市民食料サミット-農水省「みどりの食料システム戦略」は「みどり」ではない/文京区&オンライン


イベント詳細


食の安全

「有機農業面積を2050年までに全農地の25%に拡大する」「化学農薬使用量を30%減らす」など、野心的な目標がちりばめられた農水省発「みどりの食料システム戦略」。
今年9月に開催される国連の食料システムサミットに向けて策定されたとも言われていますが、そのサミットは利益優先主義の多国籍企業によって支配されていると多くのNGOが批判しています。

食料システムサミットロゴ
[食料システムサミットのロゴ]

私たちは国連食料システムサミットに対抗して、もう一つの市民食料サミットを開催します。
世界規模で進んでいる企業による食料支配の現状を知り、日本の「みどりの食料システム戦略」の真の狙いは何かあぶり出すとともに、私たちが求める農業や食べものについて考えます。

もうひとつの市民食料サミット
-農水省が提唱する「みどりの食料システム戦略」は「みどり」ではない

■ 日 時:2021年9月18日(土)13:30~16:30
 形 式:会場&オンライン

■ 会 場:文京区シルバーセンター・シルバーホール(文京シビックセンター4階)
 東京都文京区春日1‐16‐21
 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」直結
 https://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html

■ 定 員:会場50人・オンライン100人(いずれも要予約
 ※会場参加者はマスク着用などコロナ対策をお願いします。

■ 申込み:9月16日締め切り
 参加申込みフォーム→https://forms.gle/SuxCw47hZ1WQenEe7
 ★オンラインでの参加者には9月17日に参加のためのURLを送ります

■ 参加費:無料

■ 主 催:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
     日本消費者連盟

■ 問合せ:日本消費者連盟
    TEL:03(5155)4765
    FAX:03(5155)4767
    Eメール:office.j@nishoren.org

プログラム(予定)

13:30-13:40 開会あいさつ
13:40-13:50 問題提起「みどりの食料システム戦略がみどりではない理由」
13:40-13:50 齋藤敏之さん(農民運動全国連合会)
13:50-14:00 問題提起「大企業優先の国連食料システムサミット」
13:40-13:50 安田節子さん(食政策センタービジョン21)
14:00-14:10 問題提起「スローフード国際運動/一有機農家の見地からみた食料システム戦略」
13:40-13:50 渡邉めぐみさん(日本スローフード協会、有機農家)
14:10-14:20 問題提起「RNA農薬で化学農薬脱却?」天笠啓祐さん
14:20-14:40 アニメーション「AI、ビッグデータ、デジタル化
13:40-13:50 ――私たちの食を襲う見えない脅威(仮題)」上映と解説
14:40-14:50 休憩
14:50-16:15 パネルディスカッション「主役は私たち!消費者と農家でつくる食の未来」
16:15-16:30 海外との連帯、そしてこれからについて

パネリスト

齋藤敏之(さいとう・としゆき)さん
 1949年千葉県生まれ。
 千葉県立薬円台高校園芸科卒業と同時に就農。
 1989年の農民運動全国連合会結成時に常任委員に就任、その後事務局長。
 2012年に一般社団法人農民連食品分析センター代表理事。
 千葉県内で有機農業を実践している。
 最近、若いお母さん方の要望で、子どもたちと体験農園「やんちゃるファーム」を始めた。

安田節子(やすだ・せつこ)さん
 日本消費者連盟で反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当した後、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長を務め、2000年「食政策センタービジョン21」設立。
 日本有機農業研究会理事。
 主な著書に『自殺する種子』(平凡社新書)、共著『TPPと日本の論点』(農文協ブックレット)、『食べものが劣化する日本 命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ』(食べもの通信社)など。

渡邉めぐみ(わたなべ・めぐみ)さん
 早稲田大学教育学部卒業。
 大学在学時よりスローフードに関わり、若者の仲間を中心にSlow Food Youth Networkを日本で初めて立ち上げる。
 2015年イタリアに渡り、スローフード協会が設立した食科学大学 University of Gastronomic Scieces にて修士号を取得。
 2016年に帰国後、スローフード日本立ち上げの中心的役割を担い、2019年4月に代表理事。
 有機農家の嫁、二児の母でもある。

<コーディネーター>
 天笠啓祐(あまがさ・けいすけ)さん

 早稲田大学理工学部卒業。
 雑誌『技術と人間』の編集者を経て、1993年に独立。
 現在は、市民バイオテクノロジー情報室代表、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表、日本消費者連盟顧問。
 近著に『ゲノム操作と人権』(解放出版社)、『農と食の戦後史~敗戦からポスト・コロナまで』(緑風出版、共著)、『新型コロナワクチン その実像と問題点』(緑風出版)など。

◎アニメーション「AI、ビッグデータ、デジタル化――私たちの食を襲う見えない脅威(仮題)」
 今、巨大アグリビジネスに加えて巨大IT企業が食の世界に参入し、資産運用会社が食品関連企業の株式を買い占めています。
 食の世界でいったい何が起きているのでしょうか?知らない間に私たちの食を揺さぶりつつあるデジタル化の正体を食の世界から考えます。
 日本語版本邦初公開。

(原題:Big Brother is Coming to the Farm: the digital takeover of food)
 英語版↓

<パネリストの著書>