「外国人参政権に反対するだけ」などと言いながら、実際には「市は京都から朝鮮人を追い出せ!」などと主張して、多様な人を受け入れることで発展してきた我が街・京都の精神を土足で踏みにじった「在特会」。
その主張に違和感を持つすべての人に開かれた「6・13緊急行動」は様々な主張や考えの人が入りみだれ、自分なりの思いを表現した豊かなものでした。集会参加者は250人強、デモは沿道から参加してくる人も多く、解散地点までには300人以上、集会賛同者は740人に達しました。
私は京都市民でありながら、現在は月の大半を出稼ぎしているせいで参加できませんでしたが、当日の行動に参加された読者の方々が画像を送ってくださいましたので、画像アルバムにまとめて掲載させていただきました。また、そのうちのお一人が、「よかったら使って」と、当日のレポートを送って下さいましたので、貴重なご報告に感謝をこめてここに掲載させていただきます。
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外国人排斥を許さない6・13緊急行動
■ 日時:2009年6月13日(土)
□11:00 京都・三条河川敷集合
□11:30 デモ出発
□12:30 デモ解散(三条河川敷)→解散後ビラ配り
■ 主催:外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会
公式HP:http://613action.blog85.fc2.com/
(ここから寄稿レポートです)
外国人排斥を許さない6・13緊急行動に参加して
ご覧のように「日の丸を穢すな在特会」と、日章旗を掲げて在特会に抗議の声を挙げた人も数人参加しておりました。
この人たちは民族派とか右翼とか保守とか或いは左翼とか左派とか関係なく、差別の無い「日本を世界に誇れる国」にしたくて、堂々と日章旗を掲げたい人たちです。もちろん、そのことについては賛否両論さまざまあるかと思われますが敢えて言及するつもりはありません。今回は目的と行動が一致していたからです。
さて、今日の三条河川敷の集会に結集した外国人排斥に反対する人々は老若男女あわせて3百人ほどでしょうか?まあまあかと思いました。敵が明確なレイシズムを掲げて叫ぶ可視化された連中だから、これほど人が集まるのかな?もっと普段の反戦・反貧困デモなどにも、このくらいは集まって欲しいなと正直に感じました。
それはともかくも、集会の後は予定どおり四条河原町交差点まで行ってUターンして三条河川敷まで帰って来るデモを実行し、デモではPRカーから音楽を鳴らしての鳴り物入りで、サンバのリズムを太鼓で叩く人たちとそれに合わせて踊る人たちや、在特会会長の桜井誠のトレードマークである蝶ネクタイとサスペンダー姿をデフォルトして真似ながら日章旗の赤丸部分をウ○コの形にした旗を振る女の子たち等々、皆さまざまな思いを込めたスタイルのパフォーマンスに興じて、他・多文化との共存共栄と入管法改悪反対、排外主義への批判をアピールしてデモを行いました。
そして少し時間を挟んでから、四条河原町交差点の四つ角それぞれ4グループに分散して在特会のデモ隊を待ち受けながら、道行く市民、観光客の皆さんにビラを撒いて情報宣伝活動を行いました。妙な屁理屈を唱えて外国人差別と排外主義宣伝・煽動を恥ずかしげもなく叫びながら京都の街を練り歩く連中を、まさに皆で包囲する形態で抗議の声を挙げるためです。因みに僕たちは阪急デパートの真向かいの北東の場所で、まず最初に在特会のデモ隊と遭遇する場所にいました。
ご存知のように京都は古の都なので海外からの観光客も季節を問わずに多く訪れ、情報宣伝活動では僕たちの主張を英翻訳したビラを受け取り熱心に説明を聴いて納得し共感していく白欧系の男性もいました。
さて、いよいよ在特会のデモ隊が維新政党・新風(だったかな?)のPRカーと黄色の布地に「外国人参政権に反対する」云々と記された横断幕を先頭に、こちら側が視認可能な距離まで近づいて来ました。
市民運動を潜称する排外主義者どもの挺団が四条河原町の交差点に近づくにつれ、露骨にこちら側の抗議行動を封殺しようとする機動隊(通常制服スタイル)の数が増えてカマボコ車輌数台で塞がれてしまったため、せっかく奴らに見せつけるために作成した横断幕に絵幕やプラカードや旗が奴らから見えなくなってしまい残念でした。
ふと横を見ると、オレンジ色の安っぽい奴らのスタッフ用ウインドブレーカーを羽織った中年の男がニヤニヤしながらビデオカメラを片手に抗議行動の参加者を撮影しようと挑発しています。どうせ「妨害・犯罪左翼」が「在日朝鮮人」がどうこうとかデタラメでいい加減なキャプションを付けてニコニコ動画とかYouTubeにアップロードするつもりなのでしょう。すぐさま非難と怒声を浴びてこちら側の若者たちに追い払われて退散してしまいましたが、それにしてもごく普通にキモイ男だったなぁ・・・
やっと奴らのPRカーが到着しました。例によって蝶ネクタイとサスペンダー姿で会長の桜井誠が先頭でマイクを握りしめて得意気に喋りながら歩いて来ましたが、僕たちのビラを受け取り賛同した通りすがりの中高生たちも混じって、こちらが一斉にシュプレヒコールを浴びせると、驚いて立ち止まってしまいました。あの瞬間の怯え切った表情で僕たちを凝視した桜井の顔は、当分の間は忘れられそうにありません。人は恐怖に陥った場合に青ざめるとよくいいますが、まさに桜井の表情は青ざめた顔色でした。
在特会のデモ隊は総数で多くみて180、少なくみて150名といった具合だったと思います。これは予断や偏見を抜きにして、あれだけ自サイトや動画サイトで「多数参加を!」や「日本を護る」をアピールし「こちらは会員数5800名」を誇っていた割には、意外にも少ないなというのが正直な感想です。
まあ、これについての分析は色々とあるでしょうが他の方に任せましょう(笑)!そして奴らの構成人員は確かに老若男女さまざまで、総じて「フツーのひと」っていう感じの人たちばかりでしたが、意外にも中高年の男性が目立ちました。もっとも見た目が「フツー」なのは彼・彼女らが大っ嫌いな創価学会とかの新興宗教団体なども同様に思われます。
それから在特会をはじめとする最近登場した自称保守の「市民団体」やNPOには、所謂2ちゃんねるを経由してネットウヨクという実存を通じてから、勘違いして街頭に飛び出してしまった若い連中が多く参加しているといったイメージがあったのですが、やはり意外と40~50代の層がコアを形成しているのかも知れません。これについての分析も他の方に任せます(笑)。
こちらのシュプレヒコールに反応して、さっそく奴らも「朝鮮人は帰れ~~!」とか「犯罪左翼は帰れ~~!」とか無内容なレッテル貼りの罵詈雑言を喚き返して通過しました。なかにはエキサイトして顔を真っ赤に上気させながら日章旗を手にした黒いスーツ姿の青年もいました。エキサイトして中立を装う国家権力に制止させられたのはお互い様ですが、僕らを制動するほうの機動隊も在特会側に張り付いていた機動隊も、総員こちら側を向いて警戒しており明らかに在特会の挺団を防衛していたのは事実です。
それから奴らが手に持っていたプラカードですが、「従軍慰安婦は売春婦」だとかの「外国人参政権」とは全く関係ないスローガンが記されたPCの印字で仕上げたらしい手作り感の皆無な統一の物ばかりでした。やっぱりあまりにも恥ずかしい誤字脱字が多かったから、手書きの物はやめたのかな(笑)?
四条河原町交差点で四方向から怒りの抗議を浴びたせいか、なんだか奴らのデモ隊の後ろ姿は疲弊し消耗しきったように見えました。
それにしても、あれだけの本数の日章旗を見たのは初めてでした。さすがに軍国主義色を抑制して「市民運動」を装いたかったのか旭日旗を掲げていたような奴はいませんでしたが、恐らく「九条の会」を茶化したカウンターアピールのつもりなのでしょうか?「憲法九十九条の会」と記した幟を担いだ着物姿の奇妙な初老の男性もいました。あまりにも茶化しのレベルとしては低いし、もしも真面目に憲法九十九条の遵守をアピールしているのなら、ちょっと意図がわかり難く痛々しいばかりです。
充分にわかりきっていたつもりでしたが、身近に見た在特会についての率直な感想は、差別的なヘイトスピーチの駆使をウリに動画サイトやブログといったアンダーグラウンド内の宇宙だけで「スター」として御輿に担ぎ上げられた一部の無思想なレイシストたちと、その「スター」たちに煽動され操られた、とにかく恐怖と不安感と被害妄想に取り憑かれた自分に自信のない排外主義者の人々といったものでした。
何とも言い難く醜悪な差別言辞を喚き散らしながら足早に過ぎ去ってしまった在特会の連中でありましたが、その後も僕たちは四条河原町交差点に残留して情宣を続行するつもりでした。しかしながらビラを撒き切って一枚も残っていなかったので、仕方なく三条河川敷に移動して総括集会を行い、その後は京都の若い非正規労働者や学生、院生たちをはじめとする様々な人たちと缶ビールを飲んで自然発生的に交流会へと発展し流れて行きました。
基本的に今回のカウンターエマージェンシーアクションは勝利を確認できる総括をしても良いと思います。
誰一人も被逮捕者を出さず、行動も一致して分散せずに、文字通りの四方からレイシストどもに抗議のシュプレヒコールを浴びせることができました。それにこちらがカウンターアクションを提唱し賛同人を募り公開した時点から、奴ら在特会などの「プロ市民」の幹部連中、特に会長の桜井誠は恐怖に戦慄き、自ブログや在特会のサイトにてヒステリックな悲鳴を挙げていたことからもそういえます。
今回の連中へのカウンターアクションを起こすことで、逆に在特会という存在を浮かび上がらせ目立たせてしまうといったことも危惧されましたが、やはり行って良かったと思います。差別・排外主義を黙殺することはイジメを黙殺するのと同じであり、絶対に後から後悔と良心の呵責の念に苛まれることは間違いないでしょう。
いずれにしても外国人参政権反対に名を借りた外国人排斥の主張なんかこれ以上は、ノー パサラン!(奴らを通すな!)です。
(レポートここまで)
参考リンク
◇外国人排斥を許さない6・13緊急行動 / 写真★速報(集会公式サイト)
◇「二つのデモ」(壊れる前に…)
◇「自由の敵に自由を許すな!」―613緊急行動参加報告(アフガン・イラク・北朝鮮と日本)
◇Quand le Japon dit non au racisme ordinaire(Rue89)
→フランスのメディアでも大きく取り上げられました
◇外国人排斥を許さない6・13緊急行動に参加してきました(こころ世代のテンノーゲーム)
◇在特会許すな!ファシスト倒せー、おー!(はにかみ草)
◇穢れてない日の丸なんてないのに(planet カラダン)
◇外国人排斥を許さない6・13緊急行動 in Kyoto(かめよん写真館)
→Under Construction More Photos Coming Soon !
◇6・13緊急行動報告(釜パト活動日誌)
◇ファシストたちのデモによせて(反戦生活)
◇スイートホーム京都♪(スナフの酔いどれ日記)
→コメント欄にもいろいろ報告が
◇ひのまると うんこ(やねごんの日記)
◇反応(はにかみ草)
◇日の丸を穢しているのは一体どちらか?(アフガン・イラク・北朝鮮と日本)
これらの報告記事の多くに、組織的な(定形文による)嫌がらせコメントが大量に送りつけられるという言論弾圧が行われています。
>昨日行われた「外国人参政権反対デモ」は外国人
「二つのデモ」(壊れる前に…)より
>を排除しようとするものではありません(柳)。
「在日朝鮮人は朝鮮半島に帰れ!」というシュプレヒコールをしておきながら、よくしゃあしゃあとこんなことが言えるものです。 不誠実な二枚舌を許すつもりはありませんので、そのつもりで。
ついでに「市は京都から朝鮮人を追い出せ!」もあったようですがね。
どちらにしても「柳さん」(ついでにその他の方々も)、蕨市のハラスメントデモの時からあっちこっちにほとんどような同じコメント投稿、巡回ごくろうさまです。私にはこういう暗い情念は到底マネができません。いや、皮肉ぬきで本当にね。
でも、日の丸をうんこ呼ばわりした連中もいましたよね。
日章旗を掲げれば、右翼をだませると思ったら大間違いです。
そう言う写真を取り上げていない時点で、左翼の隠蔽体質の底が知れたと思います。
隠ぺい?
写真、片手落ちやて?
なるほど、知らなんだ。 ということは・・・
ウヨPサイトでは、こういう場合も公平に左右を取材し
かつ公平にUPしてたのか。(エラい!)
(っていうか、それほとんど自爆ぢやなひか。笑)
文体がまじめなので、草加さんが対立できないと読んで
ちゃんとした文体になってるんだろうけど、
&、右も左もいる健全な社会を目指すのが草加流だから、
内容自体もOKなんだろうけど、
左のプラカードがどーたら、右の日章旗がどーたいう前に、
★国からも許され今現在は合法的に滞在している何らやましい
ところがない子ども★に対して、
殴られるよりももっと恐い脅迫を味わわせた、
社会人失格なクソウヨへの意見はいったいどうなんだ、
というのがホンシツテキな問題なんじゃね?
仮に、あの蕨の”ネオナチジャパン”の騒動がなければ、
反対派デモも、おきなかったのかもしれないしね。
(蕨の動画、ちょっと吐きそうになった。
日本もいつのまにかこんな風になっちゃったんだねえ)
TBありがとうございます。当日の様子が良く分かる大変ありがたいレポートです。いや~行けばよかったですよ。
>柳さん(ついでにその他の方々も)、蕨市のハラスメントデモの時からあっちこっちにほとんどような同じコメント投稿、巡回ごくろうさまです。
「デスラー総統」の命を受けた(笑)から回りの努力には敬服いたします。そのお力をもっと別の有意義な方向に使っていただきたいものですね。
写真は許可を得たものはアルバムのコーナーに全部公開していますが何か?
このエントリーのトップにちゃんとリンクしてありますが何か?
当該のパフォーマンスグループが持っていた旗も全部写っていますが何か?
でしゅね・・・(笑
いったい何で「隠蔽」せにゃいかんのか?そういう発想がどっから出てくるのか?全くびっくりしましたよ。よく見もしないで何でも書けばいいというものではないんですよ。「自分は都合の悪いもの(蕨でのハラスメントデモとか)は隠蔽します。そういう感性の政治感覚や文章感覚を持っています」と自分で言っているようなもんだとしか私には思えなかったんですけどねー。
だいたい、ウンコマークっても、デザイン自体は汚いものでも何でもないユーモラスなもんだし、子猫ちゃんやいろいろあるデザインの一つにすぎんのだがなー。それに特にこのデザインだけをとりあげて強調するほど「秀逸」というわけでもないし、ごく普通の扱いなんですけどねえ。ほんで子猫ならいいんですかね?どうもよくわからんなあ。
日の丸・君が代自体は「国旗・国歌」とするかどうか、長い長い議論の末に「誰にも強制はいたしません」という約束の元に、「賛成多数」で法律にしたもの。全会一致でもないし、議論はいまだに続いている。
その「強制しない」ということの意味はわかるよね。賛成・反対両方の意見や行動をお互いに邪魔したり脅したりしてはいけない。みんなが両方の意見を聞いて、自由に選べるようにしないといけない(たとえば卒業式に臨む生徒とかが)。そしてそのどちらを選んだとしても、有形無形ありとあらゆる意味で不利益をこうむっては絶対にならない。
もし、「ファシスト」と言われてカチンとくるなら、誰にどんなことをしたり言ったりしたりしてはいけないのか、よく考えてごらん。
こんにちはなんどかここのサイトを見させてもらっている者です
なんとなくここのサイトの管理人や,ほかの人たちもそうだけど,今回の外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会の人たちは,自分たちをまるでスペイン内戦の時の国際旅団かなにかと勘違いしているかのように感じました。
そりゃあわたしは参加されたみなさんのように知識が有るわけでもないし,在日特権を許さない市民の会の幹部を含めて,今回のデモの指導者たちがフランコ将軍のような大物じゃないと口をそろえてみなさんは言うと思いますけれど。
今回のデモに反対している人たちのサイトを,読んで色々読んでみてまずはじめに私の頭の中に浮かんだ言葉は自分たちを国際旅団かなにかと勘違いしている?でした。
わたしは管理人さんの,考え方に対して反対の立場の人間ですけれど,管理人さんはお考えですか。
一山いくらさん>
ごめん。遅くなりました。
難しいこと知ってらっしゃるんですね。知識はわたしよりあるじゃないですか。たとえば「国際旅団についてどう思うか?」なんて聞かれても、私「よく知らん」くらいしか答えられないですよorz
で、こういう無知な私のため
> 自分たちをまるでスペイン内戦の時の国際旅団かなにかと勘違いしている
> かのように感じました
の、その心は?ということを教えてください。意図がよくわからんもんで。お手数かけてすみません。読んでいる多くの人も、一山さんほど学がある人が多いとは思えませんので、読者の参考にもなるかと思います。
でも、国際旅団って、スターリン・コミンテルン支持派の義勇軍でしょ。いわばスターリンに公認されたような「正統派」左翼だったわけで、今回の行動に動いたり協力したのは、そういう「正統派」じゃなくて有象無象の個人共闘ばっかりです。いわば左翼の中では「異端派」ですよ。
だからスペイン内戦にたとえるなら(実際の組織やその歴史的な評価とは関係なしね)反スターリン左翼の集合体だったPOUMや、無政府主義者、アナルコ・サンジカリストの諸団体みたいな位置にいるんじゃないでしょうか。
(追記)
「反ファシズム統一戦線」を気取ってんの?という意味なら・・・
・欧米のネオナチ台頭が外国人排斥をテコにしてたことから、参加者の間にそういう「気分」もあったと思うし、一般に訴える内容の一部にも入っていたと思う(別に悪いことではないと思うが。
・だが一番大きかったのは蕨市デモに対する吐き気がするような嫌悪感だったと思う。そう、怒りではなくて嫌悪感です。その嫌悪感を表明する場所が与えられたということ。もし彼らが行ったのが少女個人に対するものではなく法務省に対するデモだったら、今回のような動きはおきなかったか、おきてもここまで大きくはならなかったと思われます。
なお、参加者の総意ではなく個人的見解として
・特定の団体と一対一的に問題をとらえず、彼らの被害者救済を最重点に考えて、差別排外主義反対、多文化共生の流れの一環として柔軟に考えるべきだと思う。
・在特会そのものには「なーんだ、こんなもんか」という意味で急速に興味は失われてきた。でも油断しているわけではない。
・外国人を無条件にどんどん受け入れることには反対。それを一番やりたがっているのはむしろ財界だと思う。派遣労働者の下に時給300円でも喜んで働く外国人労働者という階層をつくるだけになってしまう。そういう構造の矛盾が欧州でのネオナチ台頭をまねいた。
どうもわざわざ私の質問にたいして返答をいただきありがとうございました。
それでは草加耕助さんからの質問に対して答えていきます。読んでいて不快に感じる部分が在るかと思いますがどうかご容赦ください。
まずなぜ自分たちをまるでスペイン内戦の時の国際旅団かなにかと勘違いしているかのように感じましたから
まず普通の内戦の場合、その国の中の人が中心となります。たとえ外の人が参加している場合でも、その姿を隠して参加します。それに対してスペイン内戦は、中の人も外の人も自分を何者であるかを隠すことも無く戦いました。なんか今回のことに似ているように感じるんです。
なぜ国際旅団か、今回のデモに対して反対の立場の人のサイトを読んでいて、良く出てくる言葉がファシズム反対の言葉、あと参加している方の中に外国の人が多いなー、そういえばファシズム反対を唱えて中の人と外の人が義勇兵として一緒戦った有名な部隊が在ったよなー、たしか国際旅団って名前だったっけという理由で書いただけで、派閥の違いまでは考えていませんでした。けど追記の内容を読むとそんなに間違っていないのかな?。
蕨市デモにかんして
自分としてはおきるべくして起こったこと。でも思ったより早かったと思っています。草加耕助さんは怒りではなくて嫌悪感ですと書かれていますから、たぶん同じ空気も吸いたくないと思っているようですが、自信を持って言えますが今のままだとこれから何度も同じ空気を吸うことになると思います。これから問題の火種になるようなことはたくさんあるのですから。
草加耕助さんの個人的見解ついては明日書きます。
雑感/国旗について
貸金法”改正前!”のヤクザ系ヤミ金融の取り立てよりも、
200倍くらい悪質な、血も涙もない、ネオナチ集団の蕨の事件に
ついては、少し落ちついてきそうなので、テーマはずして…。
ネオナチ岡っ引きさんたちのデモ、そして、京都などのカウンター
アクションで、日の丸が論争における焦点となっていました。
そして、国旗を尊重するグループがカウンターアクション側に参加
しておられたことが紹介されており、
私は、それが「ものすごく価値のあること」のように感じました。
というのも、国旗・国歌の問題において私自身は、
「”国歌の歌詞”以外は反対しない」からです。
自分が「スタンダード」を語る資格があるかどうか、自信はありま
せんが、日本人の大半は、国旗に対して違和感や憎悪感を持っていない、
というのが今の現実だと思っています。
何よりも、政治の左右を問わず、国旗そのものは、”たかがマーク”と
して見るべき時代になっているのではないか、と思います。
大戦中の日本軍の悪事の象徴であったこと、未だに、それを許して
いない方々にとっては、不快感を与えるものであることは、忘れては
いけない。
でも、人に名前があるように国にも名前があり、そして、文字で表す
ことが不適当な場合に同じ意味の記号や図形で表現するのが便利、
そんなシーンが多くあります。
何より、先ほど言ったように、少なくとも日本の過半数の方々が
日の丸を国旗と認め、多くの場面で使用されています。
国を表す時に、たとえば”インドシナ”などのように地理や政治に
おける「便宜」のように命名されるのは控えるべきであり、仮に日本を
「日本」以外の言葉で表そうとしますと、とても難しいことになるの
ではないかと思います。
(日本という国名自体にも、それを認めたくないと思われる
歴史上のストーリーはありますが、左派右派とも「日本」
という国名自体はあまり取りざたしていません。
仮に日本の語源が「日出ずる国」であるとすると、
”中国が大嫌いな方々”が平気で日本という呼称を使うことは、
ちょっと不思議ではありますが。笑)
文字や記号は単なる道具であり、道具そのものではなくて、
その使い方でメッセージの中身が変わります。
国旗・日の丸も、その使い方が勧進なのではないでしょうか。
私は自称左派(苦笑)ですから、その孤塁を守るために言っておき
ますが、例えば、日本を快く思わない人達の集まりに対立を持ち込むが
ごとく掲げるとか、他国の人が国旗を控えているのに、自分達だけ
日の丸を掲げて悦に入るとか、また、学校などの特定のセレモニーに
おいて、【恭順】や【服従】を証明させるための”踏み絵”がわりに
使うとか、そういう行為は許せないものです。
しかし、例えばマルクス・レーニン主義を標榜する人でも無段階的に
すぐに国家を無くすべし、と考えているわけではなく、現代の世界は
国家集合の社会なのであって、「過渡的」といえども国という政治装置
の存在を認める限り、少なくとも「くに」と発音せざるを得ない。
国旗も多くの普通の庶民にとって、まず、一義的には「単なる記号」
なのであり、要はその国旗を使う場合の使い方によって、つまり、
場所や場面や主体・客体etc、そういう”条件”の元で
==国旗がどのような「メッセージ」を発するのか==が大切な点だと
思います。
使い方一つで自分や回りの人をうれしくさせたり悲しくさせたりする、
ということなのだと思います。
ところが「使い方」や「条件」の判断は微妙であり、また、感じる側も
一様ではない。これをコントロールするのは大変難しいと思います。
だからつい、あきらめてしまって、左は反対、右は掲揚という単純な方針
になってしまっているのではないでしょうか。
毒も薬も元は同じ、使い方や使用量次第でどちらにもなる、そんなもの
ではないでしょうか。
日頃そんなことを思っていましたので、カウンターアクション側に
日の丸を掲げたグループが参加して、日の丸を穢すなというコメントを
掲げたことに、とても感じ入りました。
(これも掘り下げて議論をすると いらぬ対立を生んだかも
しれませんが、そういう議論させないほどにザイトクカイの
脅迫事件はヒドかったということでしょう。)
日の丸オケ!でもない、日の丸ハンタイでもない、対立の踏み絵に
するのではなくて、国旗が放つメッセージや、その使い方について、
ケースごとにちゃんと判断できるようになることが、
またあるいは、個々人の国旗への【思いの違い】を冷静に認め
合えるようになることが、大切なのではないでしょうか。
ネットサーフィンしていてここにたどり着いたので書き込みさせていただきます。
在特会の連中のやっている行動は許すことのできない行動であると思います。
しかしながら、こういう風に暴力的行動に対して挑戦的に徒党を組んでわざわざ在特会がデモをする場にあわせて待ち受けてデモをするのもどうなのかなぁと思うのです。
一般大衆が見たら、どちらも「暴力集団」と受けとめてしまうのではないでしょうか。
なるさん
初めまして。
>在特会の連中のやっている行動は許すことのできない行動であると思います。
なるさんのおっしゃるとおりです。
そんな許せない行動をする在特会が信じられないデモをやるとわかったわけですから、それは見過ごせないことです。そのひどい連中がひどいデモをする前に抗議しないと意味が無いわけです。
今回のデモの参加者の皆さんの中には、なるさんがおっしゃるところのいわゆる「一般大衆」の皆さんもたくさんおられました。
草加さんが何度も言っているように、今回の問題は左右のことではなく、「人間」の根本に係わる問題ですので、「暴力」を振るっているのは誰なのかはおのずとわかるのではないかと感じています。
なるさん>
それは大変に難しい(あるいは重要な)指摘だと思います。
名古屋カウンター情宣の最中にはこちらの人数が少ないこともあって、在特会側が挑発行為に現れてからんできました。その報告記事の中でトチローさんも、これに応じてしまっては「大衆は両者をチンピラとしかみない」と指摘しておられます。
今回はこちらの人数が在特会の倍以上いたので、組織的な挑発行為はできなかったみたいですが、実行委員会の方々は「言葉使いも含めて徹底的に非暴力の抗議行動を」と強く呼びかけておられます。それでもいざ「朝鮮人はかえれー!追い出せー!」とシュプレヒコールしているのを見たら誰でも驚いて、沿道から罵声の一つも浴びせたくなるのが自然な人情ですからねー。
ただ言いたいのは、彼らのこういう外国人排斥の主張やシュプレヒコールを聞いて、本当に不安や怒りや悲しみに暮れた人々が外国籍の人に限らず多くいるのです。抗議デモが解散地点までに大きく膨れ上がったのもその表れですし、デモだけでなく、在特会デモに対する抗議のシュプレヒコールにさえ、通りかかった飛び入りの市民が呼応しています。
午後からの彼らの集会場の傍では涙を流して悲しんでいる人もいた(聞いてみると在日市民の方だった)そうです。こんな奴らに何の抗議もおきないでどうするかと思いますし、日本人はこんなやつ等ばかりではないということを、こういう人たちにちゃんと示し、被害者を出さないということがとても大切だと思います。
また、蕨市の少女ハラスメントデモのように、今後も具体的な被害者が出ることも考えておかないといけないと思います。在特会と1対1的に対峙する必要はないと思いますが、被害者を守るためには在特会の暴力的な脅迫行為に対しては対峙していく必要があるのではないでしょうか。
だいたいこのような対抗行動に集まった人々が、(たとえこの対抗行動を批判するにしても)自分とは縁もゆかりもない人の悲しみを救いたいという動機で集まっていることを理解できず、「みんな犯罪左翼である」という妄想に凝り固まっている時点で、在特会はあまりに残念な人たちだと思います。というか、こんな内部向けの大本営発表を本気で信じているのでしょうか?本音を聞いてみたいですね。
このように様々な思想が入り乱れている日本でありますが、ここ数年で政府行政などが右傾化しているとの記事をいくつか読んだことがあります。この点についてどうお考えですか?
在特会や有志による撮影者が動画共有サイト等(youtubeやニコニコ動画等)に投稿している動画に対するユーザーコメント等もふまえて、政府や役人ではなく、若い人や一般の国民に焦点を当ててのご意見を差し支えなければ教えていただけますか?
ひゅうがさん>
レスを書いていたら長くなりましたので、以下にエントリーとしてあげておきました。
http://bund.jp/md/wordpress/?p=2309
草加耕助様
在特会の主張の中に、
台湾の人やアフリカの人や北アメリカの人や南アメリカの人やヨーロッパの人などの、外国人全般に対する、排除の主張はあるのでしょうか?
大部分が自発的意思により朝鮮半島からきている人たちや、(民潭調査による、「アボジ聞かせて あの日のことを -我々の歴史を取り戻す運動報告書-」 1988 在日本大韓民国青年会中央本部刊)
密入国を一族で繰り返していた、フィリピンの一部の人(まじめに仕事をしていたから、偽造旅券密入国は許されるべきと考えている人)
に対する、やり場の無い憤りがあるのではないですか。
日本を「尊重」してくれて(日本の法律も守りましょうという当たり前の)外国人は、排除の対象になっていないと思います。
前提として、在特会の人々と左翼系の人々とでは、
彼らの来歴に関する事実や戦後からの実際の行動に関する、
「情報」に大きな違いや差が有るのではないでしょうか。
特定の外国人を排除しようとする行動に対する考察が、「差別感情」や「レイシストだから」で、すむのでしょうか。
そのように思う「情報」を共有しているからこそ、在特会の行動が拡大しているのではないでしょうか。
感情ではなく冷静な分析により、「情報」に間違いがあれば正すという方法を取れないものでしょうか。
私は在特会に関しては、存在そのものが問題であると思っています。
確かに、彼等の『公開している主張』については文句のつけようがありません。
私のような『ネット右翼』と違い、講演会を行うなど『リアル社会において活動している』という事実も評価はしています。(※1)
しかし、それだけです。
彼等が実際にやっていることは、正義どころか『あんたら人としてどうなのよ?』レベルなのですから。
例えば親が密入国者であるというだけで、女子中学生を大の大人がよってたかって吊るし上げみたいなことをしてみたり。(※2)
田母神氏の講演で、カナダ人が親切心から氏に忠告したら皆で寄ってたかって乱暴したり。(※3)
一人で『排外主義反対』という紙一枚持っているというだけでリンチですか?(※4)
大の大人が、みっともないことこの上ない。
口でいくら奇麗事をぬかしていても、行動ですべて台無しにしているのですから、もうどうしようもありませんね。
「愛国心があれば何をしてもいい」と考えているのなら、いつぞやの『愛国無罪』をスローガンとした中国での日本大使館投石や日本企業襲撃も評価するっちゅうことなんでしょうね。
何も知らない外国人が「これが日本の愛国者だ」と勘違いしたらどないすんでや。そっちのほうが日本の国益に悪いやろがや!
あなんようけおんのに誰も注意するヤツはおらんかったんかや?肩の上に乗っとんのは瓜けや?カボチャけや?
・・・・はっ!すみません。少し取り乱しました。
かつては『街宣右翼』のおかげで右的なことを口にしただけで、周囲からなにやら変な目で見られていたのですが、最近はテレビ等の影響でそういうことも少なくなってきていたので喜んでいました。
しかし、彼等のおかげでまた以前の状態に戻るかもしれないという危機感でいっぱいです。
はっきりいって存在そのものが迷惑です。
そういえば、左派の皆さんは在特会のことを『ネオナチ』とか『KKK』にたとえていますが、私は『トゥーレ協会』のほうがしっくりくると見ています。
かの団体が生み出した人物の一人である『アドルフ・ヒトラー』が何をしたか答えられない人は多分いないでしょう。
危険人物が出てこないうちに解散したほうが世のため人のためです。
(※1)あくまでも『活動している』という事実だけです。活動の内容についてはまったく評価していません。
(※2)日本国政府は滞在を認めていたはずなんですが・・・もしかして国の決定に反対するわけ?もしかして反日?つーか本人に何の落ち度があるの?
(※3)確か「この講演内容ならドイツではナチ法に触れる」とかいう内容だったと思います。ことの顛末を在特会が収録してネットにアップしていたような気が・・・あれ?無い???
(※4)排外主義者じゃないのなら無視すればいいものを。あれでは「自分は排外主義者です」と認めているに等しい。
たけ(39)さん>
お察し申し上げます。私も活動家当時、テレビでいろいろと左翼関係の残念なニュースを見て頭をかかえこんだ経験がありますから、その気持ちはよくわかりますよ。
田母神さんの演説に質問したカナダ人を、その質問内容が気に入らないということで、演説会場(靖国神社境内)で取り囲んで罵声を浴びせたり暴行を加えたりしたのは、『在特会』ではなくて『チャンネル桜』だったんじゃないかな。
http://takashichan.seesaa.net/article/126438636.html
一方、その日の『在特会』は街宣右翼と連合軍を組んで反靖国デモへの襲撃事件をおこしています。
動画では『チャンネル桜』の社長さんが、吊るし上げの先頭たって罵声を浴びせていたと思うけど。カナダ人の質問に対し田母神さんが答えに窮して立ちすくんだタイミングで吊るし上げが始まっているように見えるけど、田母神さんもそれを止めていない。「評論家」とか言論人を自称するなら、そこで「やめろ!私に質問に答えさせろ!」と一喝するべきだったでしょう。まあ「助かった」「助けてくれた」くらいに思ってたんでしょうかねえ。
なお、私はこの動画では、警察が加害者である『チャンネル桜』に丁寧に対応しながら、被害者であるカナダ人を、まるで悪いことをしたかのように連行していくという、右翼にのみ甘い警察の対応のほうがよほど大きな問題であると思っています。こういう昔からの警察の対応も、たけさんのようなまともな右派にしてみれば、かえってありがた迷惑なんじゃないですかね。
それはともかく、動画は最初、『チャンネル桜』が自分たちの「戦果」として得意げにアップしていたんだけど、『在特会』のような右翼団体ならともかく、『チャンネル桜』は一応はメディアですからね、『チャンネル桜』ファンの右派の人たちからの「残念です」という声も含め、ものすごい反応と批判がきたもんで、慌ててすぐに削除しちゃったんですよ。
でも、ネットに一度でも公開したものを、完全に葬り去ってしまうのは極めて困難です。削除後も別の人が再アップ→『チャンネル桜』が著作権を盾に削除要請→また別の人が再アップのイタチごっこが続いていました。今ではこの動画はDVDに焼かれて流通しています。その過程でどんどん複製されて「量産」されていることでしょう。外国語の字幕付のものもあります。
『在特会』もまだあまり有名でない頃、桜井誠さんが街頭で、他のメンバー数人と一緒に、車椅子の障がい者を取り囲んで、「この朝鮮人!ゴキブリ!海に飛び込んで死ね!障がい者だから手加減すると思うな、この朝鮮人!」と車椅子のお年寄りに罵声を浴びせている動画を「名古屋激闘編」というタイトルでアップしていました。これも自分たちが有名になってから削除していますが、別の人によって繰り返し再アップされています。この動画当時の桜井さんはまだかなりスリムなので、一見すると桜井さんだと気がつかないくらいなんですが、顔をよく見ると本人に間違いありません。秋葉原デモでプラカードを持って立っていただけの人をリンチした映像も同様ですね。
堂々とアップしたくせに、批判されて、ペテンや言い訳が通じなくなるから「動かぬ証拠」である動画を慌てて削除するなんて本当にみっともないドタバタだと思います。これでもまだ、『在特会』は民族差別や排外主義団体ではないなんて言っている人には呆れます。開き直って永遠にドがつくマイナーな存在でいたいなら別ですが、メジャーを目指すなら、それなりに自分たちの行動も世間の目や批判にさらされるようになるわけで、いつまでも、星の数ほどある右翼団体の一つみたいな意識でいられると思うなよと。そこから脱皮して認知されたいなら常識というものを知ってほしいですね。もちろんその過程でネトウヨ的な部分とは縁を切らざるを得なくなることも認めなくてはいけないし。
広島瀬戸内新聞のさとうしゅういちさん(民主党員)が、『在特会』の上部団体である『維新新党・新風』を国会に当選させよう、そうすれば、自分の言動に責任が伴うことを彼らは知るだろう。責任を持って言論で勝負した場合に自分たちの主張がどれだけ社会で通用するかやってみればいいみたいなことを書いておられましたが、同感です。新風を国会へ!(笑
草加耕助様>
>『在特会』ではなくて『チャンネル桜』だったんじゃないかな。
同じ日に活動していたうえに、言動があまりにソックリだったので、思いっきり勘違いしていました。(^ ^;)
靖国つながりなのですが、A級戦犯の合祀の手順の件について、彼らに一度その見解を聞いてみたいものです。
本来なら天皇陛下への上奏をおこなってから合祀される決まりらしいのですが、(A級戦犯に限っては)それが行われていないらしいのです。
つまり、靖国神社が天皇陛下を裏切った形となるのですが、その辺どう考えているのでしょう。
ちなみに、この合祀以降、天皇陛下は御親拝をされておりません。
(そう考えると、反靖国デモへの襲撃って・・・どっちが反日なんだか・・・)
というか、自国の軍人のみを祀ること自体が日本史の中で特殊な例でしかないことを、彼らはいつ気付くのでしょうね。
たけ(39)様へ
在特会の「主張に文句は無い」が、
行動が許せないので「在特会を全否定」する。
という意味でしょうか?
あなたが困ったり迷惑を被るので、
在特会は、
・主張を訴える「デモ」をしないでほしい、
(送還の判決を無視して何年もゴネていた外国人に、
「家族」で帰国した方が良いという意見表明はダメですか)
・レッテル貼りや反対意見の押付けと抗議に、無反応でいてほしい、
(ちなみに、
議論からひたすら 逃げる カナダ人の映像や、
杖を地面に振り下ろし、激烈な罵倒で抗議する、両足を使用して
蹴って移動する名古屋の 車椅子 おじさんの映像なら先ほど
拝見しました、双方が言い合ってますね)
※言葉の印象操作は怖いものですね草加様、驚きました。
と言うことですか?
「ネット右翼」だそうですが、あなたの立ち位置がよくわかりません、
判断する時に「かわいそう」を優先する主義なのかなと思うのですが。
在特会から、独裁者がでてくる恐れを抱いているようなので、
そう思う思想的な土壌をお持ちなのでしょう。
どのような「情報」や「事実」を積み重ねてきたのでしょうか?
心の中で、過去の日本と保守や右は「悪」が、前提なのでしょうか?
たけ(39)様
>本来なら天皇陛下への上奏をおこなってから合祀される決まりらしいのですが、(A級戦犯に限っては)それが行われていないらしいのです。
情報元はどこでしょうか?教えていただけないでしょうか。
報道機関の記事と違うようです。
以下読売新聞より引用
靖国神社は59年、厚生省から届く祭神名票を基に「昭和殉難者」としてBC級戦犯の合祀を始めた。A級戦犯の祭神名票は66年に届いた。崇敬者総代会は70年にA級戦犯合祀の方針を決めたが、時期は宮司に一任となった。78年に就任した松平永芳宮司が改めて総代会で確認のうえ、東京裁判で絞首刑に処せられたり、獄死したA級戦犯14人の合祀に踏み切った。
昭和天皇の侍従長を務めた徳川義寛の「徳川義寛終戦日記」によると、合祀を確認した78年総代会では、戦時中に大東亜相を務めた青木一男がA級戦犯合祀について「合祀しないと東京裁判の結果を認めることになる」と強く主張したという。
(2005年6月9日 読売新聞)
たけ(39)さん>
>靖国神社が天皇陛下を裏切った形となるのですが、その辺どう考えているのでしょう
ああ、私は左派ですからね、そのあたりはあまり気にしないのですが(微笑)
でも、このあたりは左派と右派でも錯綜していて面白い(?)ですね。
女性天皇の時も、賛成派は穏健保守と社民。反対派は右翼やタカ派保守と左翼という色分けでしたしね。
>自国の軍人のみを祀ること自体が日本史の中で特殊な例でしかない
ああ、確かにそう言われればそうですね。靖国は日本的な発想では出てこないシステムなのかもしれませんね。
GOさんもご自身のブログでおっしゃっていましたが、このあたりは左派では思いつかない発想なので、たけ(39)さんの書き込みが私たちにとって新鮮に思えるところです。
言われてみれば、現在のネトウヨさんや、それを支持基盤とする「行動する保守」の皆さんは、形式論理ばかりを重んじる態度、「犯罪外国人」だかなんだか知らないが、比較的に普通の人にも説明しやすい「大衆運動課題」を掲げて自分のイデオロギーに囲い込む手法、各種の裁判闘争など、本当に手法や発想に限ってみれば非常に左翼的です。実は彼らが最も嫌っているはずの戦後教育の申し子みたいは人々で、私がどうこう言うことではないと思うのですが、およそ日本の伝統だとか保守的な発想とは似ても似つかない人々なんじゃないですか?
(参考:『月刊日本』09年6月号、「憂うべき保守思想の劣化」)http://uonome.jp/sougan/gekkannippon/488
東条らA級戦犯合祀については、昭和天皇の「A級戦犯が合祀され、その上、松岡、白取までもが。筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが・・・松平の子の今の宮司がどう考えたのか。易々と。松平は平和に強い考えがあったと思うのに、親の心子知らずと思っている。だから、私はあれ以来参拝をしていない。それが私の心だ」という発言が2006年に公開された宮内庁長官(当時)の富田朝彦氏の残したメモを通じて明らかになり、右翼業界では大騒ぎだったようですね。
でも、A級戦犯合祀は日独伊三国の戦争や中国侵略を「正義の戦争だった」として東京裁判を否定するという政治的な動機からなされた(参考:『諸君』92年12月号松平宮司の寄稿)わけで、こんな見解を昭和天皇が個人的にも積極的に支持することなど最初からあり得ない。現天皇の明仁さんにいたっては、完全に「人のいい戦後民主主義の申し子」ですし。
右翼業界や右派マスコミでは、なんとかこの天皇発言(天皇の意向と自分たちの主張の断絶)を否定・無視したいと必死になっているんですよ>羽賀さん。でも、合理的な思考を持っている近代的な個人としての天皇が、右翼のイデオロギー的な原理主義と違う考えを持っているとしても、全然不思議なことでもなんでもありませんよね。だからどーしたつーか、考えてみれば当たり前だろという。だいたい皇室は昔から右翼には「ありがた迷惑」扱いで、非常に冷たかったんじゃないすか?
社民業界でも、昭和天皇の発言にはそれなりに敏感に反応していたように思います。社民業界ではA級戦犯の合祀さえなければ、靖国を容認してもいいとか、それができないなら、靖国に代わって、諸外国にあるような非宗教的な普通の追悼施設を作ればいいではないかという議論になっているかと。
一方、左翼業界では、国家に命を捧げるイデオロギーを正当化する、英霊サイクルそのものを問題にしているので、「非宗教的な追悼施設」であっても本質は変わらないという認識が多い。靖国なんてもう問題外です。昭和天皇の発言も「参考資料」程度の扱いで、言っちゃえばどうでもいいんですよね。
羽賀さん>
13歳の何の罪も無いたった一人の女の子を吊るし上げるために、小学校の子供たちに「デモ」を仕掛けて罵声を浴びせる100人の大人たちの映像を見て、吐き気を催さない、更には「朝鮮人」という言葉を、バカやアホと同じような罵倒語として何の疑問も感じずに使っている映像を見て、疑問を感じるどころかそういう人が代表をつとめる団体を擁護さえし、「何が問題なの?」みたいに平気で書けるあなたの感性はよくわかりました。「日本人」という言葉を同じように使われてもあなたは平気なんですね?そしてそういう人たちと、それに抗議する人たちを同列に扱うのですね?正直に言えば、左派ではなく、純粋素朴に一人の人間として怒りなしには読めない投稿です。その怒りは左右の問題ではないと私は考えています。ヘイトスピーチはもうこのへんでいいでしょう。いい加減にしてください。
羽賀さんは多少はまともな人だと思っていたのですが、どうも全く私が過去に何度も書いたことを読みもせずに、過去のコメント欄にもある同じ議論を繰り返しておられるようで、それはヘイトスピーチをしている人に共通する傾向です。論破されても論破されても全く同じことを何度も持ち出してくるという。だいたい、過去の議論でも申しましたように、『在特会』の支持者連中は、法律で認められた正規の申請手続きをとったことを「ゴネている」だの、単なる行政法違反を人殺しや泥棒の同類のような印象を与える「犯罪者」という言葉を使い、あろうことかその「犯罪者」の中に何の罪も無い子供を含めた「一家」をひとまとめにするなど、そちらのほうがよっぽど冷静な議論とはかけ離れた「言葉の印象操作」であって「感情論」にすぎないわけです。
カルデロンさんの問題についてはテレビでも様々な意見が表明されていましたが、滞在を容認するにしても否定するにしても、前提としてカルデロンさんが善良に生活しており、家族全員の滞在を認めても実際の支障のないことは双方が認めています。その上で、滞在反対派の言い分は「だからと言ってカルデロンさんの滞在を認めたら、他の外国人の滞在も全部認めないといけなくなり、みんながカルデロンさんのような善良な人ばかりではないだろう」というものでした。一方で容認派の言い分は、「日本で生まれて育った子供は『自分は日本人だとしか思えない』というくらい、中身は私たちとなんら変わらない普通の日本の女の子であり、何の罪もないこの子まで、見も知らぬ外国に強制送還するのは残酷すぎる」というものでした。
こういう問題を解決するために、たとえば欧州諸国なら、入国時に手続き違反をしていても、カルデロンさんのように善良に10年なり15年なり生活しておれば、自動的に滞在の権利が発生したります。大昔の手続き違反より、現状の家族や子供、仕事などの生活関係を優先することで合理的に解決するわけです。日本人女性と結婚(同棲)して未成熟の子供がおり、母子がその外国人の収入に頼って家族が善良に生活している場合などを考えればわかりやすいと思います。実際にそういう例がテレビで放映されていました。つまりね、こういう場合やカルデロンさん一家のような例にまで、機械的に送還してもいいのか、せんじつめれば「手続きと現実のどちらを優先すべきか」ということがこの問題の論点だったんですよ。
その場合、日本では上に書いたような時効類似の滞在許可の代わりに、カルデロンさんが申請した個別審査の特別在留許可という解決法がちゃんと法的に存在しているんです。だいたい破れば即道義的にも非難が可能な刑法犯とは違って、政策の貫徹である行政法の場合、遵守させることがかえって人道的に酷になる場合も予想されるので、こういう特別審査が設けられていることがあるわけです。そして今回は世論の後押しもあって、法の手続きに従い子供の在留だけは認められた。ただそれだけのことです。日本の法律は完全に守られたし、何の問題もないじゃありませんか。
さらに言えば特別在留許可は今回の問題にかかわらず、相変わらず非常に狭い道であり、入管当局は今後ともほとんど認めない態度を取っているであろうことに何の変化もありません。それなのに、たった一人の子供の滞在という人道問題を、まるで日本が崩壊してしまうような大騒ぎの政治運動にしようとすること自体がくだらないし、どうかしています。世間で議論されている「問題の論点」をすべてぶっとばした政治運動の生贄に、私たちと何も変わらないし、何の罪もない一人の女の子を、外国籍だと言うだけで差別して血祭りにあげるなんて、それを「人としてどうよ」と言われて何を疑問に感じてるんすか?正気ですか?
政策的にはルールを作って一律に認める方法と、個別に審査する方法のどちらの政策がいいとはあえて言いませんが、要するに行政法違反は刑法犯のような道義的な問題(犯罪者)というより、国家の政策的な意思を貫徹するという問題だということです(だからこそ行政法違反には刑法犯のような時効がない)。どういう政策的な方向がいいか、人道問題との調整をどうするかという点では、それぞれの立場から冷静な議論が可能だと思いますが、『在特会』のような感情的な排外主義は、こういう外国人政策の議論をめぐる仲間、一つの立場とすら、まともな感覚をもった人間なら認めることはできません。それは民主主義を共通の基盤とする勢力の中では、ファシズムが「議論の仲間」と認めてもらえないのと全く同じことであり、彼らは左右がその立場の違いを超え、一致して包囲していくしかない存在です。そのような特殊な主張にこの場を提供するために、年間2万円以上をかけてサイトを維持しているのではありません。
たとえ民主党政権でなく、自民党の単独政権であったとしても、いずれはカルデロンさんのような移民を受け入れていかざるを得ない局面がやってくるだろうし、今すぐにでも、そのための議論を重ねて準備をしていかなけばならないときに、あんたらはいったい何をやってんだということです。カルデロンさんのような人たちを日本社会の平等な一員として受け入れるためのルール作りこそが必須であり、そのことをこそ考えるべきだと思いますがね。いくらあなたや『在特会』がほえてもこの流れは変わりませんよ。ましてや『在特会』や『新風』が主張しているような、在日朝鮮・韓国人(一方的に日本国籍を剥奪された元日本人とその子孫たち)の大量送還、その第一段階として最低限の永住権すら剥奪するなどという民族排外主義のトンデモ主張なんて問題外ですわ。日本は世界中から非人道国家の烙印を押されるでしょうな。
まあ、『在特会』や羽賀さんみたいな感情論だけでなく、私のように日本の移民政策そのものの変更を求める左派の意見もまた、現状では両方とも少数派なんですよ。少数だから悪いとは言いませんが、そういう特殊な感性をうちで宣伝するのはやめてください。今後はどうぞヘイトスピーチのお仲間の集う場所で宣伝してくださいね。
これは最後通告です。あなたの最後の良心を信じて当面はアク禁もしませんが、捨てゼリフを残すことも許しません。どうぞ排除されたとでも「勝利宣言」でも何でも、お仲間の掲示板あたりで勝手にしてください。ではさようなら、お元気で。
草加耕介様>
言いたかったいことを書いていただいて、本当にありがとうございます。
あとソースを出せとおっしゃるかたがいらっしゃるようですので、参考までに。
(【浅井久仁臣:私の視点】「靖国問題-昭和天皇と東条の確執」)http://www.asyura.com/0502/senkyo9/msg/916
たけ(39)様
お手数をおかけしました、情報ありがとうございます。
草加耕助様
私は、自分の事を差別者とは思っていません、
攻撃のためだけの糾弾をしたいとも思っていません。
人でなしのような言い方で批判されるのは納得できません。
「偽造旅券を使用して密入国」してきた人たちを、
受け入れなければ「ヘイト」認定が理解できません。
(ある種の商売人から入手した偽造旅券を使用して、
自国と他国の行政を騙す、善良な一般人?ありえないと思います)
また、「両親と一緒に家族で帰国」が、非人道の極悪な行為なのでしょうか、
(フィリピン外務省は、娘と帰ってきなさいと声明を出しませんでしたか?)
両親の事情で住み慣れた場所から(異国へ)引越しする家族など、少数でも
あるとおもうのですが、それを非人道的な行動とは思いません。
「合法的に働いていた外国人が、人種を理由に国外追放される事例」
とは、明らかに違いますよね、
留学生でそのまま就職した人や、戦争や内戦のように生命の危機から逃れて
難民として日本へ来ている人もいるでしょう、それぞれの事情で来ている
良き隣人としての外国人に、全く抵抗はありませんが、
いかなる外国人も受け入れなければヘイトになるのですか、
日本人は、そう考えなければいけないのですか?
私は、何か人として間違っているのでしょうか。
それとも、情報不足で勘違いゆえの誤解なのでしょうか。
それと、朝鮮半島からきている人たちについてですが、
隣保館の集会で知り合った(潭にも連にも所属していない)
若い人がいますが、お酒が入るといろいろ熱く語る良い人物と思います。
「我々は強制連行で無理やりつれてこられたので考慮しろ」の嘘のたぐいは
言わないので、お互い気持ちよく交流できます。
※最後通告とか、
あなたらしくないですね、直球で本音をぶつけているだけですよ。
↑火に油を注ぎたい訳ではありませんが、あきらかに間違えているので指摘します。
>ある種の商売人から入手した偽造旅券を使用して、
自国と他国の行政を騙す、善良な一般人?ありえないと思います
ありえます。私の知人で他人名義のパスポートを使用した人がいましたが、基本的に善良な人でしたよ。もちろん、過激派でもヤクザでもない人です。
すみません。釣られてしまいました。草加様、勘弁してください。知人の存在を否定されては黙っている訳にはいきませんでした。
羽賀さん>
返答が少し遅れましたが、ご容赦願います。
「『ネット右翼』なのに『在特会』を批判するから私の立ち位置がわからない」とのことですが、私は単にこの日本という国が好きなだけなのです。
それは、古来より連綿と続く日本人の存在意義としての伝統文化、たとえば日本語であり、日本の芸術であり、日本人としての精神です。
そしてそれらは日本人にとって居心地の良いものでなければならないのです。
それらを守りたいと願うのが私の立ち位置なのです。
簡単にいうと『民族派』ということになると思います。
古来より日本は中国大陸や朝鮮半島から人や文化を受け入れてきました。
苦労して日本の気候・風土に合うよう工夫・改良を積み重ねてきました。
多少の摩擦も寛容な心で乗り越えてきました。
私はそういった先人たちの努力の結晶である日本の文化が好きなのです。
そして『在特会』の行動というのは、そういった先人たちの苦労をぶち壊すものです。
差別的発言を繰り返すことで日本語を汚し、排外主義的な思考を広めることで日本人としての精神を汚染しています。
そもそも、社会的弱者を吊るし上げるなんてことは日本人としての美学・美徳の中にはなかったはずです。
つまり、私にとって『在特会』とは日本の文化の破壊者であり、排除すべき対象でしかないのです。
もし、私を『サヨク』として見ているつもりなら、あなたにとっての『愛国心』とは具体的に何なのか一度ご確認願います。
恐らく、『君が代』とか『日の丸』とかの『象徴的なモノ』になると思いますが、私の言っているのはその先にあるものです。
『モノ』が『ナニ』を象徴しているのかよく考えることです。
彼等はそれを踏みにじっているのです。
感情論云々とかについては、私は草加さんとまったくの同意見ですからここでは必要ありますまい。
それと、私の歴史知識について心配してくれているようですが、ご心配なく。
@ウィキの『国民が~の実態』とかに書かれているようなことは一度は目を通しています。
その上で申し上げますが、ああいうのは『特殊な立場』から見た場合の歴史であることを自覚するべきです。(※)
本気で『真実』を掴みたいのなら、好き嫌いなく、あらゆる方面から見た歴史を、自分で調査・検証してみるべきではないですか?
今は理解できないかもしれませんが、いつかは理解できるときが来るでしょう。
そういう日が早く来るといいですね。
(※)『特殊な立場』から見た場合なら『真実』と言えるからこそ、私は『文句をつけようがない』と言っているのです。