「南西諸島」で今、何が起きているのか?~進む自衛隊の強化と宇宙軍拡への動き/京都


イベント詳細


自衛隊員の命と人橋を守る京都の会講演会:
「南西諸島」で今、何が起きているのか?
~進む自衛隊の強化と宇宙軍拡への動き~

自衛隊員の命と人橋を守る京都の会講演会:「南西諸島」で今、何が起きているのか?~進む自衛隊の強化と宇宙軍拡への動き~

 九州から西最南端の与那国島まで、いわゆる「南西諸島」と呼ばれる島々に、自衛隊の部隊が続々と配備されていることをご存じでしょうか?
 経済的・軍事的に台頭してきた中国を念頭に、その地で生活する住民の反対の声を押し切って、山を切り開き、新たな自衛隊の弾薬庫が造られ、ミサイル部隊などの配備が進んでいます。それらは住民を巻き込みながら「敵に占領された島々」を奪還するという「島嶼防衛戦争」なるものを想定しています。

 しかし、南西諸島で進んでいるのはそれだけではありません。
 政府-防衛省が「新たな領域」と呼ぶ「宇宙」をめぐる軍拡が世界的に進みつつある中で、自衛隊初の宇宙部隊となる「宇宙作戦隊」が今年5月、約20人で新編されました。近い将来には、100人規模に増強され、「宇宙空間の安定的利用の確保に資する活動」を実施するとされています。
 「宇宙作戦隊」創設の狙いは「宇宙状況監視」活動における日米軍事協力体制強化と、宇宙戦への備えの2つとの声もありますが、南西諸島はこの自衛隊による宇宙の軍事利用に向けた動きの拠点になろうとしています。

 さらに、開発中の超音速兵器が、南西諸島に配備される予定です。島々が、ポストミサイル戦争の戦場にされるのです。
 講師の前田先生は、「島嶼防衛戦争というのは、巨大な予算をかけて宇宙戦争の技術開発をするための口実…日本全体の今後がかかっていると考えます」と述べられています。
 南西諸島で今、何が起きているのか?じっくり専門家にお話ししていただきます。

■ 日 時:2020年12月20日(土)
 13時30分(13時10分より入室可)

■ 場 所:ひとまち交流館京都 第1,2会議室
 〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
      (河原町五条下る東側)
 京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
 地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
 【バス】バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
 http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

■ 講 師:前田佐和子さん
 (元京都女子大学教授、宇宙科学、理学博士)

■ 参加費:500円
 (割引をご希望の方は受付でご相談ください)

■ 定 員:30名(先着順)
※「3密」を避けるため定員30名(先着順)になっています。
※会場でのマスク着用のほか、発熱はじめ体調に少しでも不安のある方はご参加をお控えくださるよう、よろしくお願いいたします。

■ 主 催:自衛隊の命と人権を守る京都の会
 連絡先:090-2859-0652(田中)

前田佐和子さん
 オーロラに伴って起こる上層大気の擾乱(じょうらん)をテーマに、京都大学、米宇宙環境研究所での計算機実験、北欧の大型レーダーを使った観測研究を行ってきた。日本の宇宙開発が、急速に軍事利用へ重心を移していることを危惧し、調査と発言を続けている。
 「虚構の新冷戦 日米軍事一体化と敵基地攻撃論」(共著:東アジア共同体研究所・沖縄センター編、芙蓉書房出版)が12月上旬に発売予定。