「クルド人難民二家族を支援する会」よりの要請が届きましたので、そのまま転載いたします。
ご協力をよろしくお願いします。
現在、日本に保護を求めるクルド人の難民は約400人ほどもおられるそうです。その中で、国連の審査を通過して難民であるとの認定を受けた人はほんの一握りです。しかし日本はこの国連の難民認定証を提示したわずかな人々さえ「犯罪者」として迫害の恐れのあるトルコに強制送還しようとしています。
難民保護は条約に加盟した日本の国際的な約束です。国際的な基準では難民と認定されるような人々でさえ保護しない、あまつさえせっかく逃げてきた国に送り返して相手国の警察に引き渡すようでは、日本は世界に対して大嘘つきになってしまいます。
こんなことだったら、最初から「私達はよその国の難民なんか知ったことではありません」と正直に本音を言ったほうがいくらかマシというものです。「難民を保護します」なんて嘘をつくから、難民が騙されてやってくるのです。そして騙されて来たところを捕まえて送り返すとは、なんと罪作りで非道なことでしょうか。
/////転載ここより////////////////////
クルド人難民二家族を支援する会の國場です。
アムネスティからの緊急行動要請を転送します。
ご協力をお願いします。
*転送歓迎*
東京入管収容中のUNHCRマンデートB氏と先日強制送還されそうになったY氏のケースについて、アムネスティ・インターナショナル国際事務局より、以下の緊急行動要請が出されました。ご協力よろしくお願いいたします。
UA ナンバ―:UA 33/05 国際事務局発信日:2005年2月11日
AI INDEX:ASA 22/003/2005 期限:2005年3月25日
国名:日本 ケース:強制送還/拷問、虐待のおそれ/医療上の懸念
対象者:トルコ国籍クルド人男性2人
日本に庇護を求めているトルコ国籍クルド人男性2人がトルコ本国へ日本より強制的に送還される可能性があります。トルコへ送還された場合、拷問を受けるおそれがあります。
上記男性のうち1人は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)よりマンデート難民と認定されています。2人の名前は本人とその家族の安全のために公表しません。
2人のクルド人男性はどちらも30代半ばで、1人は2003年1月より東日本入管センター(茨城県)に収容されています。腎機能に問題があり、右腎臓は機能低下が著しい状態です。入国管理局が病院で診療を受けさせているにもかかわらず、腎機能のみならず、深刻な医療上の不安が多くあり、次第に悪化しています。2月4日、この男性に対する突然の退去強制執行は最終段階で取りやめとなりました。これは弁護士が執行停止の申し立てを行ったこと、支援者・国会議員らの抗議があったためです。
2004年7月に彼の村に日本政府の役人と軍関係者が訪れ、彼の家族や彼の村の村長を尋問したことがありました。
このようなことは、送還された場合、本人およびその家族にも深刻な人権侵害(容疑不在のままの収容、拷問、虐待など)を及ぼす危険性があるとアムネスティは考えます(2004年9月2日付ニュースリリース“日本:政府がトルコにいる難民の家族を危険にさらす”を参照)。
もう一人のクルド人男性は、オーバーステイであるとされ2004年11月より収容されています。この男性はUNHCRより難民と認定されています。トルコに強制送還される危険性が高く、トルコに送還された場合、拘束され不公平な裁判や拷問、虐待の対象となる可能性があります。
1月18日に日本に庇護を求めていたトルコ国籍クルド人父子がトルコに強制送還されました。これは日本の国際条約上の義務違反にあたります。残された家族5人は日本に残っていますが、UNHCRが第3国出国を模索中です(UA20/05, ASA22/001/2005, 21 Jan.2005を参照のこと)。
背景情報
アムネスティで把握している限りでは、これまでトルコ国籍クルド人で難民認定を受けた人は日本では一人もいません。本国へ送還された場合に生命に危険性が及ぶことが全く考慮されない、または適切に考慮されないまま、庇護希望者の難民申請が却下されることが多くあります。
これらの庇護希望者は公平かつ満足のいく難民申請手続きにアクセスすることができず、時には通訳者・弁護士へのアクセスも拒否されることがあります。入管センターに収容されている外国人は被収容者の権利について十分な情報を得られません。特に、理解可能な言語で弁護士や助言者に即座にアクセスすることが難しく、長期収容の可能性がある難民申請者の収容について、アムネスティは以前にも懸念を表しました。
難民申請者で長期収容者の多くは、精神的・身体的健康が悪化しているとの報告があります。アムネスティは被収容者の情報へのアクセス、法的助言を受ける、外界へのアクセス、適切な医療措置の権利を認めるよう日本政府に要請し続けてきました。
2004年12月10日に東日本入国管理センターでは被収容者と職員の間で暴行事件がありました。報告では何十人もの武装した職員が被収容者を殴ったり蹴ったりしたとのことです。この後、法務大臣が東日本入管センターを訪問しました。今回のUAで取り上げた男性を含む6人ほどの被収容者が保護房などに隔離され、1人が怪我をしました。
行動要請
英語またはあなたの母語で以下のアピールをできるだけ早く送って下さい:
◇上記二人の男性がトルコへ強制送還される危機にあること、トルコに送還された場合深刻な人権侵害(容疑不在のままの拘束、拷問、虐待など)を可能性があることに懸念を表して下さい;
◇UNHCRが認めた難民であるにもかかわらず、トルコへ送還される危険性がある男性がいることに懸念を表して下さい;
◇UNHCRが難民と認めて人々に庇護を与え、すべての庇護申請者に公正な難民認定手続きへのアクセスを保証し、審査中は送還しないよう要請して下さい;
◇日本が批准している難民条約および拷問等禁止条約、さらに慣習国際法上の義務に従い、深刻な人権侵害を受けるおそれがある地域へいかなる人も強制送還してはならないことを日本政府へ要請して下さい。
宛先: 法務大臣 南野千恵子
住所: 100-8977千代田区霞が関 1-1-1 法務省
E-mail: webmaster@moj.go.jp (法務省ホームページ)
Fax: (03)3592 7088、または(03)5511 7200
要請文の書き出し: 法務大臣 南野千恵子 様
宛先: 外務大臣 町村信孝
住所: 100-8977千代田区霞が関 2-2-1 外務省
E-mail: webmaster@mofa.go.jp (外務省ホームページ)
要請文の書き出し: 外務大臣 町村信孝 様
■アピールのコピーの送付先:
朝日新聞
住所:104-8011 中央区築地5-3-2 朝日新聞社
Fax:(03)3545 0285 (社会部)
(03)3593 0438 (司法記者クラブ)
読売新聞
住所:100-0004 千代田区大手町1-7-1 読売新聞社
Fax:(03)3245 1277 (社会部)
(03)3217 8247
E-mail:dy@yominet.ne.jp
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旗旗サイト内リンク
◇どこが「普通の国」やねん!-クルド人難民送還に行動を
◇緊急)24日午前8:30品川入管前に集合して下さい
◇「国民」の反対語は?
参考リンク
◇これでも難民条約批准国なのだろうか(私的スクラップ帳)
『UNHCRの統計によると、2001年の各国の難民受け入れ数は次の通り。
アメリカ合衆国 28,300人 イギリス 20,920人 ドイツ 22,720人 カナダ 13,340人
フランス 9,700人 イタリア 2,100人 日本 26人
日本は本当に難民条約を批准しているんだろうか、と、思わず疑いたくなるような数字である』
◇憲法9条改正私案(PUBLICITY)
『今回のクルド人難民強制送還の問題をはじめ、日本では政府の側にも国民の側にも「国際法もまたわれわれの法である」という認識が決定的に足りないように思うのです(いや、それ以前に「法の支配」への認識が足りないのかも)』
◇クルド人男性、また収容 国連の難民認定者(Watching)
『またしても人権後進国日本の法務省の非人道性をさらす事態が発生した。法務省はいったいどういう人なら難民と認定するというのだろう?』
◇意見署名・及びカンパのお願い(池谷石黒ウェブログ)
『ぜひ意見署名集めにご協力ください。 添付の署名用紙を印刷して、下記集約先に、郵送もしくはFAXにてお送り下さい』
◇クルド人の映画
『クルド人はいないと言い張ってたトルコが、この映画をきっかけにいろいろ認めだしたんだっけ、確か』
【TAKE ACTION!】クルド人難民・強制送還の危機(アムネスティ・インターナショナル 05.02.11)
私の元に以下のようなメールが届きましたので、掲載します。
皆さんのご協力をお願いします。
<アムネスティ・インターナショナル緊急行動(UA)要請文>
U…
あなたとは議論の前提となるべき国家観や難民観、「国益」というものへの考え方があまりに違うので、噛み合った会話はできそうにありません。つまり議論が深まらずに、お互いの持つ前提からは「正しい」はずの結論を、互いに延々と繰り返すだけの水掛け論になりそうです。
内容的にはこのエントリーのイントロ部分と「恫喝専用掲示板」に少し書きましたので、今後は「恫喝用掲示板」にて継続していただきますようお願いします。
http://8622.teacup.com/souka431/bbs
「日本のクルド人庇護希望者について」
「旗旗」-罵倒・恫喝・敵対的コメント専用掲示板の拙投稿文を転載します
http://8622.teacup.com/souka431/bbs
「日本のク…
>wowowさんへ
.
あ、それケロヨンMK.2氏の所じゃないですか。氏は私のエントリーを見て考え直した様でして、どうせ貼るならウチのを貼ってほしいと思ってみたり。
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■UNHCRマンデート難民とクルド人強制送還
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/200501270000/
.
要するにUNCHRが間違ってます。(ドキッパリ)
それと拷問・虐待の恐れなんて無いですよー、トルコはEU加盟に向けて必死でして、クルド人虐待はかなり改善されました。強制送還されたカザンキラン氏も取調べを受けただけで釈放、息子は軍隊に入れられましたが、トルコは韓国と同じく徴兵制ですから当然の事です。(トルコも韓国も良心的兵役拒否制度は無い)
.
>管理人さんへ
.
私も議論する気は無いです。ただ、「拷問虐待の恐れなんて無い」という事実を示せればそれで良いです。
UNHCRマンデート難民とクルド人強制送還
国連難民高等弁務官事務所がマンデート難民としたクルド人をトルコへ強制送還・・・この経緯を追って見る事にします。■難民クルド人親子:トルコへ強制送還される [1/…
カザンキランさん「ニセ難民」問題(?)、既に罵倒専用板(?)にも既にアップしましたし、いい加減うんざりしているいるのですが、一点だけ。
>トルコはEU加盟に向けて必死でして、クルド人虐待はかなり改善されました。
確かにEU加入を目指しているトルコでのクルド人迫害の状況が「改善」されているのは事実ですが、国際的な人権団体などは依然としてクルド人弾圧について警鐘を促しています。
例えば、アメリカに本部を置くヒューマン・ライツ・ウォッチは先月発表した年次報告書の中で次のような認識を示しています。
“Progress in extending basic freedoms has been frustratingly slow, but continues a consistent trend of improvement as over previous years. Achievements in combatting torture remaine fragile, with a risk of backsliding into old habits as anti-terror operations resume. The government has once again failed to established an effective framework for the return of the hundreds of thousands of Kurds forcibly displaced from the southeast during the early 1990s. ”
http://hrw.org/english/docs/2005/01/13/turkey9882.htm
要するにクルド人弾圧の状況は改善してはいるけど、それは今なお脆弱なものである、ということでしょうか。
また、同団体の別のプレスリリースでも、EU加盟を目指したトルコにおいて人権状況が改善していることに触れつつも、以下のように記しています。
“Today the situation has improved markedly, but areas of concern remain. Since 1999, the promise of E.U. membership has supported a dynamic process of reform. Progress has been halting, and occasionally disappointing, but when there has been movement, it has been consistently in the direction of improvement. (A Human Rights Watch analysis of Turkey’s progress on a broad range of human rights issues in the context of the Commission regular report October 2004 is available at: http://hrw.org/english/docs/2004/10/04/turkey9433.htm) In two areas, however, Turkey’s respect for human rights continues to fall well below international standards: torture and ill-treatment in police custody remain common, and there has been little progress on the return of internally-displaced Kurds to their homes. ”
“Torture remains common in Turkey today. In the twenty years following the 1980 military coup, successive governments maintained a system of detention and interrogation that encouraged torture and protected the perpetrators. As a result, more than 400 Turkish citizens died in custody apparently as a result of torture, with forty-five deaths in 1994 alone. In the past five years, changes to laws and procedures have significantly reduced the frequency and severity of torture to the extent that it is now realistic to hope that such deaths in custody are a thing of the past. ”
“Legal reforms enacted since Turkey was recognized as an E.U. candidate in 1999 give all detainees in Turkey the formal right to a lawyer, which is the best safeguard against abuse. But some victims report that police deny them access to counsel. In the absence of comprehensive supervision, police sometimes beat, threaten and insult detainees. A number report being blindfolded, stripped naked and hosed with water or subjected to electric shocks during interrogation in some police stations. This year alone, scores of citizens have complained of torture or ill-treatment to prosecutors and to the government human rights body, while hundreds of other victims have reported abuses to the local human rights association or independent medical treatment centers. By contrast, deaths in custody as a result of torture are approaching a zero annual average, with none so far this year. ”
http://hrw.org/english/docs/2004/12/15/turkey9865.htm
要するに、昔ほどではないけど、トルコの拷問・虐待の現状は国際的な基準以下で、今もなお酷い拷問は続いているということでしょう。
>それと拷問・虐待の恐れなんて無いですよー、(略)強制送還されたカザンキラン氏も取調べを受けただけで釈放、息子は軍隊に入れられましたが、トルコは韓国と同じく徴兵制ですから当然の事です。(トルコも韓国も良心的兵役拒否制度は無い)
トルコにも「国際的体面」というのがあるわけですから、日本国内のみならずAP・AFP・ガーディアンなど海外メディアでも報じられたカザンキラン父子の事件で、トルコに到着した途端に弾圧するはずが無いのは、ある意味当たり前だとも言えると思います。
私の得意分野はチベットの人権問題ですが、世界に冠たる人権後進国として知られる中国とて、海外の人権団体やメディアが情報を把握している「有名」な良心囚に対しては刑務所内での待遇を良くしたり、あるいは釈放を行ったりすることがしばしばあります。それは、中国政府が「国際世論」というものを強く意識しているからなんですね。しかし、海外団体・メディアで把握されていない良心囚に対しては依然として凄惨な拷問が行われていることは、様々な証言から明らかになっています。
トルコ政府も然りでしょう。「騒ぎ」になっている間に弾圧をすべば国際社会からどういうフィードバックがあるかは織り込み済みでしょう。だから、今は表立った弾圧・嫌がらせなどは行わないのかもしれませんが、半年後あるいは一年後・・・etc、この事件が人々の脳裏から消えた時、彼らがどういう状況に陥るか-100%安全だという保証は無いと思います。
そういう意味では、こういう事件では「騒ぐ」ことが彼らに対する「支援」だと私は思っています。良心囚にせよ強制送還された庇護希望者にせよ、人権蹂躙というのは人目に付かない所で行われるものですから。もちろん、彼らが一日も早く安全な第三国に脱出できることが望ましいのは言うまでも無いことですが。
まことさん
>そういう意味では、こういう事件では「騒ぐ」ことが彼らに対する「支援」だと私は思っています。
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真実を隠して「騒ぐ」ことは一般大衆を騙す行為です。クルド人一家可哀想、と思い込んでいた人達も、真実を知って180度考えを変えた人が大勢居ます。貴方達が騒ぐのは自由ですが、嘘をついたり真実を隠して騒ぐようなやり口は許せません。
.
私はカザンキラン氏が法廷でウソを付いていた時点で難民ではないと認識しています。UNHCRよりも法務省の判断が正しい。イギリスの難民申請でも却下されている有様で、なんで難民と認定しなければならないのでしょう。難民は保護すべきです。しかし偽難民を保護する義務はありません。
私は別にカザンキラン一家の支援団体に属しているわけではなく、支援者に知り合いがいて、署名集めなどで協力しているだけなのですが・・・。
しかし、あなたのサイトに書かれている「真実」というのも、捉え方によってはどうにでも取れる漠然としたものに過ぎないと思いますよ。
例えば「拷問された」という証言を二審で変更したことについても、支援者の方からは一審段階では彼も日本語がよく分からず、十分な意思疎通が出来なかったため、一審と二審で証言が食い違ったのだろうという話を聞いています。
「UNHCR内部に公平性を欠いたおかしな人権屋が入り込んでいる」だとかいうのは、難民問題を知らない人のただの憶測ですね。これは罵倒板にも書いたけど、UNHCRという組織も所詮は国連官僚組織であって、事務所を置いている国との軋轢は寧ろ避けたがる傾向があるんですよ。例えば、所謂「脱北者」問題でもUNHCRは中国に配慮して中朝国境での難民認定活動をしようとしませんしね。今回のカザンキランさんの件でもUNHCRは認定後に第三国出国という線で日本政府と「なあなあ」で折り合いを付けようとしていたわけだし、そもそも認定自体積極的に行ったわけではないのですね。彼が申請を出した時にも、UNHCRからは連れない返事が返ってきたという声を支援者の方から聞いています。結局、シットインなどのアクションを積極的に行ったからこそ、マインデートを勝ち取ることができたのでしょう。
結局、ネット上の断片的な情報を繋ぎ合わせて悪意ある印象誘導を行っているだけだと思いますよ。この種の問題を語るなら、せめて難問問題やクルディスタン情勢の基礎知識を身に付けてからにして欲しいものです。
個人的にはこういう視点からは余り論じたくないのですが、国連機関が認定した難民を強制送還するという事態が国際的イメージという面でいかに日本の「国益」を侵害するのか-人権派だとかは嫌いな人も、こういう視点から一度よく考えて頂きたいなと思っています。
ガーディアンやフィナンシャルタイムズ辺りは”UN機関が難民勧告を出した日本政府の強行的措置”というような切り口から、今回の強制送還を厳しく批判する記事を掲載していますが、これって日本が「脱北者」を強制送還している中国辺りと同じように見られているってことじゃないですかね。
こういう国際的反響もあったからか、政府も家族の送還は中止し、カザンキランさん一家の第三国での定住も模索しているようですけどね。
今回の事件は日本の「恥部」を世界に晒したようなものだと思いますよ。UNHCRが特定の国の政府、まして日本のような国際政治への影響力も少なくない国の措置を名指しで非難する声明を出すことは、あまりありませんし。
まことさん
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>結局、ネット上の断片的な情報を繋ぎ合わせて悪意ある印象誘導を行っているだけだと思いますよ。
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それはまた穿ったモノの見方ですね・・・カザンキランが法廷で嘘を吐いていた事、そしてイギリスでも難民申請を認められなかった事は事実です。事実は事実として受け止めて欲しい。そしてこの事を知った人の多くは考え方を変えました。
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>「UNHCR内部に公平性を欠いたおかしな人権屋が入り込んでいる」だとかいうのは、難民問題を知らない人のただの憶測ですね
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ええ、その部分は憶測であるとエントリ内で認めています。アメリカが常に正しくないように、日本が常に正しくないように、国連の組織が正しくない事も有り得るわけです。個々のケースで判断してください。私はこの裁判の判決は正しいと思うし、支援者は覆す論拠を持っていません。
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>この種の問題を語るなら、せめて難問問題やクルディスタン情勢の基礎知識を身に付けてからにして欲しいものです。
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湾岸戦争後、トルコ軍がクルド人ゲリラ掃討の為にイラク北部へ戦車を含む部隊を侵攻させた事など、良く理解している積りです。クルディスタン情勢、チェチェン情勢、調べている積りですよ。そして現状、カザンキランに迫害は加えられていない。加えられていない以上、そう答えるしかありません。
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>ガーディアンやフィナンシャルタイムズ辺りは
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そいつらだけには言われたくないなーw
イギリス野郎、貴様らも追い返した偽難民だぞ。
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>今回の事件は日本の「恥部」を世界に晒したようなものだと思いますよ。
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それは事情を分かっていない人が上辺だけ見て判断したに過ぎませんから。
JSFさんとこれ以上話合っても意見は噛み合わないだろうし、多分こちらの主張を聞く耳を持つ気も無いだろうからこの辺で「やりとり」を打ち切りますが、一点だけ。
カザンキランさんが英国で難民認定が却下された事情を正しく把握していないからこの点は暇があったら一度調べていますが、一般論として「イギリスで難民認定されなかったのに、なんで日本が・・・」という声に対して。
まあ、この手の「イギリス(欧州)出羽の守」にはそれこそ難民支援している人達にもゴマンといるので余り言えたことないけど、私なんかは「そんなに英国が難民にとって素晴らしい国なのか?」と思うんですね。
オーストリアやフランス等での「極右」の台頭にもみられるように、欧州では90年代後半から移民や難民に対する受け容れ基準が厳しくなって、オランダでは昨年、難民認定申請をしていた人二万数千人近くを一挙に国外退去処分にしたり、イギリスもご多分に漏れずイラク戦争の折にイラクから亡命してきた庇護希望者(asylum seekers)をイラクに追い返すためのパイロット計画を立てたりするという動きがあるわけで、欧州も難民にとって暮らしやすい地では無くなりつつあるわけです。
イギリスに関しては、昨年にアムネスティ・インターナショナルがこんな批判をしていますね。
“The United Nations High Commissioner for Refugees, in its authoritative guidelines, argues that independent expert decision-makers are a crucial part of a functioning asylum system. A report released in early February by Amnesty International UK, “Get it right: Home Office decision making fails refugees”, shows how crucial it is to get decisions right. When around a fifth of rejected asylum claims in the UK are overturned at an appeals stage, the primary victims are those individuals with whose lives the decision makers are gambling. The report blows a hole in the notion that the “crisis” in the asylum process can be blamed solely on the asylum-seekers themselves. ”
http://news.amnesty.org/index/ENGPOL30100220042004
また、同じくアムネスティの報告では英国の「サン」「デイリー・メール」といった媒体が外国人への偏見を煽っていると指摘しています。英国マスコミの中からも排外主義の動きが出ているということでしょう。
http://news.amnesty.org/index/ENGPOL3017022004
で、こういう状況の中、英国では2002年には10万件あった難民認定申請が、03年には6万件に減少しているという実態があります。申請が却下された後に強制送還されるのを恐れて申請しないわけです。
そもそもクルド人がわざわざ日本に来るのだって、欧州では徐々に難民認定がされ難いということを聞きつけた人たちが「じゃあ、日本を・・・」という面があるわけです。トルコ国籍者は査証免除の権利がありますしね。
まあ、それでも幾らなんでもUNHCRが認定した難民を強制送還した例というのは無いから、UNHCRも日本政府を名指しで非難しているわけですけどね。
まあ、私とあなたとでは難民観が根底から違うから噛み合った話にはならないのでしょうけど、「命を掛けて逃げてきた難民に対してこういう冷酷な扱いをしても良いのか?」という問題に繋がると思うんですよ。ましてUNHCR認定の難民を強制送還し、毎年数十人しか難民認定していないという徐々に難民認定審査を厳しくしている現在の欧州の水準にすら達していない日本はなおさらのことだと私は思っています。
あと、クルド人庇護希望者はカザンキラン一家だけでは無いのです。日本には既に千人以上のクルド人がいて、その多くが難民としての庇護を求めて来日してきた人達ですが、彼らの中で難民認定を得た人は「ゼロ」-誰一人としていません。カザンキラン一家のケースはシンボリックな事例なのでこれだけ問題になっていますが、来日したクルド人が誰ひとり難民認定されていない理由が「ニセ難民」だから-なんてことは、ちょっと考えられないのではありませんか?
カザンキラン一家の問題は彼らだけの問題では無く、「難民鎖国」とも揶揄される日本の難民政策全体の問題性を反映した象徴的な問題だと私は考えています。(もちろん欧州の難民政策にも問題があるわけだから、是正されるべきですが。)
念のために断っておきますが、私は別に「外国人を何でもかんでも無制限に日本に受け容れよ!」とかいっているわけでは無いので。
「せめて難民条約の精神くらいは尊重すべきだ」ということです。
>多分こちらの主張を聞く耳を持つ気も無いだろうから
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それは貴方もでしょう、まことさん。そして私は最初に言った筈です。「事実は事実として認めて下さい」そしてこの事実を知った人達の多くは意見を変えました。貴方の意見を変えろ、とは強要しません。しかし私の意見を見た人の何人かが意見を変えていくであろうことは、間違いのない事実です。だから貴方と意見が噛み合わなくても、私は成果を挙げる事が出来ました。今までお付き合いして頂き、大変ありがとうございます。
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>現在の欧州の水準にすら達していない日本はなおさらのことだと私は思っています
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日本はチェジュ島4・3事件と朝鮮戦争で発生した難民を何万人と受け入れている筈です。これ以上増やすのはキツイですね・・・。
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>私なんかは「そんなに英国が難民にとって素晴らしい国なのか?」
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あ、今度はイギリス批判ですか。ご苦労様です。我が日本と同じ島国国家イギリスと、日本の戦略が似か寄る事は当然の事と私は思っています。海洋国家としてのシーパワー戦略。英国に学ぶべき事は大変多い。私は英国の判断を正しいと思っています。そして日本とトルコは友好国ですから。クルド人もよく考えて難民申請したらどうでしょう? まぁ、韓国なんかへ申請しても絶対に受け付けてくれないでしょうからアジアでは日本くらいしか思いつかないのでしょうが・・・
このクルド人は所謂サヨク=つまり左翼で無いカルト集団の類
ではないでしょうかね?嘘つきは信用できませんしこのクルド人は
流石にリベラリストとして認められないでしょうなあ。
私は週刊金曜日サヨクカルト集団の類と判断します。
リベラルと言えども国益、少なくとも国民の利益の観点に立た
なければいけない。リベラルが目指す人間の自由を阻害する
者は許されるべきでは無いでしょう。ナチスもスターリンも
要りません(ー_ーメ)
ちなみにこのブログでも紹介されている「右翼」を自認されている三浦小太郎さんはカザンキランさん達を支援している団体に署名とカンパをされたそうです。三浦さんと私とは政治的に立場も異なりますが、素晴らしいと思います。
人をカルト云々と決め付けるような人たちも、およそ「愛国者」を自認するのなら、「もののあはれ」の精神を少しでも持っていただければ、と思います。
なお、救援対象者が「リベラリスト」であろうとなかろうと、困っている者、あるいは、「国益」の枠から疎外される人に対して手を差し伸べようすると姿勢も政治的寛容主義としての「リベラリズム」の大切な要素です。
「もののあはれ」も何も、カザンキランは嘘付いていた時点で哀れみを感じないです。
>abusan様
>このクルド人は所謂サヨク=つまり左翼で無いカルト集団の類ではないでしょうかね?
>私は週刊金曜日サヨクカルト集団の類と判断します。
判断の根拠となるものは何でしょうか。
>このクルド人は流石にリベラリストとして認められないでしょうなあ。
リベラリストであるか否かということがこの件において何の関係があるのでしょうか。
>JSF様
>私は最初に言った筈です。「事実は事実として認めて下さい」
カザンキラン氏の支援者が事実を事実として認めないと判断する根拠は何ですか。
>貴方の意見を変えろ、とは強要しません。
当たり前です。
>しかし私の意見を見た人の何人かが意見を変えていくであろうことは、間違いのない事実です。
予測と事実は違います。「今後、私の意見を見て意見を変える人がいるかもしれません」と表記するのが妥当です。
>だから貴方と意見が噛み合わなくても、私は成果を挙げる事が出来ました。
議論で挙げる成果とは相手の意見を聞き、自分の考えを深めることです。自分の意見の賛同者を増やすことではありません。
といいますか、庇護希望者が暮らしている地域の政治的状況など弾圧の全体像を無視して、「証言の食い違い」「事実関係の齟齬」などを捉えて「ニセ難民」扱いすることで難民認定を拒絶するというのは、別にカザンキラン氏一家に限らず入管当局、そして彼らに追随して自己判断を回避している少なくない数の裁判官の「十八番」なんですね。
実際に難民や庇護希望者に会って話をしたり、彼らが記した手記-最近注目されている「脱北者」の手記など-を読めば分かると思いますが、彼らは生きるために死に物狂いですから、事実関係に多少誇張を入れたりすることはあります。
で、こういう「ニセ難民」の烙印を押すことによる難民排除の動きというのは「イギリス出羽の守」の方が引き合いに出す欧州でもみられる現象なんですね、80年代ころから既に。
以下にフランスの「ル・モンド・ディプロマティーク」という月刊紙が掲載したEUにおける難民問題の記事を一部引用しますが、結局、政治的右傾化が強まる中での昨今の「ニセ難民」騒動もこうした排外主義的動きの延長線上に位置するのでしょう。
「難民庇護の否定へと繋がるEUの動き」
アラン・モリス(Alain Morice)(ル・モンド・ディプロマティーク 04年3月)より
「欧州連合(EU)の国境では、難民を他の移民と同様に処遇する動きが進んでいる。神経過敏なムードがますます高まる中で、移民を選択的に「制御」する必要がうたわれ、それが難民庇護を少しずつ圧迫しつつある。このような混同は、原理的にも認めがたい。移民の受け入れが国家の自由裁量に属する問題であるのに対し、難民として庇護を受けることは権利である(1951年のジュネーヴ条約に明記されている)。それを同一視しようという動きには、難民庇護に関わる法制に見直しをかけ、ひいては庇護を受ける権利を巧みに切り捨てようとするEU諸国の明らかな意図が働いている。
支配する国と支配される国との間に、社会福祉、民主主義、平和な生活といった面の不平等が広がっていることで、外国人がどんどん押し寄せてくるという不安が増大している。それに加えて、移民の受け入れ・統合政策の明らかな失敗による動揺がある。こうした強迫観念(1)に突き動かされた各国政府は、凄惨な状況から避難しようとする人々に対して他の合法的な入り口を閉ざし、その結果、難民庇護申請の数が急増する。庇護制度の「恩恵を利用している」と言われる多くの人々は命がけで欧州にたどりつくが、それが図らずも、食い止めることのできない流入という恐ろしげなイメージを裏書きしてしまう。そして選挙となれば、外国人の排斥がさかんに言い立てられる。難民か否かにかかわらず、外国人は危険だ、外国人の侵入など全くとんでもないことだ、と(2)。
(略)
「安全」な国への強制退去
80年代には「偽装難民」「経済難民」といった概念が広まり、申請者に「不当」のレッテルを貼るのに使われた。フランスの難民不服申立委員会(CRR)議長アンドレ・ジャコメは84年、「多くの経済難民による庇護申請は(・・・)断固として拒否されねばならない」と記している(6)。「既に国内に住んでいる外国人の統合を妨げる不法移民」に対する激しい非難に続き、「難民庇護をやりすぎれば難民庇護が損なわれる」という言葉を繰り返し聞かされるようになった。この言葉を今日のEU用語で言い換えれば、「保護を求める正当な理由のある人々と(・・・)手続きを利用して加盟諸国の領内に入り込もうとする移民とが大量に流入すれば(・・・)現実問題として庇護制度を脅かすものとなる(7)」
申請者は最初から偽装にすぎないと疑われ、あげくのはてには申請審査や強制退去の担当部門を忙殺させているとして非難される。EUは92年に、「制度を悪用する」移民については申請理由をそれ以上に審査することなく強制退去の待機区域に送るため、「明らかに根拠のない申請」(この言葉は翌年フランス法にも導入された)や「意図的な不正行為」という概念を盛り込んだ決議を採択した(8)。この規定は申請の波を止めるどころか、対審手続きを欠いたまま残留を続け、追い出すこともできない「好ましからざる」人間があふれる状態を招いただけだった。そのよい例が91年の湾岸戦争以来、空路が遮断されたままのイラクから来たクルド人である。 」(以下略)
http://www.diplo.jp/articles04/0403-5.html
といいますか、庇護希望者が暮らしている地域の政治的状況など弾圧の全体像を無視して、「証言の食い違い」「事実関係の齟齬」などを捉えて「ニセ難民」扱いすることで難民認定を拒絶するというのは、別にカザンキラン氏一家に限らず入管当局、そして彼らに追随して自己判断を回避している少なくない数の裁判官の「十八番」なんですね。
実際に難民や庇護希望者に会って話をしたり、彼らが記した手記-最近注目されている「脱北者」の手記など-を読めば分かると思いますが、彼らは生きるために死に物狂いですから、事実関係に多少誇張を入れたりすることはあります。
で、こういう「ニセ難民」の烙印を押すことによる難民排除の動きというのは「イギリス出羽の守」の方が引き合いに出す欧州でもみられる現象なんですね、80年代ころから既に。
以下にフランスの「ル・モンド・ディプロマティーク」という月刊紙が掲載したEUにおける難民問題の記事を一部引用しますが、結局、政治的右傾化が強まる中での昨今の「ニセ難民」騒動もこうした排外主義的動きの延長線上に位置するのでしょう。
「難民庇護の否定へと繋がるEUの動き」
アラン・モリス(Alain Morice)(ル・モンド・ディプロマティーク 04年3月)より
「欧州連合(EU)の国境では、難民を他の移民と同様に処遇する動きが進んでいる。神経過敏なムードがますます高まる中で、移民を選択的に「制御」する必要がうたわれ、それが難民庇護を少しずつ圧迫しつつある。このような混同は、原理的にも認めがたい。移民の受け入れが国家の自由裁量に属する問題であるのに対し、難民として庇護を受けることは権利である(1951年のジュネーヴ条約に明記されている)。それを同一視しようという動きには、難民庇護に関わる法制に見直しをかけ、ひいては庇護を受ける権利を巧みに切り捨てようとするEU諸国の明らかな意図が働いている。
支配する国と支配される国との間に、社会福祉、民主主義、平和な生活といった面の不平等が広がっていることで、外国人がどんどん押し寄せてくるという不安が増大している。それに加えて、移民の受け入れ・統合政策の明らかな失敗による動揺がある。こうした強迫観念(1)に突き動かされた各国政府は、凄惨な状況から避難しようとする人々に対して他の合法的な入り口を閉ざし、その結果、難民庇護申請の数が急増する。庇護制度の「恩恵を利用している」と言われる多くの人々は命がけで欧州にたどりつくが、それが図らずも、食い止めることのできない流入という恐ろしげなイメージを裏書きしてしまう。そして選挙となれば、外国人の排斥がさかんに言い立てられる。難民か否かにかかわらず、外国人は危険だ、外国人の侵入など全くとんでもないことだ、と(2)。
(略)
「安全」な国への強制退去
80年代には「偽装難民」「経済難民」といった概念が広まり、申請者に「不当」のレッテルを貼るのに使われた。フランスの難民不服申立委員会(CRR)議長アンドレ・ジャコメは84年、「多くの経済難民による庇護申請は(・・・)断固として拒否されねばならない」と記している(6)。「既に国内に住んでいる外国人の統合を妨げる不法移民」に対する激しい非難に続き、「難民庇護をやりすぎれば難民庇護が損なわれる」という言葉を繰り返し聞かされるようになった。この言葉を今日のEU用語で言い換えれば、「保護を求める正当な理由のある人々と(・・・)手続きを利用して加盟諸国の領内に入り込もうとする移民とが大量に流入すれば(・・・)現実問題として庇護制度を脅かすものとなる(7)」
申請者は最初から偽装にすぎないと疑われ、あげくのはてには申請審査や強制退去の担当部門を忙殺させているとして非難される。EUは92年に、「制度を悪用する」移民については申請理由をそれ以上に審査することなく強制退去の待機区域に送るため、「明らかに根拠のない申請」(この言葉は翌年フランス法にも導入された)や「意図的な不正行為」という概念を盛り込んだ決議を採択した(8)。この規定は申請の波を止めるどころか、対審手続きを欠いたまま残留を続け、追い出すこともできない「好ましからざる」人間があふれる状態を招いただけだった。そのよい例が91年の湾岸戦争以来、空路が遮断されたままのイラクから来たクルド人である。 」(以下略)
http://www.diplo.jp/articles04/0403-5.html
>桜さん
>議論で挙げる成果とは相手の意見を聞き、自分の考えを深めることです。
>自分の意見の賛同者を増やすことではありません。
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・・・おやおや、このエントリで草加さんはこう仰られていますよ。
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『行動要請
英語またはあなたの母語で以下のアピールをできるだけ早く送って下さい:(以下略)』
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草加さん本人の呼び掛けではありませんが、そのまま転載した以上はそういった意志を示したということでしょう。
数が欲しかった。賛同者を増やしたかった。それがこのエントリーの意味です。
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私はその逆をしたかった。事実を知って欲しかった。その結果、考え方を変えた人が実際に居た。それで私は満足です。
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お互いの狙っている「成果」は自分の意見の賛同者を増やすことなのですよ桜さん。
>JSF様
>数が欲しかった。賛同者を増やしたかった。それがこのエントリーの意味です。
エントリーの趣旨はそうでしょう。
>私はその逆をしたかった。事実を知って欲しかった。その結果、考え方を変えた人が実際に居た。それで私は満足です。
「逆をしたかった」ということは「賛同者を減らしたかった」ということが第一目的になります。そのために(あなたなりに解釈するところの)事実を知ってもらいたかったと綴るのが妥当です。
カザンキラン氏の支援者が事実を事実として認めないと判断する根拠が未だ不明ですが。