お絵かきAI「Midjourney」を試用してみた

 絵の内容を文章で入力すると、AIが指定した絵を描いてくれる Midjourney というサービスが話題です。試しに使ってみました。特別なソフトも必要なく、すべてブラウザ上で完結します。そこでAIが描いてくれたのが下の絵です。

Midjourneyが描いてくれた絵

 私がMidjourneyに出したお題は「赤いヘルメットをかぶって歌う美しい革命」でした。もっとカジュアルで楽しいものを想像していたんですが、なんかガチでロシア革命のポスターみたいになってしまったw

 どうも「〇〇な革命」みたいな表現だと、一律にロシア革命やフランス革命のイメージを引っ張ってくるのかも。このへんは文章入力時に工夫が必要かもしれません。かぶってるのもヘルメットじゃなくてベレー帽だよねえ。ヘルメットはAIのレパートリーにないのかな。
 また、最初は「楽しい」とか「笑いながら」という表現にしたら、三日月型の口で笑うサイコパスな感じの女性が出てきたのでやめました。暗い感じの色使いで絵柄が重い、幻想的でSFチックな作風なので、そうなりがちです。

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 絵柄についてはTwitterにたくさんの絵が投稿されているので、参考にしてください。また、具体的な使い方については「Midjourney 使い方」などで検索するとたくさんでてきます。

 Midjourneyでは、入力された文章に対し、最初に小さいサイズで絵の候補が4枚表示されます。私が入力したお題について表示された候補は以下の4枚でした。

 この中から一つを選んで、さらに類似したバージョンを4枚作製させることができます。3枚目の絵から、さらに類似絵を作成させたうちの一つが最初の一枚です。気に入った絵ができたら、それを高解像度にさせてから保存するという流れです。

 やってると楽しいので、ついつい、いろんな絵を「注文」して描かせてしまいますが、登録後にAI先生が無料で描いてくれるのは、最初のお試しとして25枚までです。候補の4枚は、4つあわせて一枚という計算でいいようです。それ以上は月額10ドル(月200枚)か30ドル(枚数無制限)で会員にならないといけません。

 毎度毎度、イメージにあうフリー画像を探しまくる労力に比べたら、月に10ドル(1400円ほど)ならいいかなと思ったりもしますが、どうにもこうにも、AI先生の重々しい画風が、うちのような軽いサイトにはあわないような…。

 Twitterの作品をみていますと、ネット上で活躍するアマチュアやセミプロのイラストレーター(いわゆる絵師さん)などは、Midjourneyで背景などをさくっと作成して、そこに自分の絵を描きこんで完成させるなどの使い方をしておられるみたいです。そこで私も当サイトのトップ絵として、今回Midjourneyで作成したものと、別のフリー素材をあわせて以下のように加工してみました。

トップ絵 Midjourney

 当面これはサイトのトップ絵として置いておきます。なお、著作権についてはサイトが全部英語ということもありあまり調べていませんが、文章を入力した「作者」とMidjourneyの共有という形になるっぽい。できあがった画像の使用は、少なくとも非商用ならなんの問題もないとのことで、そこで調べるのをやめましたが、画像を商用使用する場合は、有料会員への登録が必要みたいで、そこはちゃんと調べてからのほうがいいと思います。