アクション

いわき市への救援物資搬送に参加ー三里塚・市東さんの会の仲間と

吉川ひろし事務所での救援物資仕分け作業 昨日(19日)の昼ごろ、「市東さんの農地取り上げに反対する会」の吉川ひろし千葉県議会議員が、自分でトラックを運転して福島県いわき市に救援物資を送るというメールを、市東さんの会のYさんよりいただき、私も急いでこのトラックに支援物資を届けてきました。

 何しろ仕事が終わってから急いで帰宅して物資をかき集め、千葉県柏市にある吉川さんの事務所に駆けつけたため、ついたときにはすでに夜もかなり遅くなっていました。あらかた準備は終わりかけていましたが、私も少しだけお手伝いをしてきました。その直前には茨城を中心とする余震があり、千葉県も震度4だったので、電車が動いているかどうか心配しました。帰宅すると午前1時前になっていましたが、とにかくどうにか間に合って本当によかった。

 この救援トラックは、いわき市長の渡辺敬夫さんから吉川さんへの要請に応えた緊急のものです。災害対策本部からも正式の「緊急通行車両」の認定もうけたもので、通常は立ち入り禁止の被災地の奥にある避難所まで、直接ピンポイントに物資を届けることができます。いわき市はその一部が少しだけ福島原発事故における半径30キロ以内の「屋内退避対象地域」にかかっています。ところが、単に「いわき市」と報道されたこともあり、市内全域に救援物資も復興関係の支援も届かなくなっているのです(⇒『風評被害で機能まひ いわき市 』時事通信)。この事態を招いた政府が、のん気に有効な手を打たない中で、市長をはじめ被災市民のフラストレーションは頂点に達しています。もはや一刻の猶予もできません。

いわき市への救援トラック 渡辺市長の要請を受けた吉川さんは、実家の家業に使うトラックが、たまたまガソリン満タンのまま置いてあったことを思い出して、すぐに呼びかけられるだけのところにすべて呼びかけ、渡辺市長から求められた支援物資を集めると、翌日(20日)の早朝5時には自分でトラックを運転していわき市に入られました。今は個人からの救援物資は受け付けしていないということですので、こうして被災地の人たちを具体的に支援する機会を作ってくださった吉川議員をはじめ、被災者救援に動き出した三里塚反対同盟の皆様、「市東さんの農地取り上げに反対する会」の皆様方には、この場を借りて、深い感謝と尊敬の意を表します。

 それにしても、準備期間が実質12時間(!)という状況にもかかわらず、米だけでも14俵に相当する分量が集まり、そのほかにも衣料や食料品、多くの生活物資などダンボール箱にして102箱でこのトラックを満杯にすることができました。また、市東さんの会の人たちや柏市の市民運動のボランティアの皆さんが、救援物資をジャンルや品目ごとに細かく仕分け、目録を作って一目でわかるように箱にわけていく作業の大変さと手際よさには驚きました。阪神大震災の救援活動の経験が生かされているそうです。

 なるほどこうしないと、ただやみ雲に送っても、混乱を極めて人手が足りない避難場所の人たちに膨大な手間をかけてしまうのですね。また、とにかく家の中にある「不用品」を送ればいいというものでは絶対になく、ちゃんと先方から求められているもの(それもできるだけ未開封の新品)を適切に送らないと、かえって被災者に迷惑をさえかけてしまうのです。なぜ個人の救援物資を受け付けていないのか、今回の作業でよくわかりました。

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いわき市への救援トラック積み込み作業 吉川さんは、もし事情が許せば(迷惑にならなければ)、数日ほど現場に残ってボランティアと現状把握をなさるそうです。その上で、今、具体的に何が必要で何を求められているのか、そのことをちゃんと知った上で今後の対応をしていくそうです。今回の救援トラックはとりあえずの第一陣であって、今後も続いていく救援の調査も兼ねています。裏を返せば、実際に行かないとその程度の情報も入ってこないということです。

 記事の最初に今回の救援は渡辺市長からの要請と書きましたが、おそらく、吉川さんと渡辺さんが特別に親しいわけではなくて(ただの推測です。違ってたらごめんなさい)、他の県議さんにも同じように要請が届いているのではないでしょうか。紹介した記事にあるような「風評被害」にいわき市が苦しむ中で、吉川県議が自分自身で、しかもその日のうちに、トラックで被災地に入られたこと、ボランティアがいわき市に集まりはじめたという実績を作ったことは大きな評価に値することだと思います。そのことは立場の違いにかかわらず、何度でも強調していいことでしょう。

 ですから、他の議員の皆さん(特に民主・自民など原発を「安全だ」と推進してきた人たち)は、吉川さんに続いて、自分自身でいわき市に入るべきです。吉川さんは無所属の市民派議員ですから、こうしてネットで広めないと、どうしても扱いが小さくなる。民主・自民などの「大物」議員さんが、自分で被災地に入り、吉川さんの活動に続けば、それなりの宣伝効果もあるのにと思います。まあ、こうした「大物」がいまさら現地に行っても、どうしても菅さんの「かいわれ大臣」を思い出してしまいますが、それでもいいんです。とにかくどんどんやらなくては。

 付け加えておきますが、今回の地震では、実は茨城と千葉の被害もすごく大きい。普通ならこの両県の被害だけでも過去の大地震なみの注目と支援が集まってしかるべき規模です。ですがあまりにも宮城や福島の被害が大きすぎて、さらには原発事故のせいで影に隠れてしまって注目されていません。ですから地元の「議員さん」が、こちらに注目して張り付きたいのもわからないではありません。確かにそれも大切なことなんであって、千葉・茨城を忘れては決してなりません。

 ですが、そんな中でも吉川さんの呼びかけに(たった半日で)多くの支援が集まったように、より困難な人への人々の善意は生きているし、自分も何かしたいという気持ちは広範にあるのです。そのような声を集めて実現することも大切です。それは千葉・茨城の人の勇気や、あるいは、自分のことばかり考えて買占めをするような風潮や心理にも、きっと良い影響を与えると思います。

 最後に、東電の例の「計画停電」ですが、吉川さんの事務所での会話で知ったのですが、なんと津波で甚大な被害をうけた千葉県の旭市まで停電させた(!)そうです。おかげで被災者などが収容されている病院まで大変な苦労を強いられたとか。こら!東電!確かに政府中枢機能がある都内を停電させないのはギリギリわかってやってもいいけどなあ、そのかわりに被災地を停電させてどないすんねん!

明日は「風評被害」について考えてみます。それでは寝ます。おやすみなさい。

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<資料>3月16日付 三里塚反対同盟ビラ

住民を犠牲にして利益を追求する政治と闘おう!
http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/2011/03/post-231.html

三里塚反対同盟ビラ
 3月11日に発生した巨大地震は東北・関東を中心に大規模災害をもたらしました。今も刻々失われる命、食料、水、電気・燃料、薬剤などが不足しているという被災地からの悲痛な叫び…。
 私たちはその痛みを我が身に受け止め、家族を失い津波に全てを奪われた被災者の皆さんのために何ができるかを真剣に考え、被災地救援のために行動を起こしたいと思います。

●原発事故は政治がもたらした人災

 こうしたなか、福島原発で炉心溶融が発生し制御不能の事態に入りました。菅内閣と東京電力が、放射性物質を含む蒸気の弁を開けて外部放出に踏み切る傍らで、水素爆発が発生して放射性物質が大気中にまき散らされました。
 対策が後手にまわるばかりか、刻々変わる事故情報を操作する対応に、「このままではチェルノブイリだ」という不安と怒りが、被災地と全国に広がっています。
 しかも地震は長野、秋田、そして静岡と連鎖しており、東海・東南海沖大地震がないという保障はありません。いま、原発を抱える住民や自治体で、原発の即時停止と見直しの動きが始まっています。
 今回の大規模地震と大津波は、確かに予想を超えるものでしたが、原発はまさに人災。「99%起きる」と予測されたその場所に原子炉を次々に造った結果です。

●3・27全国集会を開きます

 この原発政策は、「国策」を掲げた成田空港建設や、「国益」を叫んで農業壊滅に突き進むTPP(環太平洋経済連携協定)と根は同じ。一部の大企業・大資本のために利益を優先させる政治の問題です。
 私たちは、日本のすべての原発の即時停止・撤廃と、被災地原発に関する速やかな情報開示を要求します。
 被災者救援に全力を! 食料、住宅、医療を無条件に保障せよ! 震災を口実にした軍備増強は許さない! 3月27日、全国集会に集まろう!


<資料>3月18日付 三里塚反対同盟声明

【声明】労働者・農民・市民の力による被災者救援運動を!
http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/2011/03/post-232.html

 3月11日に発生した巨大地震は東北・関東一帯に大規模災害をもたらしました。反対同盟は、家族を失い大津波にすべてを奪われてなお、力の限り生きようとする被災者の皆さんの悲しみと痛みをわが身に受けとめ行動する決意であり、すべての人々が被災者救援に立ち上がるよう呼びかけます。

 震災から1週間、菅内閣による救援の遅れが今この瞬間にも多くの命を奪っています。救援を待つ避難所からは食料、水、電気、ガソリン・灯油、医薬品など生きるに欠かせない物資が途絶しているという悲痛な声が上がっています。
 集積所に物資がありながら届けられず、直接の搬送が道路規制によって遮られる事態を放置することはできません。この政権の不作為は犯罪的です。

 しかも福島第1原発は、対策の決定的な立ち後れによって制御不能となり、高濃度の放射能を大気中にまき散らし、チェルノブイリの被害を刻々迫るものとなっています。米軍は80キロ圏内への立ち入りを禁止し、各国大使館は東京からも離れることを勧告。ルフトハンザとアリタリア航空は成田空港の使用を中止しました。ところが菅内閣と原子力安全・保安院、東京電力は、ここに至ってなお原子炉内で何が起きているのかの真相を隠しています。

 さらに地震は広範囲に連鎖し、東海・東南海沖地震がないとする保障はまったくありません。すべての原発を即時停止せよ! 菅内閣の情報隠しを絶対に許してはなりません。

 今回の大規模地震と大津波は確かに予想を超えるものでしたが、このことを含めて人災です。人類は自然をも制御できるという奢(おご)りが、「確率99%」の地に原子炉を造らせました。新自由主義の下で大企業のために利益を優先させ、労働者の首を切り、地方と農漁業を切り捨ててきた政治が災害に対する抵抗力を奪って大規模被害をもたらしたのです。これは「国策」を掲げて農地を奪った成田空港建設や、「国益」を叫んで農業壊滅につき進むTPP(環太平洋経済連携協定)と根は同じです。

 大恐慌下、国家財政の破たんが迫る中、震災で株価は暴落し投機マネーが円を急騰させています。菅内閣は被災者救援に動かず、原発事故も制御できず、統治能力を失いました。被災地の人々と私たち農民、労働者、市民が生きる道は、食料を生産し社会を動かす私たち自身の力にあります。

 被災者救援に全力を! 政府・資本は、食料、住宅、医療を無条件に保障せよ! 政府は生きるためのカネを無条件で差し出せ! 無用な第3誘導路工事を直ちにやめて財源を被災地にふりむけろ! 震災を口実にした労働者の首切りと戦争のための「挙国一致」を団結してうち破ろう! 3・27全国集会への結集を呼びかけます。

2011年3月18日 三里塚芝山連合空港反対同盟

草加 耕助

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当サイト『旗旗』の管理人。建設現場などで働いています。10代からの数年間左翼活動してましたが、現在は特に何ということもない普通のおっさん。今は休みの日に集会などにぶらり参加。そこで知り合った人たちと個人参加者の互助会的にジグザグ会、三里塚勝手連などを名乗りゆるく楽しく連帯中。よろしければご一緒にいかが?。個人としての目線を大切にしていきます。

コメント

  1. 草加さん、TBありがとうございます。まさに今日、茨城に行ってきた私の兄と話をしてきたのですが、あまりに福島以北の被害が甚大に過ぎてほかの地域についてのマスメディア報道がほとんどされていないと言っていました。自分の焦燥感が過剰すぎるのだろうかとも思ってしまっていたのですが、やはりそんなことはない!まだ事の重大さが認識できていない人が多すぎます。私も今こそ本気になって、全力で自分の闘いをすすめていきます。

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