2010 映画 ジョニーカムバック~「不適格教師」の烙印を押された男 予告編

投稿者:草加 耕助

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 2004年春、一人の中学校教師がいきなり解雇された。 ジョニーHこと疋田哲也さんだ。その理由は、自動車通勤、私物の持ち込み、体罰。しかしどれもこれも「クビ」に足るほどの重大な事案ではない、不自然なものだった。
  自動車通勤とは重病の父親の看護のことだった。「私物」とは、すべて授業や行事、生徒会活動や部活のための資材のこと。体罰はあった。
 ジョニーは反論も言い訳もせず、甘んじて都教委の研修を受け入れ、反省すべき点は反省もした。だがその研修がすすんでいる最中に、都教委はあわてたように突然の解雇を通告したのだ。いったいなぜ?

 むしろジョニーの教育にかける熱意は 群を抜いていた。中でもジョニーの性教育は マスコミもとりあげたほどだった。
 ジョニーは言う「もの言えない子が言えるようになる そんな教師になりたい」
 教員を辞めたくない 続けたい!というジョニーの情熱は、彼を慕う教え子たちや同僚、そして保護者の心を動かした。そしてこの映画が完成した。

 彼が学校から追い出された本当の理由は何か?家族、教え子、保護者、同僚が真相を究明していく中で都教委の狙いが浮き彫りになっていく。

2010年、34分、監督:湯本雅典

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疋田哲也さん(ジョニーH)の分限免職解雇事件(2004年2月)は、現在の学校現場の課題を鮮明に浮かび上がらせました。この作品は、ジョニーを学校にもどしたいと願う教え子、保護者、職場の同僚の皆さんの声に支えられ完成しました。学校が、当たり前に物が言える場になるために、この映画を広めたいと思います。ぜひご覧ください。(制作・湯本雅典)

「人々に染みいる表現力」土本典昭(記録映画作家)
 労働者の映画というと「政治的」なものという先入観があるが、この映画はとっぱなから違っていた。おだやかで、アジらない、こぶしを上げない、その語り口に引き込まれた。
 恐い時代が足元まで来ている。でも、それに対して、口を尖らせて抗議するだけではダメだろう。この作品の登場人物はみんな「自分はこう思っている。こうしたい」というだけで、けして他人に押しつけようとはしない。そこがいい。今までの左翼運動・組合運動になかった、人々の気持ちに染みいる生き方・表現力を感じた

* 「ジョニーカムバック」を大きくひろげたいと思います。上映会の企画をしてくださる方は、以下までご連絡ください。
湯本雅典 yumo@estate.ocn.ne.jp
疋田哲也(ジョニーH) hikitez@jcom.home.ne.jp

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