by 中野由紀子
ゆきこの日記単独20000アクセス感謝企画(第二弾)は、恥をさらせとの指令にて、過去にmixi日記で大変に好評をいただきました、まるでネタのようだが「本当にホントの話」をご紹介。(ホントなんだよー!)
そう、それは忘れるはずもない19歳の春でした。ヽ(*´∀`)ノ春 ♪
田舎で看護師の資格も持つゆきちゃんは、とある街の一番大きな老舗の調剤薬局でバイトをしていました。そこは医薬品以外に雑貨物も多数扱っていたのです。
ある朝、お店の掃除をしていますと、肉体労働者ふうなお兄さんが、それはそれはあわてた様子でお店に飛び込んできたのです。
兄ちゃんは入ってくるなり息を切らし、「ね、ねえちゃん!ゴムくれ、ゴム!」とおっしゃいます。かなりお急ぎのようなので、私はすぐに雑貨売り場の「輪ゴム」のある棚に行きまして、お客様に棚ごしに質問いたしましたんです、はい。
普通のお色でよろしいですか?
普通の量ので……いいかな……(ますます小さなお声)
なんだか話せば話すほど、どんどんどんどん元気がなくなっていかれるお客さまでしたが、うかがったご注文どおりの
『普通サイズ、普通の量、普通の色』
の輪ゴムの箱を持ってレジに向かう私を、調剤室の奥から出てきた店長が、
「ゆきちゃん、奥に行ってなさい」と言うので、
「え?今、お客様のお買い物を清算しないと」と言うと、店長は、「いいから」と背中を押すのでした。
(´・ω・`)???
そして私の持っていた輪ゴムの箱を取り上げ、お兄さんに向かって、
「どうもいらっしゃいませ!お探しの物はこちらのコーナーにございますのでお選びください」と言ってる。
なんでだ!!
お兄さんが買い物を済ませて店を出たあと、店長は私を呼んでこう言った。
「ゆきちゃん、さっきのお客様は‘ 輪ゴム ’じゃなくって、違うゴム(避妊具)のことをおっしゃっていたんだよ。わからなかったんだから仕方ないね。気にしなくていいよ?」とね。
マジですかーーー!?
私はもう穴があったら入りたいほどの『恥ずかしい質問の数々』をあの罪のないお兄さんに思い切りぶつけていたというわけですよ。朝っぱらから。
サイズ、色、いっぱい入ったお徳用…………
もうすべてが遅かった。
ちょっとイジワルな先輩の弘子ちゃんが、
「ふっ、本当に知らなかったの?」って言ったよ。
そんな面倒なこと、知ってたらするかー!
本当に知らなかった私は、その後、控え室で23分くらい泣きました。
。°゜(≧Д≦)゜°。オロロン
幅の広いもの、細いもの、大きいもの、普通サイズ、小さいサイズなどいろいろございますが