ゴキブリ・ムカデ・ゲジゲジ!の話

注)虫が嫌いな人は今回のエントリーのリンクを不用意にクリックしないでください(笑

■「ゴキブリ駆除」という発想の欺瞞

ジャイアント百足の動画某SMS内のとある場所で、ゴキブリ談義が盛り上がっています。その中で名古屋の方が「ゴキブリのことをアブラムシと言ってました」と書いておられたのが懐かしく、子供の頃のいろんな思い出がよみがえってきました。

私は関西出身ですが、やはり子供の頃はゴキブリを「アブラムシ」と呼んでいました。かたつむりに対する「でんでん虫」と同じで、全国区の言い方だと思っていましたが、違うのかな?最近の小さい子供には通じないので驚きます。あと、カマドウマのことを「便所コオロギ」って言ってました。これも通じないというか、カマドウマそのものを見たことがない人が多い。「どんな虫?」って聞かれて「らっきょうに茶色の模様つけて、すんごく長い足をはやしたような……」って説明するんだけど、想像つかないらしい。写真を探してみたらここにあった。現物はそうでもないんだけれど、こんなふうに拡大すると気持ち悪い。あと、正式名称は知らないけど、「便所バチ」とか、「屁コキブンブン」とかもいた。

さて、そのゴキブリですが、「見た目が悪い」以外に人間にとって何かの害をなすかと言えば、実は意外なことに、今の環境では必ずしも明確ではないのだそうです。不潔だというなら見た目に関係なく、自然に生息する虫はみんなそうだと言います。おそらく一番の問題は、それが人間の食べ物にたかるということですよね。以前に見た「徹子の部屋」で、作家でタレントのイーデス・ハンソンさんが、「ゴキブリは殺さない」という話をしておられました。「ゴキブリを殺すのではなく、食べ物や食器に虫がたからないように考える」とおっしゃっておられました。そうしたらゴキブリも(彼女の経験上の話ですが)一定以上には増えないんだとか(ゴキブリの生命力から考えて根絶は無理です)。

つまり、ゴキブリを追いまわすのであれば、その前に台所を清潔にして食べ物の管理をちゃんとし、ゴミも正しく始末するのが先決であり、それが本来の「対策」であるはずだと。それをすぐに生き物を「殺せ!」という発想になるのは間違っていると。いや、全くおっしゃる通りですね。お恥ずかしい。不精な私は一言も反論の余地がございません。確かにちょっとまともに考えれば、台所を不潔にして掃除もせず、食べ物も出しっぱなし。さらには貴重な食料を食べ残して生ゴミを増やし、それも適当にゴミ箱に放り込む。そんな生活をしていながら、「不潔だ!」とゴキブリだけを目くじらたてて追い回し、またお金をかけて「殺虫グッズ」を買いあさる。それは自然な行き方ではいないし、本末転倒のように思います。

だから私は「当然の報い」としてゴキブリを増やしてしまった人が、一匹やそこらのゴキブリに大騒ぎしても全然同情しませんし(こういう人に限って大騒ぎする)、自分一人の時に家庭内でゴキブリを見かけても(もちろん店舗では別ですが)、積極的には「退治」していません。

しかし考えてみれば、これって台所に限らず、今の日本社会(に限らず近代文明)の、ありとあらゆる局面でみられる間違った発想ですよね。ゴキブリに目くじらたてる前にやることがあるだろうと。お前ら自分のしたことに復讐されてるだけなんだよと。もちろん極端なことを言う気はないし、前世代が増やしすぎてしまった「ゴキブリ」を退治することも必要だけど、それと「ゴキブリが増えない環境作り」は車の両輪であるはず。どちらか一方だけって発想にならないよう、常に注意していかないといけません。

よろしければクリックして下さい→ 人気ブログランキング にほんブログ村

■ゲジゲジは地球外生命体か

さて、真面目な話(?)はいったん置いて……。まず見た目の不快さで言えば、わたしにとってのNo.1は、ゴキブリなんかより断然にゲジゲジですね。ありゃー、不快というより恐ろしいですよ!見た目で言えばムカデの50倍、ゴキブリの1万倍こわい。ムカデ類似の体型に足がすんごく長くてそれが波打って歩く。子供の頃に見た時は、とうてい地球上の生命体とは思えず、全身に鳥肌がたちました。ここの写真がその時に受けたイメージに一番近いです(拡大図)。将来、公安に逮捕されて拷問されたとしても、「ゲジゲジの穴」とかに落とされたら、あたしゃ何でもしゃべりますから。

実はゲジゲジって毒もないし何も悪さはしないのですが、いつも「ムカデ、ゲジゲジ」とセットにされていた。なんか「夜寝ている人の頭の上を歩く。歩かれるとそこが禿げる」という伝承というか迷信がありましたが、子供心にも、「そんなことはあるめえ」とは思っていました。まあ、ゲジゲジを殺す正当化理由、こんなに見た目が恐いのだから、きっと何か悪さをするに違いないという偏見、「ゲジゲジ差別」だったんでしょう。

ゲジゲジと違ってムカデの場合は見た目以外に強力な毒がありますから、特に小さな子供のことを考えますと「退治」されるのも仕方ないでしょうね。もちろん毒蛇ほどではないけれど、ムカデに咬まれるとかなりやっかいです。タランチュラなんて見た目の怖さから「殺人蜘蛛」なんて言われ、007の映画にも登場するくらいですが、実はあいつは見かけ倒しで、ムカデの毒のほうがよほど強力なのだと半村良さんが毎日新聞に連載したエッセイで言ってました。まあ、見た目からこのムカデとセットで「仲間」として把握されたのがゲジゲジの悲劇か。

■ムカデの思い出

そうそう、高校時代にね、おそらくかすかに音もしてたんでしょうけど、なぜか真夜中に「殺気」を感じて目が覚めましてね。しばらく暗闇の中でぼーっとしてたんですが、突然何か重量感のあるものが天井から耳をかすってボトリ!と枕の上に落ちました。飛び起きて明かりをつけますと、枕の上で黒光りする大きなムカデが、慌てたように歩いていました。なんか「忍者の刺客をかろうじてかわした時代劇の殿様」気分でした(笑

あれがもう10センチずれていたら、あるいは目をさまさずに寝ていたら、または何のことかわからずにそのまま不用意に触っていたら……。いや、考えるだに恐ろしい。その後、活動家時代の経験もありまして、今でも私は寝る時にも必ず何か一つ明かりをつけたまま寝ています。寝ている時といえど、何があるかわかったもんではありませんよ。たとえば隣が火事とかね。いつ何時でも油断してはいけません。

さらに言いますと、それからしばらくして、今度は真昼間に短パンをはいて寝転がりながらテレビを見ていたんです。そしたら短パンの中に、何かがモゾモゾと入ってきたんですよね。前のことがあったんで、とっさに「ムカデに違いない!」と思い込んで、刺激して刺されないよう、ゆっくり慎重に立ち上がって、トントンと飛びました。そしたら本当に短パンのズボンの中から、これまたかなり大きなムカデがぽとんと落ちてきました。いや、自宅でくつろいでいる時といえど、ほんとに油断はできませんよ。

もひとつ余談ですが、私の父親は昔登山中に山奥で「体長30センチくらいのムカデを見た」と言ってました。いくらなんでもと思っていたのですが、YouTubeに体長25センチのジャイアントなムカデの映像がありました(冒頭の画像)。日本じゃこんなにデカくならないと信じたい。けど、家によくでたムカデも体が黒くて頭が赤い、この映像とよく似たやつだったからなあ。父親の証言もあるし……。勘弁してくださいよ(泣)。

■ほとんど怪獣に見えた屋敷グモ

さて、私にとって見た目が恐ろしい虫のNo.2は屋敷グモ(今回調べてみて正式名称はアシダカグモだということがわかりました)。色は灰色、形はオーソドックス(?)なクモですが、とにかくデカイ!足を広げて静止している時は、大人の男性の手のひらか、大きいのになると子供の顔面くらいの大きさはゆうにあります。巣を作らずに小さい虫をつかまえて生きているだけで、むしろ益虫なくらいなんですが、とうてい部屋に同居は無理!夜にテレビを見ていて、ふと振り返ると、とぼけた顔して(?)のほほんと壁にくっついてたりした。小さな子供の目でみるともうすごかったっすよ。自分の顔よりデカイ大きさのクモが壁に張り付いているところを想像してみてくださいよ!もう怪獣ですよ。慣れてないと確実に息をのむか悲鳴をあげる。

うちの母親は、壁にかけておいた丸い餅焼き用の網をとったら、その後ろに、網とぴったり同じ大きさの屋敷クモがはりついていたのを見て、トラウマになってしまったそうです。網と同じ色をしていたから、すぐには気がつかなかったとか。こやつらに比べたら、ゴキブリなんてなんでもない。気持ち悪さのレベルでは、たかがゴキブリなんて、せいぜいカマドウマと同レベルで特に何とも思わない。カマドウマも集団になるとかなり気色悪いですけどね。

■なんでも集団になると怖いっす

集団といえば、てんとう虫も一匹単位では可愛いんですけど、たまに冬場なんかに越冬のために数十匹が集団でかたまっている現場に遭遇したりすると、背筋が寒くなります。これが10数匹くらいで「森の落ち葉の下」とかだったら可愛いのですが、最近では人気のないビルの裏側の壁に数百匹以上の単位でうじゃいじゃいたりして、こうなるとかなり気持ち悪い。だいたいあやつらは、「てんとう虫のサンバ」とか言って、見た目でかなり得をしているけれど、ミクロな小昆虫にとっては獰猛な肉食獣です。

そうそう、この頃は環境が変化したのか、夏場にカメムシが大量発生している気がするのですが、ファミレスの壁などに、ものすごい数のカメムシの大群がびっしり張り付いていることもあって恐ろしい。以前、回転寿司屋の壁一面にカメムシが貼りついていて、そのあまりにもすさまじい光景に写真をとりました。今回その写真をさがしてみましたが見つかりませんでした。店の人も「臭い攻撃」のせいでうかつに手を出せない。一匹でも部屋中臭くなりますから、こんな大群を攻撃したら、いったいどんなことになるのやら……。

■ゴキちゃんの必殺技「飛ぶ!」

ところでゴキブリに話を戻しますと、「ゴキブリは飛ぶから嫌!」という人がいますが、私の経験上、ゴキブリが飛ぶのは追い詰められた時ですよね。普通に単なる移動のために飛んでるのは見たことがない。ハエたたきや丸めた新聞紙で追い掛け回して、部屋の隅に追い詰めたりすると、意を決したように飛ぶ(笑)。しかも逃げるのではなくて、向かってくる!それも、わかっているのかいないのか、胴体や手ではなくて、正確に顔めがけて飛んでくる。あれは何回経験しても、意表をつかれて大変に驚く。びっくりしてよけると、次の瞬間には大急ぎで家具の隙間に入って逃げられてしまう。あっぱれ!

あれはちょうど「窮鼠猫を噛む」状態なんでしょう。絶体絶命の時、いちかばちかの最後の必殺技で、きっとあれをやった後のゴキブリは、体力の大半を消耗しているに違いない。猫がこれをやられて、ひっくり返っているのを見たことがある。

あと、卵を抱えたメスは、殺虫剤とかをかけられてヒクヒクともがき苦しみながらも、死ぬ間際に卵を産む。産むというか体外に出すという感じ。なんかあれを見ると、頭の中で、「坊や、母さんはもうダメ…。生まれるまで守ってあげられなくてごめんね。お前たちだけでも、なんとか無事に…(ガクッ)」という感じで、けなげに見えちゃうんですよね(笑)。よくテレビの「動物番組」とかで、野生動物の「親子愛」をナレーションつきでお涙頂戴的にやりますよね。あんな感じに見えてしまう。むしろ真面目な人達は、野生動物の生態に、たまたま今の社会だけで通用する人間のモラルや感情を投影して理解させるのは、かえってよくない結果になることもあるなんて言いますけれど。

■ネズミに関する悲しげな思い出

そう言えばネコイラズを食わされてもがき苦しんだネズミは、死ぬ間際には苦しみながら、それでも暗い天井裏ではなく、明るい日のあたる場所に出てから死ぬという伝説があります。あるいは苦しいので水を求めて出てくるという説もあった。それも同じようになんだか悲しげに感じます。思わずヒロシマの「水をください」を思い出してしまう。

そうそう、ネズミと言えば(どこまでいくんじゃ…)、子供のころ、台所の水屋の引き出しの奥に、ネズミが巣を作っていたことがありました。引き出しを全部引っ張りださないと見えないような一番奥だったので、誰も気がつかなかった。ある日、母親がたまたま急いでいて、勢い良く引き出しを開けますと、奥からコロコロと、何か肌色のものが数個ほど転がりだしてきた。いったい何かと思って見てみると、これがネズミの赤ちゃん!しかも生まれたてのホヤホヤ!まだ毛もほとんどなく、目も開いてない。なんかそのまま普通にゴミとして捨ててしまったようですが、それを聞いてなんか心が痛んだなあ。

■「なんとなく悲しげな虫」を列挙してみる

最後に「悲しげつながり」で、私にとっての「悲しげな虫」をあげてみます。その第1位はゾウムシ。おそらくはそのユーモラスな体型と、すんごく緩慢な動きのせい。見つけたら簡単につかまってしまう。で、リンゴを切ってその上に置いてやると、やはり緩慢な動きでゆっくりと、その名前の由来でもある長い口をリンゴにさして吸いはじめる。その姿がなんとなく老人のよう。可愛いというか「あはれ」であります。最近は玉虫とならんでまったく見なくなりましたが、私が子供の時代にも、すでにほとんど見なくなっていました。

第2位はカマドウマ。羽もほとんどなくてむき出しの体。しかも捕まえようと思って手でつかむと、その長い足が簡単にとれてしまったりするんです。すんごく脆い。とれてからびっくりして手を離して後悔するんですが、もう取れた足は戻らない。「ごめんよ、ごめんよ」と謝るんですが、取り返しはつかない。考えて見ますと、子供心に「一度やってしまったことは、いくら謝っても取り返しはつかないのだ」ということを、一番最初にカマドウマから教わったのかも。

第3位は屋敷グモ。特に何も人間に悪さをするわけではないのに、あまりにもでかすぎるために嫌われる。見つかると必ず殺されていた。しかも、あまりにでかいために逃げ切れない。ほとんど必ずしとめられてしまう。動きもゴキブリなみに素早いわけでもない。そのでかさゆえに絶滅していく「クモの世界の悲しき巨人族」という感じ。

同じようなものでガガンボもいる。こいつはカゲロウの仲間かと思いますが、見た目は蚊をでっかくしたようにしか見えなかった。大人の握りこぶしくらいある。見た目だけで損しているという意味ではゲジゲジも一緒かもしれませんが、あれだけは許して~(涙)。だって恐すぎるもん。私一人の時に出てきたら、見逃してあげますが、願わくば目の前に出てこないことを祈るばかりです。

■「害虫」となって生き延びよう

さて、権力を持つ為政者とその取り巻きからは、害虫だの腐ったミカンだの馬鹿共だの言われる私たちですが、権力者からそのように忌み嫌われ、投げつけられる悪罵は、むしろ誉め言葉であると理解しております。

もちろん私たち名もなき民衆は一人一人では弱い。簡単に「駆除」されてしまいます。しかし私たちも虫たちを見習って、集団となって奴らの背筋をゾッとさせ、追い詰められたら逃げずに「飛んで」見せよう。たとえ個別攻撃で潰されそうな局面があっても、その時には彼らにとっての「悪臭」である自由と正義と愛の香りをほとばしらせよう。その香りは彼らをもってして辟易させ、新しい仲間を呼ぶでしょう。叩き潰されそうになっても、新しい「卵」を生み落とそう。正しい志はいつの日にか必ず孵化し、何倍にもなって引き継がれるでしょう。

「害虫」呼ばわり上等。「馬鹿」で結構。「お利口」になってウマく生きるよりも、あるいは改悪教基法だの共謀罪だのの「ネコイラズ」を食わされて、死ぬ間際になって光を求めるようなネズミになるよりも、あくまでも馬鹿な害虫になってしぶとく生き延びよう。カサカサと動き回り、奴らをして辟易させよう。何があろうと決してゴキブリが死滅することはないと言うではありませんか。「ゴキブリ」が発生するような社会のほうが悪いのです。そのような悪政が続く限り、私たちがいなくなることは決してなく、条件が整えばいつでも大量発生するのです。

よろしければクリックして下さい→ 人気ブログランキング にほんブログ村

参考リンク

ゴキブリ秘法館
「害虫として嫌われているゴキブリ」についてではなく「ペットとしてのゴキブリ」について解説したサイト
むかでのページ
「むかで百態」「むかでを飼ってみよう」など。写真もいっぱいでムカデを堪能できます(笑
昆虫エクスプローラ
身近な虫たちを豊富な写真で解説、紹介するサイト。昆虫図鑑としても使えます。
クモや西表島への思い
沖縄で蜘蛛の研究をしている方のサイト。「クモのことはあまりよく知らないという方へ」

あおもり昆虫記(東奥日報)
ゲジゲジ(art-slan)
哀れなゲジ(趣味友遊)←ムカデに咬まれた方の体験記。しかも2回も!
色とりどりのテントウムシの一団が集まっていました(みんなでつくる昆虫ブログ むし探検広場)
巨大クモ!!!(謎の巨大生物UMA)←パニックになる子供達の写真が可愛い(^o^)
育児4コマ漫画:ムカデ襲来(子育て野郎40BLOG)←クモならいいが、ムカデだとそんな悠長なことも言ってられない
ムカデとタランチュラってどっちが強いの?(クロスブリード)←YouTube動画集「ムカデとかクモとかキライな方は必見です」
虫嫌いの人~(ホンネな日記)
ゴキブリをゾンビ化し自由に操る驚異の蜂(空を見上げて犬は今日も歩く)←え~っ。どこまで本当なんだ!
お母さん「ゴキブリ!」(Cherry Lesson for You)
ムカデオイル(はわわな日々)←なんか抜群に効くそうだ。我が家でも作ってみようかな。
この写真を見たらゴキブリが相対的にかわいく見えるかも(ココロ社)←今回のエントリのリンク先の数々をみた後では大したことない(笑

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

この記事への質問・一言コメントをどうぞ AIコースケと議論しよう!

AIの回答は、必ずしも正確とは限りません。回答は執筆者の見解と一致しない場合もあります。
回答には文字数制限があるため、制限を超えると途中で打ち切られることがあります。
[広告:これは旗旗の継続を助けています]

3件のコメント

ムカデオイル
みんなが驚く、かつて我が家を席巻していたルール。それはずばり、

やけどや怪我、虫さされにはムカデオイル!!です。

ムカデオイルとは何か?
説明しよう。
ムカデオイルとは、今は亡き母方のひい婆ちゃんお手製、その名の通り、巨大ムカデを食用油に漬け込んだ、見た…

虫と言えば、中学生の頃、「ファーブル昆虫記」の子供版を面白く読みました。後に岩波文庫版読もうとしてあっけなく挫折した。あの訳文、私にはついてゆけん。今は最新訳が出てるみたいだけど、もう関心があんまり無いからなあ・・

でも、そのファーブルも、クモ、サソリ、ハエなどに大変愛情溢れる間接をしてますけど、ゴキブリは無かったと思う。やっぱ嫌いだったのでは?南フランスにゴキブリがいないはずはないしな。

同じころ愛読したのが「シートン動物記」だったけど、こちらは今も時々読み返します。最近、谷口ジローによる漫画版(双葉社)が出たが、これは本当に素晴らしいのでおすすめです。シートンの自然保護やナチュラリスト、またアメリカ先住民への深い理解、そして未来に繋がる動物との共生意識などが生き生きと描かれてる。シートン研究者の今泉吉晴の原案がうまく生かされているんだと思う。是非ご一読を

シートン・・・旅するナチュラリスト・・・第2章 少年とオオヤマネコ 
原案 今泉吉晴 作画 谷口ジロー 双葉社 がおすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です