by ときわ列車
こんばんは、今日は毎年この時期にmixiで案内している、難民問題に取り組む市民団体「牛久入管収容所問題を考える会(以下、『牛久の会』)」の年次活動報告会のご案内をします。
・集会名称…牛久の会年次活動報告会
・日時…12月2日(日)13:15~16:45
・会場…つくばサイエンス・インフォメ-ションセンタ-
(TXつくば駅A3出口徒歩3分、ノバホ-ル隣接)
・プログラム
☆難民を支援する弁護士の講演
☆面会活動の報告
☆牛久入管への申入れ報告
☆難民の子ども達のパフォ-マンス
☆難民・滞日外国人らの自由討論
・交流会あり(17:15~)
・以下の「牛久の会」HPも参照して下さい
http://www011.upp.so-net.ne.jp/ushikunokai/
さてここから下は一昨年までmixiで使っていた、活動報告会案内用のテンプレートの手直しではありますが、この報告会に際して皆さんに伝えたいことを込めて改めてここに記します。
茨城県牛久市にある、事実上の「外国人専用隔離式刑務所(大人子供区別なし)」である、「東日本入国管理センター」。この施設に、昨年の震災を経てもなお数多くの難民申請者が収容されています。僕はここ1年間で1度しか面会ボランティアには行っていませんが、その時に感じたことは初めて面会に行った2003年当時からいい方向に変化していないばかりかますます悪くなっていると思います。
折しも尖閣諸島・竹島問題や「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の活動などでナショナリズムの嵐が吹き荒れていますが、外国人をただ「管理」するだけの入管政策をとるこの国のあり方が基本的にはどこか「戦前的」であることも背景にあると思います。
在特会のメンバーは口をそろえて「在日(朝鮮人)は『普通の』外国人として過ごせばいい」 と言いますが、「普通の外国人」として過ごすということは、入管政策の元に直接さらされるということであります。現状に照らし合わせて言いますと、今年7月から導入された、外国人の個人情報すべてを治安管理の対象として法務省・入国管理局が一元的にデータ管理する「在留カード」制度の下に置かれると言うことです。この制度は、外国人の摘発、収容、強制退去による治安管理政策をより強化するものであり、すべての在日外国人の尊厳と自由を奪うものです。そのような状態を甘んじて受け入れるのが「普通の外国人」なのでしょうか?僕は断じてそうは思いません。
何よりも、難民申請者であるにもかかわらず牛久の収容所に入れられてしまった方がそこから出る際、その措置は「仮放免」という形で行われますが、仮放免者は「在留カード制度の適用外」なのです。これまで以上に再収容と強制送還の危機が難民申請者をはじめとした外国人すべてに降りかかっているのです。
一体入管政策の現状はどうなっているのか?難民申請者が何人いて、何割の申請者が認定されたのか?「東日本入国管理センター」に収容されたの難民申請者の処遇は一体どういうものなのか……それは、来週の「牛久入管収容所問題を考える会・年間活動報告会」でわかります。
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