by 戸田ひさよし
今度は委員長らを「恐喝」でデッチ上げ再逮捕!
次から次にデッチ上げ逮捕再逮捕が続いている「連帯労組カンナマ弾圧」だが、今度はカンナマの武委員長と湯川副委員長(長期拘留中)に。京都府警が「企業から6千万円の恐喝」をデッチ上げて「再逮捕」した、というニュースが飛び込んできました。(7/18 (木)夜産経ネット)
これは実際にはすでに3年も前に(!)解決済となって終結している、工場閉鎖に伴う通常の組合争議を、突然に「恐喝」とこじつけてきたもので、報道(警察発表)と実態はまったく異なります。
ときあたかも参院選の終盤。この時期に不当な労組弾圧を重ねる権力に怒りを禁じ得ませんが、これはまた、「こんなに労組(デッチ上げ)弾圧拡大しても、安倍政権の選挙には不利にならない」という政治判断を、政権権力側が持っている、という事でもあります。
味方になる政党は?!
実際、「連帯労組カンナマ弾圧」に対して、我々と共同して怒り、我々に支援の姿勢を示している政党は、今までのところ社民党だけです。
共産党は全く無視、立憲民主党は「知っているけど動いてくれない」だし、庶民の期待を集めている 「れいわ新選組」にしても、何人か当選するでしょうが、少なくとも当面は労組弾圧問題を扱う余裕はないでしょう。
つまり、この参院選で社民党が「政党要件」を失ってしまうと、国会で「連帯労組カンナマ弾圧」を取り上げてくれる政党、我々と肩を並べて「連帯労組カンナマ弾圧」と闘ってくれる政党は皆無になってしまう!・・・・という事です。
大変な状況になっていると言わざるを得ません。
労組弾圧に心痛する人は戦略的投票を!
先月、「韓国 若者達の戦略的選択~アングリー ヤングボーダーズ」著者:イ・ヨンチェ という本を読んで、深く感銘を受けた。
http://nashinokisha.theshop.jp/items/4108048
2016年4月の総選挙では、「野党分裂の中で保守派のパククネ与党の圧勝」を誰もが予測してきたのに、主として若者達の新たな投票行動によって、「革新野党の圧勝・保守派与党の惨敗」という結果になった。
その時に若者らが提唱した「戦略的投票」というのが、
1:選挙区では候補者に不満が多々あっても、自分の政治信条とズレていても、
「とにかく革新野党候補の中で当選可能性が高そうな候補に投票する」
2:比例区では自分の政治信条と合致する政党・候補に投票する
という2段構えの投票行動だった。
これを今回の日本の参院選に適用させて、「労組弾圧・連帯カンナマ弾圧という憲法や法律に定められた労働者の権利・保護規定の破壊、労働組合運動そのものの破壊・犯罪視化をなんとしても跳ね返すにはどうしたらいいか」、の観点で考えてみる。
比例区で投票したい所はいくつもあるが、なんせ1票しか投票出来ないので、戸田としては生野区に住み、女性の非正規労働者として辛酸を舐めて「教育合同労組」の委員長もやり、連帯労組弾圧に断固反対して闘う「同志」でもある、社民党「大椿ゆうこ」さんへの投票を訴える!
今戸田が「戦略的投票」を呼びかける対象は、有権者全般ではなく
(1)連帯カンナマ弾圧を知っていて、心を痛め、危機感を持っている人々
(2)連帯カンナマ弾圧が労働運動そのものへの破壊弾圧であると、
危機感を持っている人々
(3)連帯労組やカンナマに共感を寄せてきた人々
(4) 連帯カンナマ労組から種々の支援を受けてきた人々
に一応限定している。
なぜなら、現段階では「連帯カンナマ弾圧を知っている人」も「連帯カンナマ
労組の存在そのものを知っている人」も、全有権者の中では残念ながらまだ少数
でしかないから。
そういう「連帯カンナマ弾圧を知らないままの人々」で、アベ政権のやって来た事はケシカラン!国政を変えねば!」、と思っている人々が「れいわ新選組」や共産党や立憲民主党などに投票しようとしている事を阻んで「比例区は社民党・大椿へ」と強く呼びかける事は、実効的でないし生産的でないと思う。
特に「れいわ新選組」を支持する人達には「これまで選挙無関心だった人々」や「保守派や創価学会の良識派」が多く含まれているようで、しかも東京選挙区に立った「現役創価学会員の野原よしまさ候補」以外の9人は全員比例区だから、「れいわ新選組」に心を動かされていて、連帯労組の事を知らない人々に「比例区は社民党・大椿へ」と呼びかけても意味がない。
比例区は大椿・選挙区は当選可能な反アベ候補に!
しかし、
(1)連帯カンナマ弾圧を知っていて、心を痛め、危機感を持っている人々
(2)連帯カンナマ弾圧が労働運動そのものへの破壊弾圧であると、
危機感を持っている人々
(3)連帯労組やカンナマに共感を寄せてきた人々
(4) 連帯カンナマ労組から種々の支援を受けてきた人々
については、「れいわ新選組」や立憲民主党や共産党に心惹かれる部分があった
としても、「今回の参院選で比例区は絶対に大椿・社民党に入れないといけない」と強く呼びかける。
その理由は以下の通り。
- 国会政党で、連帯カンナマ弾圧に反対の声を上げ、行動しているのは社民党だけ!
- 立憲民主党は連帯カンナマ弾圧を知っているし、支援呼びかけも受けている(この件で国会の「院内集会」が何度も開かれている)が、声も上げないし、行動も全くしない。
※弾圧が無い時期は連帯労組ににこやかに近づき、連帯労組からの支援も受けるが、弾圧が始まると、そそくさといなくなる。これまでその繰り返し。 - 共産党は連帯カンナマ弾圧に対して「全くの知らんぷり!」
※「連帯カンナマへの権力弾圧の不当性批判」は「連帯カンナマの正当性認知」と等価であるから、「元々は共産党直系労組だったカンナマに対しての1980年権力弾圧に震え上がって、カンナマへの組織破壊分裂攻撃をかけた「共産党の歴史」が浮かび上がる事が嫌なのだろう。 - 例えば大阪選挙区の共産党の辰巳コータロー候補も、立憲民主党の亀石みちこさんも、見識・人柄・活動実績それぞれ大変素晴らしいと思う。
・・・ しかしこの足かけ2年間に渡って、大阪・滋賀・京都の共産党や立憲民主党にとっては、まさに「自分らの直近・足元で」、これほど酷い労組弾圧が進められてきたのに、共産党も立憲民主党も、それに対して指一本動かす事も、たったひとつの声を上げる事もせず、権力弾圧が拡大し、労働者達が塗炭の苦しみに喘いでいる事を意図的に見過ごしてきた事もまた、「動かしがたい事実」である。 - 「れいわ新選組」は、まだ国会政党でないし、今選挙で政党に昇格した場合(たぶんそうなる)でも、労組弾圧問題にまで取り組む余裕が無いであろう事は致し方ないと思う。
- それと対照的に連帯カンナマ弾圧に対して、国会政党として連帯カンナマ弾圧問題に取り組んできた社民党は、一方で「国会政党要件喪失の危機」の状態にあり、今選挙で比例区票が伸びなければ、政党要件を失ってしまう!
・・・・これは連帯カンナマ弾圧・労組潰し攻撃を跳ね返していくのにヤバい! - 「大椿ゆうこ」は、大阪市在住で、少し前まで「大阪教育合同労組の委員長」として、連帯カンナマ労働運動とがっちりタッグを組んできた人だし、「大阪教育合同労組の役員・委員長」として、橋下・松井の維新の極悪大阪府政や極悪教育行政と激しく渡り合って来た「歴戦の活動家」である。
・・・ならば、参院選の比例区には「大椿ゆうこ」と書こうではないか!「社民党」と書くより、より積極的に大椿ゆうこを当選させるために!
(1)連帯カンナマ弾圧を知っていて、心を痛め、危機感を持っている人々
(2)連帯カンナマ弾圧が労働運動そのものへの破壊弾圧であると、
危機感を持っている人々
(3)連帯労組やカンナマに共感を寄せてきた人々
(4) 連帯カンナマ労組から種々の支援を受けてきた人々
は!
大椿さんの演説を聞いて、大椿さんが「今妊娠出産したら今の職を失って再就職超困難」という「現実判断」ゆえに、妊娠断念を選択せざるを得ずに45才になった半生を初めて知った!
これに「ノホホン系」の戸田は大衝撃を受けた。その悔しさいかばかりで
ある事か、と!こういう「血の涙を流してきた体験者」を国会に送らねば、と痛感した。
大椿ゆうこ HP https://ohtsubaki.jp
大椿ゆうこを推す会
ツイッター https://twitter.com/ohtsubaki
フェイスブック https://www.facebook.com/ohtsubaki/
「連帯労組カンナマ弾圧」のフェイスブックは、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」
https://www.facebook.com/groups/1078892485618879/permalink/1251793428328783/
です。ほかにもいろいろあります。
戸田HPでの特集は、http://www.hige-toda.com/_mado12/dannatu/dannatujyouhou.htm
ぜひご覧下さい。
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