香港に再び栄光を(願栄光帰香港)日本語版

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by ジグザグ会/まっぺん

■ 2019年7月1日、英国から中国への香港返還22周年の式典の真最中、香港立法会付近で大規模な抗議デモが起こった。中国から香港へ逃げ込んだ逃亡犯引き渡し条例改正案への抗議行動だった。

 「逃亡犯」とは、中国政府の非民主的支配への抗議行動に決起する人々のことであり、「逃亡犯引き渡し条例改正」とは事実上、中国での言論弾圧を香港にも広げようとする目論みである。中国国内でほぼ唯一、言論や政治的表現の自由が保障された香港に対する中国政府の弾圧が行われようとしている。香港市民はこれに抗議して闘いに決起したのだった。

■抗議のデモは日に日に拡大し、遂には人口700万人の香港で200万人が決起する事態となった。これに驚いた香港政庁はついにこの政治犯引き渡し条例改を撤回した。しかし事態はそれでは収まらない。抗議行動に対する香港警察の強権的弾圧によって千人もの人々が逮捕された。

 逮捕時には警察の激しい暴力行為が見られた。市民たちはこの警察の暴力への抗議とともに「五大要求」を突きつけている。中でも最も重要なのは「民主的選挙」の要求だ。香港人には自由な選挙権がない。投票権は民主社会における重要な権利だ。これを勝ち取るまで闘いは終わらない。

■この闘いの中で生まれた歌が急速に香港中に広がり、大勢の人々によって歌われている。日本でも連帯の意志を持って歌おう。日本語訳を簡潔にし、新たな訳を試みた。この訳の特徴は、音符1つに対してことばの発音1字を対応させている事である。

 またもう一つ、歌の中に三度出てくる「香港」の言葉が香港人の歌う歌と同じ位置に合わせてある事である。だから日本人と香港人がそれぞれの言葉で歌っても、「香港」の部分はいっしよに歌うことになる

■香港の闘いは日本ではとりわけ沖縄の闘いと「中央政府の弾圧に対して自治権を要求する地域住民の闘いである」 という点において共通するものがある。香港の問題は沖縄の問題である。またそれを許している本土住民の我々の問題である。さらにそれは韓国にも通ずる問題でもある。韓国市民は述べ千数百万人もの大規模なキャンドルデモによって朴槿恵政権を自らの力で打倒した。

 市民が自分の問題を自らの力で決する……真実の「民主主義の時代」が東アジア地域で沸き起こっている。中国•香港-朝鮮•韓国-沖縄•日本を結ぶ闘いのネットワークを広げよう。

【動画版】↓

★香港に再び栄光を!(日本語訳 まっぺん)

なぜ 涙あふれ
なぜ 怒りが湧く
頭を上げて 叫べ
自由よ 戻れ

なぜ 恐れ消えぬ
なぜ 信じてやまぬ
なぜ 傷ついても進む
自由なる 香港

星の 見えぬ夜に
霧に 角笛が響く
自由のため 集え 戦え
勇気 叡智 永遠(とわ)に

夜明けだ 我らが香港
正義の革命をいま
民主と自由 永遠(とわ)にあれ
栄光あれ 香港

※音符と言葉の数を合わせている。
※「香港」の言葉の位置は原詩に揃えた。

★「願栄光帰香港」(原詩)

何以 這土地 淚再流
何以 令眾人 亦憤恨
昂首願栄光帰香港
拒默沉 吶喊聲 響透
盼自由 歸於 這裡

何以 這恐懼 抹不走
何以 為信念 從沒退後
何解 血在流 但邁進聲 響透
建自由 光輝 香港

在 晚星 墜落 徬徨午夜
迷霧裡 最遠處
吹來號 角聲
” 捍自由 來齊集這裡 來全力抗
勇氣 智慧 也 永不滅”

黎明來到 要光復 這香港
同行兒女 為正義 時代革命
祈求 民主 與自由 萬世都
不朽 我願 榮光 歸香港

★香港に再び栄光を!(原詩 忠実訳)

何故 涙が止まらないの
何故 怒りに震えるの
頭を上げ 沈黙を破り叫べ
自由よ ここに舞い戻れ

何故 恐怖は消えないの
何故 信じて諦めないの
何故 血を流しても邁進を続けるの
自由で輝く香港のために

星も見えない暗い夜に
霧の遥か向こうから聞こえてくる角笛
自由のためにここに集え
全力で戦え 勇気と叡智は永久に不滅

夜明けだ 取り戻せ我が香港を
みな正義のため いま革命を!
どうか 民主と自由が永遠であれ
香港に栄光あれ

Glory to Hongkong(英訳)

For all of our tears on our land
Do you feel the rage in our cries?
Rise up and speak up! Our voice echoes.
Freedom shall shine upon us
For all of our fear that lingers
With faith, we shall never surrender.
With blood, tears and sweat, we shall stride ahead
For this glory, liberal land
When the stars no longer guide ourpath
In the fog, the horn of conscience summon us.
Persevere! For we are as one, with poise and be brave Courage,
wisdom, are long with us.
The dawn has come.
Let’s revive our Hong Kong!
Revolution of our time! For righteousness!
Democracy, liberty, wish them long
last here For the glory of Hong Kong.

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香港に再び栄光を

2 件のコメント

  • いつも、深い内容の記事をありがとうございます。
    私は、大学の時は、「ノンセクト運動をお手伝い」してましたが、活動家とは言えない左翼ファン、でした。就職して、「左翼ファン病、治るかな?」と思っていますが、全く治らず(笑)現在に至っております。
     香港の運動の、「自分には損にしかならない(コスパは最悪)。でも、仲間の為、次の世代の為に、戦い抜く」という姿勢、かつての日本の学生運動と共通する雰囲気があって、目が離せませんでした。ネットやTVで関連の記事を探しまわっていましたが、その中でも、下にはった動画が秀逸でした。是非とも見てあげてください。
    https://www.youtube.com/watch?v=2cCY3VAFPvM
    でも、これ、「幸福の科学」の製作なんですね(^-^;

    以前から「日本国内での香港支援運動は、殆どが『中共憎し』の右派・排外主義者の連中」という印象でしたが、それを再確認しました次第です。
     
     香港の運動で、疑問なのが
    「大英帝国の、まさに詐欺的なアヘン戦争で中国(清)から強奪して作った植民地香港」という経緯を、香港の活動家はどう整理しているのかしら? 
    ということです。恐らく、当人達にすれば、当然の前提で、「そんなもん、とっくに整理済みだよ、今更聞くなよ」なのでしょうが、私としては、気になります。

    「虹とモンスーン」のサイトで「香港のプロレタリア民主派」についての書籍が紹介されていますが、この著作を読めば、その辺の事情が少しは理解できるのでしょうか?
    monsoon.doorblog.jp/archives/54504834.html

    ご存知の方がいれば、教えていただきたいです。

  • 左翼ファン様>
    コメントありがとうございます。

    思うに香港の闘争は
    ・課題や運動の本質としての沖縄との共通性
    ・運動論や闘争の経緯における全共闘運動との共通性
    などは、おそらく歴史を知っている者なら誰でも気がつく点であり、今更に私が言うまでもなく、すでに多くの論考で指摘されていることだと思います。
    全共闘は政党政派に属さない、一般学生の運動からはじまり、やがて彼らはノンセクト・ラジカルなどと呼ばれていくことになります。それが全共闘運動の強みでもあり、弱点でもあったのでしょう。それは今日の香港とも共通するものであると思います。

    拡大していく運動の中で、様々な勢力や人々を魅了して糾合していった全共闘。いったいそれは何者か、その本質と魅力は何かという議論の中で「目もくらむような多様性」こそがその本質であるという言葉があります。
    実際、もっとも多様でかつ最強だった日大全共闘には、ブントや中核などの党派に属する者、まったくの一般学生、はては真面目な正義感をもった右翼学生さえ個人として参加しておりながら、一つの「日大全共闘」としてまとまって登場し、現場では互いに仲間として認識されていたといいます。

    「兄弟爬山 各自努力」
    香港における闘争の主要スローガンのひとつです。
    先日に聞いた香港からの留学生のお話では、「(主張や戦術の違いにかかわらず)お互いの足をひっぱらずに協力しあい、各自が自分の考えでやれることをする」というような意味になるそうです。これを聞いて、私は最盛期の全共闘、とりわけ日大全共闘を思い出しました。

    香港の闘争の中には非暴力主義から実力闘争派、左派から右派、独立派から親英米派まで、それこそ「目もくらむような多様性」があるのだと思います。その多様性が混ざり合って、互いの足を引っ張ったり、排除しあったり、批判しあうのではなく、香港民衆を代表する一つの意思として表現されているところが、香港の闘争の強さであり、凄さだと思うのです。

    だから左翼ファンさんの素朴な疑問についても、ひとつのわかりやすい結論に飛びつかず、そういう視点で考えるべきだと思います。

    そこで大切なのは、かつて香港をも支配したことのある旧宗主国の民衆である私たちにとって、その歴史を忘れず、まず自分なりの考えというか芯をしっかりもって、その上で香港の人々の多様な考え、そしてその考えが出てくる背景や理由などに思いをはせ、理屈や論理的整合性でなで切りにせず、そこから学んでいく姿勢かなと思います。

    この多様性と民衆の素朴な意識を理論的に一刀両断して、論理的には反論の余地のない「正しい」意見でまとめてしまうのは、まさに私が学生時代から違和感をもっていた「トロツキスト的な正しさ」であって、その正しさは彼らの長所というよりも、むしろ弱点ではないかと感じます。
    左翼ファンさんへの答えにはなってないかもですが、とりあえず私も素朴に思うところとして書きました。

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