てんかん

差別と多様性

祇園暴走事件と てんかん患者への差別(下)-患者・家族のみなさんの声

先にてんかんの既往者として思ったことを書いただけのつもりでいて、どうせ叩く奴もいるかもしれないな程度に考えていたところ、患者やその家族の方から「うれしかった」というコメントを何件もいただき、望外の驚きでした。そうか、まるでてんかん患者は危険な奴で警戒しろみたいな、無知と偏見に基づくバッシングにさらされ、歯をくいしばって悔しさに耐えていたんだなと。私の拙い日記にさえ、「こんなことを書く人もいるんだ」と読んでホッと胸をなでおろすほどにです。その心情を思うと、胸にグッとこみあげてくるものがあるのは、私だけなのでしょうか?

差別と多様性

祇園暴走事件と てんかん患者への差別(上)-もういい加減にしてほしい!

 私は子供のころに、てんかんの既往症があります。親は近所から親戚にいたるまで、私の病名を徹底的に隠しました。本人にさえ言わなかったので、自分の病名に気がついたのは、かなり成長してからのことです。物心つくかつかないかの時分から、月に一回程度、病院で脳波測定…