ジグザグ会独自企画「アジェンデの子供たち 映像と音楽の夕べ」は、延べ20数名の参加で楽しくも有意義なひと時を過ごすことができました。半分くらいがジグザグ会のメンバーと関係者で、新しくお会いできた皆様は10数人というところでした。これが多いのか少ないのか私たちにはよくわかりませんが、来ていただいたお一人お一人にあらためてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
『サンチャゴに雨が降る』は初見の方が多かったですが、皆さんから「見れてよかった」という声を多くいただくことができたのは嬉しかった。
続いて教育の民営化(私有化)に抵抗するチリ学生運動の記録映像は、大切なことを思い出させてくれる新鮮なもので、新しく来ていただいた方からは「(状況は)日本に似ている」「日本の学生はちょっとおとなしすぎるよね」などの声があがりました。
そのままチリ学生運動の高揚を背景にしたアナ・テジュ「Shock」のPVを観たあと、つづけてDJ Hanakitoさんの音楽に載せ、歓談のひと時にうつりました。話は尽きず、ミュージック・キャンプのMさんが持ってきていただいたアナ・ティジュの日本版アルバムも無事に完売。踊りだす人も出て、ようやく全員が家路に着く頃にはすでに時計の針は午前0時を回っていました。
今回私たちジグザグ会は、主催者というよりは「言いだしっぺ」みたいな感じで、自然に何人もの皆さんが集まって企画が出来上がっていきました。こういう「乗っ取り」は大歓迎です。会場となったカフェ★ラバンデリアさまにも本当に暖かいご協力をいただいた。もちろん『サンチャゴに雨が降る』を知り合いで集まって鑑賞するだけでも充分に意義はあると思うけれど、そこだけにとどまらない、そこから私たちの現在と未来につながるようなビジョンが共有できたひと時であったと思います。それが血肉として活かせるように温めていきたいし、それは必ずできることなんだと強く感じることができました。
ひとつ反省点としては、内容の良さに比して、私たち自身の宣伝力みたいなものが足りなかったのではないかと思います。本来ならお店のキャパが25人くらいですから、当日は入りきれずに翌週にもう一度開催くらいの人が来てもいいくらいの内容だったと思います。その点、私たちは(そういう意識はなかったけれど)漫然として広報の努力を怠っていたのでないかと。まあ、広報とか宣伝と言っても具体的に何をすればいいのかもわからない素人集団なんですけど……。
また、今後も通常の集会やデモ参加以外に、こういう集まりも続けていきたいねという話も、ジグザグ会メンバー以外からもいただきました。いくつか今後の案も出ました。この場などで告知もしていきますので、定期的にチェックなどしていただけると嬉しいです。
あと、当日来ていただいた皆様にはお伝えしましたが、ジグザグ会は会員名簿みたいのもないし、出入り自由でして、勧誘などもしていません。「自分で調べ て興味を持っていただいた方は連絡ください」と、あとから考えてみると随分と尊大にも思えることを言ってしまい、申し訳ありませんでしたが、そういうのも ひとつの持ち味かなと考えています。もちろん仲間は大切にしたいと思っていますが、そのへんどうですかね?
(ジグザグ会ブログより転載)
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