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五、外的規定性としての革共同系列の誤り
A、(1)中核派の場合、現実的には主流派でも本質的に全人民的決起をつくりあげえない、本質的に主流派になりきれない要素を有し、闘う人民の敵対をつくり上げる構造=スターリン主義的抑圧の党として位置している。
(2)統一戦線論の不在。共闘論もない。セクト主義。レーニン主義をセクト主義とはきちがえている。
(3)政治展開におけるスターリン主義。思想的・イデオロギー的にスターリン主義を内在的に克服する視点の欠落、一党独裁主義。中核派が権力をとったら対立党派は皆殺しにするしかないポルポト的体質。だからわれわれは中核派に人民の未来をゆだねることはできない。それは何でも反革命規定してしまうことをみても明らかである。
(4)また没イデオロギーに規定されての行政の党。型としてのプロフェッショナル性はあっても、大衆のダイナミズム、自然発生性を目的意識性に転化する政治のプロフェッショナル性、かつての中国共産党的手腕は有していない。ゴリ押しとどう喝が型になっている。
政治の問題として考えた時、それは疎外の形態であり、民主的中央集権制の党とはなりえない。そこにわが同盟が伸張していける現実的根拠がある。時間をかければこえられる対象であり、時間的な蓄積性においてわれわれがおくれているだけである。
B、カクマルの場合には、(a)そもそも帝国主義と闘わない、(b)闘っている部分をのりこえようとして後から撃つ=党としての闘いが党派闘争に限定されている。世界に類例をみない新左翼運動の疎外の元凶である。対決は必然であり、準備されねばならない。カクマル自身は革命の主動力には絶対にならない。
C、第四インター (a)右翼市民主義の潮流、本質的にいって右派。(b)民主はあっても中央集権がない。(c)戦闘的生命力を宿していない。自分達自身が展望を有していない。没落は必然化されている。ゆえに第四インターに限っていえば、のりこえは全く可能な存在である。
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