第二次世界大戦末期の沖縄戦の真実に迫ったドキュメンタリー映画
ふたりのジャーナリストが迫った沖縄戦の最も深い闇。
ついに明かされる陸軍中野学校の「秘密戦」とは?
戦後70年以上語られなかった陸軍中野学校の「秘密戦」、
明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない――。
第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む24万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が降伏する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦なと「裏の戦争」が続いた。
作戦に動員され、銃を持ち故郷の山に籠もって米兵たちを翻弄したのは、まだ10代半ばの少年たち。彼らを「護郷隊」として組織し、「秘密戦」のスキルを仕込んだのが日本軍の特務機関、あの「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。
1944年の晩夏、大本営が下した遊撃隊の編成命令を受け、42名の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙いとは。そして彼らがもたらした惨劇とは……。
「散れ」と囁くソメイヨシノ 「生きろ」と叫ぶカンヒザクラ
長期かつ緻密な取材で本作を作り上げたのは、二人のジャーナリスト。
映画『標的の村』『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』『標的の島 風(かじ)かたか』で現代の闘いを描き続ける三上智恵と、学生時代から八重山諸島の戦争被害の取材を続けてきた若き俊英、大矢英代。
少年ゲリラ兵、軍命による強制移住とマラリア地獄、やがて始まるスパイ虐殺……。
戦後70年以上語られることのなかった「秘密戦」の数々が一本の線で繋がるとき、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない。映画は、まさに今、南西諸島で進められている自衛隊増強とミサイル基地配備、さらに日本軍の残滓を孕んだままの「自衛隊法」や「野外令」「特定秘密保護法」の危険性へと深く斬り込んでいく。
『沖縄スパイ戦史』上映会
■上映日:2018年10月10日(水)
■上映時間:14:00~/18:30~
※各回上映後、大矢英代監督のトークショー開催
■会場:石垣市民会館 中ホール
■会場住所:沖縄県石垣市浜崎町1丁目1番2
■会場アクセス:http://www.livefans.jp/venues/1037
■主催・お問合せ:「沖縄スパイ戦史」上映実行委員会
TEL:090-5934-1233(江川)、080-3953-4170(山里)
※料金や予約状況など詳細は主催者までお問合せください。
参照:http://www.tofoo-films.jp/spy-senshi/?p=2020
ドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」
監 督:三上智恵、大矢英代
プロデューサー:橋本佳子、木下繁貴
撮 影:平田守
編 集:鈴尾啓太
監督補:比嘉真人
音 楽:勝井祐二
協 力:琉球新報社、沖縄タイムス社
製作協力:沖縄記録映画製作を応援する会
製 作:DOCUMENTARY JAPAN、東風、三上智恵、大矢英代
配 給:東風
2018/日本/DCP/114分/ドキュメンタリー
公式サイト:http://www.spy-senshi.com/
Amazonプライムビデオで見る(300円)https://amzn.to/3hsx6qh
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