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この成果をここで確認しておかなければならない。
(1)大衆運動構築における××××名動員の達成。
八四年六・一七反トマ闘争、七・二九政治集会、十二・一六労学総決起集会の三度にわたってわが同盟は××××名以上の動員を達成した。八三年当時に比しても結局、約××××名の動員の上のせを実現したのである。党派闘争の波にさらされることによって前進した文字どおりの苦闘の産物である。
(2)「党のための闘い」の一大結節環をなす本部ビル建設の勝利。
旧戦旗社での八四年八・二一弾圧(注:党幹部が公安刑事に三階ベランダから突き落とされて重傷を負った白色テロ事件)を日帝権力の攻撃の激化としてうけとめつつ、中核派の内ゲバ攻撃に対処しぬく根拠地の形成としても位置を持つ本部ビル建設を、八四年十月、遂にわが同盟は貫徹した。全党全軍の根こそぎのカンパ活動に支えられた本部ビル建設の勝利は、この党に生きんとする戦旗派全革命勢力の執念が物質化された形態である。わが同盟の党的結集力はこれで証明され、誰もが力を認めざるをえない関係性を、対立党派に対しても作り上げたのである。
(3)サークルから党への飛躍をかけた半公然体質の獲得と機構化=手工業性からの脱皮の闘いの励行と貫徹。
これはレーニン主義党としての基本的構えを内的に作り上げていく闘いとして把握されるべきものであり、ブルジョア官僚機構をこえでていくことを目的とし、かつ組織を権力弾圧から守りぬいていくための主体的力を作りあげる闘いである。もちろんそこでは様々なノウハウを取決め、システム化も進めてきたわけであるが、その基軸にあるものは、日帝権力と闘いぬく革命党としての力を高めあげていく構造の創出以外ではない。
ウオッチ、パトロール、カモフラージュ、マジックなどのすべては、サークル的主体から党的主体への飛躍の階梯における武装力アップの諸形態であり、ゆえにそれと同時一体的な作業としてわれわれは機構としての体制の確立も実現してきた。現在まで、その結果、部局―地区党―戦線を作りあげることに成功したのである。
(4)M22の開発に象徴される党の武装の高度化と軍事力の形成。
革命党としての力の内的な高まりに規定され、それを基礎的な力としてわが同盟は武装力のアップをはかってきた。M22はあくまでもひとつの武器にすぎないが、八三年三月以降だけで六波二十二ヵ所の権力中枢に対するゲリラ・パルチザン戦闘を貫徹し、そのいずれも勝利をおさめた。
ゲリラ・パルチザン戦闘を打ちぬく力があることを立証することをつうじ、わが同盟に対する人民の信頼も強まったのである。この関係性こそ把握されねばならない。
(5)八四年七月「連帯する会」脱退後の独自の政治勢力形成の闘いの前進。
それまでの第四インター系列の位置からわが同盟は自立を開始し、独自の政治勢力の形成をめざす外交展開をなしとげてきた。第四インター系列からのわが同盟の独自化の追求は、路線上の対立性をアイマイ化させず革命党としての基本路線を貫徹しぬくためには避けてとおれない課題であり、もともとの八三年三月段階でのわが同盟の不徹底な対処も、「連帯する会」内部で第四インターを批判しつつ、それを公然化はせぬまま、妥協的な野合を余儀なくしてきたツケが回ってきた結果である。
われわれは事態に対処するため決断し、今なお苦闘を強いられてはいるが、われわれのめざす方向を明確化させる政治展開に習熟しようとし、少しずつその成果をあげてきた。路線を政治的―外交的に物質化する闘いに取組み、八五年六・一六闘争の領導にみられる位置性を作り出してきたのである。
(6)以上を総じていえば、政治・組織・軍事・外交などのすべての面にわたってわが同盟は、八三年三月以降自立し、武装し、闘う革命党としての骨格をととのえ、すさまじい前進をとげてきた。
この力を定着させ、構造化させ、革命党を構成するわれわれ一人ひとりの意識変革をも実現しぬいていくこと、これが前進をふまえての課題である。中核派の党派戦争宣言は結局われわれを打ち鍛えてくれたのであり、それに耐えることによってわれわれは力を拡大し、新たな領域にふみ込んだのだ。
二年間の激闘はそれが必然だったが故に、わが同盟に新たな生命力を吹き込み、必要な課題に対処しぬくことによって新しい意識性をわれわれ内部にわきあがらせてくれたのである。この流れをポジティブにみすえ、対処しぬき、また要請される課題に応えぬく自己変革をやりきっていくことが、ゆえに全活動家に問われている現下の核心的課題だ。