投稿者: 司 宮二
『米下院に提出されている、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議案に、首相官邸が神経をとがらせている。国内では「河野洋平官房長官談話」などで時間をかけて対処してきたにもかかわらず、直接関係のない米国に飛び火し、外交上の新たな波乱要因になりかねないためだ。安倍晋三首相の米国初訪問(4月下旬の予定)を控えた時期だけに、広報担当の世耕弘成首相補佐官が19日訪米し、メディアに政権の政策をPRするとともに、議会関係者らと会い決議案提出の背景を探る。
さらに、国内では自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)が月内にも河野談話見直しの提言をまとめ、首相に提出する。保守色の強い安倍首相支持グループには、首相が就任後「河野談話を継承する」との見解を示したことへの不満もあり、決議が採択されれば国内政治に跳ね返る可能性も否定できない』
(毎日新聞:記事全文へ)
河野談話を「見直し」たら、先に米議会に行った「すでに事実を認めて謝罪もおこなっている」という、日本側反論の根拠がすべて崩れてしまうんじゃないかね?高校教科書への慰安婦問題記述に、与党内から異を唱えて圧力をかける行為も全く同じ。で、いったい「首相官邸」はどうしたいのだ?
「右往左往」とはまさにこのことだな!
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