三千光年さん>
すべてのサイトの管理人のハンドルネームを記憶しているわけではないので、何を削除すればいいのか、しばらくかかりましたよ。たとえこんな形でも、はじめて書き込んでいただいたことはとても嬉しく思います。要請は受け入れたいと思います。
なお、これは当エントリーのコンテンツの一部に対する削除要請と受け止めますので、プライバシーポリシーの精神に則り、私の考えをのべておきます。プライバシーポリシーについては下記をご参照ください。
http://bund.jp/md/about_us/index.php?content_id=2
◆リンクお断り・削除要請について
1)三千光年さんの感情を配慮し、無用の摩擦をさけるため、私自身の判断(考え)として今回は削除要請に応じることにします。なお、今後とも、もちろん三千光年さんの意思は尊重しますので、どうしても必要がない限りはリンクいたしません。ですがもう二度と絶対にしないという保障ではありません。たとえば三千光年さんのサイトの内容に言及しなければならない場合などをお考えください。
2)まず、私は一般論として、ネット上に“誰でも見れる形で”コンテンツを公開している限り、私は私自身のサイトへのリンクを事実上も道義的にも拒むことは不可能だという考えでサイトを運営しております。いったん公開した以上、「リンクするな」という自由は私にはありません。たとえそれが罵詈雑言を浴びせかけるようなものであろうとです。当サイトへの荒らしという形ではなく、自分のサイトの内部でいくら当サイトを批判しようとも(デマや名誉毀損、差別や荒らし依頼など人権を侵害する特殊な例を除いて)自由です。それがいやなら一般に閲覧できるような形で意見を表明するべきではありません。基本、ネット上に散在する複数のブログ同士で、引用や言及はおろか、単なるリンクさえしてはいけないというのは、いくらなんでも窮屈(事実上も不可能)なのではないかと考えます。
3)次に、誰でもが見れる形で公開されているコンテンツへのリンク(いわゆるリンク集など)は、そこに自身の判断と取捨選択においてリンクしているのですから、それもまた、そのサイトのコンテンツの一部だと思います。ネトウヨさんの一部などが、当サイトにいわゆる「過激派」へのリンクが存在していることをネタに難癖をつけていることからも、それは明らかです。
もちろんリンク先の内容そのものに責任を負えなどと非常識なことを言う気はありませんが、「リンクすること」それ自体に責任がもてないサイト(一般個人を戸籍名+顔写真つきで誹謗中傷しているなど)へのリンクは、投稿があっても削除しています。そういう判断が介在している以上、現に存在するリンクに対する削除要求は、当サイトのコンテンツへの削除要求そのものであると理解します。
◆ハンドルネームとメアド必須は「権力と同じ」について
4)ここは2ちゃんねるでも、ましてや「公共の場」でもありません。私の個人サイト(庭)です。その範囲内では私の考えが絶対的に優先します。個人領域における生き方を他人に強制されるいわれはありません。ここは承認制をとらず、書き込みは即時反映されるようになっています。また、未だ私は広告など一部の例外をのぞいて、あらゆる投稿を削除したことがありません。そのかわりに(たかが)ハンドルネームとメルアドの入力を求めることに、いったい何の問題があるのでしょうか。私は自身の経歴、生い立ちなども含めてすべて明らかにした上で意見を述べています。投稿される方にはそこまで求めませんが、最低限度の礼儀と責任は持ってもらって当然だと思っています。
たかがハンドルネームすら名乗れない、いくらでも捨てアドレスが入手可能なメルアド(連絡先)さえも書けない、そんな人からの、ましてや削除要求などに聞く耳を持つほど私はお人よしではありません。ましてメルアドはサイト上には公開されない設定になっているのです。こういう私(に限らずそのサイトオーナー)の感性に同意できなければ来なければいいだけの話です。それがなんで「権力といっしょ」なんでしょうか。私には「赤信号で車を停止させるなんて権力と一緒だ」と言うのとかわらないように思えます。
◆別個に進んで共に撃とう
5)以上の原則を確認表明しつつ最後に申し添えます。左派(に限らずあらゆる社会運動)は、社会のあらゆる場所、あらゆる階層に浸透し、味方を作っていかなければなりません。敵がおさえている領域の中にさえです。その意味で従来の左翼運動は、まったく逆に、ありとあらゆる味方の中に「敵」を設定し、権力と闘うよりも、この味方の内部に設定した「敵」を叩くことのほうにより血道をあげる傾向があったと思います。そのことのために左翼は民衆から見放され、労働者から遊離して壊滅していきました。
私はこの左翼の負の歴史を、せめて私個人の範囲内だけででも、克服し、乗り越える発想と行動をとりたいと思っています。その意味で、こういう好意的なリンクでさえ許容されなかったのは残念ですが、いっしょにやれないのなら無理にいっしょにやる必要はないし、敵対しあうのではなく、「別個に進んで共に撃つ」の精神で対処していきたいと(たとえそれが私の側からの一方的な態度表明になろうとも)考えます。
末筆になりましたが、三千光年さんの今後のご健闘、ご健筆を(皮肉や社交辞令ではなく心から)お祈り申し上げます。(以上)
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