■ 日時:2022年2月23日(水・休)PM1:00開場 1:30開始~PM4:30
※閉会後デモ
■ 場 所:エルおおさか・606号
〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」「北浜駅」
http://www.l-osaka.or.jp/access/
■ 講 演:渡辺治さん(一橋大学名誉教授)
「天皇制の現在―改憲と戦争への道」
1947年東京生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学社会科学研究所助教授を経て、1990年から一橋大学教授。「9条の会」事務局。専門は政治学、日本政治史。
主な著書・編著:『日本国憲法「改正」史』(日本評論社)、『「豊かな社会」日本の構造』(旬報社)、『戦後政治史の中の天皇制』(青木書店)など多数。
■ 資料代:800円(経済的に苦しい方は受付まで)
自衛隊と米軍が台湾有事を想定した新たな共同作戦計画(原案)を策定したことで、米海兵隊は自衛隊か配備されている琉球諸島に臨時で攻撃用軍事拠点を設置、自衛隊は弾薬や燃料の補給など後方支援を行うという。
1月7日、日米両政府は、外務・防衛相会合(2プラス2)を行い、共同表明で「(台湾有事で)日米がともに行動を起こすと踏み込んだ」(朝日新聞1月8日)。
「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」した昨年とは異なり、戦争準備に向けて大きく進めたのである。
次の言葉は、1972年5月15日、日本の沖縄再併合(中縄返還)の日、自衛隊の沖縄再上陸にあたって行われた沖縄派遣軍、臨時第1混成群初代群長、桑江良逢の訓示の最後である。
「今日からは名実ともに日本の一県であり、日本国民の一員である。……最後に、沖縄作戦において風土・郷土防衛のため散華〔さんげ〕された軍官民20余万の英霊に対し、この決意を誓うとともに御霊安かれと祈念する次第である。牛島司令官辞世 秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国(みくに)の春に 延(よみがえ)らなむ
昭和47年5月15日 1等陸佐 桑江良逢」
戦後27年間、沖縄はアメリカの施政権下にあって、それに対する答えが、沖縄戦を「風土・郷土防衛」戦と賛美し、その戦死者を「英霊」と位置づけ、その「英霊」への誓いを決意として述べるとは、驚きである。
しかも、第32軍司令官、牛島満中将の<戦で倒れた沖縄の若者たちは天皇の国によみがえってほしい>という辞世の句で締めくくったのである。
牛島満は、日本軍の県民指導方針、「軍官民共生共死の一体化」の下、住民を多数死に追い込み、住民虐殺さえ行った日本軍の司令官だったのではないのか。
こうして自衛隊は新たな皇軍として沖縄再上陸を果したわけである。
2月23日、私たちは、天皇の誕生日を祝賀しない。
沖縄戦の真っ最中の4月29日、「(沖縄の)数えきれない人たちが地獄を見ていた。しかし、宮中では、朝から夕方まで天皇の誕生日を祝う人びとで賑わっていた」(田中伸尚『ドキュメント昭和天皇 8』緑風出版)。
これが天皇の本性であり、現在も変わらない。その現在を問い直す
■ 主 催:参戦と天皇制に反対する連続行動
連絡先:関西単一労働組合
大阪市淀川区十三東3-16-12 TEL・FAX 06-6303-0449
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