■ 日時:2023年8月15日(火)14:00~
■ 場所:日本キリスト教団 洛陽教会
〒602-0867 京都市上京区寺町通荒神口下る松蔭町141-2
寺町通り丸太町通り上がる(御所の東側)
京阪電卓「神宮丸太町駅」西へ6分
地下鉄「丸太町駅」東へ10分
https://tinyurl.com/yvxzjcdd
■ 資料代:800円
風化する戦争体験と記憶、岸田政権は大軍拓(戟争)と大増税に奔走
暑い中、「敗戦後78年」の8月15日を迎える。
この日、私たちは、天皇の名の下に遂行したアジア・太平洋戦争で、多くの国や地域、そして多くの人びとを蹂躙し、殺戮した侵略戦争、植民地支配と、その責任、「戦後」責任を問い続けてきた。この小さな集まりも44回を重ねる。
資本主義の危機が言われて久しい中、「新しい資本主義」を掲げて登場した岸田政権。しかし、その中身は未だに明示されないが、ウクライナ戦争に乗じて「安保3文書」を提示。戦争の放棄を謳う憲法9条を無にし、大軍拡(戦争)とそれに伴う大増税を公表し、この国を「戦争国家」へと変えようとしている。
この国と接する中国、ロシア、そして北朝鮮を敵視し、とりわけ「台湾有事」を煽り、沖縄、南西諸島の島々に自衛隊を送り込み、ミサイル配備などで軍事基地化を急速に推し進め、「軍事緊張」をつくりだしている。
当然、沖縄の人々は「沖縄を再び戦場にするな!」と声をあげている。芸人のタモリはこの状況を「新しい戦前」と評した。国会は機能マヒ状態化のもと、政府、マスコミが一体となって「戦争国家」へと突き進む現在、それに呼応する社会。それでも、こうした情勢に抗する人びとが多数いることは、まだ、この国が壊れていない証しであると確信したい。
「対米従属」と象徴天皇制による「敗戦後」のこの国を問う
第44回の、この日の集まりは、何度も足を運んでいただいた評論家の菅孝行さんを再度迎えて、「国家のための死」を再び賛美しようとするこの国の「いま」と向き合い、「新しい戦前」での「反戦・平和」の声をどのように響かせることができるのか、象徴天皇制の現状を考察しながら、共に考えてみたいと思います。
ぜひご参加ください!
■ 講演:近代天皇制と資本主義~『新しい戦前』の中、「敗戦後78年」の「8・15」を問う
■ 講師:菅孝行さん(評論家)
1939年東京生まれ。評論家。東京大学文学部卒業。東映京都撮影所で演出助手を務める。67年に退社。公益財団法人利賀文化会議評議員、ルネサンス研究所運営委員、河合文化研究所研究員。
著書:『天皇論ノート』(1974年)、『賎民文化と天皇制』(1984年)、『マルクスと現代』(2000年)、『感性からの自由を求めて』(1982年)、『三島由紀夫と天皇』(平凡社新書、2018年)、『天皇制と闘うとはどういうことか』(航思社、2019年)、『演劇で〈世界〉を変える 鈴木忠志論』(航思社、2021年、など多数。
■ 共催:京都「天皇制を問う」講座実行委員会
日本キリスト教団京都教区「教会と社会」特設委員会
反戦・反貧困・反差別共同行動in京都
問合せ:寺田道男(090-5166-1251)
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