「在特会」京都に続き徳島でも逮捕の報を考える

 少しブログの更新の間があいてしまいましたが、三里塚情勢はまた独立して書くとして、「在特会」のメンバーが、京都の朝鮮小学校の児童らを襲撃した事件で逮捕のみならず起訴までされました。素直な第一印象は「今頃かよ!」ということでした。その不自然な対応に、かえって何かキナ臭いものを感じました。

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「在特会」メンバー逮捕についての感想

 私がこの時点で周辺の人にメールなどで語っていたことは、まず第一に、これは近いうちに朝鮮総連に何かの弾圧が入る前兆であると考えるべきだろうということでした。しかし今のところ、すでに退職した朝鮮学校の前校長を公園使用の許可を得なかったということで書類送検したくらい(→記事)で、大きな動きは特に無いようです。今後の動向を注視したいと思います。

 第二の感想として、今は「警察発表」だけではなくして、当事者が事実経過をネットで公表してそれが一般の目にふれる、場合によっては今回の小学校襲撃みたいに、世界に流通するようになったという変化があるんだろうなということ。この世界的な「世間の目」がなければ、今回の逮捕もなかったかもしれない。そして第三に、ウヨクも暴力をふるえば被害者から普通に告訴されるようになったんだねということです。特に三点目は以前なら考えられなかったことです。後で書くけど、ちょっと前まで左翼なんて殴られ放題の右翼天国だったのにね。

 そして本日、今度は今春4月に業務中の県教職員組合の事務所を襲撃し、事務所内に突入した徳島の「在特会」が、またしても今頃になって突然4人が逮捕されました(→記事)。これで京都とあわせて被逮捕者は8人、今のところ起訴は4人。動員力が100~200人そこそこの組織に対してこれは大弾圧ですね。徳島の逮捕も日教組に対する弾圧の前触れなのかと思うけど、こっちはちょっと違うかな。本人たちの主観とは別に、実態としてはさんざん公安に便利使いされてきた「在特会」ですが、公安サイドから見た賞味期限がきれて、一時的に回収されはじめたというところでしょうか。

公安の活発化との関係に注意が必要

 私の周辺でもここ数ヶ月における公安警察部門の異様な活発化に危惧を感じる人が増えています。「在特会」の大量逮捕もその流れの中にあるからです。同じ時期に前後して、反靖国デモの2人がただ歩いているだけで逮捕され(→参照)、関西でもドキュメンタリストのKさんが口頭注意で済む様な微罪をこじつけられて公安に逮捕されました(→参照)。先の前校長の書類送検とあわせ、わずかの期間に公安による逮捕者が多すぎるのです。

 今や左翼(革命派)が激減し、仕事にあぶれて存在意義のなくなった公安は、その活動領域を広げることに存亡をかけています。何せ今では、一回の集会に200人くらいの公安刑事がぞろぞろとついてくることもあるくらい、人が余っているのです。そしてついにはKさん逮捕に見られるように、それがただの一個人にまでおよぼうとしています。さらにマイミクさんに教えてもらったのですが、ジャーナリストの青木理さん(『日本の公安警察』の著者)の取材によれば、最近、公安は従来の共産党に加えて、自民党や民主党を含む全政党を監視対象に置く体制に切り替えたということで、手始めに公明党を熱心にスパイしているらしい。よっぽど人が無駄に余っているんだねということも言えますが、最近の大量逮捕と、この公安の体制変化の時期が重なるのも不気味です。

 思えば10年くらい前まで、ネット上で発言しているような人は、たとえ思想が極右であっても、こと国家権力による言論表現の自由への介入については、非常に敏感な感性をもっていました。現在でもそういうところはありますが、こと「在特会」周辺のお子様ウヨクに限っては、短絡的な「敵味方思考」が強すぎて、あまりと言えばあまりにもこのあたりの感覚が鈍磨しきっています。この問題には過敏なくらいでちょうどいいと思うのに、共謀罪に賛成してみたりとか、はななだしきは「正義」の判定を公安当局にゆだねてしまうほどにまで、危機感ゼロ、脳内カラッポのお花畑状態になっていると思います。警察の幹部でさえ、こういう公安の手法には不快感を示す人がいるというのにですよ。

現場では放置しておきながら今頃になって令状逮捕の不自然さ

 さてさて、順を追ってみていきましょうかね。まず私は基本的に、何でもかんでも警察に「逮捕しろ!」というのはよろしくないと思っています。逮捕はたとえ数日で釈放されたとしても、それでその人の市民生活が滅茶苦茶に破壊されたり、場合によっては新聞に名前が載ったりして、本人のみならず、家族も含めて人生が一変してしまうこともあるのです。ですから今回の「在特会」のように、それが冤罪ではない場合であっても、たとえば事件性や拘留することの必要性も含め、本来はよっぽど慎重の上にも慎重に判断しないといけないんです。それを宅急便の宛名書きにペンネームを使っただけで、「私文書偽造」とかいって逮捕しちゃうのが公安さんなんですけどね。

 だいたい「在特会」のチンピラ連中が全国でおこしている暴力事件なんて、彼らが言っているような「小沢一郎をテロることも辞さず」とか「民主的方法を放棄してでも日本を変える」という勇ましい掛け声とは裏腹に、基本的に一般警察(刑事警察)が、政治的に中立の立場から、騒ぎをおこしているチンピラを注意して解散させればそれで済む程度の、実にみみっちいもんばかりじゃありませんか。こんなの「テロ」というよりただの「イジメ」であり、単なる「迷惑行為」です。

 もちろんそれでもイジメの被害を受けた一般の人からしてみれば、その精神的なショックや恐怖心ははかりしれないわけで、そのことを軽視しているわけでは全くないんですが、そもそもそうなる前にチンピラに注意して止めさせるのが警察の仕事なんですよ。それでも警官を押しのけて暴力をふるおうとしたら、そこで初めて逮捕も考える必要があるかもしれませんが、基本的には交番で説教して家族に引き取りにこさせればいい。こんな子供を襲うようなヘタレのニセウヨクなんざそれで充分ですよ。だって純粋に「事件性」という観点だけから見ればその程度のもんでしょ。

 それを警察の仕事が100%人権擁護だけであることを忘れ、未だに時代遅れな「敵味方思考」の公安警察が出張ってきて仕切りたがるから、意味不明で奇妙奇天烈なことになってしまうのです。まず公安刑事が無駄に大量の警官や機動隊を引き連れて、大物ぶって現れる。ところが公安刑事は実際には警官を最初っから被害者のほうに向けて立たせるのです。いわばあたかも警察が「在特会」を引き連れて、その先頭に立っているかのような布陣にする。この時点で、ああ今日は時代遅れで化石頭の公安が仕切っているなとわかるわけですよ(→一般警察が仕切った場合はこうなる)。

 そうしておいて、ウヨク側は警官の後ろから、その肩越しに被害者に殴りかかって暴力をふるったり、聞くに耐えない暴言を浴びせるわけですが、警官は何もせずに放置しているのでウヨクはやりたい放題です。逆に当然にも被害者側が怒って「在特会」の暴力や暴言に対応しようとすると、「やめろやめろ」と警官がそれを制止するという本末転倒なことを公安警察はしてきたわけですよ。そのせいで、どうということもない、簡単におさまる話なのに、どんどん事態がエスカレートして「大ごと」になり、ヘタレウヨクどもに「俺たち闘っているよね~」みたいな勘違いをさせ、態度を増長させてしまったわけです。今回の逮捕は、単に利用してきたコマにすぎないウヨクの勘違いと増長に、警察がちょっと舌打ちしたという側面もあるかしれません。一休みしてクリックどぞ!

ウヨクの新しい利用法か

 政治的に中立であることを謳っているはずの警察と右翼のこういう馴れ合い関係は、別に今にはじまったことではありません。60年安保の昔から変わっていないというか、右翼の質が低下していったんだろうと思いますが、むしろだんだんと酷くなっていき、そのまんま21世紀を迎えます。かつて左翼はこういう右翼の実態をさして、自立した政治勢力というよりは「権力の別働隊」などと言ってましたが、ネット時代に入ってからのウヨクは、別働隊どころか「権力の手のひらの上でキャンキャン吼えている子犬」という風情になってしまいました。逆に子犬のくせに恐いもの知らずで世間を知らないから、その点がかえって怖ろしいですわ。

 彼らの勘違いと増長もそこらに源泉があるんでしょうが、おそらくネットというのは、自分の現実の姿を実際の何倍にも大きく見せてしまう麻薬的な作用があるんでしょうね。特にお仲間とつるんだ場合。お仲間がたった千人程度でもいればもう「多数派」気取り、たかがアンケートのクリックが1万でも集まりゃあ、そりゃもう天下とったような気分にひたれるんでしょうね。こういう心理状態については、私も気をつけなければと思います。

 少し話がそれましたが、基本的にマスコミというのはね、刑事事件で逮捕があった場合、警察の発表する罪名とか逮捕容疑とかをそのまんま記事にするしかないんです。これはもう、とりあえずそういうものと割り切るしかない。そしてかつての世間というのは、そういう記事だけを見て判断するしかなかったわけなんです。逆に、警察が何もしてくれなかったという場合、それで人が死んじゃったというなら別ですが、基本的に世の中に知られることは一切なかった。まあ、その事情は今でもほとんど変わってはいないんですよ。変わってはいないんだけれども、とりわけ公安事件の場合、ネットで検索する気になれば、当事者の言い分も読めるようにはなりました。

 まあ、ほとんどの人はそんな検索なんてしない。マスコミの報道しか見てないんだけどね。それでもビラや街頭宣伝しか方法がなかった時代に比べたら、海外を含む飛躍的に大勢の人に見てもらえる機会が増えたわけです。で、警察としても、従来のように「警察発表」にあぐらをかいてもいられなくなった。「在特会」が逮捕されたのは、実はそういう背景も大きいんではないかと思います。「在特会」がネットで有名になるにつけ、また、本人たちも増長して「活動」を活発化させるほどに、むしろ普通の人からは浮いちゃうところがあるし、何より、右翼と公安の馴れ合いの歴史を知らない若い人の間でも、「あそこって随分と暴れているのに、ぜんぜん逮捕も警告もされないなあ」という事実が浸透してきますからね。これは警察としてもまずいんですよ。

 「在特会」がネット内でショックを与えたのは、カルデロンさんに対する蕨市の少女へのハラスメントデモと、朝鮮人小学生に対する京都での襲撃事件の二つが大きい。どちらも子供を直接の標的にした事件だという点で衝撃を与えました。それ以外の暴力事件なんて、この問題に強い関心がなければ、知らない人がほとんどなんじゃないかな。実はさすがの私も、「こりゃ事後に逮捕されても仕方ないわなあ」と思える事件として、昨年の反靖国デモへの襲撃があります。これはお子様「在特会」が、暴力のプロである街宣右翼と連合してデモ隊を襲った事件で、デモの最中はもちろん、目的地までデモを貫徹して解散し、駅にむかっている人までが襲撃されて重症を負い、大勢の人が病院に運び込まれて治療を受けるはめになったものです。ところが本当に深刻な被害を出し、事件としての重大性も高く、被害者がちゃんと告訴までしているこちらの事件のほうは、いまだに逮捕者がでていないんですよね。公安警察というのは全国的に統一して動いているんですけれども、この点の判断について私は警察の対応が信用できないんです。

 両者の事件の違いは、朝鮮学校への襲撃事件のほうが、国際的にも有名になって目立っているということです。こちらでちょこっと逮捕しておくことで、「警察もちゃんと仕事してますよ」という宣伝効果が大きいと。また、「在特会」のような団体の差別行為については、先進国では取締りの対象になるのが普通です。でも日本では野放しです。この点で日本は人権問題に取り組んでいないという国際的な批判をかわすためにも、こういう非難の象徴となった事件で逮捕者をだすことで、「いえ、ちゃんとやってますってば」という対外的な言い訳のネタにも使えるわけですよ。

 思うにお子様「在特会」は、従来の街宣右翼と比較して、やはりまだ公安警察との「あうんの呼吸」みたいなところで経験が劣る部分があるのかなと思います。左翼や民衆運動へのプレッシャーとか、自分たちではできない襲撃みたいなところで、「ここをこの程度やってほしい」とか、「これ以上はやってはいかん」とか、そのあたりの呼吸ですね。で、いざという時には「左右激突」を演じさせて、適当なところで逮捕回収という形になる。実際もう、そんな警察と右翼のかかわり方なんて、時代遅れになっている(と真面目にやってる警官のためにも信じたい)と思うんですけど、初期の「在特会」も、この路線で使われていたように思います。昔ならこのままでいったでしょうね。

 ところがここにきて、「在特会」の「新しい使い道」が見つかったわけです。まあ、そのうち飽きるだろうけど、今のところはこいつらを逮捕しておくと、警察の宣伝効果が大きいわけですよ。ちゃんとやってます、警察は公平でしょ?みたいなところで。で、この宣伝のために選ばれた事件の被害者が、それぞれ朝鮮学校と日教組だという点で、私はものすごくキナ臭いし、意図的なものを感じるんですよね。市民運動が被害者となった反靖国デモへの襲撃に関しては、「在特会」が引き起こした暴力事件の中では一番深刻なものなのに、今のところそちらはスルーされていることとあわせて、これで右翼といえども取り締まられるようになったなんて、到底思うことはできません。

ウヨクも告訴されるようになったか(笑

 最後に、もともと左翼というのは警察に助けを求めないもんなんです。どんなにウヨクから被害を受けても告訴しない。なぜかというと、批判している警察権力に、都合のいいときだけ助けを求めるのはおかしいという道理の問題以外に、実際に告訴すると、全く関係のない公安警察がそれを口実に運動に介入し、逆に被害者側の情報収集や弾圧・スパイ工作などに使うからです。また、実際にウヨクとの衝突があった場合でも、公安警察はそれを口実に左翼側「だけ」を逮捕して、ウヨクにはお咎めなしというのが「公安の当たり前」でした。

 そういうことがあるんで、今まで「左翼の奴らにはいくらでも殴り放題」というのがウヨク側の常識だったろうと推察します。「在特会」の暴力事件も、古参右翼メンバーがその常識を知っていたからこそできたことです。ところが最近は左翼もいなくなったんで、襲撃対象を一般市民の運動や、外国籍市民への襲撃にまで拡大したもんだから、普通に告訴されちゃう結果になっています。きっとウヨク(の偉いさん)の脳内では、今まで通り「左翼」を襲撃していると思い込んで、口先ばかりで勇ましいこと言って安心していたんでしょうが、それは全く大きな誤解というものです。まあ、これからはウヨクさんや公安さんも、いろいろな側面で、従来の「常識」が通じなくて大変だねというところでしょうか。警察の目の前の行動で告訴されちゃうということは、少しばかり警察の面子を潰すというか、対応に困ることもあるわけで、「警察の面子を潰したウヨクは左翼に倍する弾圧を受ける」というのはヤクザの掟と同じです。

補足

※いまだに勘違いして(もしくは意図的に)論点をそらしてくる人がいるので、別の場所に書いたものをこちらにも転載。

一年以上前の古い記事へのコメントありがとうございます
おかげでコメントがついた記事をさがすのに手間取りましたわ(笑

ところでねえ・・・。
何をわけのわからないこと書いてるんですか?
前校長が書類送検されたら、「在特会」のしたことが許されるとでも考えているんですか?
あなたちゃんと私の書いたもの読みました?ここは知り合いから回覧されてきた呼びかけとかを、そのまんま転載しているコーナーなんですが、ちゃんとブログとかもあるんですがねえ。

たとえばカルデロンさん親子に関しても、法で認められた特別在留許可を申請したまでは、あなたも問題ないと思うでしょう。それを法務省が認めたことに文句があるんなら、それはそれで「一つの意見」としてあってもいいんですよ。法務省に抗議に行くのもかまわない。また、朝鮮学校に何か抗議したいことがあるのなら、別に抗議してもかまわないと思うんですよね。ちゃんと授業が休みで子供がいない日に、校長なりに常識をわきまえて面談を申し込めばいいし、それを拒否されたとしても書面の受け取りくらい要求してもいいと思う。

私が怒っているのはそんなことじゃない。合法的に日本に滞在し、しかも日本で生まれ育った13歳のたった一人の少女に対してですよ、ええ歳こいた100人からの大人が、この少女の実名を「犯罪者」と大書きしたデマ横断幕をもって、少女の自宅や小学校に押しかける行為。また、わざわざ朝鮮学校の子供たちがお楽しみ会で集まっている日と場所を故意に狙いすまして押しかけ、行儀を楽しみにしていた小学校低学年の子供たちにまで、「キムチ臭いぞ」などと超古典的な差別を拡声器でわめき散らして泣かせる行為。

こういう行為は人間のクズのすることであり、同じ日本人として恥ずかしいと言っています。被害者の子供たちには日本人の一人として心からお詫び申し上げたい。これは「抗議」ではなくてただの弱いものイジメにすぎません。これに嫌悪感を持つことに、思想信条の違いなんて関係ないんです。

そもそもこのことと、日本の移民行政や朝鮮学校なり朝鮮総連への評価とは何の関係もありません。よしんば総連には批判的な意見を持っている人でも、「在特会」のクズどもがしたことには、「それは違うだろう」と言うのではありませんか。私は現役左翼時代を含めて、総連を支持したことは一度もありませんが、そんな私でもやはりそう思います。このことについては、総連への評価とは関係なく、まともな人なら誰でも私と同じことを言うでしょう。総連や朝鮮学校に批判的な意見を持っている人が、イコールあなたがたの味方ではありません。

この私の意見(思想ではなくて人間性が許せない)は、それこそ同じことを何度も何度も何度も書いています。いまだにあなたのような頓珍漢なことを言う人がいますが、いったい全く同じことを何度書かせれば気が済むんですか。

「潮目」がどうのこうのなどと、したり顔で解説されるお偉いあなた様は、思うにネット上の書き込みの多寡とか、そこでの「勝ち負けゲーム」で世の中もそういうもんだと判断しているのではないですか?それで麻生さんは自滅しましたけどね。

今は民主党の代表選で、ネット上では小沢氏支持が圧倒的だとか。それは単に小沢さんの支持者に、わざわざクリックしにくる「クリック率の高い偏った人々」が多いだけのことで、そんなものを気にしたり、ましてや判断材料にするほど私は愚かではありません。実際の小沢さんに対する評価は、「マスゴミ」とやらの世論調査のほうがはるかに実態に近いんです。もう少しごく普通の常識というものを身につけられてはいかがでしょうか。

まあ、お仲間に囲まれて、気持ちよくネット生活を謳歌しておられるのであろうあなたには余計なお世話でしょうし、どうでもいいことではあるんですが、一応は老婆心までに。

19件のコメント

アーネスト・ゲルナー「民族とナショナリズム」とかわいそうなネトウヨ

お久しぶりのへっぶしんのニュースや日記です。
といっても、更新するたびにお久しぶりになっています^^;ま、気が向いたら更新していきます。さて、8月は暇だったので、政治学史(福田歓一)、西洋政治理論史(藤原保信)を読み終えました。かなりの量で、さらには西洋政治理論史の方は原文を多用しており、それを一気に読んだので消化不良の感がありますが、読み終えることを優先しました。学生時代から興味のあったマルクスの全体像がわかったこと、さらにはマルクスを乗り越えた形でのマックス・ウェバーの理論があり、非常に興味深かったで…

ネットの小沢人気について

『実際の小沢さんに対する評価は、「マスゴミ」とやらの世論調査のほうがはるかに実態に近いんです。』とのことですが、それは、何が『実態』とか『実際』とかによるのではないのでしょうか。

ネットにアクセスできる人は、まず郷原さんの解説を聞いているわけですし、政治資金報告書の問題点を知っています。小沢一郎が完全公開の記者会見を開いていることを知っていますし、その録画も民主党本部から全部みることができます。また、大阪高検の元検事で検察庁の裏金問題を暴露しようとして逮捕、服役した三井環さんの話も知っているでしょう。平野貞夫さんの論説も知っているでしょう。上杉隆の官房機密費の調査のことも知っているでしょう。そういう知識を持っているひとと、全く知らない人の評価が分かれるのは当然ではないかと思います。

私の意見を書けば、小沢一郎の数億程度の問題が仮に本当だとしても国家予算の200兆や、電波利権、防衛利権など巨額の利権の配分の前には問題にならない、というのが正直なところです。

buveryさん>

まず、小沢さんは無罪です。法的にはね。

次に、「ネットにアクセスできる人」がbuveryさんが列挙されたようなことを全部知っている(アクセスしている)とは到底思えません。「ネットとリアル」を二分して、そこには違う人がいるとか、違う世界が広がっているかのように、対立的に考えると間違います。そうではなくて、「buveryさんが列挙されたような事柄に重きを置くような種類の人」が、小沢支持のクリック画面に出かけるだけのことです。

ネットであろうがリアルであろうが、そこにいる人は同じ人です。「ネットにアクセスできる人」の大半も、buveryさんが列挙されたような画面を見ていないでしょう。政治ニュースについて、マスコミ情報だけですませるような人(つまり大部分の普通の人)は、ネット上でもマスコミ情報しか見ません。また、そういう人たちに、buveryさんが列挙されたような画面を無理にでも見せたところで、そんなに大きく事態(小沢さんへの印象)が変わるとも思えません。

最後に、小沢さんの人気がないのは、はたして西松建設事件からはじまるスキャンダルだけでしょうか?一連の「政治と金」について、法的に無罪であることがすべて証明されれば、それで小沢さんに期待が集まるんでしょうか?私はそうは思いません。「政治と金」は、小沢的なるものを象徴的にあらわすキーワードにすぎないと思います。

今回の代表選で、小沢さんは記憶にある限り初めてと言えるほど表にたち、自分の口と自分の言葉で自分が目指すものを直接大衆に訴えました。それは非常に新鮮で面白かった。私も「小沢さんもそんなに滅茶苦茶な人でもないか」と見直しました。確かに少しずつですが、代表選の期間中に、小沢さんへの期待や人気も高まったとは思います。
でもそこまでです。常日頃からこういう態度をとって自分の理想を訴えていたら、随分と状況は変わっていたのではないですか。突然にとってつけたようにやっても間に合わなかったのです。

だいたいが、今どこにいるやらわからない、連絡がとれない、首相や党の代表も会うことができない、何を考えているのかさっぱりわからない、それでいて「実力者」で「豪腕」で、自分は表に出ないで裏から事態をコントロールすることを好む。いったい裏で何をしているのかわからない。「敵」と割り切った人とは大胆な妥協も(戦術や策略として)行いますが、「味方」の人格を尊重しつつ、粘り強く誠意をもって説得することを嫌う。子分や懐刀みたいな人はいるけれども、本当の意味で対等な、切磋琢磨しあう「同志」がいない。
あるいは、人心掌握術として、人事と金の流れを押さえようとする。信賞必罰というか、手向かうものにはその「人事と金」で押さえつけて報復も辞さない。だから小沢さんに何か思うところがあっても、自由にものが言えない。だからだんだんと党内の風通しが非常に悪くなっていく。

もうはっきり言って、小沢的な政治手法には、みんな辟易しているのではないでしょうか。「マスゴミ」に責任を押し付けて(確かにちょっと酷すぎる下品なものも多かったけれど)、不人気の責任は小沢さん本人には何もない、改める必要などまったくないとでも思いますか?その原因や責任は「マスゴミの陰謀」だけではないと思います。

代表選中の小沢さんはわかりやすくて非常によかったと思います。でもどうせ、代表選が終わったら、また元に戻ると思われています。今後、菅さんに言いたいこと、やってほしいことがあるのなら、堂々とみんなに見える所で正面から言えばいいのです。もし「一兵卒でも首相を支える」という本人の言葉に本当に嘘がないのであれば、私は代表代行の打診はぜひ受けるべきだったと思います。それを「実権がないから」断る、しかもそれが本人の口からではなく「周辺議員」からマスコミに流れるという時点で、ああ、やっぱりこの人は何も変わっていないなと思います。

草加耕助さんほんとにそれだけでいいの?最初に行動を起こす集団なんてこんなもんだろ 最初から完璧な組織だったら、そっちの方が裏に何かがいそうで怖いわ前校長が書類送検されたら、「在特会」のしたことが許されるとでも考えているんですか?
と書かれてもね人間性を許す許さない以前に仮に十年二十年前の京都で同じことが起きていたとしたら,前校長はどうなりました?在特会は?同じでしたか?それは草加耕助さんのほうが良くご存知でしょう。 
草加耕助さんおれもね毎月所得税も厚生年金も払っている社会人の端くれで,仕事で同乗している車の中とか仕事先の事務所なんかで話をするけれど今じゃなんでおれは口先だけで奇麗事だけ言って終わり言って取り返しが付かなくなった事だけ実行してる(〇〇党)なんかに投票したんだと本気で後悔している人が増えてますよどんな連中が支持しているかも少しずつ知られてきたしねそう言えば改造前の管内閣は参院選前に国会閉じてせいで第175回国会に出された請願全て破棄したよね。史上初の快挙だそうで。
スウェーデンでも反移民をかかげた極右政党が初の国政進出をはたし欧州各国でも極右政党の躍進しているそうですね欧州で起きていることが日本で起きないと思います?だいじょうぶしばらくすれば日本も追いつきますたいした時間はかからないと思いますよ

>たとえばカルデロンさん親子に関しても、法で認められた特別在留許可を申請したまでは、
あなたも問題ないと思うでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=4QXWkkKwNkY
↑これを見てくれない?正しいのはどっち?

>わざわざ朝鮮学校の子供たちがお楽しみ会で
集まっている日と場所を故意に狙いすまして押しかけ

↑人それぞれだが、あれにも狙いがあると思う。
その子供たちに言葉は悪いけど声をあげる。
疑問を持ち自分で調べて謎がすべてとけるかもしれません。
学校教育の歴史問題反日など、てか、自分が同じ目にあったらネットで調べまくりでしょw
在特会逮捕の後に、朝鮮学校前校長を書類送検もあったじゃんww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11930341

そこで気づくんだろうなw在日特権のうまさが。
そもそも在日朝鮮も特権なんかなしで同じ日本人として生きてくればよかったのに。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=40592&media_type=wb&lang=j&spkid=20033&time=03:26:39.8
城内実議員が朝鮮学校の教科書の内容を語っている。

韓国では外国人は管理職はおろか公務員にさえなれない。

1.公務員就任権や参政権が無い。 (建前としては地方参政権は認めてることになってるけどね)
2.土地所有の制限。
3.営業店舗面積の制限。
4.株式保有の制限。
6.貿易商登録の禁止。
7.外国人による定期刊行物発行の禁止。
8.外国人による金融機関設立の禁止。
9.指紋押捺では、韓国の全国民は一本指の指紋押捺が義務付けられているが、在韓外国人の場合は十本指すべての押捺義務がある。

在日コリアンが日本に要求し実現したもの、まだしていないものリスト

○1.公文書への通名使用可(在日隠蔽権獲得)
○2.永住資格(非権利)
○3.犯罪防止指紋捺印廃止
○4.所得税・相続税・資産税等税制優遇
○5.生活保護優遇
○6.永住資格所有者の優先帰化
○7.民族学校卒業者の大検免除
○8.外国籍のまま公務員就職
○9.公務員就職の一般職制限撤廃
○10.大学センター試験へ韓国語の導入
○11. 朝鮮大学校卒業者の司法試験1次試験免除
△12. 民族学校卒業者の無審査公私高校受験資格
×13.在日外国人地方参政権
×14. 公務員就職の管理職制限撤廃
△15. 掛け金無しで年金受給可能

○:実現済み。
△:実現中。
×:要求中

続き

↑これ見ろよww
日本国民全員で在特会にはいって同じ行動はしなくてもいいけど同じ考えに全員ならなければ
本当に日本終わるぞ。

てか、むかしだったら、お涙ちょうだいの可愛そう助けてあげよう、ゆとりも経済も余裕があって
○にした結果が今の現状だよ。まだまだこんなもんじゃないよ、まだ進行中だからね最後はマジで奴隷だよ。
在日って特権があるじゃん。

そもそも在特会の考えにならない人は日本人じゃないでしょ。
あ~貯金が1000億とかあったら、また考え方も変わるのかね?
いや~たぶん日本人としての心は絶対残るはずなんだけど、売国金のためならやる?
国会反逆罪の法律ぐらい作っとけよ~バカタレでしょ。

あと、在特会の活動内容マジで全部みてください。パチンコ禁止デモもよかったのね。
在日特権を許さない市民の会の名前のとうり在日相手なら車椅子だろうが容赦ないのはわかった。
これだけちょっとびびったけど、、それだけ日本を思っているとメッセージなのかしれない。
また同じことはやらないと思うけど、ただ奴らも挑発してくるからやっぱ黙ってちゃいけないのかも・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=9H13bjE41nI
まだまだ会長のすごいのは公務員ちゃんと仕事しろってプレッシャーがけにもなるから
どっちが正しいのか、ぶっちゃけどうでもよくなる。あれを見た同じ公務員連中ちゃんとやろうと危機感は持ったはず。
ネットに顔と名前が一生残ちゃうからね。

http://www.youtube.com/watch?v=Cp8Q-Z7mADM
それと、あと在日連中がうpしたカメラ目線の動画をみてみるのもこれまたそこでも面白い発見があるよ。
戸田を襲撃とかwww一瞬映るおつるさん、いつも可愛くて綺麗なんだけど。こっちのカメラ目線からみると、なぜか、こえーwww

んな、感じで在特会けっこうみてきたけど、
なぜ、批判する人がいるのかマジでわからん。意味を教えてくれ。
日本人で批判の人そもそもいるのか教えてくれ?

ちょっと気になった文章があったので、恥を忍んで書きます。

左翼が警察に頼らない件について。左翼シンパ系共産趣味者である小生ですが、あのうちはだいこは小生を攻撃するに、家族に危害を加えるような文章を書きました。

自分のことならともかく、家族を巻き込むわけにはいかないものです。そのとき、小生はかなり悩みましたが、警察に相談しました。すると、公安警察がやってきて、何度も面会しなければならない羽目に陥りました。

主に聞かれたのはRENKのことで、左翼には興味なさそうでした(苦笑)。

とりあえず、機関紙誌類は一時取るのをやめざるを得ませんでした。郵便受けまでチェックされるのは、常識ですからね。

ま、いずれにせよ、今執筆中の「反共」本には、「権力や銭のない人間は、左翼には関わるな」と、自分なりの結論を書いています。それが小生の経験から得られた、最も「誠実な」回答です。

ちなみに、地上最悪のレイシストが権力を握っているイスラ○ルでは、本人ではなく家族を拷問し、それを見せるそうです。

草加耕助さんへ 潮目がどうのこうのなどと、したり顔で解説されるお偉いあなた様は、思うにネット上の書き込みの多寡とか、そこでの「勝ち負けゲーム」で世の中もそういうもんだと判断しているのではないですか?もう少しごく普通の常識というものを身につけられてはいかがでしょうか。 だれのことですかまさか俺のことですか。護憲派とか9条ネットとかだんまりをきめこむみなさまにたいしてですか?
基地を追い出したがって民主を煽った本土から来てるプロ左翼 はその民主の失政のおかげで米軍基地が更に強固に沖縄に固定化されてしまうこの皮肉をどう思うんだろうね。那覇市議会は中国漁船の衝突行為に対する抗議決議、日本政府にき然とした対応を求める意見書の両案を全会一致で可決した http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167817-storytopic-1.html 
那覇の市民は状況理解したんだ今度は沖縄だと尖閣周辺で我々が中国に拿捕される恐れもあると思ったからそれにもかかわらず国民をここまで蔑ろにして法を曲げてた民主党がやったことはいったいなんだ李承晩ラインの悪夢ふたたびかそれだけじゃないぞ今回のことは日本に期待していた東南アジア諸国に対する裏切りでもある戦後努力して築いてきた信頼関係を、バカ赤弁護士が全てぶち壊したせいだ何かあった時に、一致団結して国際世論を構築するその際に日本はあてにならないと東南アジア諸国はこれでそう思ったよ草加耕助さんにもそれがどんな意味を持つかわかるでしょ去年の9月に民主が政権取って中国が攻めてくるわけねーだろって言ってた護憲派とか9条ネットとかだんまりをきめこむプロ左翼の奴等よ、本当に中国が攻めて来たぞ。何か言えよ次は沖縄だぞ判ってんのかだけどこれでやっと一般の人も政治主導や国民の生活が第一など゛といっているけど実体は自分たちを利用するだけ利用して地べたを這う国民はほったらかしのままで内部権力闘争に明け暮れる、全然連携が取れず情報、方向性を共有しないで個々勝手に動き回るそれで何度失敗しても反省できないそしていつも責任を取れというと〇〇ガーと誤魔化そうとするだけの連中で統治能力皆無だということを理解したさこれで今までと同じだと思っているならあなたはとんだ〇〇だよ。
 

「謙譲と謙遜の音楽」のやきとりさんが、2004年、小泉内閣の時に、中国の「日本領土に不法入国した」活動家を。起訴せずに強制送還にするという措置をとったケースをあげています。

http://ch10670.seesaa.net/article/163703855.html

東奥日報の記事
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2004/0326_1.html

このとき、ちゃんとした司法手続きを撮らなかった小泉内閣の責任ってあるのかな。ないのかな。

^^ さん>

2ちゃんねるでよく見るコピペ荒らしを、そのまんまここに貼る猛者がいるとは思いませんでした。さらに「これ読め(見ろ)」みたいな(つーか、本当にそう書いている!)リンクだけを放り込んでいくバカが(2ちゃんねるの外に)まだいるとはね。天然記念物ですか?まあ、消されても文句のないレベルで、ご本人も覚悟の上で書いているのだろうけど、今回のみ大目にみて晒しておきますね。次回から気をつけてください。それと、こんなおちょくったようなものでなく、もうちょっとまともなハンドルをつけてください。ここはそういう細かい「礼儀」にうるさいところですからね。

ちょっと扇情的な書き方をしましたが、素直な第一印象なので許してください。まあ、「自分の意見が正しい」という観念に凝り固まるのは誰でもありがちなことですよね。私も気をつけないといけません。それに反対する奴の気が知れないとか、自分が心酔している人や団体や宗教の主張を読ませれば、誰でも納得させられるはずだみたいに思う気持ちはよくわかりますよ。だって私も現役左翼時代はあなたにそっくりでしたから。日本中どころか世界中の人を説得できるような気がしていましたよ(笑)。あの頃の自分を思うと本当に恥ずかしい。それは主張の正しさとは関係ない。だから私にあなたを笑う資格は本当はないのです。

そもそも私は「意見はあっていい」と言っているのですから、100歩譲ってこのコピペ荒らしを「意見」や「言論」だと認めるとしても、これは単にその自分の主張を、わざわざ自分と意見の違う人のサイトに貼り付けている(=荒らしている)だけの行為ですね。そういった私の主張の核心部分には何も答えておらず、自分にとって突っ込みやすい傍論だけにケチつけしている(それも「自分の考えと違う」という事実を提示しているだけ)のであって、そもそも対案にも議論にもなっていません。まあ、暇があり余っていたら私も同じことをして、延々とゲームを続けてあげてもいいんだけど、私も社会人だから。

私は自分と意見の違う人(右派)のサイトに書き込む時は、民間言論弾圧にならないようによほど気をつけています。自分の意見を主張するのはご自由ですが、他人の意見を妨害する「自由」は誰にもありません。なおかつ、自分の意見に同意しない者は「日本人」と認めないかのごとき書き方ですが、それが民族排外主義であり、自覚すらなしに差別を行っているということにすら気がついていない。いつからあなたは「日本人の代表」になったのでしょうか?あなたの言う「日本人」というのはね、「在特会と同じイデオロギーをもった人」という意味にすぎないんですよ。そんな狭い了見で自分と意見の違う人を説得しようなんてのは最初から諦めてください。説得する気なんてない、ただ「反日どもに天誅をくらわすネット街宣をしているのだ」というなら、二度と来ないでください。

一応書いておきますと、まずは「国家」とか「民族」というものに対する認識がまったく違うので、まずはそこから議論をはじめ、一致点や相違点を積み上げていかないと議論にならないでしょうね。それから在日外国人問題を「民族問題」みたいに扱う感性は私にはゼロです。あくまでも人権問題として考えています。そのあたりからまずは「違う部分」を確認して用語の意味を統一しないといけません。それからどんな考えにも一長一短があるのですから、お互いの主張の肯定部分を認める姿勢を持ってもらわないとね。単なる自己の主張の政治宣伝がしたいのなら、お断りです。

なお、私は地方参政権の付与については懐疑的なんですが、これは左翼の中でもその是非について大きく意見の分かれているテーマです。まさか「左翼はみんな賛成なんだろ」とか思ってないですよね?左派のサイトに(議論ではなく)喧嘩ふっかけたんだから、それくらいのことは調べていますよね?
なお、昨年の総選挙前に産経新聞が実施した世論調査では、定住外国人への地方参政権の付与に賛成(というか単なる容認なんでしょうが)が6割という微妙な線でした。だいたい左翼業界における賛否の分布も、世論と同じくらいかなという印象です。また、この結果に慌てた産経が実施したネットアンケートでは「反対をクリックしにきた人」が9割だったのも記憶に新しいですね。まあその節はごくろうさんというとこでしょうか(笑)。

一山いくらさん>

「本当に中国が攻めて来た」という煽りには、椅子から転げ落ちそうになりました。
そちらの世界ではそういう言葉が飛び交っているのですか(笑

>だれのことですかまさか俺のことですか

え?そんなふうに思われる自覚があるのでしょうか?(笑
前にも書きましたが、私は別に一山いくらさんのことをいちいち念頭に置いて文章なんぞ書いておりません。失礼かもしれませんが、特に注目すべき人という認識はありません。いい加減そのことは理解してください。これは書くまでもない当たり前のことだと思うのですが、普段サイトを更新したり文章を書く時には一山さんのことなんて忘れていますし、別に私は一山いくらさんのことを好きとも嫌いとも何とも思っていませんよ。

まあ、人には「回答」を強要するくせに、本業(仕事)が忙しい中でも無理に一晩かかって回答したら、それには答えず。そしてまた忘れた頃にゾンビのように新ネタを持ち出してくる芸風には若干辟易しつつありますがね。常に「攻撃」してないと気がすまない性格なんですか?せめて「レスありがとうございます」の一言くらいほしいですね。人として(笑)。私は結構そういう一山さんの芸風に寛容に対応してきてあげた(こういう尊大な表現が許されるくらいには)と自分では思ってるんですがね。レスってのは普通の投稿の数倍エネルギー使うもんですからね。相手を無視して自分の言いたいことだけ書いていく荒らしさんの場合は別でしょうが。私生活が忙しい時期にはレスがつかないこともあるし、それに文句言うのは筋違いだと私は思いますね。

それはさておき、言及されておられる事件については、まさしく菅政権にとっては、軍事力の増強維持と、安保体制(属米政治)の維持のための格好の宣伝に使われていますね。また、中国政府にとっても、やはり軍事力増強の口実に今後使われていくでしょうし、民衆の目を「外敵」に向かわせていくことで、国内の問題(人権・チベット・貧富の拡大)から目をそらせることに成功しています。まさに歪んだ共依存です。
そしてまた、日中両国とも、こういう排外的なナショナリズムの扇動に、まんまと乗せられている人が大勢いる。おそらくにんまりしているのは米中の支配者のみ。日本の菅政権はおたおたしながらその尻馬に乗っているだけ。まさか一山いくらさんもアメリカは日本を守ってくれるとか本気で思ってるわけじゃないですよね。

私は日米中は「矛盾的共存関係」と位置付けています。中国はもはや金融資本主義のトバ口にさしかかっており、こういう後発資本主義国は、その拡大を維持するために、旧来の世界的資本主義国ばかりが占有している資源・領土・勢力圏を、新しい力関係に基づいて再分配しなおすように要求するものなのです。戦前のドイツや日本がそうでした。結局これは最終的に世界的な戦争となって決着がはかられていった。しかしそれを可能とした経済的な要因は、植民地と宗主国による垂直的な分業体制と、ブロック的な経済貿易体制でした。政治的には「労働者国家」が裏切って、この植民地分捕り合戦にその一員として参加したことで可能となりました。

ところが戦後の冷戦体制の中で、この関係は崩れていきます。すなわち、資本主義世界はアメリカ一国を中心として、水平的な経済・貿易体制になっている。これにより、もはや大国同士で資源・領土を分捕りあうような総力戦は事実上不可能になりました。日米中3国についてもその事情は同じです。とりわけ後発資本主義国である中国からの再分割要求は強く、その矛盾は決して解決され得ないものの、今後も矛盾的に共存していく以外に資本主義体制が生き残る道はない。そしてとりわけ米中という大国同士が作り上げる世界秩序に対抗する民衆の闘いや、オルタナティブに対しては、彼らはむしろ対立ではなく共同してこれを抹殺する体制をもっています。日本・沖縄を踏み台にした安保体制もその一つです。

アメリカにせよ日本にせよ中国にせよ、およそ「国家」を信用するものには、最後には矛盾や犠牲の押し付けしか待ち受けてはいないでしょう。それはすでに戦前の歴史が証明していると思います。私たちはこれら強盗同士の分捕り合戦に対して、そのどこかを支持したり味方したりするのではなく、その全員に対して「おまえらいい加減にしろ!」と怒ることだと思っています。そこでのキーワードはやはり「人権」であろうし、とりわけ中国や北朝鮮などの体制を揺るがすものはそのような民衆の怒りでしかありません。「人権」をキーワードとせず、どこかの「国家」に味方するような態度は、中国や北朝鮮にとっては痛くも痒くもないし、むしろ歓迎でさえあるということです。

あと、極右ネオナチ政党の国会進出ですが、まあ数議席程度ならそれもいいかなと。と言うのは、国会議員となりますと、言動が社会的にも注目され、行動にも責任を要求されるからです。「新風」の指導者の中には、主張はともかく人間的には「いい人」もいると小耳にはさんではいますが、「在特会」の暴力事件を支持するなどというその言動が、こういう「公人」となった時に社会的に通用するものかどうか、一度経験するのもいいかと思います。一山さんや^^ さんのような考えの人も、人口の数パーセントはいると思いますので、欧州のような比例代表選挙なら、3人程度は当選の可能性があると思われます。

ですが、一山さん、欧州の極右台頭のきっかけは、比例代表選挙という背景があることを忘れてはダメですよ。一応「非拘束名簿方式」ですが、日本のそれとはかなり違っていまして、有権者が自分で名簿を作って投票できてしまう国もあるのです。たとえば自民や民主の候補で、一山さんのような人がお好みの「愛国的な議員」だけを集めた名簿を作ってそれを投票できたりする。

まあ、現在の小選挙区制度のもとで「極右台頭」はかなり難しいですね。よほど一地域にのみ偏った支持でもあれば別ですが。その上、菅政権がもくろむ比例区削減が実現すれば、比例区の結果(議席配分)も、ほぼ小選挙区の結果と変わらないことになってしまいます。ここは「共闘」はできませんが、お互いの場所で「民主党の党利党略による比例削減阻止」「民意を歪める小選挙区制廃止」をお仲間に訴えていくことでは一致できると思いますがいかが?

TAMO2さん>

その件は聞いていますが、事実関係を知らないのでなんともコメントできません。

私はいまさら「反警察」一般でもないと思っていますし、たとえば泥棒に入られたり、ヤクザに脅されたりした時には、警察に通報すると思います。

「在特会」から暴行や脅迫を受けた場合も、ヤクザに脅されたのと同じことですから、本来なら普通に警察に通報すればいいことですが、公安が出張ってくるであろうことがうっとうしいのと、あんなお子様ごときを警察に引き渡すのはちょっと可愛そうなので、少し迷うと思います。反省して謝ってくれたらそれでいいです。

kuronekoさん>

ああ、小泉さんはねえ・・・(苦笑)
後の総理がやったり言ったりしたら、マスコミから袋叩きにされたであろうことも、そのまんまスルーされることが多かったですね。実は失言も多かった人ですし。

鳩山さんが支持率の高かった時代に、「麻生が言ったら叩かれたような発言もスルーするマスゴミ」とかネトウヨさんは言ってましたけど、それは小泉さんの時代も同じだったんだよね。これは「世論操作」で「国民が騙されている」のではなく、政権の支持率や勢いが強かったということなんだと思う。叩いたほうが逆に反発をくらいかねないくらいの勢いが政権にあったということでしょう。つまり事実は逆。

小泉さんがやったらなんとなく「それくらいのこと」とか「妥当な線」に見えても、麻生さんや菅さんが同じことをしたら、今回のように叩かれまくるということが、今起きていることではないかな。

例の船長って、公妨以外に暴行とか傷害とか器物損壊とかついてましたっけ?
現場でもめた「公妨」だけで、かつ初犯なら、まあ処分保留で不起訴というのは、警察や検察の「相場」だろうと客観的には思います。それを本当に「国内法にしたがい粛々と」やってしまったもんで、大騒ぎになったわけです。ちなみに私の場合は公妨・凶準・暴行と3点ついていて、なおかつ初犯ではなく2回目の逮捕だったけど、それでも処分保留で不起訴だったよ(笑

逆にもし起訴するとすれば、それは国家同士のメンツや政治的な理由で起訴されたということになるでしょうね。だから右派の立場にたっても、二束三文の安い「強硬論」や「民主党叩き」をオウムみたいに繰り返していないで、菅政権に対する突っ込みどころはもっと別で根本的なところにすればとか、小泉政権時代からの日本の外交政策を俎上にのせて批判するとかすれば主張に深みが出るのにと、余計なお世話でしょうが思ってしまいます。

くぅー、眠い!これから仕事だよ~。
やはりネットなんて後回しにして寝るべきだったなあ(苦笑
これで仕事中にぐったりしてたら社会人失格だあ。

しかしまあ、これだけ「在特会」(に参加している個人)に好意的で冷静な記事を書いたもんだから、同会の被害者や左派からの苦情や批判のほうを危惧しておりました。本音では戦々恐々として、いろいろと言い訳も考えていましたが、逆に「在特会」支持者からの荒らしさんを含めた投稿がはいったおかげでエントリ全体としてはバランスがとれて助かりました。少なくともかなり気が楽になった。しかしこの程度の批判すら許せないんだね、この人らは。

さて、とりあえず仕事だ!ネットだの政治主張だのなんてその内容にかかわらず、普通の社会人にとっては「夜遊びしてました」と同じだから、疲れていることの言い訳にもなんにもなりゃしないですからね。
さあ、気合入れて頑張るぞ!いってまいりまーす。

船長釈放でよそ様のご意見

 尖閣諸島をめぐって中国と揉めている問題。「中国けしからん」だけじゃ面白くないので、(どうやったら中国の嫌がる方策をとれるか、ネタに転がすとかするほうが、このブログらしい)、どうしようかなあ、と考えていたら、当該の船長が釈放。それに関するトラックバックが二つつきました。

 ひとのことはいいんだよさん
 筋金入りの植民地奴隷再び

 岩下俊三さん
 「♪どちらも怪我ねでよかったね」中国人船長釈放判…

ゴミ共よ今日の糞汁は美味かったkな?汁汁汁汁汁汁汁汁hahahaha

うんこ印>

いやあ、荒らしは消そうといつも思っているんだけど、真面目な人ばかりが多い当ブログの常連様の中で、たまーにこういう「自分で『在特会』のネガキャンやってくれる人」があらわれると、残して晒しておきたくなるんだよねー。つか、たかがメルアドくらい普通にかけや。ほんまにヘタレやなあ。いったい何を恐がっているんだか。メルアド知られてそれが何?あんたたちがいつもしていることなんて、普通の人は(リアルの生活が忙しいので)しませんからご安心くださいな。

しかしねー、みんな真面目な投稿が並んでいる中で、ポツンと一人ぼっちでこういうのがあると、他人からはどう見えると客観的には思いますか?「やっぱり『ザイトク』のメンバーや支持者ってこういう人なんだ」というふうになると思いませんか?まあ、実際そういう人たちなんだが。
http://bund.jp/modules/wordpress/?p=3091

えーいつもいつも書いておりますが、これは「左翼の自作自演」ではありません。本物です(笑

「うんこ汁」って自分のことを呼ぶの、って、不思議な感性ですねえ。
(他のブログでも「うんこ汁」ってHNで投稿しているのかな)

このコメント欄。○○○より って形式でネームが表示されるから、どうしても自称しているって見えてしまう……。

相手は「ゴミ」で自分が「うんこ汁」なのか。hahahahaha

kuronekoさん>

まあ、おもしろかったからヨシとしましょーヾ(≧▽≦)ノ
ちなみに「うんこ汁氏」と敬称つけようとしたら「うんこ印」と変換されてしまった。めんどいのでそのまんまにした。

ゴミとうんこの戦いですか(笑)。まあ、それも一興。
もし私が誰かから「(ネット上の)ゴミ」と呼ばれたら、「ゴミじゃない!」とは反論しませんよ。
「ゴミで悪いか!」と言い返しますね☆((^Q^)v
つか、そういうお前もゴミじゃんか、ゴミがゴミを笑うなということですね。

うんこ汁氏をはじめとする、「教科書や歴史学者の権威ある本より、匿名の個人が作ったヘイトサイトのほうが正しいのだ」と信じている「ネットde真実」な皆さん。まあ、私も何の権威もないただの個人ですから、みなさんと大して変わりませんがな。
「愛国者」を僭称する前に、お互い、自分がネット上のゴミくずにすぎない存在であることくらい自覚しましょうね。

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