自称「Peace Powers!」なる”釣りブログ”について

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 この画像は何回も使っていますので、「またこの絵か」と思われた方も多いでしょう。しかし、かつてこれほどこの「仮面男」の画像がぴったりくる輩が他にいたろうか?という相手のお話なのです。

 今回、当ブログ開設以来、重複やスパム以外ではじめて実質的にトラックバックを削除させていただきました。「Peace Powers!」という最低のブログからのTBです。

 ブログというものが登場する以前から、エセ「ウヨク」の高校生などが「左翼狩り」と称してニセの「反戦掲示板」を無料サービスなどに設置し、そこに書き込んだ一般市民の反戦的な書き込みを「左翼がかかった!」などと言っては散々に愚弄、嘲笑するという「遊び」がありました。まあ、猫を捕まえてその目玉をえぐったり、鳩を捕まえてはその足を切り取るなどの「遊び」をしている輩と同種の人間達であり、思想の左右など全く関係がありません

 そして「Peace Powers!」はそのブログ版なのです。他にも複数こういう最低のブログが存在しますが、ネットウヨ界隈では「釣りブログ」というジャンルとして定着しているという反吐が出るような現実があります。

 ただし「Peace Powers!」にも役にたつ点があります。それはネットウヨが「左翼」というものをどういう風に認識しているかを知ることができるという点です。「Peace Powers!」を見てみますと、適当に「右」的なものの名前を並べ、いきなり論証抜きに「差別」だのなんだののネガティブな単語とつなげているだけであり、論理が幼稚というよりは、論理そのものがありません。連中の認識が低レベルで、左翼をこんなもんだと思っているというのは、かなり安心できることではあります。

 こんなものに騙される左翼がいるのか?と思いますが、コメント欄を見てますと、案の定、左翼界隈で騙されている人は誰もいないようです。そういう意味では放置してもいいのですが、ただ、善意が誰にでも通用すると考えている純真な一般市民が騙されて犠牲になっているようですので、その意味では看過できないかもしれません。

 私は公務員が公務として行った言動をのぞき、具体的な他人様の思想に文句をつけるような「活動」はしたくないと思いますし、ヘイトスピーチ的な言論に対しても、ヘイトスピーカー本人の頭ごなしにプロバイダーに「削除要求」するなんてことは、よほどの場合以外やるべきでないと思っています。

 この点、他の左派系の人々も、「Peace Powers!」などの「釣りブログ」に対しては、たいがい「アホはほっとけ」的な意見の人ばかりです。つまり「Peace Powers!」が本来はその対照としているはずの層からはほとんど相手にされていないわけで、実害がないという点からは、私も「そうなのかな」と考えてきました。しかしこれは「言論」の名には値しない単純に「悪質ないたずら」ですので、そろそろ考えるべきなのかなとも思っています。

 「Peace Powers!」には、真面目な右派系の人からも、激しい糾弾のトラックバックなどが入っていたこともありますので、だいたいの右派系や本物の右翼の方も「Peace Powers!」を糾弾することに異議はないと思います。逆に異議を唱えられるとしたら、今まで主張してこられたことの信頼性そのものが疑われるというものです。

 先方さんは「Peace Powers!」の正体を暴いたこういうトラックバックが入ると、あわてふためいて消ししているみたいですので、私も何の遠慮もなく消させていただきました。

 まず「Peace Powers!」に問う。こうして恥知らずにもぬけぬけとトラックバックを送ってきたのは、「旗旗」および思想の左右を問わずにここで真面目に議論しているすべての人に対しての愚弄と嘲笑、つまりその全員に喧嘩を売ってきたものであると判定しますが、それでよろしいか?

 お前さんが痛くも痒くもない、まったくもって的外れな「批判」を一人でつぶやいている限りでは、こちらから何も言うことはない。放置しておくのが妥当だと思うが、そちらから襲い掛かってくるんなら、正当防衛の範囲内でかかる火の粉は払わんといけなくなる。そのへんは最初にはっきりしておいてくれ。

 次に少しだけ忠告と「提案」をしておく。「左翼の模倣」という芸をネット上のパフォーマンスとして展開しているつもりなら、もう少し面白いものを書け!たとえば形態模写という芸が、相手の特徴的な仕草をデフォルメして笑いをとるように、「左翼のパロディ」「思想模写」とさえ言える領域にまでその芸風を高めてみろ!それなら私も「釣りブログ」というジャンルをその範囲に限って「芸」と認めてやろう。

 つまり左翼の思想や発想の坪を押さえて論理を展開しながら、ふむふむと読んでいるうちに「あれあれ?」というおかしな結論になっていく、しかも論理展開に矛盾がないという。後でじっくり読んで、どこでおかしくなったのか、じっくりとその論理的な手品の種を探すくらいの面白さを追求してみろ。俺が「釣りブログ」を書くとしたら、それくらいのエンタティメント性は追求するぞ。

 だいたいが「論理は一応通っているのに、結論が非常識または非人道的」というのがネットウヨ得意の論理パターンだろうが。それを駆使すりゃいいんだよ。結論の妥当性から逆算していく左派の論法を「感情論」なんて愚弄してたくらいじゃないのかね?

 まあ、最近はお前さんのアホないたずらも、すっかり有名になってきたせいか、サイトの内容も開き直ってきたみたいだな。いいか、かつて米空軍の訓練で、ソ連機側の役をするパイロットはソ連空軍の戦法を模写するにあたって、まず資本論の学習からはじめたんだぞ!

 「ソーカル事件」のリンクなんか貼って、さもさも「騙されるほうが悪い」とうそぶいて逃げる気かしれんが、ソーカルを気取るんなら、お前もそのくらいの気概を見せたらどうだ?中学生が鼻くそほじりながらでも書けるレベルの文章を垂れ流しておきながら、なにが「ソーカル事件」だ?へそが茶をわかすわ。

 たとえばだな、在日韓国人が地方公務員の管理職になれないという判決の論評だがな、いきなり論証ぬきで「こういう差別的な判決」はないだろう。むしろ「外国人が上級の公務員になれない」というのは、なんとなく当然なことのような気がするのが人情というもの。そこでこの判決に反対する「左翼」側の論証をいかに面白く、しかもそれと気がつかせずにパロディ化していくか、その「論証」の部分こそがお前さんの腕と才能の見せ所じゃねえのかい?

 そこをすっ飛ばしてしまったんじゃあ、「私は何の文章も書けません。読書感想文はいつもあらすじ書いてごまかしてました」と自白してるようなもんだろ?俺がお前さんの立場だったら、「左翼」側の論証を5,6件も集めてだな、精読した上でその肝の部分をつなぎあわせながら、その論理的帰結として大真面目に「もはやこの国の総理大臣も外国人に担当してもらうべきです」という結論にもっていくな(まあ我ながらレベル低いが)。せめてその程度の苦労とアイデアは出してみろ。

 今回お前さんが送りつけたトラックバック先にしてもそうだ。わしやまっぺんさんの論理が「だって、ぼくより○○ちゃんの悪戯のほうがずっと悪いもん!」じゃあ何も読んでないのと同じ。お前さんの目は節穴かい?自己に過失なく相手から殴りつけられた時にどうするかという古くて新しい「暴力論」の問題だろ。しかもその殴りつけた相手が国家であって、警察も法律も裁判所も守ってくれない場合だ。

 この場合、お前さんの立場と方法で「左翼」を批判するなら、まずは左翼各派によって少しづつ違う暴力論のガイスト(ネットで捜せばいくらでも見つかる)くらいは押さえておく必要はある。その上で、左翼的にはどの立場からも全く正しい暴力論を展開しながら、いつしか「したがって、殺人罪などという反動的法律は即刻廃止すべきです」などという、一般常識的におかしな結論につなげていく。しかも左翼が読んでも、どこから論理がおかしくなったのか、すぐには見破れない。それくらいはやってほしいもんだ。

 誰にでも、何の苦労もなく、今日からでもできる、そんなくだらない悪戯で恥さらしてる暇があったら、さっさとブログたたんで、もう一度文章の腕と才能を磨いてから出直してきな。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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20件のコメント

ここで取り上げられて初めて知りました。で、行ってみたんですが一言で言えば、「どうコメントしようか困る」というかw  2ch用語で言えば「粗悪な燃料」ですかね。まあ世の中にはこんなネタもあるのね、ていうのが感想ですかね・・・。

サイトの内容が典型的な「ネトウヨの頭の中にしかいないサヨク像」そのまんまで、騙ってるというのがバレバレなんですよね・・・

釣りをするつもりなら、ネトウヨの中で醸造された架空の「サヨク像」じゃなくて、本当の左翼の言論を見てからパロればいいのに。
それともPP管理人の人は、2chのネトウヨ系の板によくいる「あえて皆から叩かれる為に登場する、ネトウヨが騙った頭の悪いサヨク」が本物の左翼だと思ってそれを真似してるんですかね?
だとすると、つっているつもりのサイト管理人が実は釣られているという面白いことになりますw

 本物の左翼みんなに呼びかけて、とことん糾弾するのも良いかもしれませんね。かつて部落解放同盟全国連合会が、2チャンネル糾弾闘争ということをしました。一時的ではありましたがそれなりの効果は有ったようです。

 お叱りを受けた者です。
 問題の記事では中傷的な用法でリンクしてしまい、リンク先である管理者さまとまっぺんさまの名誉を不当に傷つけたこと、まことに申し訳ありませんでした。
 問題のリンクは先ほど削除しました。これでお怒りが解けるわけではありませんが、あらためてお詫び申し上げます。
 また、ご指導と作品例・参考文献の提示もいただきまして、ありがとうございました。

 なお、トラックバックを消しているというご指摘ですが、私の勘違いでなければ、依頼なくトラックバックやコメントを消した記憶がありません。
 該当記事に補足させていただきますので、ご面倒ですが私が消したトラックバックをご提示いただければ幸いです。またよろしければ、トラックバックの消去を検出する方法も教えてください。

「平和勢力」氏へ>
あーた、そうやっていつも、トラックバック送った先から叩かれるとさっさと撤退するね。あんたもう「有名」なんだから、だいたいの行動パターンは見られてるんだよ。確かに賢いよ。へたに応戦すると「釣り」の体裁を崩して本性を見せないといけなくるし、いくらネットウヨでもあんたを応援してくれる仲間がどれだけいるかは未知数だもんね。正直あんたのしている事は、かばいたくてもかばいにくいだろうよ。
誰だって、あんたのしていることに深く関与したくないもんね。そうやってあっさり謝っておけば、それ以上追求する気も萎えるというもんだ。そうやって今までこそこそゴキブリみたいに生き延びてきたんだね。そしてここで謝った「ふり」をしながらまた別の人に同じことを繰り返していこうと企んでいるわけだ。

あなたにとって残念なことながら、今回トラバをもらう前から、あなたを含むいくつかの「釣り」ブログは定期的に観察させてもらってきたんだよ。それでこれからも観察は続けさせてもらうからね。あんまり非道なことばかりしていると、今度こそ本気でこちらから喧嘩うるからな。

トラバでも虎箱でもなんでもいいから、消すなり残すなり好きにしてくれ。こっちだって消したんだから、おあいこさ。

ああ、以前ロンドン・テロに胸を痛めるうにさん(「壊れる前に・・・」)の記事に対して、TB送りつけてきた人ですね。
「女性=平和志向」という図式に反発したくてしょうがない人なんだなあ、と思いました。
殺された人々を悼む気持ちより、他人の記事を揶揄するほうを優先する「平和勢力」もあるんだな、と。

私も「アホはほっとけ」のクチでしたが、こうして本人が「謝罪」の姿勢をしおらしく見せてくると、かえってコメントしたくなってくるのですな(笑)
そこまでして偽装を守りたいのか、あるいは攻撃されることが怖いのか。それともこれ自体が皮肉?

仮面を幾重にも貼り付けていると、そのうち剥がせなくなっちゃうよ。

>そこまでして偽装を守りたいのか、あるいは攻撃されることが怖いのか。それともこれ自体が皮肉?

全部だろうね(嘲笑)

★ 「動物」「スノッブ」「ゾンビ」たちの愛国主義 北田暁大 …
ナチスは、精神分析を弾圧したことで知られる。たしかに、その気持ち、分からないことはない。これは、たんなるナショナリズム分析ではない。世界と自分の問い直し=「反省…

警戒されたし!左翼狩り潮流、ネット社会に浸透中!
お久しぶりです。最近、長編の物書きにかかりきりになっていて、更新することができませんでした。

さて、最近の公安警察は、めっきり「テロ」が起こらなくなったか…

こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。「釣りブログ」に関しての記事をTBさせていただきました。記事中で草加様のサイトを少し取り上げたのですが、問題はありませんでしょうか?

それでは、失礼致します。ありがとうございました。

ロックさま>
>妙なの来ないといいけど。

別に「批判されること」は問題ではありません。
よりよい批判は向上心を持つ論者から見れば、大変にありがたいことなのではないでしょうか。その意味でむしろ今後も歓迎し続けたいとさえ思っています。

ただ論争を「勝ち負け」に持っていこうとする人との会話は非常に疲れてしかも得るものはほとんどありません。「釣りブログ」なんてのは論外としても、自己の思想の絶対的正当性を前提として他者の善意を揶揄・愚弄するような態度の方に対しては、こちらから批判しに出かけて行くつもりもないし、向こうから来ていただいても正当防衛の範囲内で対処する以外はありません。

何回繰り返してもまだわかってくれない人がいるのでまたしても繰り返しますが、私は市井の人々が個々に持っておられる、その人なりの「思想」や「人生観」そのものを否定したり糾弾したりするつもりは全くありません。そして思想の左右にかかわらず、真面目な善意やヒューマニズムに対しては、最大限の敬意を払いたいと思います。
もし左派が特定の右派の方の善意に対し、敬意をはらった上での正面からの批判ではなく、揶揄・嘲笑するような態度をとっていた場合は、私は左派を批判して右派の方の肩をもちます。

私の批判対象は国家権力の行使に集中しています。背後からあれやこれや攻撃してくる民間右派に対しては、防衛を基本原則と考えています。
何度も繰り返しになりますが、差別などの具体的な人権侵害が行われていない限り、こちらから相手を批判しに出かけていくようなことはしたくありません。向こうから襲い掛かってくる場合は仕方なく最低限の処置をとる。そういうことです。

別に「襲いかかる」って言ったって、普通の人に何ができるわけでもありません。一番最悪の場合を考えてみても、たとえば私の戸籍名を2ちゃんで公開するとかの悪戯、あるいはこのブログをいったん閉鎖して、翌日に別の場所で開設しなくてはいかんようになるとか、そんなもんです。それのいったい何が恐ろしいというのでしょうか?(「うざい」というのはあるかもですが)

>草加さま

初めまして。

「釣りBlog」については噂には聞いていましたが、初めて実例をみて、思わずコメントさせて頂きました。

草加さまのエントリーを読んでいて、かつて「ミニスカ右翼」(笑)雨宮処凛や鳥肌実(お二人を同列に並べると雨宮嬢は怒るでしょうか(笑))が、メディア上で取り上げられ始めたころ、「右翼芸は成り立つのに、左翼芸は成り立ちそうに無いように感じるのは何故だろう」などと考えていたことを、ふと思い出しました。

ノンポリの私は、良く言われる「世間の右傾化」というのは、案外、上記のようなレベルの話かもしれない、と思うこともあります。

無論、(「左」の立場の人にとっての)「その先に口を開けているもの」は実在するのかもしれませんが、それ”だけ”に気を取られていると、いつまで立っても、足元の地崩れは収まらないのかもしれません。

【ネタ】とトップに書かれている段階で、明らかにおふざけだと判るのにね。
相手するだけ損だよ。

省港旗兵さま>

>相手するだけ損だよ。

には同意します(笑
私もぬけぬけとトラックバックを送ってこなかったら放置してたと思いますし。

【ネタ】なる表記につきましては、以前はついておりませんでした。おそらくいろいろ突っ込まれて面倒になった自称「平和勢力」氏が、免罪符として貼り付けたんでしょう。「これを見て察せられないやつのほうが、洒落のわからんアホだ」と言い逃れる気でしょう。

しかし実際は「釣りブログ」などという醜悪な発想をする人間がいるなどと、考えてもみない人のほうが正常だと思うのです。
誰が何と言おうと、私は【ネタ】と書けば許されると考える人間よりも、「お人好し」にもコロリと騙されている一般の人のほうの味方です。さもないと、【ネタ】と書いておけば「釣りブログ」は許されるなんてことになりかねません。こんなもの、書いてあろうがなかろうが、まったく扱いに差を設けてやる理由など欠片もないと考えます。

時々興味深く読ませていただいております。
しかしながら、今はこのような粗悪な燃料を真面目にいじり倒しているような時でしょうか?
私は主さんとかなり立場は違えどそれなりに様々な政治活動に携わり活動してきた者です、しかしながら昨今の左派的政治勢力に対する一般国民からの(特に若者)目は非常に惨烈と言うか厳しいという程度の言葉では言い表せない壊滅的な状況にあります。
このような状況を反映して今回の選挙では恐らく党勢はこれまでにないような悲惨な状況に陥る事でしょう。(党内では未だ能天気な楽観論が横行しておるようですが)

このような国民からの信を失ってしまった左派勢力は今後どのようにしたら退勢を挽回できるのでしょうか、その事について真面目に・・・・・・

と、つい関係無い話を書いてしまいました、申し訳ない。
これからも時々読ませていただきます、ありがとう。

まぁどこにでもいますよ。彼等は関係なく“現体制小泉&安倍信者”の集い。彼等の英雄である象徴批判をするものは保守だのリベラルだの中道だのは関係ない。皆敵になる。徹底的にファシストディベートで洗脳しようとするが、真の改革保守は詭弁に気付いている。というわけで、中道派はほそぼそとしているみたい。ほんと、議論が成り立たないですからね。私は左派じゃないが…怖いですねぇ。荒らされたりするんですか?やっぱり思想・党派うんぬん以前に、理性ある人間であればマナーが必要ですよ。

ブログで釣りが流行ってるらしいんだが
ネットをうろうろしていたら,むちゃくちゃ怒ってる人がいた.尋常じゃない. 読んで…

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