横堀農業研修センター裁判 現地学習会 横堀農業研修センターの破壊を許さない/三里塚

9.21横堀を壁画でにぎやかに & 横堀農業研修センター裁判現地学習会
横堀農業研修センターの裁判による破壊を許さない ストップ温暖化!

横堀農業研修センター裁判 現地学習会

■ 日時:2024年9月21日(土)
 午前10時「東成田」駅前集合
 午前・壁画作業
 午後1時~現地学習会 
 (1)センター裁判報告
 (2)空港機能拡大-第3滑走路建設の現状

■ 場所:横堀農業研修センター
 〒289-1601 千葉県芝山町香山新田124−4

■ 会場への行き方/東成田駅地上 10時00分集合 迎えの車待機
 8:11発 京成上野 京成本線特急成田空港行
 →9:20着 京成成田 乗換 京成東成田線 芝山千代田行 9:40発
 →9:40着 東成田

[学習会から参加]東成田駅地上 12時30分集合 迎えの車待機
 10:54発 京成上野 京成本線快速特急京成成田行
 →11:58着 京成成田 乗換 京成東成田線 芝山千代田行 12:14発
 →12:20着 東成田
 ※車に乗る場合は連絡先まで連絡ください。

■ 現地学習会のご案内
 成田国際空港会社は横堀農業研修センター(旧労農合宿所)の建物を撤去し、土地を強奪するための裁判を、三里塚芝山連合空港反対同盟と柳川秀夫さん(同盟代表世話人)ら共有者を被告として、昨年8月千葉地裁に提訴してきました。
 1月から始まった口頭弁論で、空港会社は被告側の反論・疑問に正面から答えることなく、第3滑走路建設に必要な土地だと、土地強奪を認める判決を求めています。
 11月11日の次回口頭弁論では、柳川秀夫さん、平野靖識さんの証人尋問が行われます。そこで来る 9月21日、横堀をにぎやかにする壁画運動と、1月からのセンター裁判の内容・争点について裁判を支える会事務局からの報告を受ける現地学習会を開催します。
横堀現地に集まろう!

■ 主催:
 横堀農業研修センター裁判を支える会
 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
 https://kyouyu-undou-no-kai.blogspot.com/
 daichikyoyu@sanrizuka.net

■ 連絡先:一般社団法人三里塚大地共有運動の会
 東京都渋谷区初台1-50-4-103
 TEL03-3372-9408
 daichikyoyu@sanrizuka.net
 郵便振替口座 00130-6-697201
 口座名称 一般社団法人三里塚大地共有運動の会

≪横堀農業研修センター第4回裁判(口頭弁論)≫
 2024年11月11日(月)
 千葉地方裁判所午後1時15分集合
 整理券配布・午後1時30分(予定)
 開廷午後1時45分/千葉地方裁判所601号法廷
 /柳川秀夫さん、平野靖識さんが証言

横堀農業研修センター裁判 現地学習会

「新しい成田空港構想」を読む  空港生き残りで周辺住民が犠牲に

 成田空港会社田村明比古社長は7月3日、国土交通省を訪れ、再編内容をとりまとめた「新しい成田空港構想」報告書を提出した。

 構想の目玉は、3か所に分散した現行の旅客ターミナルを1か所に集約するワンターミナル化と、分散する貨物施設を1か所にまとめた新貨物地区の整備で、30年代前半の一部供用開始を目指す。

 報告書のイラストによると新ワンターミナルは横堀、木の根に造られる。新貨物地区は新ターミナルの北東、一鍬田(ひとくわだ・多古町)、中谷津(芝山町)に配置される。

 国際線旅客数は増加傾向ではあるものの、アジア圏の他空港の旅客数が大きく伸びており、旅客数ランキングでは2000年の8位から2019年の18位と徐々にランクを下げている。貨物は金額ベースで日本最大の貿易港であり、国内航空貨物の6割を扱っている。しかし、貨物においてもアジアや中東の空港に遅れをとり、やはり徐々に順位を落としている。

 成田空港が生き残るにはどうするのか。生産拠点の海外移転や人口減少で、日本発着の貨物(輸出・輸入)に頼っていては取扱量の増大は見込めない。旅客や貨物を増やすためには、ハブ空港となり、乗継客や継越貨物を取込まなければならない。そのために貨物地区は物流事業者が利用しやすい施設をつくるというのだ。さらに、隣接する多古町飯笹(鷹ノ巣)地区(70ha)に計画されている豪州グッドマングループの国際物流拠点との一体的運用も考え、建設中の圏央道に新たなインターチェンジを造ることも求めている。

 課題は、アクセス問題や人手不足、隣接地の農地転用規制など山積みだ。最大の課題は8000億円と試算された事業費。空港会社では調達できないため、新滑走路の整備と並ぶ国家プロジェクトとして国に頼りたいのだ。 報告書には「地域共生まちづくり」の項目もある。歴史的経緯から「空港周辺地域の開発は部分的なものにとどまってきた」「ビジネス街区」「人材確保のための教育施設や住宅街の整備の開発が大きく進展しない状況」と総括し、この地域が農村であり農業で生きてきたことを否定している。空港を中心とした空港のための人材・まちづくりを、行政と一体で進めるとしか読めない。

 熊谷千葉県知事は空港会社社長、自民党議員らと、7月29日首相官邸を訪ね岸田首相に要望書を提出した。要望書は、成田空港を核とした物流・産業機能の充実を求める内容で、国家戦略特区の活用も求めた。首相は「国家プロジェクトとして国際航空物流拠点の機能強化が図られるようにしっかりと対応したい」と述べ、8月にも国家戦略特区諮問会議を開いて議論する考えを示した。農地よりも物流が大事だと言っている(T)

三里塚大地共有運動の会ブログより
https://kyouyu-undou-no-kai.blogspot.com/2024/09/blog-post.html