいいと思うんです。そこで理解されなかったりバカにされたとして、その時に「遅れたやつら」だから理解されないだけで「自分らが導いてやらねば」と思うか、あるいは「遅れたやつら」だから「こいつらにわかるレベルで手当てや補償金みたいな話だけするか」と考えるか、それとも逆に彼らの実存から、自分に足りないものが何かを学ぶかということの違いだと思います。

 日本赤軍の重信さんらは、最初は「世界革命の根拠地建設」などという革命理論に従ってパレスチナに飛び立った。現地でパレスチナの人に一生懸命に自分たちの革命理論を説明すると、一応最初は「ふんふん」と聞いてくれるのだけれど、話し終わると決まって「で、具体的に何するの?」と聞き返されたそうです。ここでは生活そのものが闘いであり、生きることが闘い抜きには成立しない。日本では理論の違いをめぐって殺し合いまでしているのに、ここではスターリンを尊敬する人と、トロツキーを尊敬する人が一緒に手をとって闘っている。それが当たり前の世界なんですね。自分たちは民衆に決起を呼びかけてきたけれども、民衆が立ち上がって闘うとこういうことになるんだと。モザイク的な複数主義が当然になっちゃう。そしてそれこそが「生活」そのものなんですね。これじゃあ私たちに、民衆の決起なんて最初から作れっこなかったはずだと悟ったそうです。(『赤軍』文藝別冊より)

 そのうちに日本から届く党派の機関紙を見せるのが恥ずかしくなってくる。他党派の機関紙なんだけど、そこには「首相官邸に突入せよ」とか書いてあって、「まるで明日にも革命がおきるみたいだね」とパレスチナの人々からは控えめに呆れられる。ヨーロッパからパレスチナ支援に入っている女性は何の遠慮もなく「お子様左翼」と言ったそうです。自分とは関係ない他党派の機関紙なんですけど、「日本左翼の現状」と把握されるんで、私は関係ないみたいな島国根性な言い訳は許されない。「お前ら何をしてるんだ」という目でみられる。「内ゲバ」にしてもそう。パレスチナでも「内ゲバ」はあって、しかも拳銃やバズーカ、ロケット弾まで相手に打ち込む。なのにそれがおさまると双方がケロっとして一緒に闘っている。ふりかえって日本の現状を見てみるに、なんなんだこれはと。

 こうして重信さんの場合、それまでの頭でっかちな学生左翼としてのアイデンティティが、民衆の実存の前にあっというまに崩壊・解体してしまう。赤軍派の闘士から、日本人初のパレスチナ義勇兵へと変化してしまう。しかも活動らしい活動をはじめる前の最初期に。そのことがとてもよかった。そしてそこから再度、民衆の実存に根ざした左翼としてのアイデンティティを長時間かけて試行錯誤しながら再構築していかれるわけで、その試行錯誤が重信さんを人間的にとても魅力的な人につくりかえていく。他にも、自国や隣国の歴史についてほとんど無知であることに気がついたとか、いろいろ面白いエピソードも語っておられますが、それはともかく、私たちもまた、この「お子様左翼」からどれだけ抜け出せているか疑問です。

 繰り返しますけど、これは決して「過激な方針はダメだ」ということを主張しているエントリーではありません。そもそもそういう論点とは無関係です。だけどはっきり言えるのは、「お子様左翼」に革命なんてできないし、何かの間違いでお子様が権力をとっても、それはスターリン主義政権以外の何者でもないということです。

 もちろんこれらは全部自戒をこめて書いているんですよ。だから私が偉そうに、運動を必死に担っている人をどうこう批判はできない。もちろん外から見ての意見や感想が役にたつこともあるだろうし、そういった意味ではあくまでも同志的に意見を言うことはありますし、それは普通のことだと思います。さらに公的な存在を自認している党派に対しては、民衆の一人として意見を言うのは当然だと思っています。ですがとにかく人のことを言う前にまず自分ですね。そして私は自問するんですよ。「で、具体的に何するの?」と。

少数派なりの矜持(羽賀さんへのお返事)

(一)

 何と申しましょうかねえ。。。。(=^^ゞ ポリポリ
 まず、ここで自分の意見や主張を開陳していきたいとか、それに対してまた私が意見や感想を書かなきゃいけないという関係になるんでしたら、ウザイのでお断りします。ここは趣味でやってんだから、楽しくない、苦痛なことはしたくないの。「世のため人のため」使命感で活動するなんて思い上がった世界からは卒業しました。

 酷い言い方をして本当にごめんなさいね。けどね、たとえば左派の人が左派系の掲示板に唐突に自分の意見を開陳していくことがあるんですけど、他の左派の参加者からさえ賛同どころか「落書き」と言われたり「ウザイ」と思われたりしてますよ。レスも全くつきません。
 そういうのは自分のブログとかに書いてトラバするとか、掲示板なら「詳細についてはこんな文章を書きました」とそのアドレスだけ書いていくのが礼儀(もしくは順当な線)ではないでしょうか。ましてや相手を否定したり、自分の意見を開陳するために、その相手のサイト資源を使うのはいかがなものでしょう。

 そもそもあなた、こんなドがつくような左派のサイト(笑)で何がしたいの?たしかにここには三浦さんとか、たけさんみたいな(名前を出して申し訳ありません。ごめんなさい)右翼や保守派の方も書き込んでいただいてますけどね、それは考えの違いは違いとして、お互いに自分の主張や思想を押し付けあったり、「どっちが正しいか」みたいな議論を繰り広げないから対話が成立しているし、私も教えられる視点が多くて感謝するような関係が成立しているんですよ。そこんとこわきまえてください。

 三浦さんなんて、モノホンの右翼活動家だった人ですよ。当然、天皇制や歴史認識についてもそうで、知識量も半端じゃない。メジャーな論壇誌に連載まで持っていた人です。だからもし三浦さんが本気になってそういう話題をふってきたら、私なんて赤子の手をひねるようなもんなんですよ。なのに三浦さんはそういうことしないでしょ。私が左翼の天皇観や戦争についての歴史観を展開したような文章を書いた時も、それをご自分の価値観で全否定するんではくスルーしておられますよね。

 なぜかと言うと、そんな右翼の主義主張をこういう左翼サイトで展開するのは論争でも対話でもない、ただの荒しだからです。論争というのは共通の基盤があるところまで降りて、そこから積み上げないと成立しません。三浦さんはそのへんよくわかっておられると思います。三浦さんと私の共通の基盤は「人権の尊重」ということですが、その観点から見て左派の団体や個人を批判する時でも、このサイトにそういった左派批判を書き込むのではなく、ご自分の(?)サイトで主張されているのです。
 一方で選挙制度のあり方とか、価値観やイデオロギーにからまない、土台を共有できるところでは、「こういう考えもある」と違う視点を提供していただいているのです。そして私がそれに反論するようなレスをつけた時でも、それ以上に深追いして延々と自分が正しいと主張されることもなさいません。そして北朝鮮難民(脱北者)やチベット支援など、左派でも共有できる話題や取り組みに関しては、左派でも受け入れられる範囲で提言を書き込まれていく。
 これは右翼の立場から見ても建設的だと思います。右派・保守派の主張を広めこそすれ、その逆にはならない。だからちょっと右派の主張の拡大に協力しているみたいで複雑なところでもあるんですが(冗談すよ三浦さん)、それに対してネトウヨさんの態度はどうでしょう。

 三浦さんの右翼としての考えを全面展開した意見を紹介・転載しているサイトなんかもあるんですがね、もし私がそこに「殴りこみ」に行ったとしたらどうでしょう(しても本人が出てきたら玉砕するでしょうが)。たとえ私がどんな丁寧な言葉で殴りこんだとしても、三浦さんはものすごくそのサイトの方に恐縮に感じられるでしょうし、私はすっかり運動界隈の人々から見損なわれるでしょうね。それとも右派の運動界隈では、そういう言論弾圧をしても見損なわれるどころか「よくやった」とほめられるんですか?

 一度、左派系の掲示板で定住外国人の地方参政権問題を議論していた時には、三浦さんはその掲示板に定住外国人には簡易な手続きで国籍を取得してもらうという対案を投稿されました。左派には国籍という概念を相対化したいと思う人が多いですから、賛同の意見はありませんでしたが、私も今はこれはこれで一つの考えと思っていますし、議論の対象だと思います。こういう視点はなかなか左派からは出てこないので意見として貴重なのです。しかし「日本が在日にのっとられるから反対!」とかいうような、ありもしない民族的な憎悪に満ち満ちた人種差別は、そもそも議論の対象でさえなく、左右ともにスクラムを組んで粉砕する対象でしかありません。「不逞外国人追放!」も同じです。憎悪や差別は私達の友ではありません。

 ですから別にあなたも、あらたまって「論争」なんて申し込まなくてもいいんですよ。他の右派の人だって普通に書き込んでいるんですから。もっと気楽に、「不逞外人追放」みたいな場が荒れるヘイトスピーチではなく、右の立場から、どうすれば在日外国人と共生できるか、どうすればお互いの文化を尊重しあって、この国で平等に生きていけるのか、そういう視点で「なるほどそれも妙案かもな」と思えるような対案を提示してくれたらいいんですよ。私はそれについて(多くは反対でしょうけど)レスしたりしなかったりするでしょう。レスがなかったとしても、そのことに過大な意味付与をされてもこまりますよ。んで、それで終わりと。延々と「どっちが正しいか」の水掛け論をするつもりは最初からありません。そしてたまにはあなたの書き込みに触発された記事だって書くかもしれません。

 だいたい、どうもネットの右派の人は「何でも反対」で相手の意見を否定するばかりで対案がないので反応に困ります。ですがもし、あなたがこういうことについて何の対案もなく、ただ「不逞外人を取り締まれ!重罰を課せ!どんどん送り返せ!日本人にとって役に立つ奴しか入れる必要なし!来た以上は日本人に同化しろ!」という外国人差別しか言えないのなら、ここで結論を書いておきます。「私はそうは思いません」。それ以上何も言うことはナッシングです。これでおしまい、もうこれっきりにして二度と来ないでください。ネトウヨみたいに「それのどこが差別なんだ」と開き直るなら、ついでに唾吐きます。

 以上は私の考えなんで、一応は考えを示した上で、実際には寛大に対応していくという方針でやってきたし、これからもやっていくつもりなんですがね。私の主観は主観として、私の堪忍袋の緒が切れない範囲でなら、枠をはめたくないですしね。なんと『在特会』関係への動画リンクを貼り付けて宣伝していくどうしようもない輩までいますが、度重ならない限りは我慢して宣伝リンクも残してあげてますしね。しかし、こういうふうに考えを書かなくてはいけないたんびに恐がられて、また書き込みが減っていく気がします。だからあんまり余計なことを書くようなはめにさせないでくださいな(笑

この投稿の続きを読む »

「ネトウヨ叩き」現象は他人事ではない

  もうすでに一段楽している(と思う)のですが、総選挙で自民党が歴史的な大惨敗をした前後、2ちゃんねるをはじめとした掲示板で、「ネトウヨざまーみろ」みたいなスレや話題が連続して立ち、一部で話題になりました(→参考資料)。

踊る阿呆の「祭り」のあとに(日経ビジネス)
政権交代で「ネット右翼」危機?(J-CAST News)
総選挙に見る「ネトウヨ」の敗北(PJ-News)
ネトウヨ大憤死の巻(はてな匿名ダイアリー)
<参考>2ちゃんねるから適当に拾い読み

「違うのだよ麻生さん。ネトウヨは数が多いのではない。クリックの頻度が高いだけだ。つまりただのパラノイアだ。匿名のパラノイア。そんな支持を真に受けたのがたぶんあなたの失敗だった。自業自得」日経ビジネス)とのことですが、そんなのちょっと気が利いたネットユーザーならだれでも知っていること。そのせいでネット上の(政治的な)世論調査や人気投票はほとんど信用できないものに成り果てているのは周知の事実です。そしてまた、その「投票結果」をあちこちに貼り付けたり引用したりするんで、また彼らの投票の志気があがっちゃうという悪循環です。

 この記事ではそういう事実すら知らずに「ネトウヨの支持」に最後まで踊らされて強気だった麻生さんを情報弱者としていますが、誰か周りでネットに詳しくて麻生さんに忠告してくれる人はいなかったのでしょうか。それともマスコミや世論調査会社の客観的なデータより、「ネトウヨのクリック」にすがりたかったのか。まあ、それじゃ確かに「自業自得」でしょうが。

◆「ネトウヨ叩き現象」発生の理由と流れ

三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(1)  さて、その「ネトウヨ叩き」の実例の一つですが、右上に紹介した動画は、総選挙投票日直前、池袋で悲壮な叫び(つか、ほとんど悲鳴)をあげる『在特会』の方々です。これが『在特会』ということは知らずに、単なる「笑える映像」として、2ちゃんねるのあちこちに繰り返し何度も何度も貼られてバカにされまくっているところを発見しました。

 なんでこれが『在特会』だとわかったかと言えば、同集団は三鷹で市民団体による戦争展を妨害し、展示を見にきた親子連れに怪我を負わせるという事件をおこしているんですが(→ニュース参照)、池袋で叫んでいるこの方は、その時に在特会側を撮影した写真にアップで写っているからです(撮影者の方に許可をいただいて掲載)。アゴひも付きの迷彩帽(こんなんどこで売ってんの!)やサングラス、使用しているハンドマイクから、なぜか着ている服まで一緒(笑)なので間違いありません。まあ、『在特会』としても、こうして自分たちの主張や行動を紹介してくれているんですから、この動画にも、それが『在特会』メンバーであることを紹介することにも文句はないでしょう。ただしそれが一般から受け入れられるかバカにされるかは別問題だったわけですけども。

三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(2) こういう、自民党大敗直後の「ネトウヨ叩き」の投稿をざっと眺めてみますと、その一番の味噌は、あくまでも、「ネトウヨざまーみろ」であって、決して「自民党ざまーみろ」ではないということなんですよね。どういうことかと言いますと、こちらのエントリでも指摘しましたが、右翼どころか、そもそもネットで(主に)政治的な意見を書いている人そのものが、全体から見れば極少数派なわけで、大多数の「右翼も左翼も嫌。あんなに必死になってる奴らの仲間になんてならないよ」というごく普通のネットユーザーの目から、ネトウヨたちの「愚民たちに真実を知らせる活動」がどう見えていたかということなんです。

 たとえば「『チャングムの誓い』おもしろいよね」とか普通に語り合っているところにしゃしゃり出てきて、「韓流ブームは政治運動で在日の陰謀なんだぞ!」と聞きもしないのにご親切に教えてくれたあげく、ネトウヨ特有の特殊な歴史観をご託宣し、さらに民族差別を煽るようなマルチコピペをしまくって迷惑をかけていたのが彼らです。
 2ちゃんねるでは選挙が近づくにつれてそれもエスカレートし、政治とは全然関係ない板にまでスレッドをたてまくった。そういった彼らの介入(荒し行為)に「スレ(板)違いで迷惑だよー」と言うと、すぐ「在日ハケーン!」とか勝手に「認定」してかえって長引くので、無視して我慢するしかない。これでは「あ~!うぜー奴らだなあ」と思われても仕方がないわけで、やがてそこまでして彼らが必死に応援した自民党が大敗し、今まで我慢していた一般のユーザーが「ざまーみろ!」と一気に溜飲を下げるという流れになったようですね。

 まあ、別の言い方をすれば単にその程度の「やりすぎ」に対する反発、差別的言論に対する普通の不快感、つまりいわば何の背景もない「荒らせば叩かれる」というごく自然な流れにすぎないようですから、新たな燃料が投下されない限りは「ネトウヨ叩き」もそんなに長引くことはないでしょう。(ここで書いた「板」や「スレ」などの用語がわからない方はこちらに詳しく説明されています)

◆今日のネトウヨは明日の自分の姿かも

「在特会」渋谷デモ  しかしなんと申しましょうかねー、私には「お、ネトウヨが叩かれているな」と単純には思えないですね。なぜかと言うと、こうしてネトウヨを叩いている普通の人の頭の中には、同時に、昔のステレオタイプな左翼像も存在していて、それらの投稿を読んでいても、結局は「左翼も右翼も同じようなもの」と思われていることが垣間見えるからです。
 「多数派」を気取っていたはずのネトウヨ諸君が、一般のネットユーザーからどう思われていたかということが表面化した今回の事態は、まさに他山の石、反面教師として見るしかありません。左派は「ネトウヨざまーみろ」なんて思っていたら、今日のネトウヨの姿は明日の自分の姿ということになりますよ。ほんまに桑原、桑原、おー恐い恐いって感じです。

 以前から繰り返している通り、ネットは「道具」なのです。だからネトウヨのように、道具そのものを「制覇」してやろうなんて考えは愚かです。また、「リアル」(現実)と対置するものとして「ネット」があるかのような発想も根本から間違っています。ネットも「現実の一部分」にすぎないのです。つまり職場や家庭内で口走れば周囲に不快感を与えるような彼らの差別言論は、ネットでも全く同じに周囲に不快感を与えていたということにすぎないし、現実にそんな奴が近くにいても、多くの人は反論するより不気味がって放置することがほとんどなわけで、同じようにネット上でも放置されて仲間で群れていただけの現状を、彼らが「俺たちって受け入れられているよな」と勝手に勘違いしていただけだったというオチなわけです。

 しかし逆に言えばネットが現実の一部分だからこそ、それは現実を変革するための有用な道具の一つとしてありえるわけで、それは絶対に使いこなさないといけない「道具」ではあります。とりわけ全国に散在する目に見えないくらいの少数派をかき集めて可視化し、あらたな仲間を募ったりする場合には大変に有用なツールであり、ネトウヨが「成功」したのはその可視化のレベルにすぎなかったわけです。なのにそれを超えて現実に対置する「もう一つの世界」であるかのようにネットを観念したり、現実とは別の特殊なモラルが通用するように思い込んだり、ましてや自分たちが現実には極少数派にすぎないという客観的な分析を忘れ、ネットを制覇した上で「リアル」に逆襲して世界を変えるなんて、全く不可能な御伽噺を信じた「ネット信仰」が彼らの間違いでした。

 私たちは、現実に生きている人々の生活のごく一部分でしかないネット、しかもその中の極少数である政治分野を誰が「制覇」しているかなんてことを気にする必要はありません。私たちの戦略は、ただ、荒し行為からしっかりと身を守りつつ、道具としてのネットをも駆使して坦々と現実を変革する活動をしていけばいいのです。現実を変えることによって、その一部分にすぎないネットも自然に変わっていくのであって、その逆はないのです。それが今回の「ネトウヨ叩き」から汲み取るべき教訓ではないでしょうか。肝に銘じましょう。

 では左翼にはこういう「ネトウヨ」に相当する人はいなかったかと言えばちゃんといたわけです。

この投稿の続きを読む »

<資料>2ちゃんねるから適当に拾い読み

※このエントリーはこちらの記事の資料として掲載しています。
※写真は三鷹の反戦パネル展を集団で妨害にきた『在特会』のメンバー(詳細)。


1 :名無しさん@3周年:2009/08/28(金) 04:21:38 ID:fafD1p8+

三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(1) 私の場合、家族に一人ネトウヨがいます……。

勉強について行けなくなり大学を中退。
専門学校を卒業後就職するも、会社でいじめに遭い、
配属後二ヶ月くらいで退職。
現在は家に寄生しながらフリーターを続けるという、コピペのようなスペックです……
嘘だと思われる方もいらっしゃると思いますが、本当です。

フリーターの分際で実家に帰る度に以下のようなことを私に口走り、
実にゲンナリします。

・外務官僚は売国だらけで無能! ←フリーターが東大卒の官僚を無能扱い
・ミンスが政権を取ると、中韓に主権を委譲し、日本が乗っ取られる! ←リアル会話で「ミンス」

2 :名無しさん@3周年:2009/08/28(金) 04:22:29 ID:fafD1p8+

〓教育相談~外国を侮辱する暴言を吐く息子〓

【質問】:兵庫県、女性

 高校1年生の息子のことでご相談します。テレビで北朝鮮や中国などの外国の報道をみては、両国をはじめ
外国を酷評し、最後には「あんな国なんか無くなっちまえ」などと暴言を吐き、聞くに耐えません。

 「他人を悪く言うのはよくないよ」と親の気持ちは伝えてきましたが、これに関しては反抗的態度を取るばかりです。
先日父親が厳しく指摘したら、激しく反抗し取っ組み合いになりそうでした。

 外でおおっぴらにこのような発言はしていないと思いますが、このような狭い了見では、とても人様とは上手く
やっていけない
だろうと心配です。

息子の言動をどのように考え、どのように接して行けばよいでしょうか。

【回答】:大阪学院大学助教授
 お母様の心配はもっともであり、さぞかしご心痛のことと察せられます・・・。(以下略

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/qanda/consul/20061020wn02.htm


3 :名無しさん@3周年:2009/08/28(金) 04:23:26 ID:fafD1p8+

三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(2) 〓父親がネット右翼になってしまいました〓

教えてGOO!質問投稿日時:2008/11/02 21:20
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=4449057

テレビで中国や韓国の名前が出ただけで、嫌味、皮肉、中傷、ひどいものです。

で、あんまり毎回毎回なので、しつこくてうんざりしてしまって、もうテレビ消すよって言ってしまったんです。

それまで笑って一緒に見ていたのに、一瞬にして売国奴のような扱いをうけました。というか、私の人格を
全否定されました。お前のようなやつは一生人から嫌われて生きていくんだとものすごい剣幕でした。
この変わりようがとってもとっても怖いです。精神を病んだのかもと思いました。本当に怖かった…。

そのような父親をもって、とてもつらいです。以前は温厚な、大人しい人間でした。
みなさんは、何が父を変えたのだと思いますか?

ネット右翼から抜け出させる、最低でもネットから離れた状態での誹謗中傷をやめさせることはできませんか?

私はこういう問題に興味がないので、左翼とかわからないですけれど、テレビをみて毎回聞かされているとうんざりです。
私ががまんしていればいいだけの問題なのでしょうか。


173 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 08:43:15 ID:VZMjj/b0

>837 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2009/08/26(水) 09:25:32 ID:bECC8iFc0
>なんかもう、自分、頭がおかしくなってきた
>民主が憎くてたまらない
>民主の政見放送やCM見るだけでTVを破壊しそうになる

>ジハードに身を投じる人の気持ちが分かり始めてきたよ
>もしも民主のせいで日本中に特亜が溢れて、日本が穢されたら
>自分はジハードに身を捧げると思う


176 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 08:54:16 ID:VZMjj/b0
三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(3) 俺の方が頭おかしくなりそうだよ・・・

>うちの旦那はDQNか日本人じゃないかどっちかのような気がしてきた
>「民主って日教組が母体なんでしょ?君が代も日の丸も認めない教育になるんじゃないかな」
>と私が言ったところ、
>「いいんじゃない?別に思い入れないし」と言ってのけた…
>そして鹿児島で民主が国旗を切り貼りして党旗を作ったのを鳩山さんは
>国旗じゃなく、大切な党旗をちゃんとつくっておくべきだったみたいに言った話をしたら
>「そりゃーそうだろうね」だって…
>旦那は生まれも育ちも今の街だし、苗字もそれっぽくないし、てっきり日本人だと思ってたけど
>相当怪しいような…
>今回の事が独身のときに分かっておけばなぁ

もう呆れる、とかそういうレベルの話じゃないと思うんだよ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1251274394/940
ここに実際にあった書き込みだよ


181 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:48:49 ID:55Ao2vTe
>>176
……これ本気で言ってるのか?
本人が全く自分が狂信的になってるのに気付いてない。
何の意識もなく外国人差別をしてるのが恐ろしすぎる>< 。


184 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 10:03:06 ID:9uE+IVZQ

ネトウヨが『ジハード』とやらを起こしても彼のお仲間であるはずの連中はなぜか彼を『在日の工作員』呼ばわりするだけ


191 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11:20:03 ID:pSYqXyEW

こいつら無意識に差別してるんだよな
何も悪いと思ってない


131 :名無しさん@3周年:2009/08/29(土) 23:12:56 ID:7oGRoIdy
三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(4)
民主党が勝ったら韓国が上陸してくるって言ってる奴はいた。
ちなみに妻子持ち

300 :名無しさん@3周年:2009/08/30(日) 20:28:47 ID:RZLCCNwM

民主が政権取るとまじで中国に占領される(そして5年後日本人全員貧困状態)って喚いてた知り合いが居るんだがそいつの精神状態が心配だ

自民のネガキャンパンフ印刷して近所に巻いてたからなぁ、、なにかしでかさないと良いけど


446 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 13:41:38 ID:O+xaee8r

知人のブログを見たら
「日本に住まわしてやってるのに国家に対する帰属意識がないなんて!」
とか憤慨してた。
なんかなー。自分も借金まるけなのにそんな上から目線で話せるのかな
悲しくなってきた。


627 :名無しさん@3周年:2009/09/02(水) 23:15:39 ID:ULiVpjOg
三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(5)
本気で在日は税金納めないと思ってる人がいる
ことにびっくり。
うちの会社は、在日韓国人と中国人が一人ずついるけど
当然源泉徴収されている。所得税も市県民税もね。
自宅も所有してるから固定資産税も払ってるし。
少なくともニートよりは日本に遥かに貢献してるね。


450 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 13:55:12 ID:GC9XdduW

寝ても覚めても日本オワタ、シナチョンが攻めてくる東京はミンス支持しやがってばかりの知り合い。
リアル&2ちゃん以外のネットでも上記を喚いてるから
政治関連はおおっぴらに騒がないほうが良いよと宥めてみたところ在日疑惑をかけられたorz

政治が絡まなきゃ話してて楽しい人だったのにもう知らん。
民主に投票した人は全部在日ってありえないだろ、現実的に…。
頭に血が上りすぎて沸騰したんだろうね…。

よくネタにされる漫画のセリフ(「もうちょっとだけ続くんじゃ」とか)を使って(自称)面白おかしく憂国する自分かっこいい!!真実を知ってる!!
が滲み出てて見てらんない。


453 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 14:28:42 ID:QyPATj31

その知り合い、在日外国人には選挙権がないことすら
わからなくなってしまってるのかな



365 :名無しさん@3周年:2009/08/31(月) 20:24:13 ID:2ftoypUX
三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(6)
俺の知り合いにネトウヨが二人いることがこの選挙戦でわかった
一人は45歳 フリーター真性童貞アニヲタ
もう一人は34歳 フリーター妻子持ちモンスターペアレント


398 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 01:09:44 ID:aMox5RkQ

私の知り合いなのですが、2年以上前に閉鎖した「ソーテック被害者の会」というサイトの管理人は偽故障情報を流している、
管理人は在日朝鮮人だと毎日のようにパソコン系の板に書き込んでいます。
しかし、その管理人とおぼしき人間の書き込みが全くなく、
一体誰と戦ってるのかが全く見えてきません。
仮想敵相手にシャドーボクシング何年も繰り返しているような状態です。


469 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 17:13:57 ID:cqS38r7P

職場の後輩との会話

「いや~民主党すごいっスね!300越えとか驚いちゃいましたよ!」
「投票前からマスコミの調査でそのくらい行くって報道してただろ…何今更驚いてんだよ」
「でもこれで日本、大丈夫なんスかね?俺の友達とか『民主党に政権取らせたら日本が終わる!中国が攻めてきて奴隷にされる!』とか喚いてましたよ!」
「は?お前、そんなの真に受けてるのか?数ヶ月後には嘘かどうか分かるんだからほっとけ。その友達、ネットとかやるの?」
「バリバリやってますね!ニコニコとか見てみろってよく勧められるんスよ!何でそんな事まで分かるんスか?凄いっスね!」
「そいつ…ちゃんと働いてるのか?どうせニートとかだろ」
「え!?そんな事まで分かっちゃうんですか?何でもお見通しなんスね!ネットでスゲェ情報とか知ってる奴だからビビってたんスよ!」
「ついでにそいつ、学校とかでイジメられてなかったか?キモイとか?」
「そうなんスよ!ひょっとしてアイツと知り合いなんスか?」
「知り合いになりたかねぇよ、そんな奴…お前も付き合い考え直せ。キチガイ(ママ)がうつるぞ…」

俺の後輩もたいがいバカだが、その友達のネトウヨのバカっぷりと人となりには心底呆れた。


478 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 20:07:19 ID:tfS6rQ6g
>>469
すごい標準スペックのネトウヨってやっぱりいるんだな!
笑わせてもらいましたw

それにしても、中国が攻めてきて奴隷にされる、か。
むしろ外国人研修生を低賃金で奴隷のように使っているのは日本なんじゃないのか、とかね。
ニートネトウヨが働けばいいんだよな。


187 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11:12:12 ID:KiFJbK4a
三鷹の反戦パネル展を妨害する在特会(7)
前の彼女がゴー宣好きで特亜大嫌いの女だったな。
基本的にブランド好きの妬み症だから、右翼志向が強いのな。
もっとも深く考えることは苦手だったから、「うん、特亜はひどいよな」って
相槌打っておけば十分だったけど、ちょっとウザかった。


479 :名無しさん@3周年:2009/09/01(火) 20:14:04 ID:ZT5IYIQk

ネトウヨってさ中国が攻めてくるのか韓国が攻めてくるのか
ハッキリしてほしいよな

この投稿の続きを読む »

1 / 3123