(初掲2019/07/14)
ワードプレスで空行が反映されなくなった
お気づきの方もおられるかもしれませんが、本ブログの過去記事で空行が反映されなくなり、レイアウトがかなり崩れています。これは wordpress と PHP のバージョンアップにともなうもので、スマホ版のモバイルバージョンで見るとそうでもないのですが、PC版の場合、軽い気持ちでなんとなく画面を開いても、読む気が失せること必定です。
なんとかしたくて、古い記事についても順次こつこつとメンテナンスしています。手間をかけても誰も気がつかないだろうこともちょっと悲しい気がするので、以下に対応情況を自己満足的にその都度報告することにしました。
メンテナンス情況報告(随時更新)
- 2004年6月分の記事メンテナンスを終了しました
- 小説三里塚の過去掲載分のメンテナンスを完了しました
- 2004年7月分の記事メンテナンスを完了しました
表示崩れの原因
詳しくは端折りますが、表示崩れ(空行の無効化)は wordpress を ver.5にアップし、記事をかくためのエディターが Gutenberg(グーテンベルグ) と命名されたブロック式のエディターに変更されたと同時におこりました。何より、長年普通に使ってきた brBrbr というプラグインが効いてないことにより発生しています。
どうもwordpress のエディターは、元々英文を扱うようにできているみたいで、Enterキーでポンポンと改行(brタグ)を複数いれても、「不用意な空行が入らないように」自動整形で改行の連続は無効にされてしまいます。そしてそれは、やはり英文を前提としたHTMLの規格として正しいことらしい。
改行ではなく段落を意味するPタグで囲えば段落間の余白は作れるのですが、正直この仕様は、日本語の文章には向いてないと思う。英文だとカッコいいけど、日本語(特にくだけた文章)だと、どうしてグチャっと詰まった印象になりやすい。
brBrbr プラグインはこれを解決するためのもので、私がwordpressを使い始めた頃は多くの日本人ブロガーにとって、日本語を扱うために WP Multibyte Patch と並んで定番というより必須でした。たいていの入門書には「最初にこのプラグインを入れよう」と紹介されてたので、半ば公式のものだと思っていたのですが、ほとんど開発者個人の努力で維持されていたんですね。感謝&脱帽。今まで本当にありがとうございます。
バージョンアップや規格変更で積み上げてきたコンテンツが見れなくなる恐怖
Gutenberg は最初は本当に使える気がしねえ!と思って、プラグインで無理矢理に旧エディタに戻して使ってました。今でも会員日記に投稿してくださる方のために、旧エディタを標準にしています。プログラムやHTMLだのCSSに詳しい方だと、「Gutenberg はスゲぇ!」となるらしいですが、私レベルの人だと、あまりの変わりように、モニタの前で呆然とすると思います。
15年以上ブログとかサイトをやっていますと、こういうことはよくありました。突然に今まで積み上げてきたものが使えなくなる恐怖!Xoops 上でwordpressが動かなくなったり、そのモジュールやプラグイン、あるいはテーマ依存の機能が本体のバージョンアップなどで使えなくなったり…。それらを使って作ってきた膨大なコンテンツはどうなるのよ!という。個人が無料で開発提供されてきたものには感謝こそあれ、仕方ないと思いますが、ろくな移行対策もないままのflash規格打ち切りには、正直怒りがわきます。
でももう愚痴ってもしょうがない。各種の移行や打ち切り当初には、ネット上に、なんとか今までのコンテンツやシステムを動かし続ける裏技やプラグイン、有志によるバージョンアップでの延命などの情報が出たりするのですが、そういうのに頼ると、かえって後でドツボにはまるような。
システムや商品を自分好みにあわせると言うとカッコいいですが、単なるカスタマイズの一線を超えたものは長くはもたない。技術的に用意されたものを使うのであれば、私ら末端のユーザーのほうが、その規格のほうに歩み寄るのが本来なのでしょうね。
できるだけプラグイン等の独自機能に依存しないようにしよう
これからブログなどをはじめる方には、どんなシステムでもいつかは寿命がくるということを念頭においておくことをおすすめします。当時は廃止など考えもつかなかった flash でさえそうだった。なら wordpress だってわかったもんではないんです。まして一年や二年ならともかく、10年や20年続けるつもりなら、ちょっとカッコいい機能や便利な機能だからと安易に飛びつかないほうがいいです。
究極的にはこのサイトを始めた頃のように、すべてをHTMLの手書きでガシガシ作れば、HTMLそのものにもバージョンがあるとはいえ、非常に長期にわたってこういう目にはあわずに済みます。でももうあの頃には戻れないですよね。
次善の策として、長持ちしそうなシステム、たとえば wordpress を使うと選定したら、あとはできるだけその本体の機能だけでまかなっていこうかなと。Xoopsからwordpressへの完全(?)移行で苦心しましたので、少なからず臆病になっているかもですが、プラグインに依存するようなコンテンツ作りは、万が一そのすべてが表示できなくなっても諦めがつくもの限定にしましょう。
グーテンベルグ-食わず嫌いはやめて、とにかくさわってみよう
で、この記事は Gutenberg で書いてます。慣れましたよ!ええ、慣れましたとも!まあ一時間もいじってたら慣れますよ。公式マニュアルを一から読んで憶えようとかすると、本当に使える気がしないので、とにかくやってみてください。
途中でやり方がわからなくて「どうするんだよ!」と切れかけた時は、たとえば「記事内リンク グーテンベルグ」と「やりたいこと+グーテンベルグ」で検索すると、だいたい誰かが書いてくれてます。こういう機械的なマニュアル作業にはネット検索が向いている。
なんかグーテンベルグで作った記事がすぐに文字化けするんで困ったんですが、本を紹介するためのAmazonプラグインをはずしたら直りました。Amazonプラグインは元から糞だったし、殿様商売で改善やバージョンアップの兆しもないので捨てました。これは未練なし!
あと、 Gutenberg は段落わけした文頭とか、ペーストした時の前後とか、おせっかいにもあちこちに半角空白が入るので、変に文章がずれる場合は消しながら「やっぱり英語仕様かよ!」とか思いながら慣れましたよ!
それで今までテーマ(ストーク)の独自機能でつけていた表現なども、できるだけ使わないで Gutenberg の機能のほうを優先して書いてます。それができる程度には新しい機能が豊富に(しかもどれもこれも中途半端に)ついてるんですよ!ちくしょう!
もうひとつ、ここ以外に作成や更新を引き受けているサイトがありまして、そちらも Gutenberg で新記事を書いてみたんですが、こっちはまだ brBrbr が生きてまして、 Gutenberg で段落わけすると、逆に2行以上空いてしまう。だからといって brBrbr を外すと、今度は過去記事が全部グチャっとなってしまう。
しょうがないので、そちらのサイトは将来的に brBrbr が使えなくなってもいいように、今は移行準備として旧エディタでわざとグチャっと詰めて書いて、手書きでPタグを足して書くという、超めんどいことをしながら新記事を更新していますよちくしょう!。
とりあえず今後もよろしく!ちくしょう!
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