新たな主流派の創出 戦旗派85年上半期総括

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九、新たな主流派の創出めざして

85年4・8_成田空港工事局をゲリラ攻撃_戦旗・共産同

(1)われわれの現在の地平はいわば次のようなものである。

 闘うアジア人民に学び、不屈の韓国民衆に学ぶことを党是としてきたわれわれは、光州民衆蜂起を体験し、その血の敗北の教訓から立ち上がった雄々しき民衆との連帯を、これまで理念として語ってきた存在にすぎなかった。それは「実現されるべき理想」ではあったが、その内実・実存にせまる主体的つきつけの条件をわれわれは欠いていた。しかしこの激闘の二年間の体験、そこでの武装の推進は、われわれを漸く同一の地平にたたせるきっかけとなったのである。

 党派戦争宣言にさらされ、それを打ち破る革命党の武装を強化し、ゲリラ・パルチザン戦闘遂行を主体的課題にすえ、非公然闘争を実践することによって、はじめてわが同盟は、連帯を求めてきた韓国民衆との内在的連帯の主体的根拠を作り上げることに成功したということだ。

 それは闘う第三世界人民との連帯をいう場合でも同一である。大衆運動一般においてでなく、自らを武装し、革命軍兵士としての非日常性を日常性として生きる実存の切り拓きをなしきることにおいて、われわれは新しい領域に突入したが、しかしそれは既に勝利した人民が帝国主義勢力との攻防のなかで切り拓き、つかみとってきた地平の一端にすぎないのである。革命党の非公然活動ヘの習熟、レーニン主義党の本質的命題としての武装の推進をつうじて、われわれは今こそ闘う第三世界人民との内在的連帯を語ることができる地平に、ようやくにして達したのである。

 しかし帝国主義権力との攻防からいえば乾坤一擲の飛躍は絶対的課題であり、これから理念として語ってきた「実現されるべき理想」をわれわれは生き、本当の革命党にのしあがっていくのだ。

(2)まさしくわが同盟の現在の闘いは、二十年におよぶブントの歴史の総括と決算をかけた「新たな主流派の創出」の闘いである。われわれ以外にブントを止揚し、革命的に発展させうる部分など全く存在しない。これは今や全人民的な認識となりつつある。

 同時にまた闘う人民も、わが同盟がどこまでやれるものかをしきりとみすえようとしている。いわばわれわれは試されているのであり、諸党派、革共同系列もわれわれの力を査定しようとやっきとなっている。
 基本的に日帝権力との攻防の激化と、それに耐えぬく力の証明によって、権力も革共同系列も時と条件においては、わが同盟が彼らを逆規定しうるまでに成長していることを示したが、まだ根底的に攻防において主動性をもち、能動的に事態を切り拓く力を蓄積したとはいえない。

 しかもその力の蓄積のためには八〇年代の階級的特質たる党派闘争の激化に耐え、それをはねかえす力を立証することが必要であり、権力と闘う構えを作り上げる中で、党派闘争にも克ちぬく生命力を創造し、それを表出していくことが革命党としての存在の証明をなす関係の下にわれわれはあるのだ。

(3)そのためにはこの二年開に推進してきた総路線を堅持し、苦闘をしいられてもそれをやりきることは絶対的に必要である。
 ここで弱音を吐くことは許されない。それは積み上げてきた戦旗・共産同のアダチ分派以来でも十三年の歴史に対する冒涜であり、革命党としての恥ずべき屈服である。わが同服は帰順も屈服もしない。そんなことは誰も考えていない。徹底闘い抜くだけである。そこに勝利の地平が待っている。それをやりきることが歓びであることをおさえきり、まなじりを決して闘いぬいていかねばならない。

(4)この闘いは偉大な事業であり、人間として真にかけるに値する人類の解放に連なる至上の闘いである。われわれはこれを基盤整備をすすめながら総路線を貫徹しぬき、革命家に与えられている所与の条件に対応する自己変革‐自己脱皮を重ねて克ちとっていかねばならない。

 経験の蓄積によって子供だって大人になる。つまり誰もが年月に耐え、真剣になって自分を見すえれば勝利の地平はおのずと切り拓かれる。これはもうはっきりしていることである。ゆえに今日まで高めあげられてきた力を堅持しキープしつづけ、基盤整備をすすめながら前進せよ。それさえ完了できれば必ず勝利できるのだ。わが同盟の潜在力、たくましさは事実この二年間の歴史を生き抜くことにおいて、実践的に証明されているではないか。

 今こそ革命家たらんとした己の全実存をかけ、執念をこめて闘いぬく時なのだ。勝利か死か、わが同盟は必ず勝利する!
 全党全軍はこの位置性において八十年代階級闘争の勝利を全力をあげてもぎとれ!

(一九八五年七月)

1985.9.29 成田用水辺田会戦

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