by 中野由紀子
2月4日に、霞ヶ関高裁傍聴闘争と三里塚現地デモが同時に行われました。
不当な農地収用と45年間闘い、現在も空港の完成を阻止している三里塚です。
成田空港会社は、ふたたび農地強奪をたくらみ、現闘本部の撤去を求め裁判を起こしました。
この日はその裁判でした。
三里塚現地は60名、東京高裁は120名の参加となりました。
すでにいろんなところで詳しく報告されていますが、簡単に言っちゃうと、
井上裁判長が弁護団の陳述に対してなんにも反応しないで、「本法廷は証人の申立について却下、これにて審議は終結」と言って、閉廷も次の指定もしないで逃げちゃったんです!えええぇぇぇっ!?
子供かよっ!!
審理が尽くされていない不当な裁判にみんな怒りました。
こんな勝手な裁判でなんの判決が下せるというのでしょうか。
1、重要証人に対する反対尋問
2、陳述書の虚偽を明らかにする新たな証人調べ
3、建物の実地検証
この3つが必要で、井上裁判長は事実をきちんと調べ、審理を尽くしなさいということです。
お前は恥ずかしくないのか!?ということです。
さて、ここからはいつもの日記に
日比谷公園は霞門に向かった私。
マスクとカメラの「公安ピーポくん一族」がごまんといる中、仲間を探してあちこち移動。
なんとなくまだ誰もいないちっく・・・。マジか
仕方ないので公園内の東屋でひと休みしながらみんなを待とうと。
先にいた出勤前のサラリーマンのおっさんが書類の整理をしてるっぽい。
黙って相席するのもなんだと思い、「失礼します」と言って座ろうとしたら、「わー!びっくりした!!」と大声で言われて、その声でこっちがびっくりしたわっ!(← ピーポ一族が一斉にこっち見る)
いいお天気で暖かかったので、ぼんやりとあたりを眺めていました。
マスク、帽子の人がものすごくいっぱいいて、どれが参加者で、どれが「ピーポ一族」なのかがわかんねぇー!!(汗
でもよーく観察すると、普通っぽい格好が参加者、過激派ふうなのが「ピーポ一族」だということがよくわかりました。ぷっ
デモに出発しましたら、いつもの公安刑事マンツーマンでオクラホマミクサーが踊れる感じが、今回は【マイムマイム】が踊れそうなくらいに人であふれてる感じ・・・。
さあ、手をつないで輪になって「♪マーイム、マーイム、マーイム、マーイム♪」ってなりそうなくらい。一人につきピーポ二名みたいな。
どんだけ暇なんだと。無駄遣いもいいところです。
相変わらずみんなでメモしてるのな。
あれは何を書いてるのか。旗の名前とか人の特徴とかだろうけど、せめて「勝手連・・・美人系」とか書いててほしいな、むっふふ~
そうそう、傍聴券が当たったの~。
やっぱり「持ってる」女だったわ~!(でも偉い人にあげたけどね)
草加さんが胸の中にいろいろとよみがえって、悔しさに涙をこらえていたということをあとで知って、三里塚の問題はこうやってずーーーっと悔しい思いの連続なんだなーって思いました。
今はなんとしても第3誘導路建設と、市東さんの生活を破壊する道路切替を許さないことが大事だということです。
そのために各々がやれることを頑張るのです。
農水省でおいしい定食を食べて帰りました。
ポールを持っているので、どこを歩いていても警備とかピーポが近寄ってくるんですよ。
草加さんに渡したり、私が持ったり、押し付けあいながら帰りましたよ。
どなたか小さく折りたためるポールを勝手連に寄付してください!(泣
◆東京・三里塚同時デモ(東京高裁)Narita struggle 2011 Feb 04
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