投稿者: 司 宮二
ミャンマー軍事政権が2010年11月7日に行った総選挙は「見せかけの民主化プロセス」でしかなく、アウンサンスーチーさんを含む2,100名以上の政治犯はいまだ囚われたまま。言論の自由もなく人権侵害がいまだ続いています。
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ミャンマー総選挙:軍政側議席、8割以上に 民主化勢力は惨敗
(毎日:2010年11月21日)
7日投票されたミャンマー総選挙から2週間。選挙管理員会は国営紙を通じ当選者を順次発表し、20日までに大部分の議席が決まった。軍事政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)は現時点で上下院とも民選議席枠の約75%を確保。一方で民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」(NLD)から分裂した「国民民主勢力」(NDF)は、両院合わせて2%に過ぎない12議席と惨敗した。
選管は最終開票結果を発表していないが、これまでのところUSDPは下院の民選枠330議席のうち251議席、上院同168議席のうち124議席を獲得。下院の定数は440、上院は224だが、うち25%は軍推薦者に無投票で割り振られる規定で、USDPの民選枠議員と軍推薦枠を合わせると、両院とも8割以上を軍部寄り議員が占める。
来年1月にも招集される新国会では、下院民選枠議員、上院民選枠議員、両院の軍推薦枠議員がそれぞれ副大統領を選出。新大統領は3人の副大統領の中から選ばれるが、USDPの圧勝により、いずれも軍高官か、軍の意向を色濃く反映した人物となり、「民政移管」が形だけのものとなるのは確実だ。(中略)
軍事政権のテインセイン首相らが軍籍を離脱して結党したUSDPは、半ば強制的に党員を集めたとみられ、投票前、幹部は「有権者2900万人のうち最大1800万人が党員」と豪語。NDFなど野党側からは地方行政機関による投票誘導など不正の指摘が相次いでいる。(引用ここまで)
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