自民党三橋貴明候補の当選を祈念する…俺は入れないけどね(笑

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自民党三橋貴明候補(40歳)の当選祈念の「かめはめ波」を撃つ、評論家の増田悦佐氏 産経新聞社発行の「夕刊フジ」の記事によれば、自民党の参院比例区候補で麻生元総理に担がれたネトウヨのカリスマ、三橋貴明さんが、自民党本部でアニメのコスプレでどんちゃん騒ぎ(オフ会みたいなもん)をやらかし、選挙参謀である後援会の幹事長が引責辞任するはめに追いやられたらしいです。(詳しくはこちら

 でもまあ、別にいいんじゃないでしょうか、それくらいのこと。まあ他人事ですし(笑
 つーか、ネットで呼びかけて、なんかよくわかんないかっこした有象無象が集まってくるって手法は、もともと左派がはじめたことですしね。それを右派が後追いしているだけ。でもね、なんか違うんですよね。すごい違和感がある。それは「主張が違う」ということが原因では全然ない。で、なんでこんな違和感があるのかを考えてみました。

○左派のこの手の集まりでは、参加してくる議員さんや評論家などはちゃんと普通のかっこしている。間違っても議員や候補者本人がコスプレしてきたり、まして「かめはめ波」は撃たない。もしそんなことをしたら、コスプレしている人を含めて、普通にドン引きになると思う。対してこの集会は、発言者のおじさんたちの媚っぷりが痛々しい上に、それを大喜びしている参加者たちのメンタリティに気を失いそうになる。

○今まで参加してきた有象無象の来る集会では、良く言えばすごく手作り感があった。悪く言えば貧乏くさい(笑)。だが、こちらは手作り感が皆無である。小奇麗な会場で、いかにもヲタクショップで金払ってお手軽に買ってきたような小奇麗なコスプレ。オリジナリティも皆無。

○左派系の集会では、こういうわけわからんスタイルの有象無象たちは、実はみんなリアルの世界において、生活に密着した何かしらの課題に取り組んでいる人々であった。それに比してこの集会では、ネットの動画で見る限りにおいては、登壇者たちの発言が空虚である。現実の生活から遊離した観念的な2ちゃんねるの書き込みレベル。そんで参加者たちはカラオケでアニソン歌うだけ。本当に現実に向き合って、地に足をつけて現実と闘っているのかなと思う。

○「ねらーのコテハンの一人」なら間違いではないだろうが、サイトによっては「2ちゃんねる出身候補」という紹介の仕方をしていることに対する違和感。私も2ちゃんにはちょくちょく行くけど、こんな人を輩出したおぼえはない。まあ、単なる選挙戦略上の僭称にすぎないとしても、「Yahoo!知恵袋出身」とか「Twitter出身」とか「mixi出身」とか、何でもありの名乗ったもん勝ちかいと思う。

○候補本人が「コスプレをすれば自民党は変わったと思ってもらえる」つまりコスプレをすれば支持者が増えるというのなら、なんで雨宮処凛さんみたいに街頭でもコスプレを通さないで高そうなスーツ着ているのかなと。麻生さんと同じで、口先でヲタクに媚びているだけなんではと思えてしまう。

○候補者がなんか恐そう(笑)。これは本当に申し訳ないとお詫びするしかありませんが、正直ちょっと苦手なタイプです。第一印象を素直に書きましたので怒らないでください。

 なんかね、以前、化粧品会社が宣伝のために、「コギャルOB」みたいな人を集めて「エイズ撲滅」だかなんだかを口実にしたサウンドデモをやったことがあったんですよ。元々からサウンドデモをやってた人を中心に、「それは違うだろう」という嫌悪の声が続々とあがって顰蹙をかったことがあったけど、要するにそれと同じ違和感なんだよね。普通のコスプレイヤーの人たちは「それは違うだろう」とは思わないのかな?

支持者に演説する自民党三橋貴明候補(40歳) どうもこの候補は2ちゃんの書き込みでもてはやされた右翼ならぬ「ネトウヨのカリスマ」で、「経済評論家」らしい。「日本はすごい!日本経済もすごい!赤字国債だってジャンジャン刷れるぜ!」という主張だそうです。全く知らない人だったので、ネットを斜め読みした印象では、漠然とですが、超楽天的な国民新党みたいな人かなと思った。それにプラスしてナチスの「ドイツはまだまだ栄光ある存在なのに、ユダヤ人と先の戦勝国と左翼のせいで……」という主張を、まんま日本に当てはめた人という印象を持ちました。

 実は現役左翼時代には、右派の経済学者の書いた本なんかもわりと読んだ(つか読まされた)。その分析についての研究や学習会なんかもした(やらされた)。左翼的な独断だけを書き連ねても説得力がないからね。それは今でもそう思うし、かつての論文などを読むと、そのあたりの成果も垣間見える。けど、この人の主張は今のところ本気で検討してみようとは思えないないなあ。支持者の人は怒るだろうけど。「今の若い右派の人はそういうのを『新しく』感じるのか、ふーん」という感じです。まあ「学者」じゃなくて「評論家」なら誰でもなれるので別にかまわないでしょう。「政治家」を自称するなら、あとは実践(結果)で証明してもらうしかない。

 だけど自民党には覚悟が足りなかったと思います。「ネットサポター」だかなんだかいうのを発足させ、こういうネトウヨのカリスマを全国区に公認候補としてたてた。つまりネトウヨ層を自派に引き入れたわけでしょ。だったらその時点で、こんなふうに、党本部でアニソンのコスプレカラオケパーティ、つまりオフ会のどんちゃん騒ぎをやられることくらい、最初から想定して覚悟しておかなくっちゃと思う。

 記事によりますと、党関係者がなにやら「自民党が別の意味で変わったと思われてしまう」とか泣き言を言っているみたいですが、この層によりそうということは、つまりそういうことじゃないですか。この層から熱烈な支持を受ければ受けるほど、一般の市民や普通の保守層からはどんどん引かれてしまう。そのことは麻生政権時代に骨身にしみて、嫌というほどわかっているはず(→「ネトウヨ叩き現象は他人事ではない」)なのになあと思っていたら、この人、その麻生さんが候補者にしたのね(笑)。いやはや懲りない人だ。

 この候補者、支援者からは「ネットでは超有名人だが一般には全く知られていない」と認識されているらしいけど、それはある種の非常に偏ったネット世界で有名ということにすぎませんよ。だってネットばっかりしている私ですら、この人のこと知らなかったもん。本当に「ネット全体で超有名人」なら、一般に「全く知られていない」なんてことにはなりません。ま、自民党としては、この候補がネトウヨ票をかき集めつつ、候補本人は落選というのがベストの結果なんだと思う。

 けど、私としてはこの候補にもっともっとはじけて徹底的に目立ってほしいです。そのことによって自民党から支持者が離れ、他の候補は軒並み落選なのに、この候補だけがダントツで当選し、自民党の中で大きな顔をして発言し始めるというのが、反自民の人間としては考えうるベストの結果ですなあ。是非とも当選して自民党の総裁になり、大阪の万博公園にネトウヨ一万人を集め、歓呼の嵐のなか、橋下知事といっしょに「ともだち」のコスプレで登場してほしい。

 私としては、コスプレパーティの動画を見た瞬間に、「ああ自民党が(愉快に)壊れていく…」と感慨無量だった。ところがこのフジの記事のおかげで、「いえいえ!これは例外です!こんなのが自民党ではありません!」ということになったし、たとえこの候補が当選しても、「色物あつかい」になることが決定した。つまり産経はこの候補が自民党の中であんまり大きな発言権をもてないようにしたわけですから、その意味では、この候補を叩いたフジの記事は、自民党支持者の立場から見ればまさしく「グッジョブ!」としかいいようがないです。

 しかし、擁護するわけではありませんが、だいたいこの人、今まで全国各地で「支持者」を集めて、さんざんにこういうコスプレパーティのようなオフ会をしてたわけでしょ?それをなんで今はじめて気がついたみたいにと思いますし、苦言を呈するなら、少なくとも前のアキバコスプレパーティの時点で言うべきでしょう。それもせずに、アキバと全く同じ催しに党本部を使わせておき、やっと注目を集めはじめたとたん、後になってあれこれ言われるなんて、主催者としては納得できるんですかね?なんか意図的なものを感じますけどね。

 さて、この党本部でのコスプレパーティについて思うところといえば、これくらいのものですが、それ以外にやはりどうしても口を出さずにはいられないことがあります。まず、三橋候補による『20世紀少年』の独裁者「ともだち」のコスプレについてですが、本人のキャラにぴったりの上、顔が長いので非常に映えます。これははまり役!きっと本人もノリノリだったろうと思う。エヴァの「碇ゲンドウ」も、ご本人には誠に失礼ながら、元々恐い顔をなされているので、なかなか目のつけどころは良いと思う。けど、こちらは思ったほど似合ってないですね。なんか悪役商会みたい(笑

 これに対して、増田氏の悟空はまったく似合っていない。これは失敗です。絶対に亀仙人にするべきだったと思う。亀仙人もかめはめ波は使える。だが本人としては「何が何でも悟空でかめはめ波を撃ちたいんだい!」という、子供らしいこだわりがあったと思われ、それが本人を暴走させたのでしょう。その点は痛いと思うより、むしろ微笑ましいかぎりであります。

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自民参院選出馬の後援会幹事長、コスプレで引責辞任
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100622/stt1006222047012-n1.htm

 自民党の“幹事長”が引責辞任する。選挙前のこのタイミングで辞任したのは大島理森氏…ではなく、「2ちゃんねらー」出身の経済評論家で、今夏の参院選に自民党から出馬する三橋貴明氏(40、比例代表)の後援会幹事長、宇田川啓介氏。辞任理由は、自民党本部で先ごろ開いた三橋氏主催の「コスプレパーティー」が、党関係者の激しい怒りを買ったためだという。

 問題のパーティーは今月5日、東京・永田町の自民党本部ホールで開かれた。ネット掲示板「2ちゃんねる」で経済分析をしていた三橋氏は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」や映画「20世紀少年」の登場人物のコスプレで登場し、「ここでコスプレをすれば自民党は変わったと思ってもらえる」と宣言したが、その内容が党幹部の逆鱗に触れた。

 「『じゃぱん・えきすぽin自民党』と題したパーティーは本来、日本が誇るオタク文化の祭典という位置づけでした。が、実際は単なるお遊び。アニメキャラクターに扮したコスプレ姿の“支持者”約200人とめちゃくちゃなカラオケパーティーをしただけでした」(自民党関係者)

 たしかに、その詳細を聞けば、党幹部の怒りもごもっとも。ある参加者によると、コスプレーヤー全員が起立して君が代を斉唱した直後、登壇した三橋氏は別のアニメキャラ姿の謎の女性とアニメソングを熱唱し、その後も単なるコスプレカラオケが続いた。最後には謎の愛国ラッパー「ムシケラ」氏も登場するなど、自民党本部は完全にカオス状態に陥ったという。

 特別ゲストとして登場した幸福実現党特別代表のドクター中松氏も、「いまのネット社会の大もとを作ったのは私だ!」とブチ上げて大騒ぎ。続く食事会では、音楽家のすぎやまこういち氏が「いま、日本は『反日軍』と『日本軍』の内戦状態にある」などと怪気炎を上げたという。

 評論家の増田悦佐氏はアニメ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のコスプレで登場し、乾杯の発声で「三橋貴明さんの参院選当選を祈ってー、かーめーはーめー波!!」とやった。「かめはめ波」は悟空の必殺技で、増田氏はカメハメハ大王→アメリカのハワイ支配批判、というキテレツな持論まで展開した。

 「ホールの壁には谷垣禎一総裁のポスターが張ってあり、参加者はふざけた格好でその前に立って写真を撮り、それをブログにアップしました。知らない人が見たら、別の意味で『自民党は変わった』と思われてしまうほどヒドイものでした」(前出の自民党関係者)

 この責任をとって辞任する宇田川氏は、三橋後援会の公式ホームページで「今後も同じ過ちを繰り返す可能性が高いと判断致します。この状況において総責任者として、宇田川が責任を負う必要があると判断致しました」と述べている。

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<追記>
 宇田川さんは集まってくる“支持者”に対して嫌悪感を持っておられたようで、それを隠そうともせずに「キモイ」などと発言して物議をかもしておられたようです。それともそういう発言には何か意図があったのでしょうか?どちらにせよ、三橋陣営にとっては貴重な感覚の人であったのだろうと推察します。

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  1. 2010年6月28日 サイト 静かなる革命2009 の 静かなる革命2009 より
  2. 2010年7月1日 サイト 眞鍋かとりのココだけの話 の 静かなる革命2009 より

コメント 4 件

三浦小太郎 より:

自民党は再生のチャンスはあると思うんだが、完璧に勘違いしてる・・
自民党が依拠すべきは「ネットとか右翼とか左翼とか興味ない」層なんですよ。その人たちの声を無意識のうちに聞く姿勢があったとことが自民党の一番の強みだったのに・・

こういうパフォーマンスが悪いといってるんじゃないんです。でも、それは内輪でやるもんなんですよ。そして、自民党が一番頼りにすべきものは、オタク的なものから最も遠い層なはず。

まあ私もオタクみたいなもんだけどさ、オタクっていうのは、自分自身への恥ずかしさが無いといけないんですよ。開き直ったら絶対おかしくなるの。

草加耕助 より:

三浦さん>

> オタクっていうのは、自分自身への恥ずかしさが無いといけないんですよ。開き直ったら絶対おかしくなる

ってのは、深いなあと思いました。「恥ずかしさ」っていうのは卑下するということとは違いますしね。
偏見を持たないということと、媚びるということもまったく違う。

だからやっぱり三橋さんや麻生さんのやり方は「なんか違う」んですよ。オタクの味方というのなら、まだ保坂展人さんのほうが信用できる。それは決して左派をひいきするという意味では全然なくしてね。それだけが判断基準ではもちろんないけれど、この意味では麻生さんなんて信用できないです。

> 自民党が依拠すべきは「ネットとか右翼とか左翼とか興味ない」層なんですよ

自民党の運動方針案が報道されています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100110/stt1001102310010-n2.htm

これってどうなんですかねえ。憲法改正や靖国参拝など、「いかにもな政策」ばっかりが羅列されていますが、こういうことに賛成にしろ反対にしろ、そのどっちにしたって「ネットとか右翼とか左翼とか興味ない」大部分の層のしてみたら、どうでもいいとは言わないまでも、優先順位は低いんじゃないですかね。

自民党が支持されてきたのはこういう内容ゆえじゃ全くないのに。完全に空気読めてないとしか思えません。
ここにはあげられていませんが、ネット限定で「真正保守」の踏み絵みたいに語られる定住外国人の地方参政権や選択的夫婦別姓にしても、世論調査では賛成のほうが多いです。しかしだからといってそれを基準に投票先を決めているわけでは全くない。世論は賛成というよりは容認という程度。ぶっちゃけそんなことどっちでもいいと思っている。だからこの問題について、自分の意見と違う政党に投票することにも、あんまり違和感がないと思うんですよね。

こんな内容で与党に挑むなんて、もう野党としてはダメダメとしか思えませんが、選挙運動などを見ていますと、別に日の丸林立させて「靖国参拝!」を叫んでいるわけでもなし、いったい何がしたいんだとしか思えません。
もう自民党が与党に戻るとしたら、民主党がそうだったみたいに、与党が勝手にこけてくれた時しかないでしょう。どちらにせよ、こんな現状では私は二大政党制にものすごい息苦しさを感じますし、それは私だけではないと思います。

三浦小太郎 より:

自民党が一番依拠すべきなのは、左翼とか右翼とかオタクとか市民運動とかに対し「そんなことしている暇があったら額に汗して働け!」と思っているような層なんです。これは決して意識の低い層ではなく、ある意味、政治から最も遠いところで黙々と生きている、社会にとって最も必要な人たちの意識なんですね。そして、政治運動や人権運動に関わる人も、こういう層にとってこの運動や自分自身がどう見られているかを見失ったときに、堕落が始まるんだと思います。その意味では、自民党の現状は私にとっては人事ではないかもな。

より:

三橋後援会会長の宇田川氏に民主党スパイの疑惑有り?

三橋後援会の会長の国会新聞の宇田川、女性問題や横領や虚偽の情報を流すなどの深刻な問題を引き起こした結果、7/7付けで後援会を退会した。
その腹いせで、配下の人間を使って三橋候補に関するデマ情報を流し三橋を落選させろと地下で扇動されやすい人を煽っている。

退会理由も健康問題、責任問題、自民党からの圧力など二転三転しており、選挙前の撹乱か?

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