石破茂 著『保守政治家』を読んで
裏金問題を放り出した拙速総選挙だった 自民党議員の内部では今一つの人気だった石破茂が総裁になった。石破は自分が総裁に選ばれることはないという想定の上で、もし自分が総裁に選ばれるなら「自民党がどうにもならなくなった時」と...
裏金問題を放り出した拙速総選挙だった 自民党議員の内部では今一つの人気だった石破茂が総裁になった。石破は自分が総裁に選ばれることはないという想定の上で、もし自分が総裁に選ばれるなら「自民党がどうにもならなくなった時」と...
by 味岡 修 1.改憲派の変化-注視すべきはその背景 6月4日付の朝日新聞は「憲法改正条文案を改憲会派のみで今国会に提出する動きがある」と報じていた。この記事によれば、改正案の提出方法は、(1)各党合意の上...
花見という日常にも影を落とす戦争。ウクライナ・パレスチナ問題が日本の戦後体制や国家主義に及ぼす影響を、エマニエル・ドットの論などを通じて探る。
「だいたい、そんなところだろう」と予測していた事態になってきた。自民党の裏金作りの結末である。安倍派の主要メンバーで要職を占めていた5人衆ついては立件を見送ることにしたという。つまり安倍派の幹部以外の2人を起訴して、幕を引くということだ。
年末は請戸のテントひろばに出掛ける予定だった。海岸から初日の出を見るのを楽しみにしていた。ちょっとした事情があって残念ながら断念した。これを提起した乱鬼龍さんからは、なかなか素敵なことだったという報告があり、よかったと...
by 味岡 修 都市に残る自然と開発計画 僕らが座り込みをしている経産省前のひろばの周辺というか、霞が関界隈は、緑の多いところだ。街路樹である。これはプラタナス、銀杏、桜、栃の木などであるが、僕らに季節感を味...
「クール」に進んだ汚染水反対運動 「暑さにも、寒さにも負けず」という言葉が自然に口にのぼるが、それにしても、この夏な暑さは半端な暑さではなかった。人々の記憶に残る暑さだったのだが、政府は8月24日に汚染水の海洋放出をは...
放射能汚染水の海洋投棄については内外での反対の動きが加速しています。漁業団体は反対の決議をし、経産省に申し入れをしたが、経産省は冷たくあしらったとわれています。漁業連との合意がなければ海洋投棄はしないという約束を一方的に無視した…
汚染水海洋放出阻止に向けた闘争を 福島原発事故で発生した(現在も発生し続けている)汚染水の海洋放出を政府は2年前に閣議決定し、そのための工事を進めてきた。その放出開始時期が近づいている。試験的な放水をはじめたという報道...
by 味岡 修 「戦争を信じなかった2月」 ある新聞の社説に「誰も戦争を信じなかった2月」とあった。その冒頭にはこうある「戦争を予見する人はほとんどいなかった。起きないと誰も信じていた」。僕もそうだった。期待...
by 味岡修@『流砂』編集部 諸事情で発刊が延びていた「流砂21号」ですが、現在発売中です。 流砂21号は巻頭論文の「展望は何処にあるか」と巻末の論考「満足な野辺送りもままならぬ時世だが」ともに三上治をはじ...
プーチンの原発攻撃の愚挙に驚きながら プーチンが核の使用をちらつかせ、威嚇をしていることは驚きだったが、原発の攻撃までやることはさらなる驚きである。正確な情報かどうかわかららないが、僕の家で購読している新聞には原発砲撃...
by 味岡 修 戦争に言い訳の余地などない 期待を込めてということも含めてプーチンはウクライナ侵攻を我慢するのではないか、侵攻は踏みとどまるのではないか、と思っていた。彼はウクライナ侵攻という賭けに出るかもし...
by 味岡 修 本書がとりあげる射程 左翼史で最も重要な1960年~1972年 戦後史の中で左派(左翼)の運動が最も輝いていたというか、光彩を放っていたのは1960年代の後半から1970年代の前半までだった。...
by 味岡 修 「年たけてまた越すべしと思いきや命なりけり小夜の中山」。よく知られた、また僕の好きな西行の歌だが、今年はいつもと違った思いがする。身近な人から、よく知られて人が次々と亡くなったからだ。僕も脳梗...
by 味岡 修 突然の入院 9月11日の集会を準備していた8月の末に突然体調の不良で入院した。足がコントロールできず、呂律もまわらなくなった。こんな時世だから救急車なんてこないだろうと言っていたのだが、幸いに...
by 味岡 修 左翼総括の方法論的アプローチ 「左翼」総括の難しさ 以前、1968年から50年目(2018年)の節目を迎えることになるというので、左翼の現在と未来についての議論が起こるだろうと言われたことがあ...
by 味岡 修 少し前のことだが、佐藤愛子は『九十歳。何がめでたい』というベストセラー本の中で、「新幹線」(のぞみ)が東京―大阪間の走行時間を三分短縮したことを称賛しているのに対して、「何がめでたい」とかみつ...
by 味岡 修 オリンピック (パラリンピックも含めて) についてはあれこれの事がさんざん言われてきた。テレビでも新聞でもオリパラに関する論評を見かけない日はなかった。そのどれをとりあげてもいいのだが、まとめ...
『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』は伝説のヤクザともいうべき安藤昇の評伝である。僕らは若いころ愚連隊という言葉を聞いており、安藤昇という名は知っていたと思うが、特別に興味はなかった。1965年ころと思うが、安藤昇が主演の映画『血と掟』を見たことは記憶している。
by 味岡 修 オリンピックをめぐる動きが様々に伝えられるのを聞きながら、「注文の多いオリンピック」だなという感想を持った。そして、宮沢賢治の「注文の多い料理店」という小説を思い浮かべた。宮沢賢治の小説は猟に...
彼女らはいずれも百年を前後する時代の人たちたち、あるいはそのころの事件の人なのだが、読んでいて、そういう時代の意識は感じなかった。読みながら何故だろうか、と思ったのだが、これは…
by 味岡 修 今年は桜の開花が早い。子供の頃は入学式のころに桜が咲いていた。そう記憶しているが、あまり間違ってはいないと思う。入学式は4月8日ころだったとおもうが、それから比べると今年の開花は速いし、見頃も早々と過ぎ...
by 味岡 修 世に常習犯という言葉があるが、森喜朗は政治的な問題発言を繰り返す常習犯の一人に違いない。彼は元首相で東京五輪・パラリンピック大会の組織委員会の会長である。彼は今、3日の日本オリンピック委員会(...
by 味岡 修 季節でいえば今は「大寒」というところなのだが、「寒の入り」という言葉があるように季節の上では今が一番の寒い時期である。「大寒小寒山から小僧が飛んできた」というのが口をついて出るが、この時期は寒...
by 味岡 修 自分の意思で対応していくことが大切 経産省前の一隅にテントを張って寝泊まりをしていた頃に、思わぬことに気がついた。それは季節について敏感になったことである。そんなことと言うかもしれないが、暑さ...
by 味岡 修 「なんとなしに来てしまった大晦日」。もぐもぐとつぶやいているのだが、それにしても一年が経つのは早い。いつものセリフながらそんな思いがしてならない。コロナ禍の下での新年、どんなものになるのやら。巷のスーパ...
by 味岡 修 いつもと変らず街路樹は日々紅葉を深めている。とりわけ、暮れなずむ闇の前の銀杏は綺麗だ。「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり」と口すさみたくなる。でも街はいつもの活気と言うか、師走だという...
by 味岡 修 師走も国会も「パッとしない」毎日だが 経産省周辺というか、国会も含めた霞が関一帯では樹木の紅葉が日々鮮やかさをましている。普通は年末の慌ただしさがそこに加わってもいるのだが、今年なそうはなって...
by 味岡修@『流砂』編集部 『流砂』19号を発刊します。発刊日は11月18日です。18号の発行が5月20日でしたから、ほぼ半年ぶりです。前号は急遽、コロナ問題を特集しました。総ページも327頁と膨らみ大変だったのです...
by 味岡 修 街路樹の紅葉ははじまっているが 霞が関一帯の街路樹は紅葉がはじまっている。テレビに映し出される地方の山々の紅葉に感嘆しながら、コロナ禍ではなかなかでかけられないねと連れ合いとうなずきあっている...
by 味岡 修 安倍政権の学者への共通認識が露呈した こんなところから批判の矢が飛んでくるなんて、思わぬかたちで「総理」の座を手に入れた菅には考えていなかったことだろう。「学術会議会員の任命」である。新内閣発...
コロナ禍のお盆がやってくる 梅雨が明けたら猛暑日だ。と、言ってぶつくさいうけれど、やはり夏は暑い方がいい。コロナ禍で夏休みの短くなった子供たちのことを思う。孫たちは今年もサマーキャンプに出掛けたようだが、存分に楽しんで...
by 味岡 修 ウイルスが出現させる光景 春めいた季節は僕らのこころをうきうきさせてくれる。自然に笑みがこぼれるという、そんな気分に誘われる。いつもならね、とつけくわえるべきか。そういえば、ここから目に入る街...
by 味岡 修 悲観論に傾く心情へ テレビでは新型コロナウィルスによる肺炎の世界的な広がりの問題を繰り返し報じている。この過剰という報道ぶりにうんざりというところもあるのだが、そうは言っても目を離せない。報道...
by 味岡 修 12月8日っていえば自然に思い浮かぶのは太平洋戦争の開戦であった。12月14日の「忠臣蔵」というか、これもおとらないものあった。だが、最近は少し違う。人に言われないと、また、新聞などを見ないと...
by 味岡 修 いつの間にか街路樹などは紅葉しているのだが 少し前に連れ合いと郊外に出掛けた時はちょうど紅葉の盛りで、都心ではまだだけど、と話していたが、いつの間にか霞が関周辺の街路樹なども紅葉している。紅葉...
「台風が近づいていて雨が」と心配されていたが、どちらかと言えば、蒸し暑いような一日だった。会場前では時間前から多くの人が集まり、久しぶりに会う人は笑顔でエールを交わしていた。今日は「渕上太郎、正清太一を偲ぶ集い」である...
by 味岡 修 こまかい雨が、降るとも、止まずとも言えない状態で続いている。今日もそんな一日だった。むかしから傘は好きではない。僕らのこどもの頃、「春雨じゃ、ぬれてまいろう」という映画のセリフがあったが、それ...
by 味岡 修 梅雨入り前だといのに異様な暑さですね。気候変動は揺るがない事態になってきているようですね。今年の夏も天変地異からくるとでもいうべき自然災害に見舞われるのでしょうか。 僕は季節や気候というものを割と親し...